ことば悦覧in東京2010 春版 記録集 home 佐藤敏宏 本瀬あゆみさんに聞く 2010年5月9日東京駅前晴れ (生い立ちから01 02 03 04 05 06) (RAJあれこれ 07 08 09) その08 本瀬:雑誌 佐藤:雑誌を読むっていうか見るっていうのは偏っているじゃない、ほとんど学生でしょう。 本瀬:RAJだってそうですよね 佐藤:だから、結局それでいいのかって話になっていく 本瀬:う〜ん 佐藤:今本瀬さんが言っていたのは作り手が、作り手たての卵たちに向かってるだけかも?と。建築を作っている同士で発した言葉が無くなっている。雑誌に発表するのは主に雑誌を手に入れた写真などを 読者が眺めてそこで完結して行くってことでいいのかな 本瀬:う〜ん 佐藤:とりあえず 今日は私はそういう状況であるということで良いのかな。 本瀬:う〜ん何かその辺の態度表明をするっていうもの、何かそんんなに意味は ないと思うんですけど。。凄く自由に建築の楽しさみたなのがあって。そん中で 建築やってない人にも理解してもらいたいと思うですけど。 佐藤:そういうふうに言ってくれれば良いんだけど。メディアの状況や他の領域まで考えないで 話し合っている方が重要だってことだよね 本瀬:そうですね 佐藤:楽しい話を記録して伝えなきゃいけない、記録して誰に伝えるんだと。本瀬さんが伝える媒体は専門誌の紙媒体だってさっき言いましたよね 本瀬:そうです 佐藤:それだと 建築を学ぶ人向けで 本瀬:でも RAJも専門誌ですよ、何かターゲットのことは今、今の処のRAJとかは全然気にしてないですね。 佐藤:その話は質問して来てないので、分からない。僕の印象だとその問いにもメンバー一人一人が違う答えを持っていると思う、欲望が違う。本瀬さんは先程のような答えだでいいと 本瀬:そうですね。 佐藤:自分が建築を作っているときの楽しさを伝える、本瀬さんのデッサン方法である紙面と構成と対話しながら仕上げるように、設計しながら建築と対話しながら、設計してるので。 紙媒体なんか要らないかのように、本瀬さんが仕上げた設計図と出来た建築を見ながら、お読みといて見てくれれば、社会はこうなっているだと逆読み出来るだ という説明で良いと思うんだけど。 また原点に戻るけど。本瀬はこういうふうに建築を作って本瀬さんの建築的態度をどこかで表明しないと、本瀬さんの深意、意図を確実に読解出来る人が居るのか?と問われてしまうんじゃないかな。面倒な話なんだけど。面倒な話はいいよって態度でも良いんだけどね。 本瀬:そうですね 佐藤:おれは聞く人なのでどちらでもいいんですけど、だからしつこくどうなのって聞いているだけだから。発注者との対話をし 分析するように設計図を作っているっていことですよね 本瀬:そうですね 佐藤:説明し続けないと。卒制の行き詰まりのように ならないかな〜?伝える努力をしないと、将来 言葉不足が手枷・足枷になって進めなくなるんじゃないかあな、そんな気がするけど。設計作業をしている時に頭に浮かんでいる社会というものを獲得した時の言葉を伝えてもらえると 嬉しいんだけど。 本瀬:素朴な話でいいと思うんですよね。外が気持ちいいとか、ていうのしか今は ライブラウンドアバウトの感想 佐藤:なるほど、それでRAJ、ライブ3年間やっての感想はどうですか 本瀬:やっぱりライブは良いですよね 何か 佐藤:どういうふうに良いのか説明してください 本瀬:すごい、フリーペーパーも文字主体の媒体が出来て、かなり満足出来たんですけど。 佐藤:ライブの一つの成果物として文字主体フリーペーパーは有るんだけど。良いですよって言ったのはプロセス全体を含めて良いですってことですか 本瀬:そですね 佐藤:プロセスの良いを本瀬流に話すと、建築に例えれば、始まりはこうしようってみんなで話しているんでしょう。その良さってのは 本瀬:プロセスというか、最初にA2版のフリーペーパーだけで。で、 もやっぱり我々建築家なんで空間確かめたい、それが空間化したていうのは、そういう喜びがある 佐藤:現実の、イナックス銀座での活動でね 本瀬:そうです 佐藤:紙だけじゃなくって実空間で議論の場を出現させることが出来てよかったと。巧く実行することが出来たと 本瀬:そうですね 佐藤:その場での議論の内容が、帰りぎわに紙に載っているのを貰えるんだからね、 本瀬:面白かったですね 佐藤:紙じゃなくってライブ議論の場は面白かったと 本瀬:それぐらいです ふふふふふふ 佐藤:それぐらいでいいですよふふふ 本瀬:やっぱりRAJの成果物としてはライブでいいんじゃないかな〜って私は思う。展覧会だとちょっと弱いんですよね。 佐藤:展覧会ってなに? 本瀬:キューレーションとかもちょっとやっていたじゃないですか去年 佐藤:ああマンガ展かな、それ観てないので分からない。でもライブイベントが一番良いと。議論の場も見えるしと。フリーペーパ出さずに議論だけしているていうのはどうなんですか 本瀬: でも 紙は欲しいですね ユーストリューム・ツイッッターは 佐藤:今までのライブ形式が一番面白いと。なるほど。議論も紙もと。いいね。新しツイッターとかユーストリュームとか出現しましたけどそれについては何かありますか 本瀬:ツイッター使いますか? 佐藤:使ってますよ 本瀬:本当ですか 佐藤:フォローやフォロアー少ないんですけど。 アイホン無いんでツイッター中毒患者でもないけど。時々使ってます。今どこに居るのって、緊急性には使い勝っ手いいですよ。今集まろうよとかの緊急性と共感というか、共振性が生まれるような使い方には便利ですよ。これから呑みに行こうぜ!とか、ワイワイしようぜとか。今お前に共感しているよ!っていう使い方には便利だよね。電話だど一々出て話さなければいけないからウザイですよね。 文字だけで伝え合えるから。アイホン持ってますか? 本瀬:持ってないです 佐藤:仲間を増やすような政治的な仲間やお金の集めるような使い方に優れているんですよ、オバマさん350億円選挙資金集めた道具ですよ。それとか 「今を伝える」道具とし抜群に優れていると思うけど。アイホン持ってない。時々しかツイッター見てないですけど。新しい道具がまた一つ出来たな〜ってことで使ってます。web掲示板のように無くなるかもしれないけど。また一つコミュニケーションの在り方を見付けたってことで何か変わるかもしれない。 ツイッター話が続いている・・省略 本瀬:私は性格的に向いてないんですよね 佐藤:道具はなんで 使わなくっていいと思うんですよ。道具の特性に合わせて、合う道具を使えばね。 本瀬:佐藤さん現場で書いたりするタイプですか 佐藤:俺は鈍感なので現場で書くタイプじゃないね。現場で起こったことが何かヶ月してから分かることが多いので 後で、書くって方が好きだね。妄想とか色々加えたり、体験が熟成してから書く方が好きだね。 今何が起きてるかって把握するのって本当に難しいので、不可能ですよ。能力が無いから。鈍感だから無理です、現場で書くのは。 その場で書くって取りこぼしも多いし、フォーマット決めて書いたら自分の瞬時の思考形式に合った情報だけ書くってことになると思うから。やはり 現場に来る。瞬間的に書くと 、ここに居る事実の意味が薄れてしまうと思う 30:07 その09へ |