HOME 文責・作成・佐藤敏宏 | 佐藤敏宏の京都ことば悦覧録 2017年1月27日から2月2日 |
ことば悦覧録 |
和田寛司・小西由吾さんに聞く 2017年1月・31日京都市内にて その1 その2 その3 その4 その5 その6 |
その1 佐藤:ランチ設計舎の和田寛司さんと小西由吾さんを聞き取りに来ました。 初めに和田さんに生い立ちから、お願いします。 和田:僕は京都市内で1986年生まれました。今年30歳です。京都の東寺の近くの南区出身なんです。ずーっと京都なんです。 生まれてすぐに母親の友人、女性の方が。その方がずーっと実家に居候してまして。当時バブルで稼ぎはあったと思うんですけど。どういう話で居候が居たのかわからないですけど、ずーっといらっしゃって。 佐藤:家族じゃない他者も家に暮らしていたと 和田:その方が女性なんですけどログハウ・スビルダーなんですよ。そこで建築というほどではないですけれども、建物には触れていたのかなーと思います。僕が4歳のときに、京都の静原に別荘を買われて。そこでログハウスを一人で建ててはって。中学教師なんですよね。バブルの感じでみんな別荘を買っていたみたいで、買うんだったら自分で建てたいという思いで、ずーっと独身、今も独身。 家族は両親と弟とおばあちゃん。6人ですね。忙しかったみたいで、そんなに食事は一緒に食べてはいなかったですね。 佐藤:暮らしの中に変わった人が一人いたと。ケンカにもならず暮らして 和田:これ一緒にやろうやみたいなので、壁のペンキ塗ったり。なにかしらやらされた記憶があります。 佐藤:小学校には行ってましたか 和田:公立小学校へ行ってました。大工にかかわるのは静原に行ったときだけで。あとは建築にふれたり、大工仕事したりはまったくなかったです。 僕だめな小学生で。いじめられてはいないんですけど。スポーツもそんな出来んし。勉強もそんなできんし。共働きだったんですね。放置されていて、おばあちゃんが面倒をみてくれた。ばあちゃん子ですね。 佐藤:ただいまと帰るとばあちゃんがいたと、かぎっ子じゃないんだな 和田:おばあちゃん 小学校の高学年の当たりから痴呆が始まりまして。僕らが介護手伝うみたいな。で、父親も母親も働いていて。 佐藤:徘徊してましたか 和田:わりと寝たっきりだった。僕たちは面倒をみつつ、小学生なんで面倒をみれるものでもなく、一人で友達の家に遊びに行ったり。 佐藤:あそびに行くけどおばあちゃんの事を気にしながら・・ 和田:そうですね 佐藤:食事の準備はしてあげてたんですか 和田:それは母親が。チャーハンだけは はははは 自分で作ってましたね。料理のアニメとかやっていて、チャーハンをガスバーナーであぶるんだ!を観てね。それを僕は鵜呑みにして。1時間ぐらいずーっとあぶって。ふふふふふ 馬鹿ですからね ふふふふ。 本当に馬鹿で、興味あるものに没頭してて。勉強とかそんなにしてなかったんですよ。その時はスーパーファミコンかな。ドンキーコグぐらい みんなでゲームもするけれど、外にも遊びに行くんですよ。野球チームのグランドが在るんですけど、雨降ったときに水たまりにかぶせるために土が盛ってある所があるんです。そこを掘ったりして、秘密基地を作ったりして。その秘密基地を使ってタカ鬼、コオリ鬼とか隠れん坊とか 佐藤:タカ鬼ってなに 和田:ご存知ないですか 鬼より高いレベルに行ったらタッチできないゲームがあるんですよ。鬼より低いレベルに居る奴らを鬼がタッチしていく。鬼がより高いレベルに居て、みんながタッチしていくというゲームなんですけど。そのへんのルールを僕が変えて、みんなで遊んだり。 佐藤:鬼ごっこのルールをつくりかえて遊びをより楽しくしていた 和田:はい。だいたい同世代と遊んでましたね。男女比は中学年の時は半々でしたけども、高学年になると男だけ。 佐藤:マンションの通路でかくれんぼですか 和田:そうではないです、ここの路地は飛び越えられるとか 佐藤:隠れん坊しながら身近な地形を体験してたんだね、図書館は行かなかったですか 漫画の本はどうしてたんですか 和田:友達のお兄ちゃんが持っていたとか。漫画とか本が凄い有る家があって。そこで情報収集みたいな。かなりウエルカムな人だった。 佐藤:今はスリムですけど 和田:小学校の時は太ってたんですね。中学年から高学年、凄い太っていて。駄菓子屋さんに行っていて。まだバブルの名残があった時期やと思うんで、お小遣いもらって。中学校の時にダイエットしました 普通の公立の中学に進学して。京都市立洛南中学校、自宅から徒歩8分。小学校もそれくらいで。遅刻せず、まじめに一番ぐらいで行ってました。 バレーボール部に入ったんですけど。凄く弱かったですよ。 佐藤:中学でようやくスポーツ部に入ってと。小さいから受ける人で活躍した、3年間最後まで続いた 和田:最後までやりました ずーっと同じメンバー。廃部寸前なんですよ、僕たちが入らないと廃部みたいな その2へ |
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