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      2014年 3月3日 おしゃべり
 清水久和と おしゃべり〜編  佐藤敏宏 ことば悦覧録 

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清水: うーん。うーん。なかったですねー

佐藤:独立してよかった点ですねー

 共に ぐぐふふふ

 制作時にはワークショックのキャンパスに成るって考えて無かった そこから発展する跳躍許容力は 自分でも気が付いてなかった才能で 凄いですよね。自分のデザインした作品んが全く異なる機能を獲得し展開してしまうなんて お絵かきの下地に成り下がっても デザインの底力・威力はますます発揮してしまう。 my家人が我が家の壁床天井をキャパスにガムテープ作品作りの下地にし制作してます、建築の壁6面開口部も キャンパスになってますけれど ふふふ

清水:観ました写真
佐藤:最初は意味不明だったんですけれども 1年半ほどで 模様だったり自己表現になってきてますね
清水:昨日アップされたやつですよね 

佐藤:その関係と似てますよねー
清水:ははははは 同じかも知れない

     
      (清水さんFBより)

佐藤:子ども達は無邪気に清水さんの作品に顔を描いているけれど 家人の制作行為は不明ですが 「最近これとっても楽しいのよ−」って自分の作品に反応して 1年半前の放射能に対する恐怖系で始まった最初の動機が消えてしまい 行為の意味が解らなくなって楽しいと 感じ です
清水:ははははは

佐藤:最初は一部分だったんですけれど 室内の6面全てと家具すべてに キチンと貼りまくりますので
清水:何か法則があるんですか 好きな所に貼る
佐藤:聞いてても 理解できないです 観てても。ガムテープ 輝んでキラキラ綺麗と言っていますが 理解できないです 曼荼羅でも観ているんでしょうかね。どうように清水さんの作品がキャンパスに成る喜びと嫌悪の両方があるんじゃないかなーと想像するんですが 4つのワークショップによって表情が変わる、その様子を余裕を持って楽しめると

清水いいですよ だって 子ども達もねーまさかそういう作品にペンキを塗れると思ってないんで。すーごい楽しそうなんです

佐藤:美術館では作品に触っちゃいけない ありがたい恐れ多い という作品との関係ですからねー 清水さんがデザインしたなんて知らないで子ども達は絵を描いてるんでしょうからねー
清水:そうそうなんだこの酒臭いおっさんはーですよははあっはあは

佐藤:ある種のデザイナー像幻想みたいな 社会とメディアが造り上げている虚像を清水さん自身が否定 あばき 解体するみたいな姿勢にも見えるわけですが。それ楽しいって本当に言っちゃっていいんですかねー

清水:はははははは

佐藤: 聞き手の俺としてはちょっと心配もするんですけれども 
清水:はははははは
佐藤:そうだよなーやっぱ 作品の意味や 社会的な位置では機能変容しちゃうって 作家はそりゃ楽しいよなーとも思うし デザインや作品には手を触れてはいけないって社会規範が流布しているなかで危険視されそうでもあるし

清水:それが よくないと思うんですよ
佐藤:清水さん ゆとりですね 近代的姿勢じゃないですね これ一直線 われありじゃないですよね。ポスト近代人てき振る舞い
清水:そうですよねー

佐藤:ゆとり やおおらかさを内包するデザイン作品  興味深いです
清水:ほしいですね 特にいままで僕はゆとり無かったと思うので 会社勤めしてて
佐藤:脱会社してからは もっと余裕が無かったわけですし

清水:ははははは
佐藤:体じんましん出して 痛んでましたからね
清水:ははははは 酷かったけど

佐藤:その自由人への脱皮苦痛を脱し−〜 この一年はゆとりも生まれている いいですねー
清水:いいのかなーこんな余裕で ふふふ

佐藤:ということはこれからもしかすると この作品名はなんでしたか
清水:オリーブのリーゼント
佐藤:オリーブのリーゼント これは言葉が二つ重なって生まれた作品である。その上にワークショップが重なり そこでもう一度意味が変容して  とても面白いデザインにおける 面白いベクトルが生まれていますよね

清水:でも関係が出来たのは、この作品の人気があったからなんです。もし 好きな作品作でも 人気が無かったら、何も関係生まれてないかなーと。

佐藤:人気が出たのは形が面白いからですか 周囲の緑の中に 突然でかい顔とリーゼント髪が出て 違和感というか 驚きといういうか その後で笑える なんでしょうかねー
清水:なんでしょうかねー え!リーゼントみたいなのあるんじゃないですかね
佐藤:単に現象を おもしろがればいいんですけれども 余計なこと きいちゃったりして 清水さんはリーゼント好きだから作っているんですよね

清水:そうです

佐藤:なんて言うんですようか  作品が在ることで誰でも参加出来る 参加させちゃうデザインの力みたいな、 なんて銘々したらいいのかわかりませんが。このようなことが生まれてしまう作品ってあるんですか デザイナーが作った作品に参加して意味を変容させて何か生まれていく作品 

清水:わからないなー どうなんでしょうねー 作らせるとかはありますよねー 制作過程の中で ブロック積み上げるとか。それって辛いじゃないですか。単純作業で
佐藤:顔にお絵かきは いたずらしているような気分もあるし
清水:これは楽しいと思うんですよ 僕も描きたいなーと思ったぐらいでした これは

佐藤:老人になると 人は脳味噌が劣化して 子供化してきますよね このような作品を置いて 老人の呆け防止に寄与するデザインになっていくとか 少子高齢化社会が進むので あると いいですよね。老人とワークショップしたりして

清水:そうですよー。それいいなー
と思っているんですよ。色んなお年寄りもいて 周りにも。この近所にも。まったく出て来ない 引き籠もりのお爺さんがいたんですけど。今は これの案内やっている


 (清水さんFBより)


佐藤:すごい〜!
清水:毎日出て来ている。
佐藤:すごーい
清水:どうしたんだあの人は

佐藤:すごいですね。清水さん発 デザインの力は凄いですねー
清水:そういう意味ではね−
佐藤:まちづくりだーなんて 気を張らず いやだな〜足出るし〜 で参加した清水さんが制作した作品はそのように機能する 目的が効果 凄いです 参考に成るなる 棚ぼたどころじゃなくって めちゃめちゃ凄いですよねーその効果は

清水:あれは嬉しかったですねー お爺さん全く会話もしない人だった
佐藤:孤立し続けていた老人だったと
清水:家から出てこないし。鬘がこの前に有るんですよ。鬘をかぶって記念撮影が出来るんですけど リーゼント鬘

佐藤:お爺さんも リーゼント

清水:かぶせてあげたり写真撮ってあげたりしているわけですよ。大変な作業なんですよ 一日中 凄い人が来てましたから。千人ぐらい来るので。

 共に ははははははは 

佐藤:千人に案内し  鬘の世話もー  ははあはは

清水:最後の方は流れ作業みたいになっていた


  (清水さんFBより)

佐藤:津波で消えた町の人々は  アイディンティテーが根こそぎ消えてしまって。何も無くなってしまった。呆然としている時に被災地を案内し 案内することによって自己確認もでき 記憶もよみがえらせたりして ツーリストと交流して案内する人自身が蘇生していくという。 そういう経過作業の効果と似ていますね。何が原因か分からないけれど 引き籠もり病んでいる叔父・爺さんがが清水作品を介して 社会性を得自らの社会的役割を自己確認してサービスまでしてしまうというデザインに力というのは 今世紀初頭の 偉業ですよ これは

清水:ははははは

佐藤:デザインがもっていた治療薬効果をも 発見したしまったとそれは 凄いですね
清水:畑の所有者が 岩ちゃんという凄い面白い人で。その人と仲良くなって。

佐藤:これは良い仕事だなー
清水:これは本当に面白かったですねー 本当に夢中になって

佐藤:この結果を意識して制作しいたとしたら  清水さんらしくなくなってしまいそうですよね 
清水:あんまりその辺 考えないようにするので
佐藤:この結果は忘れ てしまいましょう 

清水: そうですね これあげます
佐藤:バッチですね
清水:そんなのまで作っちゃった。これは参加する子ども達への参加賞なんですけど 
佐藤:おれ参加してないのに もらっちゃ おうー
清水:ははははは子供でもないんだけど ふふふふ
佐藤:うれしい

清水:子供として認定します 
佐藤:子供として認定されちゃった ははあはは 



   

 終わり さいごまで読んでいただきありがとうございました 文責佐藤敏宏
 2014年3月13日

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