199５年　１９９６年　１９９７年 　１９９８年　 　　 　　　　　２０００年　大島哲蔵さんと佐藤敏宏の私信交換　　　ｈｏｍｅ　 　１月　２月　３月　４月　５月　６月　７月　８月　９月　１０月　１１月　１２月 ０１　０２　０３　０４　０５　０６　０７　０８　０９　１０　１１　１２　１３　１４　１５　 １６　１７　１８　１９　２０　２１　２２　２３　２４　２５　２６　２７　２８　２９　３０　３１　 ●２０００年８月３日２１：３７　桃おくります 大島哲蔵様 今年も美味しい桃が送れそうです。例年になく暑いので、甘みは充分のようで す。 今日から出荷出来るとの連絡がありましたので明日注文してきます。 新建築の連絡に広島での演習の話しを見つけました。楽しそうですね。人数もちょうどいい感じで、瀬戸内海に浮かぶ島島を想像してしまいした。 ●２０００年８月１５日１４：４２　Ｒｅ：桃おくります 佐藤敏宏様 桃を折角送って下さったのに、丁度出掛けた日に送られてきたようで、張り紙を見た業者が母親に転送したようです。 まあ今年は母親が美味しい桃を堪能したと言うことで良しとしましょう。私の口に入らなかったのは残念ですが有り難うございました。 アートキャンプと称して、ダルマ山荘で頑張っていました。涼しいことが何よりも有り難く、５日も行ってれば収穫らしきものも自然に生まれてきます。 岐阜の北方の住宅団地も初めてみてきましたが、予想どおり周辺から浮いていていかにもモデル事業という格好で、いろいろ疑問の多いプロジェクトです。 帰ってから頑張って、建築文化の１０月号に載る「建築とアート」の原稿を仕上げました。また読んでいただけることでしょう。 灰塚のはナカタニレイニンさんの誘いで、結構馬が合うので付き合うことにしました。また何人かの若者と知り合いになって、大阪にでも来るような人もでるでしょう。楽しみなことです。 長野からの帰りの車の中で学生から「今後も金が無くても、今のスタンスで押すのですか？」と言われて絶句してしまいました。それで良いとは思いますが、金を作って何か広がりのあることをしたいと思うし、そうしないとどうしようもないことも事実です。何も手を打たないのは、怠惰だとも思います。いろいろ考えねばなりません。　　では又。　大島哲蔵 ●２０００年８月１５日１５：３９　うつかりしてました 大島哲蔵様 残暑お見舞い申し上げます。盆過ぎると多少秋めくとは思いますが、今日もカンカン照りの福島です。 桃うっかりしました。運送業者から連絡があり、実家に転送してもらいました。お母さんから礼状をいただきました。あの文面ですと無くなっちゃつたでしょうね。そうそうダルマ山荘と業者の電話で思い出しました。 私は千万家の写真や原稿などすんだら、ドライブと建築見学をするつもりです。文化１０号ですか、同じ号ですね。「建築とアート」楽しみにしています。千万家も以前来て、見ていただた千万家と様子が変化してるので、見てやってください。日一日として同じ姿をしていないですね。 先日建築遊びをして、大島さんの本・ジャドの話題になり、参加者２人が欲しいとのことでしたが、もう無いでしょね。 私も金がないですね。仕事もしたくないから金が完全に無くなるまで遊んでいます。それから考えることにします。金に追いまくられる人生の方がラクチンそうですからね。 千万家の関係のことが済むのに近づき、やること無くなったと思うようになりました。 発注者との関係はこれ以上、複雑な変化は無いだろうしです。 単なる建築について、あれこれ思いを巡らす、段階に入ったようです。なんて言ったらいいのか思いつきませんが、来年から別な世界のことをしたいと思い始めるようになりましたね。 ●２０００年８月１６日１９：４２　Ｒｅ：うつかりしてました 佐藤敏宏様 ジャッドの本はまだありますから良かったら送ります。ご指示下さい。建築は仕事があれば取り組むべきですが、基本的にズレてしまっているので、こちらから取りに行ってもロクなことはないでしょう。 何か別のことが、お互いに見つかると良いですね。句集とかエッセイ集とかコピーで小冊子を発行するなど考えてみて下さい。地味なものでも、少しずつ利いてきます。 まだまだ暑い日が続きますが、ご健勝に。　　大島哲蔵 ２０００年９月へ