2009年8月2〜9日 ことば悦覧in京都 記録集    home 

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 満田衛資(みつだ えいすけ)さん編  8月05日pm 8時〜 二条駅傍回転寿司屋さんにて 

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 その07  

満田:だけどその代わり、それやると・・さぼる・・でしょう みんな。
佐藤:分からんそれは。
満田:いや だからその

佐藤:だって成果を上げれば、論文書かなきゃいけないし。成果を出さないと、
満田:成果出しましたって。ちゃんと・・きちっと法律に則った・・建築の構造設計しましたっていうことにしか成らないでしょう
佐藤:なるでしょう、それを批評する土俵を作って、・・・
満田:・・になればね・・社会も含めて、

佐藤:結果出せばオーライじゃなくって、結局それは国の税金使うわけだから、それは みんなでしゃべり場を必要じゃないですか

以下4点 「須波の家」 藤本寿徳建築設計事務所 構造満田さん)

満田:だからそういうふうな、ものも含めて健全に、要するにその〜、僕の師匠って・・・・k としぶみ、・・・・・Kさんが言っていた言葉だけど。要するにもう一つのやり方としては、全部!国がもう、構造設計・・・資格がどうのこうのって話するんじゃなくって。準国家公務員って言うか。一律で雇ってしまえばいい。そういうふうにしてしまって。・・・そこにやらせばいいんだと。

佐藤:それはあるよね
満田:・・ひとつあるよね・・
佐藤:あるけども、批評をどうするかっていうことだよね。検証したり、記録を読み込んだり、ということは結局、自分がそういう、例えばその国家で雇ってもいいけども。AというグループとBという、Cというグループに分けて、

満田:だからそいう、各論とかになって来ると、やっぱり限界って出て来るかもしれないんでけども、やっぱりその かく
佐藤:そこの準国家公務員っていうふうに構造屋さんを雇って、(誰が設計しても安全性・審査してくれれば)いいよねって、俺も同意出来ますよそれは。

満田:それ一つ可能性としてあると思うんですよ。
佐藤:あるし、その方がいいと思いますよ。
満田:それで初めてそういう本当の意味での責任どこに有るの?っていう話出来ると思うし。その本当の意味で才能問うっていう、国家として問うっていう。今みたいな・・なんかねぇ・・適当な成り行きで。・・決まってし・・まったような。どこで何やったかわかんないけど、5年やっているし受験資格・・与えてっていうんでは ピンキリですから。・・その辺で、きちんとすれば、一つの・・可能性としてあると思うですけど。
佐藤:その時にちょっと言った、さっき言った、みんなそんな批評し合わないじゃないですかみたいな話が、もう一度考えておかなきゃいけないですよね。
満田:だから構造、建築
佐藤:みんな怠けるでしょうみたいな

満田:ていうか、たぶんその、要するに仕事をするよってことに、私の仕事はなんですか、どこまで言えばOKですかっていう態度の人って・・結構・・半数ちかく居ると思うんですよね。これが言われた仕事でこれをやるんだ・・つてタスクに対してやればいい、そこで止まっている・・人って居ますよ。

佐藤:うん、法律が無いと仕事出来ないみたいなね
満田:そこじゃないでしょう、本来は
佐藤:それはそうだよ。
満田:だけども、残念ながら今のまあ、どういう理由でか分からないんですけども。そうなってますよね。「やり過ぎたら損やからやらない」って言う人も普通に居るし。そうやって、

佐藤:実利的って言うか換金思想というか、お金勘定して
満田:だからその辺って、まあその意味では愛が有るか無いかって話になって来るかとは思うですけども。で、構造設計っていう・・職能・・をどこに置く ことが国家戦略として正しいんか?ってなって来るわけですよね。
佐藤:それはそうだよね
満田:でプライベートな企業としてやらし続ける・・のがいいのか・・徹底的に
佐藤:そんな事考えている政治家だれも居ないでしょう。まして官僚も居ないですよ
満田:だから、・・さっき喋った・・僕の師匠の師匠が言っていた、・・と師匠に伝えで聞いていたという話しなんですけども・・あれだけの先生は気付いてはるわけですけど
佐藤:でもそれはやらなかったのは、こっから先は師匠の師匠を批評することになるので、

満田:いやいやそれは違うと思う
佐藤:思うんですけども、。それを実現出来なかったKさんていうのは、どこが決定的に

満田:いや実現出来なかったというかそんなもの実現はしようと努力するって話でもないし。もしや
佐藤:それは何で? それは僕はちょっと理解出来ない、気付いてるわけじゃない、そういうふうにやったほうがいいよねって。
満田:やった方がいいよねじゃなくって。それちょっとこれ・・声ありでは・・喋れない。

佐藤:ここで喋れないような(内容)よく分からないけど
満田:あの〜確かな情報を基に喋っているわけじゃないんで。・・無責任には話せない・・
佐藤:ああそうかそうか。直接その人から聞いているわけじゃないからね。あああそれは公開できないよね。ああよく分かったよく分かったじゃあ。じゃあ例えばまあいいや。具体的には満田さんがそうい事を構造家として、プライドを持って具体的に会ったことは (構造家)居るわけ、又聞きじゃなくって、直聞きで、・・ていう人は居るんですか

満田:結局 僕らが、自分たちの今のありさまとして、一民間企業の、雇われ人でしかないですけども構造設計者というのは・・まあ・・本人は雇い主であることは除いて。で、やっぱその本人が雇い主の方が責任感が強いですよ。あの〜まあ。アトリエ系としてやってらっしゃる、事務所運営している・・人の・・考え方としては、はっきりしているし、責任感有ることは、話は聞くことは出来ます

佐藤:それじゃまあちょっとそこは、さっきの満田さんがね、拒否した処にちょっと俺戻っちゃうけど。じゃー満田さんが、満田さんの直接 師匠に、インタビューしてですよ。僕としては直に聞いてもらって、また僕は5年後来ますから、聞いておいて下さいよ。ちゃんと

満田:そうですね。だからその本当にその、
佐藤:あの話はどうだったのか、って聞かれたんだけれども。僕は直接聞いてないので、それはちょっと応えられないっていうことで終わったけども。

満田:要するにその、それは分かります。
佐藤:課題として、
満田:聞いておきますけども。要するに営利なのか、非営利なのかってそこに行くんですよ必ず話が。構造設計者は営利であってはならないっていう思想に辿り着くべきか、営利である(べき)という。どっちだ?究極的に・・行く・・話しで。要するに公務員・・という非営利ですよね・・

佐藤:でも俺から言わせれば建物所有しなければいいわけじゃない。
満田:所有しなければいいって?
佐藤:個人のものとしないで みんなの物として建てれば
満田;それも一つそうだと・・思いますよ・・
佐藤:営利・非営利とか悩なくって いいじゃん

満田:要するに、お金は何のためにもらうかと言うと設計料としてもらうんか、与えられた仕事をしてお前の給料・・こうだ・・としてやるのかっていう、その違いだと思います。そこに辿り着く、すこしうろ覚えですけど、やっぱり・・色んなイズム(キャピタリズムだとかビューロクラシズムだとか)・・に振り回される中で究極的に言うと、構造設計者っていうのは全てから開放されなきゃいけないという。究極的に言うと、・・構造設計者って言うのは全てから解放されていなきゃいけないという意味の言葉だったわけですよK先生の言葉というのは・・。究極的に言うと・・たぶん、そうじゃないかなと思うけど。要するに目指すべき処はどこだと。で、僕もやっぱり 今

佐藤:でも何となく時代・・というか・・K先生の言葉っていうのは、知識人ってみな左翼だったからね。
満田:僕は本人が お会いしたのも2度しかない

佐藤:だから 気分でしゃべていてもしょがないけど。
満田:それは気分、
佐藤:それを今 度確かめておいてください。
満田:もう一辺・・


佐藤:ここの話(名は)はオフレコにしておいて公開しませんので。でもあれだよね、よく分かるよね。だから
満田:本当にどうあって欲しいかだと思うんですよ。で、その中の才能、個々の公務員の才能の違いでもてる公務員と、もてない公務員の違い出るぐらいにしておくのか自分の才能を活かして設計を高く取るという、・・あるいは・・安くってもいいから・・とにかく仕事を回すだけの人・・を作る社会を目指すのかっていう・

佐藤:
だから とりあえず第二部の中締めとしては。俺たちは社会的にどういうスタンスでね、その建築を作らねばいけないっていう事を、デザイナーと構造屋さんが語り合うしかないんですよね。
満田:うん。だと思うんですよ。
佐藤:だってそうい事をしてないっていう事だよね。
満田:してなくは無いと思うんですけど。結局その〜

佐藤:明快にしようという討議が積み重なってないって話
満田:何か、その〜元請け下請けの話になって来るんですけど。・・生意気に言う奴はクビやていう世界も・・あるわけですよ。
佐藤:そんなグジャグジャ言ってないで速く構造計算せいや〜みたいな話になるわけね。
満田:いやまあ、中にはいらっしゃると。僕は比較的その、・・ぐだぐた・・・設計打ち合わせと称して酒を呑むわけですよね・・・
佐藤:まあね、
満田:そこで結局何がやりたいの?っていうことを臭いを感じて。で、まあ結局この人目指している処、こういうことか!っていうのが分からないと。
佐藤:やりたくないと
満田:やりたくないんじゃなくって。良い答え出せないんですよ
佐藤:ああ
満田:仮にプラン書いてあって、この柱でこれで完璧やから、計算してくれって言っても・・(もらった図面が)完璧だったためしがないわけですよ。
佐藤:なるほど
満田:それが完璧だったら計算だけして、どうぞでいいんですけど。・・そんな建築家がいるんだったら・・そんな幸せな話はなくって
佐藤:下請けで 結構でございますでなっちゃよね
満田:それは理想の世界実現出来ているわけですから、いいわけですよ。それが全然出来てないから!頑張らなきゃいけないわけですね。・・完全なる建築家がいればそれでいいわけですよ、でも・・みんな不完全・・なわけでで・・・

佐藤:絶対建築家と言われるような人が居れば。それはそれでいいと。
満田:・・そういう人だらけ・・だった何もいらなくっていいし。

佐藤:すごいな。この理想主義はどっから生まれて来たんだろう?って感じもしないでもないけど。
満田:だから理想主義なのか現実主義なのか、現実を見たときに違うだからそれを補完する側に回りやいいって
佐藤:リアリストに成らざるを得ないと、それはそうやね〜。
満田:理想主義が、あって現実が初めて見える世界があるし。・・・現実主義だからって現実だけ見てたって何にも面白くない・・じゃないですか・・

佐藤:なるほど。なんか満田さんてこういう人だったのね!
満田:ははははは
佐藤:僕は知らなかったけど。こないだ初めて会って呑んだだけだったんだけど。本当に頼まれもしないことを考えてる人だね。これが人間らしくっていいよね。人間らしいですよね。この無駄骨!この無駄骨の折方っていうか
満田:うははははは

佐藤:この徒労は凄い面白いよね。だってそれしかないじゃん。そんなに合理的であったら、・・そんなの作らないでしょうだれも。そんなもん。ふふふっふ・・無駄骨折り構造家として凄いよね。尊敬しますね。なるほど。ちょっと便所に行ってくるので、第三部はこれまで終わりということで。でも30分喋ってましたよね。この満田の愛は何だ?っていうのは
満田:ふははあははは

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