2009年8月2〜9日 ことば悦覧in京都 記録集    home 

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   松島潤平さん 8月09日 am11〜 晴れ  デザイン・ヌーブにて

 その  01 02 03 04    (漫画建築 05 06 07 08 )

 その04  

(ブログやツイッツター)

佐藤:アパート3軒となりのアトリエ事務所に働いている人が目の前に現れてと。独立系建築家の情報が少ないので、今はブログとか、一杯あるからね。
松島:当時は無かったですよ。

佐藤:ブログは3年ぐらい前からかな
松島:僕の日記ってブログって言われてますけど、ブログっていつもり、まったく実は無いんです。
佐藤:コメント欄などないんだっけ
松島:そうですね、僕自分でHTMLで作っているんでブログのフォーマットなんか全くない単なるホームページです。だからコメントとかうるさいからいやだし ははあは
佐藤:そうだよな〜 俺もブログですって提供してもらったことあるんだけど 2〜7日やってイヤナになった。ほっとくと自動でトラックバックもの凄く付いているし!これは気が狂うわ〜
松島:読者を想定しないための、あれですね

佐藤:民主主義の道具、パブリックな問題をみんなで語るっていうためには ブログはすごく好いと思うんだけども。個人でなにか呟いているのは、不向きにだと思うよね

松島:ブログはつぶやきのためにしかない。たまにツイッターというのご存じですか
佐藤:ツイッターというのは
松島:140字までしか入れられない

佐藤:
オバマさん、大統領選挙でツイッターが活躍し大統領になった、といわれた。民主主義の方法が更新されたというの かな。彼がWEBによって産まれた初めての大統領だという 歴史に記録されるって 騒いでいるのは知っているけど。実際使ったことない
松島:あ〜

佐藤:ツイッターとかユーチューブがマケインを倒してしまったと

松島:そうですね
佐藤:それがポピリズムを煽ることになるのかね、成熟した民主主義になるのかはまだ分からない。SNSとツイッターとかユーチューブとか ものすごいらし
松島:そうですね、僕技術的には古くさい、あいて古くさい

佐藤:権力が有る人がやっている分にはいいけど 逆はどうかね
松島:ああそうだ
佐藤:貧しい者同士のパッシングになる可能性があるじゃない
松島一杯起こってますからね、炎上ですよ

佐藤:フレーミングもそうだし、経歴暴き、ありとあらゆるデマゴーグまで書き込まれちゃうじゃない
松島:僕もね一度日記が、2チャンネルに勝手に掲載された事がある
佐藤:ふふふふっふ

松島:コルベールってアーチストのことをぼろくそに言ったんですよ。そしたらそれが!それだけが何か転載されて、こいつ誰だみたいな感じになったんです。僕のレビューって基本的にホームページ前提でやっているんですね。ただやっぱり けなした日記の方が圧倒的に広まりますねははははは
佐藤:日本だけなのかな〜 分からないけど
松島:あれはちょっと恐いと思いましたけど

佐藤:仕事とはあまり関係ないと思うけども、WEB関係は欠点から良い点までみんな知っているということで。49分経ちましたね。早いな〜マンガの話は第二部だな。それで今はアトリエ事務所でコンペだとか実施設計だとか


 (あたらしい アトリエ事務所の 姿はあるだろうか)

松島
今はひたすら実施の方です。こんなに外部でふらふら課外活動をしてるやつもいないから。だいぶ不真面目に見えるかしんない
佐藤:あ!そうなの、こういう色々な活動って構わないんじゃないの
松島:僕は自己保身のためにやってます

佐藤:京都で 森田一弥さんに会ったけども。知っているでしょう
松島:はい
佐藤:森田さんと話したのもアトリエ事務での日々の暮らし方 そういうことで、独立系建築家の成功モデルが、徒弟制度のような感じだけじゃ〜貧し過ぎですよと。

滅私奉公のようで 朝から晩まで仕事しているっていう 日本のスタイルは今でも、メデアを賑わししているのかもしれないし。 有名建築家の事務所で行われているようだけども。森田さんも海外でインターンシップを受けて。まずはお昼のランチタイムは2時間、事務所に戻ってくるなと。
松島:へーえ!
佐藤:夜は8時以降は帰れと 
松島:面白いですな

佐藤:森田さんの処へは 日本人の学生じゃなく ヨーロッパの学生が来ているそうだよ。今のところ日本では有名になってないから、日本人少ないんだけども。こないだアメリカ人、今度はスペインだか ポルトガかなが二人来るらしい。そこで近隣の空き家を借りて住んでもらって、昼飯喰いに帰れと。そういうやりかたで受けたいと言っていたから、そうなるかもしれない。

松島:なんでしょう社長の立場からすると、そういうの言うのって勇気が要ると思うんですよ。所長はそういうのは言わないでしょう
佐藤:目的が設計事務所をやって所員達の生活が豊かになる事じゃないと!
松島:ははははははははははははははははははは
佐藤:凄い建築を作っている人達が悲惨な日々の生活じゃ〜。いいI建築できっこないじゃない! っていうふうに俺も思うし、森田さんもそういう考えだったね。既存のそういう成功モデルで 朝から晩まで働き、滅私奉公のように 自分の生活なんかどうでもいい〜けど 凄い建築作った!って話を聞かされてもな〜。ちょっとも凄くないと俺は思うけど
松島:あははははははははははははは、仕事は面白いからのめり込もうと、凄い出来ると思うんですけど。僕はなんだろう 所長さんはコンテクスト作りの名人なんで。そうするとあらゆるプロジェクトのコンテクストを所長産、一手に担うと。そうすると所員はフォルマリストになるしかないんです。で建築の見方もフォルマリステックにしか見てない人がほとんどなんですよね、凄い危険。だからアトリエ事務所出たら、絶対茫然とするんですよ。だからコンテクストのトレーニングは、ラウンドアバウトジャーナルとかでやってますね

佐藤:自分で自分を治療しているわけね
松島:本当そうですよ、なんでしないだろうぐらいの危機感ですけどね
佐藤:こき使いモデル、そういうのだけが成功モデルであるとしか分からないんじゃないのかな。

カーサブルータスに気になる スローライフの建築家で載ったことがあるの、

松島:
ははははスローライフの建築家で佐藤さんがははははは
佐藤:何かな〜と 見たら俺が載っていた
松島:随分簡単な切り方されちゃいましたね〜
佐藤:それは評論家の仕事だからいいとして。それにズーントーさんのの生活が載っていたのよ。ズントーさんの事務所の庭には 野菜畑があるわけですよ、トマトがスクスクと育っているわけですよ。写真によるとね 昼飯はその野菜をみんなで食っているな〜と。そりゃいいわ〜と思ってね。
松島:あははははは

 (2003年vol45号)

佐藤:ズントーさんのような小さな村で 野菜に囲まれた生活 いいんじゃないですか。そうだと! 森田一弥さんは日本でそういう建築家モデルをね作っているつもりだって言っていたけど。是非成功してもらいたいと思ったんだけど。 豊かな生活が出来ない人々を 生産し続けるような 設計事務所のありかたは 変、おかしいので、まずは人間として
松島本人のせいじゃないですか、それは事務所のせいというよりは
佐藤:そういう言い方しないと 話にならないだろうが

 
 
上 ずんとーさんのアトリエの周辺の様子だそうです
 
松島:
あははははははは
佐藤:個人の責任! 自己責任論で片づけると、設計事務所が抱えている問題が隠れて見えなくなるのでまずいよ。 そういうふうに言った方は拙いと思うだけ。松島さんのように自分の能力でどちらでも行ける人は放っておいていいのよ、

松島:設計向いてないと思いますけどね〜
佐藤:作家になれって
松島:はははははははは
佐藤:そっちの方が食えるんじゃないの。今日の代々木駅前のポケモンスタンプの行列みてみてよ
松島:あれのプロデュースサーって僕が子供の頃、それこそプログラムしていたときに、タジリサトシさんというゲームプロデュースサーの本当 俺より年下の若造の兄ちゃんだったですよ。当時。

あれほんとう一発当てて、巨大な組織になった

佐藤:巨大になって金が儲かるのはいいんだけど。 何にも知らない人達をスタンプラリーを仕組んで 真夏の炎天下の都市を 歩かせるっていう 現象が面白いと思うわけ
松島:確かに
佐藤:都市計画家が考えつかない。子供はスタンプ押す目的で単に歩いているんだけど、東京の都市を経験しちゃっているじゃない。そういう仕掛け方の方で 建築も都市も 体験できるのではないか、面白いと思うよ
松島:その子のその後の人生においては、影響力は

佐藤:小さなパブリツクな建築作っても出来ない 巨大なパブリックな行動
松島:本当にそういう意味で考えると建築の力の無さというか はははは
佐藤:社会に与える力は無いよね
松島:思いますね

佐藤:建て物が一つ出来ることで、世界は変わってしまってるとも思うけども。ポケモンラリーやったり 名古屋のようにコスプレ・サミットのように人が集まることは無いけども
松島;ただ刹那的なんですよね持続力が無いかも、ああいうのって。建築の良さっていうのは、そういうときに発揮する力じゃない、ジワジワと長いことだと思うんです

佐藤:お!約1時間だ! とりあえず第一部は終わろうね 二部は漫画をお願いしますよ 


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