HOME 佐藤敏宏が作成しました | 佐々木一泰と松原美恵さんにきく 佐藤敏宏(元・エア建築家)@セシウム都市フクシマ 聞き取り記録集 |
佐々木一泰と松原美恵さんにきく(2013年6月30日) 01 02 03 04 |
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03 佐藤:どこか見本市会場に出品するとかですか、出品して売り込むと 松原:そうですね。売り込む 佐藤:プロダクトデザインのほうが儲かりそうですね 松原:儲かってはいないですね、もうかりはしてないですけど評判は悪くないんで今のところ 佐藤:何を作っているんですか 見せてもらえれば これやでーって品物ないの 松原:しまってあるね 佐々木:あれがだせるじゃない。椅子 飛び出す椅子みたいなやつ。重い? 松原:下に行けば 色々ある 佐藤:あとで飛び出す椅子を見せていただいて、デザインの仕事は見せていただくことにして。 佐々木さんもプロダクトデザインするんですか、ひたすら建築ですか 佐々木:やらない。建築というよりも 松原:やってないでしょう 佐々木:やっているや ふふふふ 松原:一人で はやってない 佐藤:佐々木さんが建築の先生だってこと知らなかった 松原:建築の先生ではないですよ ではないよね 佐々木:何か デザインの 空間デザイン 松原:環境生活 なんだっけ 佐々木:生活デザイン学 松原:生活デザイン学科で 建築は別にある。ラベルのデザインとか 佐々木:でもグラフィックじゃなくって最近は駐輪場とか。あと大学のテラスとか、どちらかと言うと空間 松原:それは自分じゃなくって学生がデザインしているよね。 佐々木:まあ うちもデザインするけどね 松原:なんかね 単品では無い 佐々木:酷いこと言っているね 松原:プロダクトじゃない 佐々木:ははははははは 松原:プロデューサーなんですよ。仕事を引っ張って来て 佐藤:プロデューサー いじゃない 銭成れ マネージャーで いいなー 松原:悪いって言ってないですよ そうそう 佐々木:それも 図面書くし。ふふふふ 松原:一からは 書いてないよね 佐藤:役割分担できてるんじゃないの、総合的なプロデューサーであり演出家でであって 松原:でもないかな 佐藤:それ全部 やられちゃうとむかつくよね 佐々木:そう そう 佐藤:微妙だな 佐々木:いっこ上ですからね 佐藤:そんなの関係ないじゃないすか いいやん 佐々木:ふふふふふ 佐藤:それは関係ね− やろー 佐々木:ふふふふ 松原:急に何を言う 普段そんなこと言ったことないのに 佐藤:1こ 年上の女性は金のわらじを履いて結婚せよ っていうんじゃなかったっけ 何でいうんだか分からんけど 佐々木:言いますよね 佐藤:デザインには関係ないんじゃない 佐々木:どちらかと言うと ワークショップとかもするけれども 効果、使い方をみんなで探すとか。そういのはどちらかというと 向いているんですけど。 特に大学という場所で設計をするってなったときに 自分の書いたものを売り込むってことに対して、大学の場所というのは本当にいいのかなー?というのがずーっと思っているところがあって。 そうだったら自分のものを売り込むんだったら、自分の事務所を使った方がいいし。 それよりは例えば学生が その実務にどう関わっていくかとか。そういう仕組みを作る方が自分としては面白いなーと。 子供にむかっていいよいいよ 佐藤:本来の演出家はそういう者でしょう。図面書いて実際につくるというのは 技術的な問題が多い から そういう総合プロデューサー 佐々木:それは言い過ぎ ふふふふ 松原:割とマスタープランを作図しているよね作図してるときに、何て言うか人のやったのアレンジするのが巧いんです。 佐々木:ぶーっふふふふ 酷いこと言うね 佐藤:演出家って そうじゃないの。 松原:そう そう 佐藤:何かを組み合わせ編集したりしてより効果的に仕組む 役割してるってことでしょう。こんな演出するともっと好くなるね っていう感じでしょう 松原:その好い悪いは、自分の好きな方向にシフトさせるっていう 佐藤:それは プロの演出家ではない たんなるずるやん 松原:だから何だろう、好い悪いのをシフトしたいのは こっちにも有るから、そこでもめたりはするけど 佐々木:そうなんだよね 佐藤:凄いね好き嫌いの乱闘、主体の好みの奪い合い乱闘だ 二人は結婚してまで一緒に仕事をしているだから お互いに認め合って、そうやって喧嘩して楽しいからやっている訳でしょう 松原:いやー 佐藤:は あはっははははあは 松原:いやー それより 佐々木:この記事がどうなるのか 佐藤:そのままノー編集で公開が俺の記録です 聞き違いってことで処理 この方が面白いよ 佐々木:でも そういう仕事のスタイル個人的には好きですね 佐藤:二人で滅茶 もめながら作っていくって 仕合わせなことだしいいことだよ 佐々木:うん 松原:なんかね、認め合ってとかいう夫婦のスタイルでは無いんですよね。どっちかと言うと腹が立つ、あんまり人に怒りをぶつけること無いんですけど。これだけはものすごく腹が立つんです。それが他の人からするとそれは凄いねって言われるんですよ。だから逆に言うと相性が良かったのかなと 佐藤:怒りが爆発出来るってことは 愛情が濃いって 求め合っているっとだから ばんばん言い合う。黙ってたら怒りがマグマのように吹き出ずにはいられない、鬱にならない 良い性格だね。 松原:嫌なことを普段からものすごく言われる 佐藤:言っているんだ 嫌なことをね 松原:言うんですよ 佐藤: 女性をかわいがれよ それじゃーだめじゃん 松原:色々言うんですよ 佐々木:何の会話なのこれ 佐藤:いいよ 言うのは 俺が来たから言いたいこと言えるんだから いいじゃないか〜 松原:それに腹が立って、それがモチベーションになるんですよ 佐藤:そうかそうか〜、亭主への怒りをエネルギーにして新しい物を作り出っていくというタイプなんだ。佐々木さんもっと松原んさんを怒らせた方が好い作品じゃんじゃんでて来そうだよ 佐々木:でも たしかにその方が良い物出来る 佐藤:はははは、佐々木さんは松原さんを怒らせ続け役として存在し松原さんのエネルギー源だから 大変な役割だよ 松原:何て言いますかね、こいつにだけは頼りたくないから、パソコン苦手だけど頑張ろうとかね。 佐々木:はははははは 佐藤:好いコンビじゃん 悪役に徹することだ 佐々木:酷いな− 佐藤:貴重なエネルギー源なんだから 佐々木さんは 松原:そうなの 佐藤:ほらほら 好いコンビやんか 松原:おかげでイラストレーターが凄く上手になったりとか 佐藤:よかー旦那さんだったら 仕合わせ過ぎて何もやらなくなるタイプだから 松原さん好い相手みつけたやんかー 松原:そうなんですよ〜 そうなんですよ。だからそういうおしどり的な関係じゃ無い 佐々木:何を言っている 佐藤: 佐々木さんはおしどり夢見ているけど 実は松原さんの エネルギー源なのよ 佐々木:源なのね〜 佐藤:そうそう 佐々木:ふふふふ 佐藤:でも佐々木さんはそういう役割じゃなくっておしどり演じたいとか?いい男として認めてもらいたいとか?松原さんのエネルギー源でいいじゃないか 甘えすぎ 佐々木:そこはそれで 佐藤:そういう人間の役割ってありだ と思うけど 佐々木:確かに。 佐藤:仕合わせすぎたら 創作欲湧かないってことだからね 松原:そうそう、たぶん田舎で性格の良い旦那さんと暮らしてたら私何も作らない 佐々木:あはははははは 佐藤:自然が綺麗ダーね− 今夜は 月見でもって ラブラブして終わりって 感じで 松原:美味しいご飯 みたいな 佐藤:何この仕事 環境の悪さ、旦那の悪さは〜。それがエネルギーになって創作をがんがんすると 松原:そういうタイプです 佐藤:仕合わせじゃないか 松原:でもやることで自分の何て言いますか精神状態が安定するので。 佐藤:いいねー 好い関係じゃないか 好いコンビ 良い性格分析してるよ 松原:まあまあ 自分に説得してどうするふふふふ 佐藤:旦那が好い生活くれたら 実務しなくなっちゃう そこを知り尽くして 全体の演出家になって行くわけでしょう 佐々木:うーん 松原:でも あれの方が向いていると思う 佐藤:なんですか あれの あれは 佐々木:ようするに演出系? 松原:うん 佐藤:役者に怒りを生じさせ 力を発揮させるプロの関係ってこといいじゃない 佐々木:はははははは 松原:だから 学生がたまに開花するんですよ 佐々木:まあねー 佐藤:それは凄く難しい技じゃない の 松原:だから先生には凄い向いていると思いますね 佐藤:認められたー やったー 佐々木:人知れずめっちゃ図面書いているよ ふふふふ 佐藤:人知れず はははははは 自主トレ図面書いているんだ なにこれどういうことだ 佐々木:学生の図面の直しとかもーもー 松原:基本ベースが悪いやつ やそういうのは巧いよね ベースが有るものを直すとものすごく巧い 佐藤:なるほど 松原:最後のフィニッシュのちょっと手前ぐらいまでは巧い 佐々木:そうだね、だから 入り口フィニッシュ間とか 松原:1/100 1/50から1/30みたいな。1/1に戻って来る 佐藤:絶妙の好いコンビやんかへーえ〜。 お目出度うございました 佐々木:いえ ■ ビル住宅に暮らして 佐藤:ここに住んで何日になるんですか? 佐々木:1ヶ月ぐらいですねまだ、まだ1ヶ月経ってない 佐藤:どうですか住んでみて、ちょっとあれだねみたいな処とか 無いですか、最初に図面で考えてたいのと、現場に通っているからねそんなにはないかなー 佐々木:でも 1番ちょっとどうかなーと思いながらも、住んでみて。おもしろなーと思ったのは熱環境的な処は面白いですよね。 佐藤:例えばどういうことでしょうか 佐々木:トップライトの所でちょっと 抜きながら煙突で上げていっているんですけど、まだ もろものの事情でクーラー付いてない。ですけど 佐藤:涼しいんですか 松原:まだ暮らせますね、下の湿気だけ取れば。半地下部分の 佐藤:防水とか断熱してない基礎は 佐々木:してますよ。一応はしているんですけど 躯体防水ですよね 佐藤:まだ躯体の湿気も抜けきってないかな 佐々木:外気から採り入れるときに湿気が高いので そこだけ除湿器を掛けてあげれば 佐藤:躯体冷えている所に外部の高温多湿の空気吐いていると 表面湿りやすいよね、断熱か 佐々木:一応は外側の下側にスタイロは入れているんですけど。一時期、最初除湿器が無かったときに、90%近くいったんで、除湿器を入れたんです。90行きかけた、だから段ボールがくにゃくにゃになった。 佐藤:基礎部分はなかなか暖まらないから、多湿の空気が来るとそうなるよね 佐々木:そいです、除湿器入れてからはめちゃめちゃ快適ですね、 佐藤:半地下部分は除湿してやって乾かすと 佐々木:で、上から降りてくる空気がそのまま温度差で上がって来る空気で、上も湿度も下がって、50〜60%の間で。3階も結局屋根スラブのところに一応は外側のアスファルトの所から空気が入るようにはなっているです。それで屋根の空気は 佐藤:小屋裏の暑い空気は抜けるようになっているのね 佐々木:そうです ここも こういう形で上に あがるようになっている 佐藤:全体の熱環境がどうなっているか調べているんですか 佐々木:まだちゃんとデータを採らないとなーという段階です。思った以上に空気の動きを作ってあげているんで。で、特に部屋の中でというよりはこっちのほうで 佐藤:設計時考えていたよりは空気の流れがよいと、なかなかいいねーってことで 佐々木:そうです 佐藤:これはちょっと拙かった点はないですか。あえて 佐々木:ベランダですよね 佐藤:さっき 聴いたね 佐々木:ベランダも仕組みがコスト的な処で断念したところが多いんで。 佐藤:3階の ここはなんですかね 松原:オープンinクローゼットになっているですけど。これが3階の床を吊っている 佐藤:釣り金具を利用して物入れをセットしてると 見えててもいわけでしょう 松原:被覆しないといけない。 佐藤:そうかそうか耐火建築にしなければいけないんだと 松原:そうなんです。 佐藤:とりあえず現状で満足していると、屋上点検用の階段もあると、将来屋上作って何かを眺めるとかするんですか 佐々木:眺めるぐらいは考えているんですけども、 佐藤:屋上で眺めてる暇はないか 二人は忙し過ぎて 佐々木:でもデッキを作ろうかな−っていうようなボルトは立てて 佐藤:図面に それらしき絵が書いてあるよね 松原:申請の時点で取ってしまったんです。 佐々木:ちょっと覗いたら淀川も見えるし 松原:上はなんと言いますか そんなに予定してないですかね。フラットルーフでもないんで。 佐藤:勾配付いてて 雨水を使っているんですか 松原:使ってないです。 佐藤:ソーラーパネルも のっかってないでしょう 佐々木:載っけてないです 松原:いままでソーラーが将来的にのるようにっていうようなイメージなんですよ屋根っていうのは。なんで上にあがって、より何かを楽しむとかと言うのではないです。 佐々木:最初は楽しもうかな−と思って居たけども。あんまりそこが大事かどうかと言うと優先順位から外してるというかたちです。まずは こっちの方を床を作ったり。事務所の机とか移す予定なんで。そっちの方が優先かなーって。 松原:そもそもビルとホテルと 向かいの淀川通りぐらいしか見えない。 佐藤:外に出たら逆にみんなからみられちゃうと 松原:そうそうそう。見下ろされてるような感じ、外に出てどうって言う感じ 佐藤:屋上でビール飲んで さらし者になっちゃうと 気分良くないねなるほど。、今子ども達も楽しそうにびる住宅内を遊んでいますしね、好い家だ。 こどもが喧嘩をはじめている 正木:どっちもどっち 松原:階段気をつけてね ■ビル住宅のよさって何? 佐藤:だから住宅というよりは仕事場っていう感じで、仕事場の中で子供も育てているみたな感じでいいですよね。 松原:そうですね、仕事の方が強いかも知れませんね。 佐藤:そうですね、そういう感じがしますね。機能的室名も書いてないし、極力間仕切りも無いし。全部事務所ビルになっても何の物大もなさそうだ 松原:何かの工事の人が現場ではなくって、その後に来た 例えばNTTだとか何かの工事の人がこの辺まで上がっているに、上はなんですか?って言われましたね。普通に寝室ですけどみたいな。なにゃと 思ったやろう 佐藤:住宅とは思ってない発言ですね 松原:思わない。 佐藤:普通の人は内部だけ体験したら住宅とは思いませんでしょうね。事務所に台所あるのってあるでしょうし、働く場に仮眠する場所だってあるし。まかない飯みんなで作って昼寝する部屋もある仕事場あるから 佐々木:そうかもしれない その04へ |
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