HOME 文責・作成・佐藤敏宏 | 佐藤敏宏の京都ことば悦覧録 2017年1月27日から2月2日 |
ことば悦覧録 |
川井操さんに聞く 2017年1月29日 彦根あたりにて その1 その2 その3 その4 その5 その6 |
その5 川井:2011年から2013年まで北京に居て。2013年の3月に東京も戻ることになった。 佐藤:なるほね、それで理科大の助教はいつ辞めたんでしょうか 川井:理科大の助教は2014年の10月まで。1年半、宇野先生のところで勉強をさしてもらって。布野先生の後任ということで2014年の10月から、滋賀県立大に戻ってくる機会をもらったということです。まだ2年ちょっとです。34才で県大に戻った 佐藤:早いですね、そこに至るには40歳ぐらいまではかかりそうですが 川井:奨学金が凄いたまってて、800万ぐらいたまってて。 森田:ふふふふ 川井:何とか定職について返済しないといけないなーっていうのもありましたね。 34、5歳で大学の先生に戻ったらいいかなーというイメージは持っていたんです。 森田:そうか奨学金の支払いの期限がね 川井:ギリギリが35歳なんですよ、それまでに給料をもらえる、大学の先生に就けばいいかなーというイメージはしてたんで。 佐藤:人との出会いは豊なんだけど、銭は相変わらず貯まらないんだね 川井:ははははは、でも今は残り300万ぐらいまでに減らして。かみさんに文句言われながら減らして。 だいだい こんなところです! 佐藤:まだまだ。教える立場になって、川井先生のような学生さんが入学して来たらどう導き教えるんですか 川井:彼女は今M1で来てて。僕は布野先生の後継人ということと、中国で築いてきた自分のネットワークで都市調査、広域調査をしたりとか、集落調査をしたりとか。あるいは修士のときにやったセルフビルドの改修っていうのを滋賀に戻ってきた若いクライアントの人と一緒に改修したりとかしますね。 地域のプロジェクトものと、海外のリサーチ系のものをうまく混ぜながら学生と一緒にやっているという感じですね。 佐藤:教え子たちがインタビューに参加してるってのはほどんどなかったんですが、参加している学生さんに聞きますが、井先生はどんな感じですか かいじょう ははははは 中村:私は学部時代はぜんぜ違う先生でした、芦澤 竜一先生。ハードな研究室にいたんですけど。院から川井先生の研究室に来まして1年は経ってないんですけど。修士研究とかもあるんですけども、記憶としては、よく呑んでるイメージがあって。 佐藤:先生といつも酔っている記憶ありと。お酒の呑み方をまず教わっているんだと。 中村:そうですね、それもあります。 佐藤:今日の午後は森田さんの家にいたんだけど。川井先生の所に来る予定はしてなかったんだ。夕方ぎりぎりになって「みんな来いよ」よ声かけあって集まるー、迷惑オヤジじゃないの〜 中村:いえいえ、一昨日もそうなんですけど 佐藤:いつも呑んでて建築話をずーっとしているんだ、建築的変態野郎たちだね、面白いですか 中村:面白いですね 佐藤:呑んだり食ったりしながら勉強していくと楽しいしね 川井:それは布野さんに教えてもらいましたねふふふ 佐藤:呑んで本音むきだして交流していくといいね。大学の講座では本音はだせないしね、課外授業で本音でたたき込まれると。いい先生ですね my聞き取り後に大学の先生になった人は居るんだけど、最初の聞き取りですでに建築系の先生には今日が初めて ですよ 川井:そうなんですか 佐藤:聞き取りのスタート時の条件は独立系建築家に限ってたんですよ 川井:あ、そうか 佐藤:藤村・中山・柳沢さんなど数名が大学の先生になったんだけど 今回は山崎さんも大学の先生になってた。30歳前後の独立系建築家が対象でした。まだ未来が定まってないから、不安定なんだけどそこが興味深いですよね。 川井:そうかそうか 佐藤:川井先生は独立系建築家じゃないので 何を質問したらいいのか分からないんですね。いわゆる野者の生きざまを記録していくつもりだったんですよ、建築家は社会地域のなかでどのように建築家になっていくのか?その人の社会背景など含めてそこに興味があったんですよ 縁で定義と異なる川井先生が目の前に現れて。原理主義者でない俺は何時も成り行き任せで聞き取っています。で家族のみんなに聞いちゃったりする事態にもなっています 川井先生もそんな広がりで聞き取ってしまいました はははは かいじょう ふふふう 川井:いやいやありがとうございます 佐藤:これを機会に初夏の鮎を食い来ながら 川井:そうそう、そう かいじょう ワイワイガヤガヤ 川井:結構 話してましたかなー 佐藤:初めての聞き取りにしては1時間ちょい短いねー・・ ラッキー^ かいじょうははははは 文字おこしすくないし はははは 川井先生つまみや肴をつくりに台所に向かう 森田:僕 初めて聞く話多かったですよ(3時間弱) インタビュー同席するもんですよね 学生だった知らないでしょう、川井さんの20万借金した話とかはははは 中村:金借りたことは聞いたことあったかも 兼田:800万っていうのは知らない 佐藤:今はもう300万だからね500万円いつの間にか返済していた奥さんに怒られている、なんて言っててね。そのまま文字にしてしまいます、たいへんですよ。これが残ると 兼田:結婚せなーと。そこで、どっから付き合って、いはったんですかね 佐藤:俺は休憩して 学生さんから聞いてもらいましょう 彼女に振られどんぞこ、頭が一杯!意気消沈している兼田さんとしては京都の美大生の女性に振られてからどう立ち直ったか聞きたいでしょう 兼田:聞きたい!! 森田:はははは 台所にたってた川井先生は追加の肴 焼き餃子などをつくててできたようだ 佐藤:川井先生まだインタビュイー終わってませんでした 名前なんていうだか分からないんだけど 兼田:兼田です 佐藤:兼田さんのコーナーです、彼が だい大好きな彼女にふられて困っちゃっているんだけど。一度振られた川井先生がふたたび女性と結婚できて幸せになっているのか理由をちょっと 聞きたいんだそうですよ 川井:俺20〜29歳まで彼女いないかったものね。今の奥さんまで 中村:どのタイミングですか 川井:D3ぐらいのとき。彼女がM2のときだから。本当にお互い卒業する直前付き合って。 学生川井:2年空いたんですか中国へ行って 川井:そうそう。 兼田:そのときにどう乗り越えたんですか 川井:彼女も社会人に成りたでて、忙しかったし。互いに忙しくって自分のことで精いっぱいで。 兼田:おかしいなーだって互いに忙しかったらって。人によるのかなー。その後中国から帰ってこられて、理科大の先生になられて、結婚も視野にいれてなきゃあかんから、結婚意識したわけじゃないですか そこで。 川井:それはけっこう ちゃんとあって。2年間居ない人と付き合える人って凄いじゃん。 俺 北京に行って2年間居なくなっている、サバイバル。それをちゃんと付き合える人で。なんていうのかな、−放ったらかしてくれるというか。そういう関係性で居られるっていうのは、それが大きい。 逆に言えば2年間ほったらかしたのに、さらに 放ったらかしは嫌だなーっていうのがあったから。 兼田:前 結婚も自分のしたいことに対しての要素という言い方をした、条件の良さの一つみたいな話をされた 川井:それ俺ちょっと訂正するわー、そんなことはないと思うんで その06へ |
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