2004年9月18日建築家堀井義博さんと建築あそび
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★★ アンダーコンストラクション ★★
自分としては論理モデルとしてはコレを取りたい。じゃこれの何処がという話なんだけど・・この状態になってから随分経ち
ますよね。ズーット
アンダーコンストラクション・・これはね〜・たぶん
僕のモラトリアム・・わざと というかモラトリアムですね
今日は特別に用意してきたんですけど。以前は大体こんな感じですよ
モット言うと最初はこの説明を無かった。最初は・これは
(各人の説明文)あとで色んな人に言われて入れたんだけど、これも入れたんだ ・・
これ
サイバーメトリックが人気が出たのは五十嵐太郎が日記を書いているからっていうのもあるけど。俺ね・たぶんここれ
(各人のロゴ)で人気が有ったんだろうと思っている。これは
僕にとって都合のいい解釈なんだけど、これは何かというと、
一つには個々がバラバラで統一性があると言ったけど。
それについて考えたときに、二つの・・ラインがあって、一つは有名な
レムコールハースの
囚われた地球の都市・・あのマンハッタンの概念をコールハースなりに解釈した漫画ですけど
マンハッタンというのは
グリッドで町が分けられていて、その
ブロックの中に独立した島が在って、
その中で自己完結している限りにおいては、何でも自由にしろ・・ドウモそういう風にマンハッタンは成長してきたらしい。だから隣のビルと、自分の違いを強調しているかのような・ありとあらゆる実験が繰り返された結果、が 今日のマンハッタンだと。
で、カツ
これを可能にするこの仕組みがあったんだと。
1978年の段階でコールハースはマンハッタンを表現した・・確かにある一定の時期まではマンハッタンには個性的なビルが一杯在ったんだけど、
臨界点に達すると あそこは・・べつに面白くもなんともない・・
ここに 例に挙げられているのはいろんな例があるんだけど、ここに
リシスキーがあったり、
マレービッチがいたり、
コルビュジェがあったり、
ルドルフシュターナーだ・・これがまいいや・・これはダリだね、ここにこそっと
コールハース自身があるけど。コールハースというよりはベルリンの壁ですけど
松田
真ん中の地球は何を意味しているんですか
h:何を意味しているか・・要するに「
地球がこういう欲望を実現するための 図式と方法の見本市会場になってますよ」ということを言ってます。この絵のタイトルが ザ・シテー・オブ・ザキャプテイブ・グローブ ・・
地球が都市の欲望に囚われている・・囚われていると
松田 欲望を・吸収するような
h:囚われという意味なんだけど・・
地球の全表面 陸という陸は この方法でやっていくと、ありとあらゆるモノをサンプルとして並べておけば成り立っちゃうじゃない・・これはあくまでマンハッタンに限った話なんだけど、
でも、これは
シベリアの端から南極まで それで網羅出来てしまう方法論でしょう。
それより強靱な都市計画はありますか・・コールハースはこれを褒めているというよりは・・どっちかというか、
皮肉を込めてますよね。
資本主義がこれを可能にするに。、要は投資する金が有ったらここの欲望はドンドン肥大して行く、かつ実現もドンドン出来る
例えば
更地というのも在るんですよ。こうやっていね。金があったらマンハッタン全体をモデルにしてミニチアをこの上に載っけることが出来る。それから
地球を載っけることも出来る。こいつとこいつを
組み合わせて載せることも出来る。
基壇をくり抜いたやつもありますよね。・・コールハースがこの絵を描いたのはどっちかと言えば礼賛しているというよりは、何だろうな〜・・
資本主義の大馬鹿野郎の大万歳 という 自爆系アイロニーなんだと思うんですけど。
このモデルが指し示しているマンハッタンの論理は僕に取って参考になる。「
グリッドを分けて、方法を明確にすればバラバラに成れる」。かつ 「
バラバラな連中が隣り合えば合うほど、違いが強化される」とうのは
ここから学んだ。
サイバーメトリックは実は
シテー・オブザ・キャプテイブ・グローブの
ロジックで一つは出来ている。・・一つは・・もう一つさっき言ったけど
バラバラであっていいけど、見た目の統一感が欲しいといいましたよね
これは見た目の統一感, ルールの上での 統一はあるんだけど、見た目の統一感はここからは絶対得られない。ぼくは何に統一感を求めたかというと、
webが平面というかPCの上に再現される2次元だったことから、・・良い例じゃないんだけど。こういうのを見たことありませんか・・
文字のサンプル帳みたいなフォントの・
・色んなタイプの書体が一頁にビッシリ敷き詰めたあってソレゾレみんなバラバラなのにページ全体としてはちゃんと出来ている。
あれは こういうデザインをする人がいる。個々の書体をデザインする人はそれはそれでいます。だけどバラバラの文字を集めて見本帳というものを作る デザインをする人が居るんです。
ウンツ・シュレヒト ウンツデザイというドイツ語ですけど、記述とデザイン・・書くこととデザイン。この
ウンツというここの固まりをここと代えると絵は変わるちゃうじゃないですか。
バランスが良いか悪いかを その人達は見るんですね。
黒の量と白の量の配分とか空きがどうこうとか・ランダムに並んでいるように見えて実はこういうものを専門にデザインでやっている人達が居るから。これは
バラバラを統一的にするデザインなんです。デスプレー系ですけど
松田 だれがやっているんですか
h:グラフィックデザイナーだよ。これはこういうサンプルを探していて・・
サンプル帳を買えば載っていると思うんだけど。レタリングの入門書に載っているよね〜・
・あれを僕はイメージした。それでモノクロなのかというと・・それで
モノクロは僕のなかで当時ブームだったってのもある・・モノクロは情報量は多いでしょう・・というそれがあって・・
もう一つは
カフェですね。カフェ文化は僕の中ではヨーロッパの中のもの、大人のもの、
大人の文化というイメージがあった。変な色気を出すよりは、こういう抑えめの、それと主張しない限りは ただ並んでいるだけにしか見えない。そう言われて見れば、纏まっているように見えるような・・そういう感じのものが欲しかったんで・・そういう理由で・・
ぱっぱと終わると思っていたのに・・ながーく 成っちゃったんですけど、
カフェ・・バザール・・製図室ですけれど・・・・
え・・そういうような事をいろいろ・・・・
内容がありの
仕組みがありの・・その
全体がこうであるという。自分なりにその
三種を並列的に捕らえるんではなくて、自分のなかで内容から構造にいき、構造から逆に内容に帰るというような、その
反復のなかで自分なりにつくったものです。
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