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     2012年  
 
 
福島第一原子力発電所の事故によって起きている様々な問題を勉強し始めました 勉強過程の記録をつくってみます ご活用ください(作成 2012/11/15)
第50回の原子力委員会定例会議 除染の取り組みについて


 01〜05 の文字だけ頁へ

 01・汚染の状況
 02・除染特別区域 汚染状況重点調査地域 
 03・直轄区域 
 04・非直轄区域 
 05・除染推進パッケージ ・中間貯蔵施設の最近の動き ・候補地 ・除去土壌の搬入先
 06・ コメント・質疑・応答
 05 除染推進パッケージ ・中間貯蔵施設の最近の動き ・候補地 ・除去土壌の搬入先

 その05

   除染推進パッケージ

続きまして 7頁の方へ移らさせていただきます。

これ除染推進パッケージという除染を加速化するための取り組み これを一つのパッケージとしてですねとりまとめた内容でございます。

実は10月の7日に総理が楢葉町の除線の現場をご視察になられまして。長浜環境大臣とご一緒だったわけですが。その際 長浜環境大臣に対してですね復興の、福島の復興再生と基盤になるのが除染であると。よりスピードアップをせよということで、

福島環境再生事務所への権限の委譲ですとか、関係諸機関の連携強化ですとか、住民の皆様方にしっかり除染の取り組みの情報をちゃんとお伝えしていくこと。


こういったことを中心とした対策を講じよと。いうことでご指示をいただきまいて。

これにつきましては10月23日付けで除染推進パッケージということで公表をさしていただきまして。このパッケージに基づく取り組みを鋭意すすめてきているということでございます。

この除染推進パッケージ、10本の柱からなっております。赤い字で書かれている部分でございますが。こういった取り組みは個々にですね今進めているということで、個別の御説明は時間の関係で省略をさせていただきたいというふうに思っております。

 

 


 

中間貯蔵施設に関する最近の動き

続きまして8頁にはいらさせていただきます。こちらは中間貯蔵施設に関する最近の動きということでございます。

さきほど除染の中でですね仮置き場というのが非常に大事なんだということで話しさしていただきましたが。仮置き場に持って行った物も、例えば福島でございますと中間貯蔵施設に持っていくということを私ども考えておりまして。そういって意味でもですね こういった施設をしっかり作っていくということは非常に大事な事だと思っております 

同時に住民の皆様方の御理解を得るということも非常に重要なことだと思っております。


中間貯蔵施設にかかわる最近の動きといたしましては昨年の10月に環境省がですね中間貯蔵施設等についての考え方、ロードマップを作成公表いたしまして県内の市町村長に御説明をさしていただいております。その際の内容でございますけれども。この中間貯蔵施設の確保 維持管理等 国が責任をもって行うということでございます。

 それから時期といたしましては平成27年の1月を目途として施設の共用が開始されるよう政府として最大限努力をしていくということ。
 それから福島県内のみの土壌廃棄物を対象とするということ。それから中間貯蔵開始後30年以内に福島県外で最終処分を完了するという そういったお話をさせて頂いております。




 




 (調査したい)

 これにつきましては直近では今年の8月に福島県と双葉郡8町村に対しまして説明をさしていただいております。その中でまず中間貯蔵を施設に関する調査をさせていただきたい、ということで今お願いを申し上げているという状況でございますね。

この調査と申しますのは、ボーリング調査ですとか盛り土試験だとか、または現地に立ち入って調査をしたいっていうことでございます。で おめくりをいただきますと、その際にですね自治体のみなさまがたに御説明さしていただいて調査の候補点を絵で、マップで示したものを添付さしていただいております。

こちらに赤でしめされているエリア12ヶ所ございますけれども、双葉、大熊、浪江、楢葉といったところにですね、「この調査をさしていただけないか?」ということで今お願いをしているということでございます。




      

参照 朝日webニュース 2012・11・23 

●調査求め選定理由示す 除染で出た土などを長期にわたって保管する中間貯蔵施設について、環境省は22日、双葉郡の町村と県への説明に使った資料を公表した。資料では、調査候補地12カ所の選定理由を列挙している。双葉郡と県は今後、現地調査の受け入れの可否を判断する。 環境省によると、8町村と県に資料配布を終えたため、公表した。選定理由は、▽山に囲まれた場所で土壌を保管できる谷地形▽平らで工事がしやすい台地や丘陵地▽既存の施設を転用できるショッピングセンターや工業団地――など。2万5千分の1の地形図や県地質調査業協会の資料集などを参考にしたという。施設への搬入ルートとして国道6号や国道288号が近いことも重視した。 施設の工事中は防塵(ぼうじん)ネットで放射性物質の飛散を防ぐほか、作業で出た水は回収する。施設は覆土やコンクリート壁で囲み、空間線量の低減を図る。試算では覆土で年0・2ミリシーベルトほどになるという。 現地調査は、地盤の固さや土質、地下水位などを調べるボーリング調査や、動植物の生息状況などを調べる環境調査、交通量の調査などが対象。
およそ3カ月間で終わる調査日程案を示したが、地元側は現地調査を了承していない。環境省は、工程表にある今年度中の立地場所の決定は困難との認識を示した。 中間貯蔵施設では建設から管理を通じて1日約千人が働く。施設への搬入が始まった後、最終処分する量を調べ、県外での最終処分場の場所を探すと明記した。しかし、いつまでに最終処分場の場所を決めるのかなどの時期については示されていない。 環境省は「地図上の地形で12カ所を選んだ。施設を作れるのかどうかを探るため、現地の地質調査をしたい」としている。 中間貯蔵施設を巡って環境省は昨年10月、施設の規模や土地の買い取り方針、2015年の供用を目指すこと、供用開始から30年以内に県外で最終処分することなどを表明。今年8月には双葉、大熊、楢葉の3町から計12カ所の調査候補地を選んだ。



次の頁に移らさせていただきます。最後の頁になりますけれども

、こちらの方は中間貯蔵施設に福島県内市町村で発生する、除去土壌等ですね。 どこからどういう所に搬入していくということも考えているのか ということをこれもマップで示していただいたものでございます。

 赤っぽい色がしている部分で派生した除去土壌等につきましては双葉に搬入をさせていただきたいと。

黄色の色が付いておる所につきましてはですね、これは楢葉に搬入さしていただきたいと。それ以外の白の部分はですね大熊に搬入をさしていただきたいというようなことで 私どもの今考え方を説明をさせて頂いております。


 この調査対象地といたしましてはですね、かないり中間貯蔵施設についてはですね。かなりのボリュームが必要になってまいります。立米でもうしますと1500万立米から2800万立米ということで東京ドームだいたい20数個分ぐらいの物がでてまいりますので、どうしてもそれを確保するための中間貯蔵施設。キャパシティーとして必要です。


それからアクセス道路等々といったようなことも考えなければなりません。こういった観点から文献調査をベースに、こういった調査地点を選んできておりまして。

 さらに具体的なイメージを御説明させていただくために、調査に入らさせていただいて。それでより詳細な御説明をさらにさしていただくと

 きたいということで今 自治体の皆様方にお願いをし、私どもの考えをですね御説明をさしていただいて、回って御理解を得るための努力をしていると そういう状況でございます。

以上駆け足になりましたけれど除染の取り組み中間貯について含めて御説明をさしていただきました。ありがとうございます 17:58




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