2004年3月27日 石川初さんと建築あそび記録 remake版 2021 
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■ 枝垂れ飾り


これはよくある商店街に、枝垂れ飾りと呼ばれている桜の造花が一番有名ですけども、これも色んな種類があって、僕は「分類して学名を付けたいナー」とかねがね思っているんですが、前は青いのが入ってまして、スッキリしたピンクが主流だったんですけど、最近黄色が入ったウォームピンクのやつが出て来て、こっちの方がなんとなく、ボリュームが大きいというか豊かな感じがするですが

秋になると紅葉したりする会場笑い
下手な役所の人が「なるべくメンテナンスしたくないから大きく成らないんで、花も咲くし、ハナミズキなんか植えてくれ」なんて、ひょろひょろな街路樹が植わっているより、よっぽど僕はこっちの方に季節感みたいな感じるんですけど。というのは取り替えている人が居るわけで、公共の並木よりも商店街の人達の息使いみたいなものをこっちの方に感じてですね・・僕はどっちかというと商店街の植物としてはこっちの方が好きです. b会場 爆笑


売っている処を見付けましてですね、買ってきて分解してみたんです。 会場笑いこれが一つのユニットになっていて、それが10束でさっきのやつなんで、その10束がさらに色んな枝について、華やかな様子を出している。
 









2004年3月27日夕刻
石川初さんと佐藤2ショット








神山町の暮らしの風景図鑑をつくる

ここに針金が通っていて、これがストローみたいになっていて、これをスカと絞るだけで こういう花びらになるという。スゴーク大量生産がしやすいように考えられています。これを絞りとか・・いう呼び方があるんですね。こうやってバラしていくとこういう状態になる。数えだす石川       

12弁。桜は普通5弁なんで、これは植物学的には破綻しているんですけど

一応 春用と夏用と秋用 会場 爆笑 夏は笹の葉をあしらったような、で爽やかな青とか入っていて。秋は紅葉。春は一寸ここが切れ込んでいて、桜の花びらの感じがしていて、秋は尖っていて紅葉
佐藤:全部一緒なの
構造は一緒なんだけど切り方で少し雰囲気を変えている。芸の細かいところなんです
 
今の枝垂れ飾りというのは実は・・古くから日本の農家で行われいた繭玉に原型があるんじゃないかというふうに思いつきまして、しばらく繭玉のことをいろいろ調べてみましたらですね。これは東都歳時記 という江戸時代の東京案内みたいなやつの中に、こういうのを見付けまして非常に嬉しかったんですが
 
繭玉っていうのはこうモノを作って小正月に畑とか田圃に刺すたんです。ものが実っている様子で、これから「お前らこういうふうに成れよ」という民間呪術的なイベントだったのが、都会に出てきて縁日とかで売られて縁起物になったんだけど、江戸時代に既に小判の偽物とか、こういうモノがくっついて農村での豊穣というのが貨幣の豊穣みたいなものに、ラッキーネスに変わって行ったという
 
 これは奈良県の西大寺というとこなんですけど、お正月になるろ先祖返りして繭玉バージョンが出てくるんですね。豊であってくれというサインでもあり かつ花の下で賑わいがあるという 花見とかに結びついているじゃないかと いうような感じがしました
 
これは立川の駅前で香港フラワーの紅葉は非常に綺麗で毎年秋になると僕は見に行来ます会場 わらい 街路樹があるのにそれより高い位置にコレを入れているというのが 割と僕は好きですね・・


これも立川   

れは品川区ですね。色んな季節が一辺にあるとう、マルチシーズナルバージョン
  
これは千葉の方ですけど・・銀色を使って一寸未来的なバージョンです
会場 笑い

これは日暮里の方だったかな、夏ですね。半透明の青を使っていて凄く爽やかな感じがした。

これは大阪なんですけど、黄色から緑のグラデーションになっている
 
これは奈良の駅前なんですけど、夏バージョンで まともに植物のふりをしているという非常の珍しい種類です
 
これは戸越銀座かな。笹のふりをしたやつにツバメのシルエットが入っている、一寸凝ったやつです

これは 九段下の駅で千鳥ヶ淵の花見客でゴッタ返してですね。なかなか花見に来た人が地上に出れないので・・そういう人達の目を楽しませる為に、「コレでもどうぞ」 会場笑い「駅員さんがまずは偽物の桜を・・・「それはお前違うだろう」・・逆に駅員さんに僕は親近感を持ちました

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