2010夏 ことば悦覧 in うるとらまんchin々 (仮想領域 大坂・京都) | |
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井口純子(いのくち・すみこ)井口勝文(よしふみ) 「こんにちは ! TERAUCHI+八賢邸」を語る 第 1章 新聞作る 「こんにちは ! TERAUCHI」を語る 01 02 03 第 2章 井口夫妻 「八賢邸を語る」 01 02 03 04 第 3章 いろんな話 05 06 07 08 09 こんにちは!寺内新聞 補足 10 第 4章 井口勝文 生い立ち と純子さんとの出会い 11 12 13 |
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第3章 井口勝文 こんにちは寺内 新聞 補足 10 | |
佐藤:はい始まり 寺内新聞下心編 ふふ ははは 勝文:これはね、コーポラティブやったこととは全く違ってね、高い志なんだよ 佐藤:なーんだー。ここだけ原理主義じゃなくって 勝文:こっちは志主義だよ あはははは 一同:あはははははは 佐藤:どういう志なの 勝文:それは、まちづくりは みなさん少しずつやってるからね、これをね、ワーッとみんなに知らしめなきゃいけない、と 佐藤:広報しないとね 勝文:広報しないといけない、と。で、広報誌がないから それをやろう、と 佐藤:そこで妻の 力を借りた 使ったわけね 勝文:うん 佐藤:嫌な奴だね 共同でね〜いいね ははははははは 佐藤: 志高くねー ふふふふふふ 勝文:ふははは ほいで出したの そしたらやっぱりみんながね。それとその当時ね、これすごく中心になってた 佐藤: フリーペーパーっていうんですけど 勝文:今フリーペーパーって言うね 純子:あーそうなんだ 勝文:うん、で、みんなに配ってね ほいで あの 佐藤:3000軒配ったそうだ から すごいなと 思う 純子:うっふっふっふっふ 佐藤:編集会議はどこでしたんですか 純子:ここで した 佐藤:印刷は印刷屋で、初めにて聞いたから 純子:うんそうね 佐藤:今月のテーマ何しようかとか どういうタイムスケジュールだったんですか 純子:月に1回ずつだったんじゃないの 佐藤:そうすると じゃあ、月末発行でしょう 純子:そうですね 勝文:月1回だった 純子:月1回。最初は。8、9ってあるもの 勝文:あーそうか 毎月 編集会議やってたんだ凄いな〜 純子:毎月やってた。うふふふふ ははははは 佐藤:だから ジャーナリズムなんですよ、これが。 勝文:すごいよ。これはもう うちのカミさんの仕事ですよ すごいよこれ もうとにかく広告取ってくるんだから 佐藤:凄いです この作業と プロダクトされた新聞の数 お父さんの志はすでに乗っ取られたんじゃないすか 一同 爆笑 勝文:違う違う違う 最初からかみさんに 佐藤:乗っ取られたんじゃないの〜カミさんに 純子:違う違う これはね、あのー昔 堺に住んでたんですよ 佐藤:ええ 純子:堺の新金岡に住んでた時に、「こんにちは」っていう新聞が出ててね 佐藤:こんにちは 好きなんだ 純子:いえいえ。それがとっても良い新聞だったんですよ 勝文:それで 市会議員になったけどね。その編集長がね 佐藤:あー 編集者が市会議員にね 女の人だったの 純子:男の人 佐藤:男の人なの、こんにちは 勝文:すごくいい人 今でも付き合ってる 佐藤:その人もインタビューに行かなきゃいけないね 純子:あ そうですね うん。それで、その新聞が頭にあったから、ここに来た時に何もないから 佐藤:あ モデルはそれなんだ 純子:そうなんですよ 佐藤:なるほど 純子:「こんにちは寺内」っていうのを作ってもいいですかって言って聞いたことあります 勝文:こんにちは!って名前もらっていいかどうか 佐藤: 断りを入れるところが アーティスト、表現者だよね。なるほど 純子:うん。それで「いいですよ」って言われて 佐藤:なんで こんにちはって分かんなかった その話今になってわかりました。 純子:うん、そーなんです。で、これをしましょうって言って。 佐藤:ここで新聞作りをしましょうって 寺内くっつけて 純子:うん。で上の奥さんがね、ちょっと教育熱心なクリスチャンでね。まちづくりも興味ありそうだから、じゃあこんなのどうですかって言って 、話して 、そうですねしましょうかって言ってくれて 佐藤:やーみんな それはさ、ハジいた方が良かったっすよ、やっぱり。一人。 勝文:そう、ハジいて後に入った人なんですよ 一同ふはははははは 佐藤: 、動物的勘が 大当り〜ってんすよ 勝文:あははははははは 佐藤: そのハジいた人の良いところだけが膨らんでるだけであって 純子:こんなの見てると 本当に30年経ってこ〜ね考えると、ご縁があって、この街に住めて、そしてご縁があってこういうことに 佐藤:ハジいて 代わりに入った人が新聞の編集 やってくれたんですよ、それでいいんです 純子:うん 佐藤:もう予定、予定通り。アンタは偉い ハジく裁量ももやっぱり必要です ね〜。それで編集会議を月1ってことは、印刷は1週間くらいかかったんですかそのときは 純子:うん。どうだろ 1週間 佐 藤:取材はどのようにしてたんですか 純子:取材はその折その折で 佐藤:その折で。テーマは今月これしようで行き当たりバッタリでは10年続かないですよ 純子:うん。そーですか 佐藤: ふっふ 純子:うん。で、写真なんか撮ってってもね、自分の子供 勝文:場当たり的だよね。 純子:うん。場当たり的 佐藤:場当たり的なんですか 勝文:その時ね、道路問題ってのが結構あってね 佐藤:じゃ山口でさ、俺これ全部見るの時間がないので、お前これ全部見て、テーマがどういう風に移り変わっていったかを調査してください 勝文:そりゃー大変だよ 純子:それは大変ですよ 勝文:それは大変だよ 佐藤: 設計やるよりこっちの方が大事な仕事だよ 山口:ははははは 純子:えーっとね、もう10月 3号でね道路問題ってのが出てきてますよ 佐藤: 全部中身 しらべて 山口:だから 佐藤:やれよ 俺の代わりに 寺内新聞 持ってったらダメだから、全部コピーして 会社のコピーがあるから 勝文:そりゃコレ見るの、これは大変だって、こんなのは 佐藤:大変じゃないって よく歴史とか言いますね お父さん 勝文:え ふふふふふ 佐藤:それ イカサマですよ。だからやるんですよ 勝文:やる 佐藤:だって歴史が ここに新聞で残ってんだもん 勝文:この街の歴史 純子:この街の歴史 佐藤:遠い場所の歴史なんかどうでも いい この町の これが歴史ですよ 純子:笑っちゃうわ 佐藤: 歴史を 調べると 他者もみんなで共有できるように分析せえや〜 純子:「少年野球チーム、寺内メッツを尋ねて」なんていうのがあるわね〜 山口:うーん 佐藤:何がテーマで、どう進展していたか分析して、博士論文 勝文:みんな 街をつくるわけだから 佐藤:勉強やってる 研究者にやらせときゃいい か 勝文:結構ね、材料もあったんだ 佐藤:これ1年かけてやれ 山口:1年 佐藤: 1ヶ月でできねーよ 山口:ふっふっふっふっふっふ 佐藤:定期的にやらなきゃダメだよ 山口:こんにちは寺内の分析・・ 純子:うふふふふふ えー分析されるの 佐藤: 定期的に出してるとは、ジャーナリズムだからね。 新聞と同じジャーナリズム だから 勝文:無理だよね、これだけ 佐藤:これ3000部出して、1万2000人で通読してたんだよね 1部100円でな、印刷代。 純子:え、30円ですよ 年300円ですよ 佐藤: 印刷費 勝文:印刷費だよ 純子:あー印刷費ね 佐藤:原価100円なのに30円で売ってんだ 純子:ミハラ印刷ってね、新大阪の 勝文:会計報告もしているよこれ 佐藤:見せてください こんにちは 寺内新聞を調査しようよ 勝文:こんなかに入ってる 佐藤:ほーら おいおいまちづくりの歴史があるよ、ちゃんと分析して 勝文:みなさんに協力してもらってるからね 佐藤: そういうディテールが分かんないから 説得力がねーんだって 山口:できるか。。ディテール・ 佐藤:鉄工所の社長に はそんなこと出来ない と言わないでやる 山口:ちょっと・・ 佐藤:やる気なってんじゃん 山口:いやいやちょっと 佐藤: これできなかったらね、ダメだと思うよ。 勝文:ふふふ 佐藤:で、やらせなかったら 歴史が無いとか言っちゃダメ 勝文: ははは 純子:ふふふ 佐藤:すごいな、山口 コレ来たぞー みたいな 勝文:確かにこれを分析するだけでね、ドクター論文書けると思うね 佐藤:それで、70年代のまちづくりが、軌跡が具体的に可視化できちゃうから 山口:だからその難しさを、僕は今 嗅覚で嗅ぎ取ってる 一同笑う 山口:ドクター論文書けるって先生言っている 佐藤:お前 難しいとか言うから 勝文:ふふふふ ドクター論文書けるって 佐藤:書けるに決まってる 純子:はっはっはっは 佐藤:論文何個も書けるよ 勝文:ふふふ うん 佐藤:原本 材料が有るんだからやるしかないよね山口さんは 純子:そう、まちづくりの研究の安田先生とかね、来て 勝文:阪大の先生なんだけど 来てましたけどね 佐藤:ずーっとこれだけ取り組んで、4、5年かかると思う 勝文:無理かー 山口:凄いですね本当に、無理ですね、もうホントに 佐藤:ホントにじゃなくて、だから1人じゃ無理だから 山口:道路問題 佐藤:だから道路問題の論文書きたい奴と フリーペーパーの歴史を書きたい奴 5、6人で来てみんなでさ、集まって読み込まないと 誰を選ぶかっていうのは山口さんの能力が露骨に表れちゃうんだけど。俺は知らんけど 出来なかったら俺が笑って お前ってバカだな ほんと人見つけるの下手だね言うよ 自分の脳みそ見られちゃうんだ 山口:ドンドンプレッシャーかけますね。 純子:あははははははは 勝文:エライ人に見入られちゃったもんだな〜 一同:あははははは 佐藤:ははは でも勝手に付いて来た来た アシスタントだから 一同:あははははは 佐藤: その方がいいと思いません 日本設計 一本一本キャド使って描いてても こんな内容は絶対学べないよ 山口:そらそうですよ 勝文:そらそうだ 佐藤:定年になり 60年掛かってやっと これが分かるんだよね。3年くらいかけて分析した方がいいんじゃないの。おまけに手書き広告だよ 純子:ね 佐藤:これ、お父さん 井口さんが描いてる 会社のマークかなんか全部手伝ったんでしょ お父さんが 勝文:うんそう。そうだよ〜ふふふふ。 佐藤: 整理部、新聞じゃ整理部っていう 記事の並べ方。あとこう、、見出し、最初のリード文とかこれ誰決めたの 勝文:僕とカミさんです 佐藤:二人 共同作業 勝文:カミさんよくやってますよ 山口:ふーん 勝文:僕がイラスト入れるくらいで 佐藤:なるほど。ほらー 井口さん まちづくり新聞を外注しちゃってさ、妻に。 一同笑う 佐藤: 自分はこれできないなーと分かるところがすごいよね。ね 勝文:ふふふふふ広告取ってこなきゃいけないからね、カミさんはね。 佐藤:広告もあるんですかそれは 勝文:カミさんがね、取ってくる 佐藤:ヒドイ奴だな 広告も取らしてきて 勝文:いや、これが上手なんですよ、ウチの嫁さん 僕とても できないね〜 山口:毎回 出してくれてる広告のお店の人、毎回違うんですね 純子:そう、違うんです だから出せそうなところ、いつも出せるところとね、出せないところと、大きく出せるところと分かるじゃないですか 山口:うん 佐藤:これ 新聞って書いてあるんだな。 新聞だからね。それで新聞だな。これここ新聞て書いてあるでしょ 山口:あ、ほんとだ 寺内新聞 佐藤:これ、定期的に、一ヶ月に一回出してる 新聞なんですよ 純子:あーそうですか 佐藤:新聞て毎日。ジャーナリズム、毎日出さなくていいんですよ 勝文:うん 佐藤:ジャーナリズムてのは定期的に同じ形式で成果物だせれ 出し続けるってのが ジャーナリズム、イズムだから ジャーナリズムは観察心が要る 記録し続けて それで プロダクト コレなんですよ 純子:ふーん 佐藤:でもね、自分がやってることを、観察して、記録して、可視化してる 勝文:しかし、こういうのの強みってのはよく分かった これを出すということだけでね、なんかこう、、地域のね、井口さんとこは、みたいになる訳よね 純子:もうそれだけでね、なんか有名になっちゃうんですよ 山口:ふん 勝文:それで彼女にね、市からね、教育委員会の 委員になったり 佐藤:パブリックな行為活動 だもん。みんなの仕事を個人がやっているんだから 純子:でもね私はね、本来絵描きですよね 佐藤: いいんですよ 新聞を出した画家なんだから 純子:私は絵が描けないから新聞をやってたんですね 佐藤:退屈しのぎで ワイワイガヤガヤ笑う 純子:私は嫌だと思ってね 佐藤:子育てで絵が描けない 純子さん退屈でやってたら こんな凄かった 、それを隠しちね こんなん役立つ新聞ができるんだよ プロの 知識者は何やってんの 俺が勝手に文脈を付けたんだけど 専門家のジャーナリスト批判になっちゃうんですよ。分析すると たぶん 勝文:うーん、うんうん そう 佐藤: ものすごい強いですよ 純子:これだけでね〜みんなから 声掛かってくるんですよ 佐藤:分かるでしょ町内新聞の効力 勝文:びっくりした 純子:ね 佐藤:新聞作ってる時に そんなの考えて作ってない 純子:考えないですよね 佐藤:俺が突然 35年後に来て聞いたから あーそうだったとね 勝文:うん 佐藤:再発見してる 自分たちの行為をね 勝文:そうです そうです 佐藤:テープ起こしも大変だけど、寺内新聞内容分析も 大変だな 山口:大変ですよ 勝文:ははは 佐藤:普通だよね。 「南無阿弥陀仏」て言えばいい お母さんの教え もあったじゃん今 純子:もう最後は 「南無阿弥陀仏 ナミアミダブツ」で終わる 佐藤:悩んでたら「ナミアミダブツ」って言っちゃえばいいんですよ 勝文:無理だなー ははは 佐藤:ま、やっぱり2、3年かかるよ。 山口:61号・・67号・・88年・・あ、ここからなんか 純子:そこから違って、フクシマさんていう人に。私が病気になってから編集室をバトンタッチしたんで 佐藤: 日本設計で、レンタルコピーを借りて ここに置いといて 毎日コピー取って 山口:はははははは 日本設計でレンタルコピー あ、さようなら号ってのがある 67号 純子:そうです。 佐藤:だからま 一年ちょっと、1年1ヶ月くらいで、ま1年半でこれを全部みんなで読み込む、と。まず研究会をやる、と。こんにちは寺内新聞研究会ってやろう 勝文:またまた はっはっはっは これ乗ったら 大変だな〜 佐藤:やり方教えないとやれねーからな? 山口:どーしようかな・・もう・・ 勝文:大変だって、そんなん 山口:でも大変ですよね、たぶん 勝文:いつでも貸しますよ 山口:んふふ でもほんとなんか、佐藤さんマジですからね 勝文:マジかな 山口:マジですよ、あれは。ははは ふー 勝文:お腹空いたでしょ お昼 純子:そーめんとかなんか茹でましょうか 勝文:お昼、外で・・ 純子:素麺たべる 外で食べる あそこのカレー屋行く 勝文:うん。カレー屋に行こ インドカレー屋があるんだけど。インド人がやってる 山口:インド人がやってる 勝文:うん 山口:これでも一回整理しないと 純子:え 勝文:うん。 山口:順番が結構 勝文:そうそう 山口:途中からこうなってて 純子:あ、そうですか。随分昔のことだから。 勝文:佐藤さん、近くにインド人がやってるカレー屋があるんだけど、そこ行きませんか 佐藤:今何時ですかね 勝文:1時半 佐藤:じゃあ、もう腹減ってダメですか もうちょっと聞きたいんです 純子:はい 勝文:あー大丈夫です 佐藤:えーっと じゃあ 第四部 生い立ちをお聞かせください その11へ |
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