HOME 文責・作成・佐藤敏宏 | 佐藤敏宏の京都ことば悦覧録 2017年1月27日から2月2日 |
ことば悦覧録 |
山崎泰寛さん井口夏実さん 2017年1月29日京都市内にて その01 その02 その03 その04 その05 その06 その07 |
その06 山崎: 予算の話で、引き出しはあった方がいいけど、作り付けの引き出しにすると凄く高かったので。ある物でいいじゃんとなって。この家具は永いよね 井口:私が小学生の時に使っていた勉強机の引き出し、妹のと 山崎:色も綺麗だし。 両サイドに井口さん姉妹が子供の頃使っていた 赤い引き出し 佐藤:二人で調理されるので、使いやすそう いい感じにできてますよね 山崎:どちらだけの意見じゃない。それからここに物が置ける場所(調味料などが並んでいる所)は前の家で作って便利だったので 台所にそんなにこだわったっけ ふふふ 井口:ガス台ぐらい。 山崎:全体の予算から言ったら、もっと安いガス台あるんですよ。だけど、こういうふうに火が着く ひねりながら カチカチ音をたてて着火を実演する山崎 しっかり回さないと火がつかないので、事故が起きないだろうなーと思って。下はガスオーブンです、夏実さんが是非欲しいということで。 井口:これが解体前、見えますか 山崎:これは2階の窓、ここはつぶした窓です。だいぶ大きい窓でした 台所まわり工事中の様子 井口さんFBより 井口:ここは今、洗濯機が置いてあって冷蔵庫が置いてあって 佐藤:天井が無かったのがわかる写真だね 井口:これは書庫 窓大きいでしょう、大きすぎません 佐藤:俺が気持ちよく寝てたところの窓はこんなに大きかったんだ、1/3ぐらいになったかな 井口:町家っていう感じでは残ってないでしょう、ぜんぜそういう感じじゃないんですよ 山崎:ここは子供部屋でこの柱が 一階の写真撮ってなかったね 井口:私にしては珍しく。フェースブックに改修の記録をあげているんですけどね 写真です、 佐藤:床はがしてコンクリートを打っている写真みました 工事経過を全部公開しちゃうのかなーとおもいました 解体された1階床組のようす 井口さんFBより 断熱材を敷き込み鉄筋を配てのちコンクリートを打設 井口さんFBより 山崎:ここがキッチンでした 佐藤:玄関入るとキッチンでしたと 井口:モダンな感じのキッチンだったね 佐藤:一度、1階も2階の床も取り除いて、構造用合板を貼りなおしてと 山崎:食器棚 あの緑色の棚が名残なんですけど うまく使えなかった 井口:11月から始まって2月まで、3月4月で仕上げでした 隣との壁に断熱材を入れる 井口さんFBより 階段手前に壁を設え台所の各種棚調理台ささえる 井口さんFBより 佐藤:今後は全て新築で作ってみたいですか チャイムがなっている 子供が遊びに来たのかな 井口:新築ね、やってみたいと思いますよ。 佐藤:新築でやれることって何かね、 井口:新築だから出来ることって何だろうね 佐藤:改修をしつづけ住み込んできている2人。もし 新築したいのって何かありますか 井口:離れとか 佐藤:プランに対しては新築だろうが改修だろうが自由にできますよね 山崎:え。 佐藤:残るは仕上げ材が整って均質に仕上げられる、その方が面白くないでしょうけど、新築の方が金額は高額になるでしょう 井口:そうでもない気がする、同じお 金掛けるのだったらリノベーションの方がいいものが出来ると思うけどね、広かったりね。 山崎;新築にする理由ね 井口:ずーっとこういう日本家屋を直しながら住んでた〜みたいなと、寺川さん、離れだけ新築だったじゃない。ああいうのはいいよね 山崎:そうだね、あれは庭に増築っていう感じだから 井口:南側の家が売りにでたとしたら、すぐに買いたいんですよ 山崎:その時は全部壊すと思います 井口:プレファブは全部潰し改修しない 新しくするか更地にして畑にするか 佐藤:新築するというよりは取り除いていくということだと。隣の家を買ってどうするこうすると考えてしまう姿って この家はそこの面白さがありますね 山崎:住宅は町のものですから 井口:ふふふふふ 佐藤:この家は自分の家に居るんだけども隣の家も自分の家のように改築したり潰したり、あれこれ想ってしまう 町や家づくりの楽しさを誘うね、この家の特徴だね 山崎:そういうことには興味はありますねー。前からあったと思う。住宅は公共建築だみたいなことを言ったこともある ふふふふ 町のなかのものだと 佐藤:不動産は所有権があるので、システムの中で自分のものであると思い込まされる。強い仕組みがあるが、時間を圧縮して考えてみると、あっという間に違う人が住むことになるので、個人の所有に強く縛られず、みんなで所有すべき物だという考えがいいと思いますけど。 どんどん住み変わってき所有権に拘束されずに家の在り方を思うのがいいとおもいますけど この地形を生かし暮らしている感じ。この環境の中で生きる建築にしてあげたいなーと思ってしまいますよね 今のような個々が閉じてしまうような、家のありかたではもったいないよね 井口:もったいない。新築やるべき機会って少ないはずなのに 公共建築が新しくできて、凄く恰好がよくって いいなーって思いますよね。駅とかね。 山崎:そうだね、博物館とかホールとかそいう公共建築 井口:すごく恰好のいい新築でできたりするといいなーと思うからね でも一人一人がみんな新しい家を建てなきゃいけないかと言ったら、それはないね 山崎:どういう時だろうね、新築で建てた方がいいの、追い出されて・・どういうときかなー 井口:そんなにもたないって思われてないじゃないですか 家って30年で建て替えるみたに 山崎:この家は 今生きている誰よりも長生きしているよねふふふふ100年経ってますからね ふふふふ 井口;リノベーションの方が面白いよね 新築だと建築家の才能に頼りすぎるというか 山崎:うん、うん、そうだね 頼み切れないなー。岡田さんぐらい才能がある人だったらいいと思いますけど。とても我々には頼めないね 井口:うん 山崎:本当にどれぐらい 神経質に言った 井口:そんなに神経質には言ってない、窓の話は話してないか ふふふ 山崎:ベンチとかね。ベンチの回し方だってだいぶ言ったよ。 佐藤:回し方って ベンチをどこに設えるかって話ですか 山崎:最初はそっちの壁まであったんだけど、 こういう溜まりになるようにしてもらったり (ベンチを工夫してできた 溜まりを使って子供たちはサッカーゲームに夢中) 佐藤:図面の見方が解るので二人は要求できたのでしょう その 07 |
|