浜松北高等学校朋語り@辻琢磨入門 原稿 2024年12月26日PM7:45〜 | 作成:佐藤敏宏 | |
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■サッカー部仲間 辻:すみません遅くなりまして。 佐藤:大丈夫ですよ、賑やかですね。ずいぶん人がいますね。 辻:ひとりずつ呼びます。 佐藤:はい。 辻:五月蠅いかな。 佐藤:問題ないです。離れ小島じゃかわいそうじゃないですか。 辻:じゃ、こっちにするか。 辻部屋をかえはじめる。会場すごく賑わっている。 佐藤:この会場はどこですか。 ノブ:今晩は。 佐藤:こんばんは。 ノブ:こんばんはノブといいます。 辻:声が聞こえないので向こうに行きます。・・・これで大丈夫です。 ノブ:よろしくお願いいたします。 佐藤:どういたしまして、こちらこそよろしくお願いします。申し訳ないですね。 ノブ:いえいえ、全然だいじょうぶです。 佐藤:忘年会やっているところに、いきなり押しかけてしまいました。 ノブ:逆にちょうどいいぐらいです。 佐藤:そうですか。4人で呑む会だと聞いていたんですけど、会場に一杯いますね。 ノブ:ご家族が。 辻:僕の両親と・・。 佐藤:どうも初めまして。 ノブ:初めまして、ノブともうします。 ■仕事を一緒にしていないのが長続きの秘訣 佐藤:辻琢磨入門を今年始めて、辻琢磨とは一体何か、そのことでもあるし、2年前に浜松に行って、その時にタケさんにはお会いしました。短時間でしたが、そのまま辻さんの自宅の方に行きまして、あまり話すことができなかったんです。今回は私が浜松まで行って聞き取るべきなんですが、大変なので忘年会で集まるから、と聞きまして、辻さんと高校生から一緒、20年間ぐらいサッカーしたりして遊び仲間だと聞きました。 ノブ:高校からずっと一緒です。 佐藤:喧嘩別れもせずに、長持ちしていますね。 ノブ:確かに!(笑)喧嘩しないですね。 佐藤:利害関係発生せず、仲良しならいいんだけど、その秘訣をまずお聞きしましょう。 辻:仲良しの秘訣(笑) ノブ:仕事を一緒にしてないというのはあるんじゃないですか。 佐藤:仕事関係なしがいいかも、そうですね。でサッカー仲間なんですか。 ノブ:同じサッカー部です。 辻:今日いる人は高校のサッカー部仲間です。 佐藤:私はサッカーはしてないですね。辻さんは練習して足をくじいている、怪我しているときに出会います。仕事せい!私は、スポーツは怪我するので設計事務所を開いているときは、命がけの運動はやらないことにして設計を請け負いました。途中で死んだらまずいもんね。 大笑いしている だから、辻さんも一人で事務所開いているので、事故るとまずいんですよ。依頼する人も途中で死ぬなよ、と思うものね。スポーツはせずストイックに酒のみしていた(笑)。 辻さんと私は偶然会って、35才位違うんです。全国の若い独立建築系の方の話を聞いて、辻さんが最も若いかな、院卒したばかりの若者もいるな。それで辻さんの家に泊めてもらって、家を体験して住体験です。建築を仕事にしてたのでいろいんな建築家の家に泊めていただいて、全国聞き歩きしてました。ビジネスホテルに泊まるのではつまらないですから。人の迷惑を考えず、飯をつくって喰っちゃう。乱暴な爺さんなんです。で、こういう感じで辻さんを追っかけています。辻さんのことは俺なりにだいぶ分かってきているんです。 今回は番外篇で、友人たちの話を聞こう、と。辻さんは高校生時分のときと現在ではだいぶ変わったと思います。そのあたりです、高校生ではやんちゃだったとか、いろいろ思いではあると思うです。サッカー部は3年生までずっと一緒に練習してたんですか。 ノブ:そうです、一緒にやってました。 佐藤:ノブさんは動画が落ちてました。 ノブ:見ていただきありがとうございます。 佐藤:カブトムシかクワガタか?そのの角を付けてました。 ノブ:クワガタに眼鏡付けてます。 佐藤:面白いですね。 ノブ:はずかしいですね。 佐藤:さかなクン有名ですけど、こんちゅうクンって字が長すぎますよね。ムシ君だと無視しているみたいでまずいよね。 大笑い 友達に昆虫博物館の館長さん。ドクターでられているんでしょう。 ノブ:僕は修士の途中でやめちゃって。指定管理になるので市から委託を受けている管理会社の社員ということです。 佐藤:いつからですか。 ノブ:11年前からです。2014年から働き始めました。 佐藤:元来虫好きなんですか ノブ:そうです。虫の勉強しに大学に入って途中でやめちゃって。いろいろあって昆虫館にたどり着いたんです。 佐藤:竜洋というのは激しい名ですけど ノブ:由来としては天竜川が流れていて、太平洋があるので、竜と洋です。ちょうど河口に在る地域で、旧・竜洋町という名前なんです。 佐藤:日本の川にも虫が一杯いると思うんです。けど、ダムつくって、一気に流してしまって中州ができにくくなってしまい、中州で生きていた生息動物などが居なくなった、河川の作り方まずいじゃないか、そういう話は聞いたことがあります。水生昆虫もやってらっしゃるんですか。 ノブ:いろんな昆虫なので。 佐藤:何を聞いたらいいのか分からない。 ノブ:辻君の話ではないですか(笑) 辻:虫の話でいいけど。 佐藤:そういう仲間がいるということがいい。辻さんとだと建築の話になりがちなんです。やくざな商売なのに、くそ真面目の人多いから面白くないんですよね。 大笑いしている 今日のツイッターで話題になっていたけど、藤本壮介VS山本、詳しくはしらないけど、今日はやたらにTLに落ちてきてた。大阪万博の良し悪し語っているのかもしれない。みっともない騒ぎしてんじゃねーよ、と思ったけど。辻さんは注意喚起型の売名行為はしないのでいいひとだなと思っています、真面目過ぎるかなとは思います。高校の時から話を聞いていて大雑把には知っています。でもサッカーの話はほとんど分からなかったです。サッカーは辻さんは下手くそなんですか。 ノブ;そうです下手くそです。 大笑い 佐藤:ボランチ(でフェンスとオフェンスの間を担う)だったかな、やってたと言ってた。 ノブ:そうです。もともと、今日集まっている仲間もみなサッカー部なんです。みんな小学校からずっとサッカーやっている組で、選抜チームでも顔馴染みなんです。辻はソフトテニス部だったんです。 辻・大笑いしている 佐藤:相手にならない(笑 ノブ:相手にならない。(大笑) 佐藤:ジュビロ磐田もあるので、少年クラブチームもあるんでしょうか。 ノブ:ありますクラブチーム。本当にうまい人たちがいる。 佐藤:ノブさんもプロサッカー選手になって大儲けしようと思ってたんですか。 ノブ:思っていたのは小学生まででした。中学ぐらいになると実力おちて、諦めてましたね。 佐藤:中学生ぐらいで才能の有無は分かってしまうもんですか。 ノブ:選抜チームとかに入れてないので、感づいていた、無理だなと。 佐藤:私と同年の元・原子力委員長代理の人生語りも聞き取って記録しているんです。灘高でサッカー部キャプテンだったそうで、朝練も、夕方の練習もやってキックの練習漬けだったと。35才の年の差があるので、練習方法は違うと思うんですが、サッカーの練習は何をするんですか。 ノブ:キックもやります。 佐藤:思うところに着地させることができるようになるまで何度も何度もキックしてたと。 辻:キックあんまりやってないかもね。もうちょっと。それはみんな出来ているって感じ。 佐藤:高校生でできちゃっているんだ、本当ですか。 辻:出来てます。 佐藤:それはすごいな、浜松はサッカーどころですしね。 辻:むしろ走っていたね。 佐藤:動機は女の子にもてるようになろう、とかじゃないですか。 ノブ:ぼくは、ずっとサッカーが好きだったんです。幼稚園からずっとサッカーやってました。 佐藤:プロチームがあるから、試合見に行ったりしていたんですね。 ノブ:小学校の時にJリーグが始まって。 辻:小2,3で始まったね。 |
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■飛行機の中で号泣 佐藤:辻さんが高校の時に失恋したのは知っているとおもいますが。 ノブ:もちろん知ってますよ。鞄とか雨の日にぶん投げて。 辻・大笑いしている 佐藤:早稲田大学に彼女が入学して振られちゃったそうです。 ノブ:すごい、そうです。 佐藤:辻さんはグンと落ち込むタイプの人みたいなんですねよね。次の女探さずに落ち込む。真面目さが裏がえって落ち込んで、なかなか復活しないそうです。それをよく見てましたか。 ノブ:見てました見てましたよ。高校時代の彼女もそうですし、他の女の子でも例えばスエーデンに行った時も。 佐藤:その話は聞いてないな。 ノブ:聞いてないですか。スエーデンに行って、スエーデン人の女の人と何かあったらしいですけど、帰りに手紙をもらったらしくって、帰りの飛行機の中で号泣しながら・・。 佐藤:泣く男やな。(会場大笑い)それ初耳です。いい話だな、青春しているよ。インターンに1ヶ月ぐらいで、そうなるのね、いいね。 辻:3ヶ月です。 佐藤:スエーデン人て英語じゃないんじゃない。 辻:英語の手紙でした。 佐藤:いいな! 会場おおわらい 佐藤:俺、女の人からラブレターもらって泣いたことないよ。泣けるのいい。そういう人生体験してみたいよ。 大笑いしている 佐藤:俺は男子工業高校で、卒業していきなり社会人だったから、話せば長いんですが(笑)勉強は辻さんは出来たんですか。 ノブ:できましたよ。すくなくっても高校の時は進学校だったので、勉強出来る高校だったんです。僕はぎりぎり入った組なんです。1学年400人です。女子は半分ぐらいです。辻君は高校入ったときに辻君を知っている人がけっこう居たんですよ。中学校の時の模試の順位とかで、いつも上位にいて、たしかそれで辻君みたいな感じで知られていたきがしますね。 |
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■映画を観る 佐藤:本はぜんぜん読んだことないそうです。ノブさんは読んでましたか。 辻:ノブの方が読んでいるね。 ノブ:映画とかのほうが、観ていたかもしれない。 佐藤:映画好き!いいですね、その時の映画はなんでしたか、スターウォーズですか。 ノブ:エピソード1がでたのが中2ぐらいでした。マトリックス。 佐藤:あんなめんどくさい映画みましたか? ノブ:高2ですね。 佐藤:あちこちの世界を行き来するので、わからんかった。 ノブ:確かに。 佐藤:頭よし男さんが観て分かったふりするための映画なんじゃないかな。 辻:分かったふりはしてないよね ノブ:わかんねーな!と言いながら、なんかすごいけど、と言って一緒に高校にビデオ持って行って図書室で一緒に見たりしてた。 佐藤:最近は観てますか。 ノブ:そうですね、最近は昔の映画を見返すことの方が多くなってます。 佐藤:DVDで見直すのね。つい最近、俺は初めてディズニー映画のモアナを観ました。感想文、書いちゃったよ(笑)。 ノブ:えーよかったということですか。 佐藤:観たら感想文を書くんです。よかろうが悪かろうが書く。今感想文を送りますからおまちください。 会場 大笑い 佐藤:ディズニー映画観て感想書く爺さん笑えるでしょう。メッセージに送ります。はい。 ノブ:笑っている。すげーな。 辻:本当だ、ゴーギャンがあるじゃん。 佐藤:俺の聞き取りしてるんだから感想文読んでるばあいじゃないよ。ディープル翻訳ありますよね、これを翻訳して記録作って喜んでいるだけです。 辻:佐藤さん文章書くの好きですよね。 佐藤:書くと、自分が考えたところと違うところに行けるんですよ。辻琢磨入門も同じで、最初ある程度予想立てて目次作ってるんだけど別のところに行ってしまう。ノブさんと仲間たちに会う、だろうなんてことは辻琢磨入門の文章書き始めた時は、想像もしてないんですよ。でも書き続けると今日のような出会があって、ワイワイできてしまう、それが面白いんですよ。自分が想定してた辻琢磨さんとはだんだん違う世界に行ける。 辻さんの奥さんの話も聞いて、記録も書いてみると、辻さんより奥さんの方が才能あるんじゃないか、なんてことを書いてしまったりする。それは想像していたのとまったく違う位相に行っている。気が付いちゃったりして、もしかすると奥さんの方がすごいじゃないのとか。会って話してみて、書いて初めて気が付くことです。ノブさんも昆虫学を学んできている。 ノブ:途中までですけれどもやりました。 佐藤:すごいよね。辻さんは修士までだけど、本当に勉強してたのかなと思うけど。 会場笑う 佐藤:辻琢磨を潰してしまう今の建築教育はなってない!と初めて気づくんです。昆虫系の学問では若い人を潰すことはないと思うんですよ。天皇だって虫だとか魚とか研究しているんだから、昔からあまり変わらない、安定している学問。建築を研究していると言う人はかなり胡散臭いからね。 辻:虫と比べたら確かにそうだね。 佐藤:建築は世俗の垢にまみれてまみれまくっていて学問なのか?と思うね、学問してない俺が思うよ。世俗どろどろだよ。その中にあって珍しく辻さんは純粋な心を持って建築を取り組みやっている。どんなに、この男は傷つくのだろうと思ってね観ているんです。 会場大笑い 毎晩泣いているようになってしまうか。俺は子育てのためにお金が必要だったからね、お金を稼ぐことが重要だったので。昆虫の場合は儲けようとしても無理だよね。 |
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ノブ:むりですね。 佐藤:だから脱・世俗化しちゃってますよね。聖人、僧みたいですよね。虫に話しかけたりするんですか、君げんきかね・・・なんてことで。 ノブ:しないです。逆に擬人化だったり感情移入しなくなりますね。僕はそういう者じゃないと分かったから。哺乳類は人間に近いですけど、知れば知るほど昆虫ってそんな感じではなくなってくるので、もっとシビアになります。 佐藤:あいつらはどう反応して生きているんですか?人間だと感情が起きてあちこち行きます。虫はどうして動くんですかね。 ノブ:もっとシンプルな仕組みだなっていう感じですね。何か試行錯誤して複雑に取捨選択して判断しているというよりは、刺激に対して反応しているという側面の方が強いんです。 佐藤:いい生き方だ悩まずに済む。『動物的ポストモダン』最近もまだ売れているそうだよ。 辻:20年前ですよ。 佐藤:最近また増刷になったとかですよ。シンさんにとって、辻さんが死んでも泣かねーぞとか、いろいろあるじゃないですか。俺は友達が早死にしてしまって、今は福島の身近にはいないんですよね。酒の飲みすぎで死んでますけどね。 辻さんとシンさんのように優しい関係じゃないんだよね。男尊女卑の奴らが多かった。俺は違うですけどね。 女をこき使って我がまましては、早死にしてしまう男たちだった。奥さんを泣かせる。辻さん観ているとそんなこと起きそうもない。最近の男の子も変わってきてるなと思います。育メンはしますしね。 シン:威張れるほどではなですけど、してます。子供も3人いて。 佐藤:真ん中の子育ては大変ですよね。 ノブ:うちは年が離れてますので、高校生、中学生、3才という感じです。あとは3才だけかなというぐらいです。 佐藤:それだといいかな。虫と子供では同じ生き物だけど全然違うでしょうね。 ノブ;それは(笑)全然違います。 佐藤:今日、虫のこと話すと思ってなかったから、面白い人ですね、辻さん悩み発生したらシンさんの処に行って虫の話を聞くとか一緒に虫捕りするとかいいんじゃない。 ■悩みを聞いてもらって 辻:虫の話はしないけど、悩んだだら話を聞いてもらってますよ。 佐藤:いいな〜!その時は辻、虫のように生きよ、脳を使うなと指導受けるならいいね。人間は脳を使うからいけませんね。 辻:本当にやばい時に話を聞いてもらってます。 ノブ:ずっと、高校卒したら離れ離れになったんですけど、何かしら電話がかかって来て、彼女に振られるとか、デジカメが壊れたとか、些細なことです(笑) 佐藤:ノブ、近頃大丈夫かと電話せずに、辻さんの悩みだけ相談する。一方的なのね。 シン:基本的にはそういう構図ですね。 佐藤:なんだ、辻さんはいい友達もってるんじゃないか。 辻:逆パターンもたまにあります。 ノブ:8対2ぐらいですね。 佐藤:友達はいいな、本当に。お互い生まれたのも、育ったのも浜松ですか。 ノブ:そうです。 佐藤:お互い進学校に入って、サッカーで出会うと。辻さんは高校では勉強できるほうだったんですか。 ノブ:比較的そうですね。 辻:部活やり始めてからは微妙でしたよ。200番ぐらいに落ちました。 佐藤:落ちても上がればいいから。横国に合格したんだからいいじゃん。 辻:まあまあそうですね。 佐藤:大学では先生との相性悪く評価すくなく、合ってず。偉い学校に行ってしまったな。設計事務所開いて自営自立も出来ないやつが教えに来ているから悪影響うけるよね。ろくなことにならないんだよね。自分で飯くって子育てもしてないのに、学生に難癖つけてりゃいいんだから、設計は夢があるぞみたいなこと言い続けて勤められるんだから。建築系大学はやばい場所だよね。独身で朝飯も風呂も入ってないような生活してない先生。生活が成り立ってない先生に教えられたらたまらんよ。可哀そうだよね、言い過ぎたかな。そういう奴に教えられてもカメラ壊れたら、シンさんに電話して愚痴を聞いてもらってたと、いい友達だね。 俺もそういう友達欲しかったな。PC壊れたら相談できる友達いいよね、俺は息子に聞いて「自分でやれ」と突き放されて覚える。 会場大笑い 辻さんはいいな〜本当にいいよ。うらやましいよ。 |
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■才能 佐藤:辻さん友達にしてこいつは、ここは良い、その点を教えてください。 ノブ:なんでしょうね、良いのか悪いのか分からないですけど、めちゃめちゃ素直で、なんていうでしょうかね、基本は自分のために動いているんですよね。 佐藤:矛盾してないか、素直に自分のためにしか生きていないと。 ノブ:僕のために言っていることも、自分のために「お前を良くしなきゃいけない」みたいな。 佐藤:なるほど。 ノブ:僕のために言っているんじゃなくって、友達のためにこういうことを言ってるほうが自分がいいと・・・みたいな。 佐藤:なるほど。 ノブ:どこまで辿っても結局自分なんですよ。そこが逆になんていうんですかね、裏表無いというか。そこは結局、純粋さと素直さはある。 佐藤:建築家に向いている(笑)世界は俺を中心に回っていると思い込んで無自覚だ。建築家的だな。 ノブ:そこは嫌味なく本当にシンプルに素直に純粋に自分のためにやっている(笑) 辻:(笑) 佐藤:それはすごい才能だね。素直な自分だけなのに見せない、今日発見しました。これは建築家向きだけどなかなか居ないよ。皆さんは下心あるからロクナ奴しかいないから、純粋素直に自分のことだけ、友達も許してしまう、才能だね。 ノブ:下心は一切ない感じです。 佐藤:すごいよね、 皆大笑いする |
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■夫婦 佐藤:ついでに聞いてしまいますが辻さん夫妻はどう見えますか。 ノブ:奥さんも同じ感じで、裏表なく。僕も奥さんいるんで、ウチには無い素直な意見の言い合いだったりとか、合理的な選択の仕方みたいなのを、殴り合いのように言い合っているんです。 辻:そんなことはない。 ノブ:僕らからするとね。 佐藤:奥さんは激しいと思う、喧嘩になるでしょう。 ノブ:ある意味なんていうんでしょうか、合理的なことだと思う。ある意味、合っているんじゃないかと思います。片っ方が感情的だと成り立たないと思うので。二人とも合理的にちゃんと議論が出来て。 辻:感情的だよ、議論しているけどね。 佐藤:俺は辻さんは、いい奥さんと暮らしているなと思うよ。あのかたじゃなかったら上手くいかなかったんじゃないか、という気がするし、良いパートナーだと思って。捨てられるとは思うけどね。奥さんに捨てられちゃう可能性はあるけど 会場笑 だめだこの男・・・みたいな感じでね。そういう厳しさは持っている気がする。文章を読んでいいなと思いましたね。観てるというか、やっていることは辻さんと一緒で純粋なんだよね。下心ないから強い、天才というのかな、すーっと正解にたどり着いてしまう。普通は下世話なことを考えていろいろやるから本当に自分がやりたいこと、何だったか分からなくって生きてしまうだけど、彼女はそういう凡人の迷いは無いね。 ノブ:そうですね。 佐藤:そういう意味では二人とも合っているね。 辻:そろそろ次に行きますか。 佐藤:いいですよはい。ということでありがとうございました。 その2へ |
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