ことば悦覧in東京2010 春版 記録集 佐藤敏宏 刈谷悠三さんに聞く 2010年5月8日 晴れ新宿御苑 (生い立ち 01 02 03 04 05 06 07) (本を作る08 09 ) (RAJについて10 11 ) その02 佐藤:驚くね!しぶとい烏だね。それで マンガ スペースゴルフの話ですけど 刈谷:スペースゴルフっていうのは、 佐藤:宇宙烏に! 運ばせる 刈谷:ふふふふふ、小惑星の一つずつに、ゴルフのコースが在って。そのころちょうど理科か何かで無重力状態で打つとそのままずーっとふふふ 佐藤:どこかへ宇宙の果てに行っちゃうね 刈谷:たぶん 習ったばっかりで。 佐藤:隣の惑星に行っちゃうと 刈谷:隣の惑星までめがけて打つみたいなはははは 佐藤:なるほど スケールでかいね!スタートはそれで マンガには起承転結があるでしょうから ゲームには それは無い? 刈谷:連載ですたぶんA4一枚に一枚に一ストーリーって感じで。たぶん本当のゴルフって18ホールとかだと思うんですけど。たぶん同じぐらい18枚ぐらい描いて 佐藤:18の惑星を作って 刈谷小惑星を作ってね 刈谷:ふふふふ例えば砂漠の小惑星とかバンカー小惑星とか、水の惑星とか 佐藤:キャラクターは居るんですか?ちゃんと 刈谷:あ キャラクターは全然居なくって、たぶん絵もゴルフの 佐藤:クラブだけ 刈谷:クラブだけ 佐藤:人間居ないんだ 刈谷:ふふふ 人間なし 佐藤:小学生の刈谷は人間不信! すごいマンガだね、本当 刈谷:はい、たぶんその 佐藤:ゴルフの玉とクラブがあって 惑星があるだけと メーンキャラ無いと 刈谷:キャラ無い。黒バックで星だけあるみたいな 佐藤:凄いね〜 刈谷:ふふふふよく分からないマンガを描いてましたけど。それは 佐藤:出来上がったマンガはみんなに見せていたですか 刈谷:みんなで見せ合いっこして 終わりって感じでした 佐藤:見せ合いはマンガクラブの中だけですか 刈谷:クラブの中だけでしたね。別に発表の機会とかまったく無く。「どういうの描いているの?」って言って見せ合う。 佐藤:他の人はどんなマンガを描いてたんですか 刈谷:みんなはたぶん格闘マンガとか 佐藤:スポコンとかラブストーリーは無し 刈谷:ラブストリー無しです 佐藤:小学生じゃ〜ラブラブ分からないか 分かるでしょう! ふふふふ 刈谷:その頃ちょうど三国志が流行っていて (絵ネットより) 佐藤:人形劇の三国志 刈谷:人形 三国志がNHKでやってたというのもあったり、横山光輝の三国志60巻でしたっけ? 図書室に有ったので。それを回して読むっていうのが凄い流行っていて。でたぶん三国志系の武闘マンガみたいな、そういうのをけっこう描いていた。 佐藤:マンガ描く少年だったんだ凄いね〜 刈谷:ふふふふ、マンガは描いてました 佐藤:マンガで 本も作ったんですか?冊子も 刈谷:冊子は作ってないですね、1頁ぺらをファイルしていた 佐藤:18頁になるんだね 刈谷:だからふふふふふふふ 佐藤:誰にもマンガ表現は 指導されず 刈谷:全然、もう小学生だけで 佐藤:描くのは得意だったんだ 刈谷:まあ上手いかどうかは分かんなかったんですけど。描くのは好きでしたね。 佐藤:スペースゴルフにキャラ居ないのは良いとして、他のキャラは何か描いてたんでしょう、友達とか先生の似顔絵とか 刈谷:何か人物とかあまり描かなくってどっちかというとロボットとか。宇宙船とか 佐藤:あの当時のロボットはなんですかねガンダムじゃないよね、宇宙戦艦やまとか 刈谷:どっちかというと藤子F 不二夫 系の 佐藤:ああ ドラエモンですか 刈谷:ゴンスケ みたいなのとかふふふふああいうのとか。アキラとか大友克洋のあれ結構青年マンガとして、小学生が見るには早いって感じだったんですけど、こっそり見て (絵ネットより) 佐藤:福島ではジャズ喫茶で大人が読んでたよ、高島団地で何か不思議なことが起こる 刈谷:ははははそれ童夢ですふふふふふ。まあそういうマンガを。テレビゲームやらないのと同じように少年ジャンプとか買ってなかったんで。凄い 佐藤:アキラってモーニングとか週間マンガ本じゃなかったの 大人の読みものじゃない? 刈谷:だから単行本です、読むとしたら 手塚治虫とか藤子不二夫とかと 大友克洋とか、そういう 佐藤:大友さん大ブレークしたあたりだな 刈谷:そうですね。童夢描いて、アキラがたぶん三巻ぐらいまで出たところで。アキラが良いなと思ったのは、本屋で単行本が凄い大版で凄い 蛍光色みたいな、派手な色を使っていた。でなんかアメコミみたいな 単純なアルファベットだけの表紙で、色も何か 佐藤:従来のマンガ本らしくなかったんだ 刈谷:そうそう、という、何か装丁にすごい引かれて、しかも凄い分厚くって。 佐藤:小学生でね〜 大人の装丁に反応してた 刈谷:これ面白いんじゃないかな〜と。そういうのを読みつつ、マンガ少年。松島とか藤井ちゃんと比べるとマンガ少年じゃないっていうか。偏ったマンガ少年。偏ったのも 兄姉が。兄姉いるんですけど。兄が今音楽関係の仕事してんですけど。だから音楽結構持っていたんです、洋楽から。 佐藤:自分で演奏するとかでなく 刈谷:どっちかというとレコーディングエンジニアですけども。音楽CD けっこう持っていて、ヒット曲とかみんな買っているんですけど。それは全部兄貴が持っているから、僕は違う方向が良いんじゃないかな〜とふふふふ持っているんで。同じ部屋だったんで。それ借りて聞けばいいと思った。だから小学校のときに喜多郎って 佐藤:シンセサイザーのね 刈谷:ああいうのがやたら好きで丁度シルクロードをやっていた時期なのか。 何かで見て凄いいいなと思って。喜多郎 とか凄い熱い 佐藤:もう既に大人の趣味だね 刈谷:大人のというか隙間を探して行こうっていうこと必死で 佐藤:隙間ってどういうことですか 刈谷:兄貴が持ってないものとか友達が持ってないものとか 佐藤:喜多郎は小学生は持ってないでしょうふふふふふ 刈谷:うふふふふ 佐藤:当時は 大人が聞いてましたよね 刈谷:でも凄い良くって、もうヘットフォンでずーっとみたいなはははは 佐藤:環境音楽ぽいところもあって 気持ちいいもんね 刈谷:だからゲームを持ってないっていうコンプレックスが結構有って。で逆に妄想することが多くって。逆にゲームは持っていないけど、ゲーム音楽のCDを買ってしまうとか。そういう流れで喜多郎とかもあったりとかもして。基本的にサントラがやたら好きで。何時もボーカル無しのインストばっかり聞いてた。 佐藤:テレビゲームの音楽もオーケストラ使って本格的だものね 刈谷:そうそうオーケストラ使って 佐藤:このチープなゲーム絵 にこの豪華な音楽か〜とドラクエなんかCD凄く売れたものね、すぎやまこういち だっけ 刈谷:そうです、すぎやまこういち です 佐藤:ゲーム音楽で 荒稼ぎしちゃった!かんじだよね 刈谷:ははははは。どっかというとそういう子供だった。マンガはジャンプ系じゃなくって、藤子不二夫とか大友克洋とかを見つつ。スペースゴルフ描いちゃったり (中学生の頃) 佐藤:小学校はそういう子供だったと。 それから中学校はどうだったですか 刈谷:中学は一応部活入ったんですよ。軟式テニス部 佐藤:運動駄目って言ってたのに!ですか 刈谷:うふふふふ、運動だめだったんですけど。とりあえずちょっとみんな運動部に入っているし。 佐藤:3年間みっちり部活したんですか 刈谷:3年間やったんですけども。もともと校庭が、山の上の中学校だったんですけど。校庭が狭くって。テニスコートの土地はあまり確保出来てなくって。女子テニスと男子テニスが合わせて一面しかなかったんですよ。だから毎日交代・交代で使っていて。で、コートが使えない日はアスファルトの上で打ったりとかするっていう。 佐藤:一面じゃ〜 ほどんどmyコート回ってこないよね 刈谷:そうそうしかもそのとき人数が20人ぐらいいたと思う。コートに入るのも4人しか入れないんで。全然順番回ってこなくって。基本的に喋っている ともにはははははははふふふ 刈谷:日蔭で喋っているっていうイメージがありますけどはは 佐藤:男・女で1面じゃ、そうなっちゃうよね 刈谷:それもあんまり運動したって記憶がなくって 佐藤:ひたすら山を走っていたとかですか 刈谷:山は足ってました。六甲山の中を走りました。球技はだめなんですけど、走ったりとか、ずーと歩いたりとかそういうには得意だったかもしれない。 佐藤:天狗タイプだね! 平らな所は飽きちゃうんじゃないの 勾配きつくないと 刈谷:そういかもしれないふふっふ。今だから自転車がかなり好きなんですけど。それもそいう所で球技をやらずにずーっとしこたま走っていたっていうのが関係しているのかもしれないです 佐藤:今日も家から新宿御苑まで自転車ですからね。30分ぐらいですか 刈谷:30分ですね 佐藤:御苑に30分 近いね〜!健康的だな〜 刈谷:東京 自転車で移動すると 意外と狭いんで、 佐藤:この新宿御苑 当たりは高いでしょう 刈谷:僕が住んでいるのは小田急線の祖師ヶ谷大蔵の方なんです、そこからだと甲州街道は平らなんです。だから新宿に出るのは結構楽なんですけど。渋谷とかはやっぱりアップダウンがかなり有るんですよ、ちょっと大変ですけど。 佐藤:渋谷だからね。中学時代は六甲山を走り回って、ほどんどテニスのコートには立たず球技らしことはやらずと 刈谷:ふふふふ (高校 阪神淡路大震災に遭遇す ) 佐藤:高校はどうだっんですか 刈谷:一応テニス部なんです。丁度中学3年生の1月の17日に阪神大震災があって。1995年 佐藤:凄い揺れたのを体験したんだ 刈谷:揺れました揺れました、震度7 佐藤:宝塚には宮本さんのゼンカイハウス 刈谷:ほんとう ゼンカイハウスの、当たりも活断層が走っている所なんですけど、それの山の上だったので、かなり揺れました。 (絵 ネットより) 佐藤:六甲山ってヒマラヤみたいに 日々 天に昇って伸びていく予定なんでしょう!今後も 刈谷:ふふふふ。実際何十pか変わったとかよくわ分からないですけど 佐藤:中学3年生の1月17日に大地震の遭遇したと 刈谷:で幸い家は壊れなかったんですけど、家の中の物はかなりひっくり返って、ピアノが動いたりとか。 佐藤:家族の人 だれも怪我はしなかったですか 刈谷:怪我はしなかったです、怪我はしなくってそれはよかったですけど。 佐藤:インフラは直ぐ復旧したんですか六甲山あたりは 刈谷:いやいや、最初ガスは灯いててたんですよ。電気は直ぐ停電して。ガスは 15:05 その03へ |