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福島第一原子力発電所の事故によって起きている様々な問題を勉強し始めました 勉強過程の記録をつくってみますご活用ください
震災復興における高校教育の現状と課題
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それから教員採用を停止しました。これでは教員の頭数という部分が子ども達をですね、目の数にもなりますし、手の数にもなりますし 。そうなりますと子どもが減ったからと、特に義務制の学校は児童数で教員定数が決まります。高校は学級数なので学級が減らさない限り高校は先生は減りません。 46:01 

ところが小・中は児童数なので、要するに子どもが避難してしまって、子どもがいなくなったら先生が余っちゃうんですね。なのでそういうかたちで震災の年は採用の試験をやらなかったということになります。

今、考えると手厚くですね、先生方も避難されて自分の場所が定まらないような状況もあったかと思うのですが。そういう中で学校に勤めるために避難先からですね、何百キロもかけて通勤する。初任者の指導なんかに当たった先生は実は交通事故を起こして、「それはやんなくてもいい」ということになったんですが。

相馬市にお住まいの先生。双葉高校の職員だったんですけども。双葉高校の郡山のサテライト校に通勤してました。その方は双葉高校の初任者できた、英語の先生の指導官だったので、その初任者はどこに行ったかと言うと、同じ所に居ればいいんですけれどもいわき高校に置かれましたので、その先生週に一回ですね、相馬の自宅から郡山を通っていわき市内の磐城高校まで行って指導して、また相馬に帰る。こんなのやっていたらば疲れてしまって。物損事故を起こしました。

組合で「事故を起こすからやめさせろ」って言っていた矢先に事故が起きまして、起きた次の日から「行かなくっていいよ」と話しになったんですが。「なんでもっと早くできないのかなー」と思いますね。そういう無理な教員採用、 私たちはそういうことは無かったんですけれども。自らも避難されたり、自分の勤め先がサテライト校になった先生方は本当に酷い状況だったと、ということです。

だからお金は無いんですけれども、実は文科省が「加配はするよ」と言っているわけですで、ですから金はどうでも先生は必要だっていうので、加配定数を付けてもらってとにかく先生を採用して、他県に行った生徒の所まで福島県の教員を派遣してですね、手厚く手厚くっていうふうにやればよかった」と思うんですけれども。

実は教育次長、教育長ではなかったと、次長だったと思うのですが「避難した先の子ども達はそちらの教育委員会にお任せするしかない」みたいな事を言っていました。福島県の子どもは避難し先でお世話になる、そのまま認めるっていうか。福島の教員は手を引いてしまうみたいな。そういうことを教育行政の責任者の方が言っておられた。本当に残念な思いがしました。

これも、児童数が減って過員になってしまった先生を。二回目の要請で加配が付いたわけですが、それはオーバーした部分をもう一回定数に読み込むために使われていまして。実際には先生は増えていないですね。だからもともと教員数。それが子どもの減少で過員になってしまったので、それをもう一回定数に読み替えるというかたちですから、全然先生は増えないと。加配を受けたとってもっですねぜんぜん増えていません。


宮城県や岩手県なんかでは東京当たりから先生が派遣されて来て、付いたと。当然田舎の生活を知らない東京の人ですので、一番海際の被災した先端には行かせられないと。便利のいい所で車が使えるような所に東京から来た先生は置くと。そうなると一番大変な車で移動が出来ないようなそういう所には地元の先生方が行かざるを得ない。だから東京とか千葉とか埼玉当たりから加配をされて、宮城県とか岩手県に先生が入ってもですね、一番大変な処にはそうい方は行けないので、あまり効果がなかったというふうに聞きましました。


それから、震災の年のちょうど8月に高等学校の文化系の倶楽部の全国高校総合文化祭というのが行われました。これは何年も前から準備をしてきて、前年には宮崎県ですね。口蹄疫で、沢山牛とかが処理された宮崎県も福島県から行って「来年は福島ですよ」と言った矢先に震災になりました。次の年は富山県で行われるので、福島に富山の人が来なくちゃ成りません。

 富山の方の組合や色んな先生方からは「本当にやるのか?」と「なんでやめなにのか?」とよく言われました。一教員の我々が組み合いが言ったってとまるものではありません。とめられませんでしたが。やるにはやったで意味があったと思うのですが。大きな意義があったと思うのですが、やるべきではなかったとお考えの方もいるようです。

そういう中で1年目はですね、異例ずくめの中で色々時間が経過していく、何か訳の分からない中で過ぎていったと。いう感じがあります。

 当然先生方も学校の中で授業が っていっても生徒の顔を見て「よく学校に来たね」「元気でよかった」かたちで。おそらく避難していた学校になればなるほどですね、受験のというよりは足下を見詰めて教育をするっていう学校もあったかと。ただ中通りや会津の学校ですぐ受験だ、就職だということで、通常と変わらない教育が行われていたと思います。

そういう中でだんだ一年目の後半になってくると、先生方も「何かやらなくちゃいけない」というふうに思って、色んな模索が始まりました。社会科の研究会の中でも 授業の交流が行われたり。色々な民間の交流研究団体なんかでも報告をされる先生、または教育学会に行って今日も会場に来ておられますが、原発の問題を歴史的にですね、学ぶ授業を提起された先生もいらっしゃいます。そういう中で授業実践というのが段々作られ始めてということです。



それから震災後2年目の学校というのが今年に当たりますが 52:12

そういう状況はさらに複雑になっているのかなーと。丸一という処ですが、ついこの間2,3日に行われた定期大会で、代議員の方が発言された中から幾つか拾いました。特と書いたのは特別指定学校ですが、養護学校のことですけども。先生の中に放射線でどうのこうのなんかいうのはもう自分の「余計な仕事でやりたくない」と。

で、色んな裁判の署名なんかを求めても「嫌だ」という人も居ると。「もういい加減にしてくれ、もう関わりたくない」。「大事だ」と思って「何とかしよう」と思っている先生と「そんなのは耳をふさいでしまいたい、見たくもない」という先生と分断されていると。いうことが述べられました。

2番目の2頁という処です、これは安積△高校の先生なんですが、この先生が高校生にアンケートしました。このアンケートは別冊の方の「政治は福島を守ったか」という、論文があるんですが、啓徳さんというかたが書いた。論文を17頁ですね。裏側の上の左側の処に、アンケートの集計が載っています。A高校というのは安積△高校です。

3年生の133人に聞いたものらしいです。このアンケートはですね、衝撃的で我々もショック受けているですが。エネルギーの問題について、発電所について少なくても「10機廃炉」というっている福島ですから、多少その再稼働するべきだというのが居るとはしてもですね、本当はゼロに近い方がいいんですが、良いと個人的には思いますが。「どうなのかなー」と思ってアンケートを先生がやったらば、結局ですね足せば8割ぐらいですね、3番目ですね。、発電所を当面どうしらよいと、当面ですから、将来的にとまた違うのかも知れませんが、それが4番目ですね。当面という部分では実は全て再稼働する。

安全が確認出来たものは全て稼働すると。それから3番目も動かす方ですね。これを足せば80%になるんですね。男子女子共に実は再稼働という意見を持つ高校生が2割じゃなくって8割、「やめろ」というのが8割じゃなくって、「再稼働」っていう意見を郡山の一番の進学校である安積△高校では8割の男子女子共に生徒が再稼働の意見を持っていたと。いうことで「それをどういうふうに分析して、それと向き合って行けばいいのか」っていうのが今我々の課題にもなっています。


それからその先生が55:07進路の面でもですね、私の勤めている福島北高校あたりですと、進路選択で変わるようなことはあまり無いですが。県内に就職する、ちょとバブルで就職増えましたから。県内就職が増えたことがありますが。進学先で変わるということはさほどのことは無いんですけれども。安積△当たりですと、放射線技師を目指すとかですね、人の気持ちに寄り添うカウンセラーになりたいとか。マスコミのでたらめさを思い知った高校生はメディア論を学びたい、というのが居たと言って「直接相談に来た生徒が居た」と言ってました。

だから学歴も高い受験レベルの高い進学校の生徒なんかでは世の中の状況を観て自分の学ぶ事を見いだした子もいるようですね。これはもうちょっと調べて観たいな−と。色んな学校で状況が違うとは思うんですけれども。もう少し学校から情報を集めてみたいと思っています。

それから4番目ですね、「不安は口に出来ない」という状況で、これは福島高校の先生がお話になったようですが、「学校の中では不安だというのは言えない」と。いうことですね、子ども達頑張っていて、その前では言えない。それから、保健委員会で線量を測ってですね、高い線量だっていうことを出すとお医者さんとか、保護者とか、校長とか、「そういうものは出さないで欲しい」と言われると。。要するに学校でも隠しちゃうんですよね。そういうことで、行われていると。

色んな検査も県の中で、要するに学校関係の処は教育委員会でない処で動かしているような気がします。我々学校の中でやることは、学校関係の部署できちんとやってもらって、目配りをして欲しいんですけれども。お金の出所が違うからかと思うのですが、学校でやる施策も通常の行政の側に回ってしまって教育委員会が なにもないみたいな、そういうのがあってですね。縦割りのところがあって、うまくいってない。

 とくに子どもの健康、安全では学校保健課でしたかねそういのが在りますので そういう処で動かして欲しいということがあります。実はそういう中で、我々が文末の処にありますが、放射線に慣れてしまわないようにしたいならないように感覚が鈍化したと。


それから安達高校なんですけども、ユネスコスクールと指定を受けたようです。それで、復校教育というのを取り組んでいます。

とりあえず1年生の総合的な学習の時間に取り組んでいる。そして2年3年と続いていくようでです。私もその発表会を聞きに行きました。それからその学校に我々の組合の書記長がいまして、色々社会科で取り組みをしているんですが。その先生も観ておられたようですけれども。発表の中でですね、理科の先生の学年で理科的なですね、要するにイデオロギーとか価値観ではなくって。いわゆる理科的にですね、考えるのが出来ていたので。

、ですから原発がなくなれば、太陽光パネルが沢山必要になると。それも限界があるので原発はなくなるのではなくって2割ぐらいは残るだろうみたな報告を生徒達がしていました。

もちろん100%無くせというのも偏っているといえば偏っているでしょうが、色んな意見ああったらいいと思うんですが、子ども達にまったくそういう脱原発みたいな報告がなったかなーと。かどうか分かりませんが、でて来た7つぐらいの報告は全て。エネルギーは大事だ。そして再生エネルギーもですが 原発も残るという前提の資料が作られていました。

あとは復興という部分では福島県の観光ピーアールするとかですね。風評被害なんかをインターネットで色々情報を発信して、それを払拭していくと。そういう方向にとどまっていたいうふうに思います。 まだ深まっていないなーという感じがしました。


○二番は体罰の問題、部活動の問題ですね。これも今問題になっています。実は体罰調査というのがあって、あとは子ども達に対する調査も行いました。

それの中で「自分はやりました」という申告をしている先生もいて、実は戦々恐々としている状況があります。これは大阪の桜宮高校でしたか。その問題があってのことですけれども。実は昔から体罰文化というねしょうか。 本気になって手も出てですね。本気になって指導するということが昔からあっったのかなーと 1:00:11

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