ことば悦覧in東京2010 春版 記録集               home  

 佐藤敏宏 本瀬あゆみさんに聞く 2010年5月9日東京駅前晴れ 

生い立ちから01 02 03 04 05 06)  (RAJあれこれ 07 08 09) 

 その02 

佐藤:恐竜、描いたものは見せるんですか
本瀬:描いたものは ためて
佐藤:秘かに描き貯めているの

本瀬: 楽しいから、ああ 小学校ではあげてました
佐藤:サイン入りで
本瀬サイン入りですけどみんな欲しがってくれてたんで
佐藤:今でも持っている人いるかもしれないね
本瀬:さすがに居ないんじゃないですかね

佐藤:本瀬さんに言えばかっこいい恐竜描いてくれると、男の子が欲しがったんじゃないの
本瀬:欲しがってました
佐藤:白黒の方が想像する余地が多いの、でかっいいよね。本物見た人いないし
本瀬:そうですよね
佐藤:象さんか何かを想像して色を決めるんだろうね、どんな色してたのか考えるの難しいよね 派手衣だったかもしれないしね

本瀬:皮膚の化石までは出てきているらしい、あとは色だけ、普通のさんですね、イグアナみたいな
佐藤:イグアナですか ふふふふ、もっぱら描くだけですか恐竜については
本瀬:もっぱら描くだけですね
佐藤:なんで絶滅したとかは調べないと。描くのが好きなんだ
本瀬:そうです

佐藤:色を付けないのはどうして
本瀬:何でですかね、色つけようと思わなかったですね
佐藤:揚羽蝶はスケッチしてたんですか
本瀬:蝶々はスケッチしないですね、カマキリは描いてたましたけど、蝶はちょっと分かりにくいんで、描きにくいです
佐藤:カブトムシの幼虫は描いた ですか
本瀬:カブトムシの幼虫は描いてないです

佐藤:カブトムシって黒くなって背中が割れて出て来るの
本瀬:いや気付いていると 脱いでますね、なかなか見れないですよ脱皮の瞬間は、たぶん背中から出て来る
佐藤:脱皮しないで変形していくとか
本瀬:脱皮はしてます 皮が落ちているから

佐藤:蝶々でも蝉でも脱皮するのに長い時間かかる、トンボでもそうだけど、脱皮して飛び立つまでって凄い興味深いよね
本瀬:そうですね
佐藤:羽根がグシャグシャに。白固まりだったものがぴゆーっと伸びて透明にかわっていく
本瀬そうです、そうですよね、色まで変わってますからね
佐藤:トンボは好きじゃなかったですか
本瀬:トンボも好きでしたけどヤゴが手に入らないんですよなかなか、で飼えなかったです
佐藤:確かにヤゴね。少ないか。トンボになると顔すごいよね、運動は何もセズひたすら昆虫系でしたか



 (中学校は陸上部 土日は絵 )

本瀬:運動は中学校の頃  陸上部でしたね
佐藤:陸上では何を
本瀬:陸上部は長距離ですね、3000mをやっていたんですけどまあへたれ陸上部員でしたね
佐藤:3年間長距離専門でやってたんだ
本瀬:3年間やってました、あんまり練習しないでふふふふ

  (絵 ネットより)

佐藤:
どうして陸上だったんですか
本瀬:唯一得意のスポーツでしたね
佐藤:陸上の選手はかっこいいですよね
本瀬:そうですね
佐藤:特に長距離選手はスマートでかっこうがいいよね。短距離になると格闘技系の体系になるよね、
本瀬:ルールが複雑なのとか 道具が必要なのとか、ちょっと
佐藤:3000mってスパイクじゃないでしょう
本瀬:スパイクですよ、バスケットボールの靴 買うよりは安かったですよ、バスケットだとボールとシューズと色々必要じゃないですか。

佐藤:その間 絵は描いてなかったんですか
本瀬:は土日。絵の先生の所に行って描いてました、その頃は土曜日1枚描いて土日で二枚
佐藤:何を描いてた虫ですかやっぱり
本瀬:いや 静物画 です花瓶とかとか組んで。1日めに鉛筆でデッサンして2日目に彩色してあと宿題でデッサン1枚描いてたんで。週2枚描いてました。5人ぐらいのちっちゃい所でした

佐藤:絵描きさんの家に行ってね、水彩画ですね、水彩の方が難しいよね修正きかないじゃない
本瀬:修正きかないですね、明るいところ一番最後まで残して
佐藤:1枚塗るにしても数時間はかかりますよね
本瀬6時間かかりますね、彩色6時間で

佐藤:1日中描いているって感じだ!じーっと座っている作業は大丈夫なんだ
本瀬そうですね
佐藤:中学生になると遊び盛りじゅないじーっと土日で机に座っていたら、青春してないね〜
本瀬:そう、今思うとよくやっていたな〜という感じなんですけど、だから中高 土日は 全然ずーとそこへ行ってましたから
佐藤:中高生で毎週 絵を描いているって変わってるじゃないの
本瀬:でも そんなに遊ぶ所も無かったですから
佐藤:絵描きさんに成っていく〜 ストーリーを歩いてる感じだね
本瀬:そうですね

佐藤:毎週末は絵をやって その他はへたれ陸上部員してて、絵はへたれじゃなかったんだ
本瀬:の方はへたれじゃなかった。6年やればなんとかものになります
佐藤:自由自在に描けると
本瀬:自由自在では ないですけど、
佐藤:絵描きになろうと思ったんですか

本瀬:そうですね。絵が好きだったのでデッサン好きでしたね。色はあんまり好きではなかったですね
佐藤:全体の形とか構成とか それをスケッチするのが好きだったと。展覧会とかしてたんですか
本瀬:展覧会はやってないですね
佐藤:その当時 描いた作品はどうしたんですか
本瀬:今は実家に有るんですかね

佐藤:自分で管理してないんですか
本瀬: 管理 してないですね〜
佐藤:今日の新緑に黄色いカーディガン カラーリングしてきたみたいですね、もう一度撮ろう
本瀬:本当だ、
佐藤:春の感じでいいですよ

本瀬:ああいいですね

佐藤
:ははははは、東京駅徒歩数分にて撮ったとは思えない絵柄が出来ました。絵を描いていたんだ、展覧会はやらずに。

本瀬:
弘前高校ですね、だから友達とかもあんまり居なかったです、3人ぐらい。

佐藤:絵を描くのに ダベってたら完成しないものね。ケイタイありましたか

本瀬:なかったです、ポケベルか
。私 最初にケイタイもったの大学2年生のときで。学校にもいましたけどクラスに1人とか。そういう感じ。ポケベルもみんなそんな 持ってなかったですよ学校来たらみんな居るし
佐藤:そうか 急ぐ必要もないしと。

本瀬:東京の高校生とか、忙しいだろうな〜と思って、凄い物とか一杯ありますよね、遊ぶ場所も一杯あるし。
佐藤:人間が楽しく暮らすための人工物と事は一杯あるよね
本瀬:まあそうですね
佐藤:東京駅前で揚羽蝶の卵を採って育てて飛ばすことは難しいでしょうね居るんだろうけど。この当たりでミツバチ飼っているって話は聞いたことがるんだけど。蝶々も幼虫もいるんでしょうけど。虫飼う遊びは無いよね。高校ではひたすら絵を描いていたと

本瀬:絵を描いてましたね
佐藤:ぺちゃくちゃ喋りながら描いている人っているんですか
本瀬:いないですね、静かに描きます
佐藤:人達は賑やか描いてる人もいそうだが ひたすら静かに描いていたと
本瀬:静かに、何かちょっと分析っていうか、分析なんですよ。なんで静かに描きたい
佐藤:描いている対象がどうなって出来ているのかを分析して、観察しながら紙に移し替えるという作業だね。体を激しく使い切って痕跡を残すっていうタイプではないんだと。観察的態度は虫少女だったからかな ふふふ
本瀬:ふふふそうです


 (芸大受験を決める)

佐藤:高校でも相変わらず水彩画ですか
本瀬相変わらず水彩画ですね。ずーっと。途中で芸大建築科受けることにしたんですよ

佐藤:途中でって  どういうこと
本瀬: 高校の3年生ぐらいから、で芸大の建築科で、建物の水彩画で、まあ水彩画 そのままっていう。
佐藤:もう6年も続けているし 楽しね、途中でって言ったけど最初は何になろうと思ったの
本瀬:最初デザイン科に行うと思っていて。デザイン科ポスターカラー使うんですよ水彩画じゃない
佐藤:デザイン画は不透明水彩絵の具を使って描くと  30:04


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