ことば紀行  2008年春   home 

         金沢 ことば紀行  2008 年 4月28〜 5月01日 
  寺尾ユリ子さん ことば紀行  2時間33分44秒
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 その04 45分 34秒 〜 1時間 00分14秒  

寺尾:そういう意味では友達の家もね。なんかするのには凄く近い のが 
佐藤:近いが故にみんなで見張り合っているみたいな処があるし 東京だと一杯あるから誰も見てないけど 気合をいれて山へ行ったり「動物的には 目的をもって立ち上がらないとなかなか」と言うその 丁度 動物が活きるには大きさが丁度いいと 

寺尾:そうそうそう 
佐藤;ただ そこの中でみんなの会話が弾まないと ユリ子さんは それでどういう手に打って出たんでしょうか あんまりそんなこと考えてないか。
寺尾:考えてないけど、段々その動物的感でいろんな処へ顔を出すように。最初ご近所よね ご近所しかしらないから ちょっとなんかね〜みたいな あれがあった。で、まあいろいろこう 興味のある処に顔出している うちに色んなお友達と 知り合ったりすると 10年以上経ったら だから友達も 色々紹介してくれるじゃない

佐藤:ええ
寺尾:そういう中では だからそう言う人達としか付き合ってないんだろうけどね
佐藤そうですよね 金沢 だから実質的には ここの家はそんなに古くないですよね
寺尾:うん

佐藤:この家まだ10数年経ったですか。まだそんなに経ってないの?
寺尾:5,6年 建てて6年目 
佐藤:ああそうですか
寺尾:うんうん
佐藤:この家 の 前に暮らしていた家があるのですね
寺尾:うん

佐藤;ああそうですか それは20代の時に金沢へ引っ越して来てから棲んでいたって言うことですか 
寺尾:金沢引っ越してから 家の夫も地に足を付けちゃイケナイ。みたいな 若いときはね。 思っていて 借家に居たのよね。で いつでも動けるように。気が変わったら直ぐに動く。みたいな感じだったのが 

何かしらないけど 金沢にずーっと取りあえず んで。金沢にずーっと居たって言うのもね。東京とかも直ぐ行けるじゃない 段々地球がこう 色々文明が発達して。だから 東京で 仕事場もたなくっても。結構  金沢 の仕事はしてなかったんだけども 色々すぐね行ける し 通信も発達したし。じゃー金沢に死ぬまで住む にしよう。ああ大分 変わったんだな〜と 思ったんですよ。 ふへ ともに笑う  私あんまり自主性が無いからね。 アフリカでも「ここで住め」って言ったら たぶんそう言う人だと思うね そこでまず取りあえず

 最初 話しにくいとか言いながらもそこで 結構ギャアギャアギャアギャア 捜して やるじゃない で転勤族でも 嫌だ嫌だ帰りたいってずーっと言っている人も居るんだけど。 アフリカでも住むし ニューヨークで住めって言われば。何かそこで楽しみを見付けるみたいな タイプかなと 自分でも思うって いて。 うんでまあ じゃ金沢で別にいいですよ、みたいな 感じね。 

佐藤:じゃーお家造ろうと それまでは借家でずーっと 
寺尾:うんうん 
佐藤:金沢で暮らしていて 
寺尾:結局 うちの主人の考えは 子供とかは出て行っちゃうわけじゃない だから子供部屋とか 結局その後 のほうが永い。先死んじゃったけどね。 うふふふ 永いから 結局 その老後って変だけどね 子供が独立して 

佐藤:こっちの方が圧倒的に永いよね 
寺尾:だからそれでいいんじゃない みたいなね そうじゃなくちゃ 2度建てなくちゃいけない とかさ〜 なんかそう言うことをグチュグチュ言っていたわ 。私はなんでもしてね〜  ともに うええへへへへえへ  なんか箱の中に入って、その中で 好きにまたそうする人 だから うんうん そう言う感じで うんまあ ここ 引っ越して来たんだけど もうちょと奧の方に居たんだけどね 

佐藤:どっちが南ですか、今日は曇っているので方位がわからないんですけど 
寺尾:南はこのへん
佐藤:ああそうですか 南側に寝床が 2階建てであって 中庭を挟んで北側が 作業部屋とか 2階が居間になっている 
寺尾:そうふうに 
佐藤:地下室は無いんですね 

寺尾:地下室無い シェルター つくっときゃー ふうふふうふ 
佐藤:そうかそうか お子さんは何人いらっしゃるんですか 
寺尾:二人 
佐藤:先ほど通った居間に写真があった 
寺尾:あれが下の 娘で 女の子二人なのね 上がもう一人居るんだけど 

佐藤:しかしま〜気持ちよく棲んでますよね〜 
寺尾:うん
佐藤:下もまあよく 使ってらっしゃる し 
寺尾うん お陰様で アトリエはね。ほんとパブリックみたいな感じで。ほら「 なんか 危なくないい〜」と言う人 居るんだけど も 動物的感が鋭く あるあから そんなこと普通は考えてないんだけどね。 でも何かこう〜 やっている 貴方は別にね  好きなときにやってみたいな 人達 居るんだけど ね 。何の問題も起きない だけど それを言われる方も 居るけどね  そんなのみたいな 言う人居るけど かと言って 誰 構わず じゃないのよう  
佐藤判るよねそれは 
寺尾: うん判るよね 動物さんだから 
佐藤:こいつは 何もしないってわかるよね 
寺尾:でまあ 
佐藤:おれと似てますね〜 一昨日 初めて会った人の家に泊まったけど 皆さん仕事行って 起きたの僕はお昼頃だったんだけど シャワー浴びて 過ごさせてもらったんだけど。 そう言う感じですよね 泊まる方もそういうふうにするし 

寺尾:私も よそへ行ったりする もちろんするんだけど 好きなとき起きてね〜みたいなのが 楽なんだけど  それで一回ね 知り合い オカシーかったのがね    家の娘が そこに行くじゃない ちょっと泊まらして 言った。私達居ないから 駄目ですって 言われたのよね 知り合いじゃない 法事の次の日だから 明日からご旅行ですかって聞いたのよ〜 私旅行でも預けていっちゃうだけど ね 「へ〜」みたいなこと言って 仕事に行くから 駄目だって 凄い寂しい気が うえ〜みたいな 感じでさ〜  うんうん そこの子がこないだ 泊まりに来た時に 下で寝て 美術館行くからって言うんで、荷物をね 一生懸命  もってる荷物を自転車に載っけているのよね。で 「また帰ってくるんでしょう〜 荷物置いて行ったら〜」言ったのよ 「いいんですか〜」 と。 佐藤わらう それを逆に発見してね 。あれ 

佐藤:僕はわかるけど、それを出来ない人いるだよね。なんでかな〜 
寺尾:私 留守する時には友達にとか見てもらうんで 預けていくんだけどね 猫の水あげたり 餌あげたりしてくれるんだけど そうじゃない人達に話すと 「へ! 」みたいにね  どうするの〜みたいに言っている 

佐藤:だから、自分のものだけども みんなのもの みんなのものだけども自分のもの ようすうるに路上人 の生活しているわけですょね 
寺尾うん 
佐藤:路上感覚で家を使いこなしている  とりあえずでも まあ 鍵くらいは掛けようかと 言う感じで 
寺尾:うん
佐藤:道路状 の使いかたも ルールが無いけど 快適な使かたをユリ子さんは解ってらっしゃる けども 他の人達は道路だから こんな処に荷物置いておいたら無くなってしまう じゃないの〜と 
寺尾:うっ
佐藤:色んなことを考えて 持って行ったり 入って来たり 置いとけ 誰も持って行かない 私んちの路状は って言っても 。そこに不思議な断絶と言うのがある
寺尾:あるよね 。

佐藤:コミュニュケーション出来ない 出来 難さは解るんだけども 。そうだね〜 僕が昨日喋ったこともそうなんだけども プライベートパブリックをどう認識して使い込むかって言う話と同じ事なんだ。という気がします。 それで常に揺さぶって、プライベートをちっちゃくしたり大きくしたり 
寺尾:うん

佐藤:そう言うことは関係性の中にしか 答えが出てこない状態なので 相手はそういうのを、決めちゃっているからね
寺尾:うんうん
佐藤;だから そういうにずれちゃうだと思いますよね〜 うん う〜ん なんとも言えませんな

寺尾なんとも言えないね〜 
佐藤:自然人の寺尾ユリ子 そう言う人を 上手に自分で使い込んで 社会のなかでやっちゃ行けない事を 自然人出しちゃイケナイ処と。積極的に出す、拡張すべき場を見分けながら 動物に感でね みんなもそうやって欲しいんだけど もだけどもみんなはやらない よね 

寺尾:うっふふふ 


佐藤:
話をちょっと変えますけども 芸術と言うか シルクスクリーンにそれ出るじゃないですか 作品に
寺尾;作品に うん
佐藤: だから やりたいこと、在りたい事をやって 猫やりたいときは猫やって 抽象的、心象風景とはそう言うも やるけども 猫ばっかりやっているだね〜みたいな 解るところだけでしか 相手は理解しない 

寺尾:うんうん、そうだね うん
佐藤:その辺の処は なにやっても 多分 付きまとう話ですよね、だから 。そういう事を解ってらっしゃるから 直ぐ招き入れるし 訪ねて行ったりすると言うね 動物行為ね 一貫してますよね

寺尾:うふふふ 
佐藤:意外に動物的じゃない えへへへ そう言うものでしょう 自分が快適なのを選んで、それで信用できる人を 直感的に選んで 居るって言うのは そう言う意味では本当に しっかりしてますな〜 

寺尾:う えへへへ   
佐藤:他の人は しっかりしてないから 在る程度バリア境界を造って 枠をつくて そう言う他者を入れない と言う身の守り方 自分の他者を見抜く能力の乏しさをカバーする ああこの人は大丈夫だなとか それって危険じゃないですか 

寺尾うんうん 
佐藤:大丈夫だと思ったら 大丈夫でないやつが居て家の中が何も 無くなってしまう 。自分の責任としてしょうがないや と諦める能力 も要るわけですよね 
寺尾;うん 
佐藤:何か起こったら 
寺尾:起こったらね、そうそうそう うん 
佐藤:猫ちゃんに餌やって置いてねと 出て行ったらグギャグジャに家の中が壊れていたと  それについては文句は言わなと 相手に頼むって言うことは 
寺尾:そうね、そうそう

佐藤:そういうことで腹を立てないと それより旅行して楽しんで来た ので。これだけしか壊れてなかったか〜と みたいに喜ぶと ともに はははははは そういう感じ 何時も自由自在に受けとめ 解釈して 生きるって言う

寺尾:うんうん 
佐藤:いいですよね それで旦那さんがデザイやられてて。美大で最初からシルクスーン やってらっしゃるんですか 
寺尾;私〜 違うの 私ね 科はねグラフィック  やっていたのね。 
佐藤:皮グラフィック ですか
寺尾:ようするに粟津さんと一緒に グラフィツク デザインを 専攻したのよ
佐藤:えええ 

寺尾:で 何故専攻したかてって言ったら。付属の時に 試験の科目が 油は石膏デッサンと 油彩なわけじゃない で デザイ科は 鉛筆デッサン と それから平面構成かな 。わたしやったら 平面構成が好きだった のよ

佐藤:建築家になればよかったのに ともにうふふうっふふ 
寺尾:平面構成 とその 頃 ぱーだから 平面構成かグラフィツクだと思っていたのよ わははははとふたりでわらう 4年間ずーっとそれ楽しめんのかな〜と 思ったら 今とは全然違う グラフィックの世界って 今全部コンピューターでやるじゃない その頃は素手でね レタリングとかも みんなこう 
佐藤:手作業だ

寺尾:やたら細かい事が多かったのね 細かいの駄目なのよ 私。だから 割りにこう 乗りでやるから そして なんかちょと 思ったのと 違う うふうふ 
佐藤:違うぞ と やたら細かいし〜 
寺尾:細かいし。綺麗には 描ないとイケナイし で作品の 自分のこれが作品だとするじゃない、裏に名前書くじゃない ガチャって 名前書いたのよ 
そしたら 助手の先生に呼ばれて 「グラフィツク専攻なんだから もうしこし へへっへへえええ  言われたりね ちょっとこれ 違う し〜〜    

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