2017年10月03日 石川卓摩・木村俊介さんさんに聞く 神宮前の事務所にて |
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05 佐藤:構造の方とはどのように進めているのですか 木村:最初から、プランが決まったところからですね。この住宅は本棚の縦の板、ツーバイ材一枚だったかな、40の厚さの板で、要は本棚を耐震要素にしたいんだけど、どうしたら耐震要素にできるかなーという相談から始まってます。 佐藤:それで2枚合わせの柱ができたと。柱の隙間から光が漏れてきて面白そうだね 木村:面白いとおもいますけど、半透明の材で、それはDIYでふさぐのかなーっていうふふふふ 感じですね。 佐藤:断熱は外回りだけですね、空調はどうされているんですか 木村:空調は環境系の得意な設計事務所にいる友達に最初に相談して。一つは床下エアコンをやろうと思っていて。1階の押し入れの下のところにエアコンを入れておいて。ここから吹いていくんです。床に穴をあけて吹くんです。基本はそれ一台で断熱をしっかりしていればいけちゃう。 ただ夏場の冷房用に穴は用意しているんですけれども。名古屋の場合は暖房より冷房が問題が大きくなるんだ 木村:あと、コスト的やめちゃったんですけど、最初の提案はソーラーで暖めた空気をファンで床下に流して、で床下に回すっていう設備を入れようと思ってて。それも割とリーズナブルに100万円いかないぐらいで、いれられちゃうみたいなやつがあるよと、教えてくれたんです。やろうかと思ったんだけどカットされちゃって。やってない。後工事でもできるよというような物みたいなので、できなくはないですね。 佐藤:この住宅で何作目ですか 石川:五戸目ぐらいかな 佐藤:2年間に一戸のペースぐらいですかね 石川:そんなもんですよ。途中から店舗がメーインになってきて。住宅はあまりないんですよ。 木村:中古車屋さんの内装とか。そういうのばかりやってますねー 佐藤:専門の店舗の内装に特化してるほうが仕事が入り易いんじゃないんですか 木村:どうなんだろう。そこの会社からはきますけどね。 佐藤:コンビニの展開のようになっていくんじゃないんですか 木村:そこまで大成長したらははははは 佐藤:車が不要な時代にはならないでしょうから可能性はあるね。石川さんの近況は先ほどお聞きしましたが、木村さんはその後どういう展開でしたか。独身でしたよね 木村:何月だったかな、僕ね2008年に結婚したんです。子供も二人います。家で寝ているわけにはいかないです ふふふ。 佐藤:仕事のしかたですが、それぞれ別の仕事と一緒にする仕事と両方あるんですよね。よく喧嘩別れにならず続いている秘訣を教えてください 木村:基本的には完全に分けてないかも知れないよね。少なくってもアイディア出すときには、手は出さなかったとしても口は出すし、両方とも手を動かそうという感じで。 石川:仕事を持ってきた人が、プロジェクトリーダーになるので、相手の意見を採用するかどうかはその人の裁量になる。 木村:アイディアは多い方がいいから、とりあえず聞いてみて、アイディア出してもらって、それを自分のアイディアと含めて,これでいこうっていうふうになったりもするんですね。 佐藤:スタッフは雇ったりしてたんですか 石川:そになに仕事も無いので 木村:単発でアルバイトに来てもらうぐらいですね 佐藤:続いているからなによりです。木村さんは演劇のような横道へもはいらず建築一筋ですか、思わぬ展開になているとか 木村:思わぬ展開にはなってないですね。 絵 石川さんFBより 佐藤:石川さんは演劇に関わっているそです 木村:彼は一部そういう時間に使っていて、僕は前からやっていますけど、専門学校の講師をやっているので。今日も午前中そうだったんですけど。それで週に2日ぐらい居なかったりするので。その居ない時間分、彼はその演劇関係をやっているというようなイメージです。インテリアのちっちゃう専門学校ですね。 石川:9年前もやっていたよね 木村:たぶん、やっていた 佐藤:専門学校の講師も長年続けている 木村:続いてます 佐藤:出入り激しそうなイメージあるけど、人気の先生なんでしょうか 木村:そこの学校は出入りあんまり激しくないですね。たまたま担当の人がいいのか。その前に1年だけの所は僕が直ぐに辞めちゃっただけですけど。 石川:なんで辞めたんだっけ 木村:給料が上がんなさそうだったから 石川:だから出入り激しいんじゃない、そういう所は 木村:雇われているというよりは時給が出ているだけですね。今日は1.5時間の授業を2つやってきたので、3時間分の給料がでますというだけです 佐藤:教える世界は設計仕事とは違う仕事 木村:まあ、世界が広がるというか、教え子は広がりますふふふふ 佐藤:教え子が事務に押し入ることはないんですか 木村:一っ回ちょっと、本当に入れるかどうかなーって悩んだ子はいましたけど。あんまりないな。2年制なんで、即戦力として使えないっていうのもあって。大学生も1年生2年生だと育ててあげるという感じで。逆に卒業して一回就職したけれど、辞めちゃって今時間があるんですという子とかにはCG作ってもらったりとかしてますけど。 佐藤:大学よりは専門学校の方が多様な人が来そうだね 木村:そうですね。 佐藤:数人で始めると別れてしまう事が多そうなので、お二人が9年半続いてたーって貴重な気がします 石川:そうですね、たいした波も無く 佐藤:大学の1年生からずーっと一緒なんですか、そうだとすれば人生の半分は一緒に暮らしているっていうことになりますよね19才ぐらいで大学に入るんだから 石川:そうですね 木村:人生の半分以上過ぎましたね 石川:会ってない時期もけっこうあったしね。ありがとうございます! 木村:なんで今言うの ふふふ 佐藤:早い時期に一緒に仕事を続けられる人に巡り合ってるって、上下関係ないからいいよね。 石川:恋愛なんかね、夫婦以外の二人組は絶対に10年経たないで別れる。10年は長いですよね。 佐藤:何か生物の法則があるの 石川:かならず。死ぬまで一緒ということはないでしょう。 木村:明日、死んじゃったら死ぬまで一緒だってなるでしょう 石川:そうだ 佐藤:珍しいよね、一緒に仕事が分かる人が傍にいるのはいいと想うんだけど。 石川:ただはちゃめちゃやっちゃいけないんですよ。はははは 佐藤:俺を見て言うなよはははは 石川:どうせだったら・・はちゃめちゃやってやるーとコントロールして、抑える方が疲れ果てちゃいますよ。 佐藤:そうだね その06へ |
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