ことば悦覧 in 東京 2010(4/3〜4) 春版 記録集 home ベラ・ジュンさん 伊庭野大輔さん 平塚桂さん 藤井亮介さん 佐藤敏宏 藤井亮介さんに聞く 4月4日17時〜 その 01 02 03 04 05 06 07 その02 佐藤:合唱を認めている人はいるんだろうけど。もっとっていうのが分からんな 藤井:一般的に認知されているやつをやろうと思って。それでビックバントジャズっていう、ジャズにいったんです 佐藤:ジャズボーカリストですか 藤井:楽器に換えたんです 佐藤:ふふふふふふ、何ですか楽器は 藤井:それはバストロンボーンっていう、トロンボーンの中でも一番低い楽器 (絵ネットより) 佐藤:ビックバントっ てメジャーじゃないね 今時 藤井:メジャーじゃない、だけど合唱よりはメジャーです 佐藤:ジャズと言えばアルト・サックスとかトランペットとかピアノとかギターとかそうなるじゃない 藤井:ビックバンドのジャンル自体が合唱よりは認められているじゃないですか 佐藤:ははははは 藤井:パートはあくまで合唱部でもそうだけどジャズでも ベースなの 佐藤:バストロンボーンでジャズ聞いたことないな〜 藤井:有名なのデュークエリントとカウトベーシーっていう、ビックバンドのそのふたつは凄く。だけど 僕らのはラテンをやっていたんです。ジャズで。マンボとか。 佐藤:ビックバンドと名乗ってはいるが、ラテン音楽クラブだったんだ 藤井:そうです。ラテンジャズ。ラテンジャズというジャンルがあるんですけど。基本はラテンジャズ、マンボかサルサとか。 佐藤:藤井さん陽気になりましたね〜 藤井:陽気なやつを ( 2枚 絵 ネットより ) 佐藤:バンドネオンとかも混じっているですか、ピアソラなんかの曲も 藤井:タンゴになるとちょっと地域が変わってくるですよ 佐藤:アルゼンチンか 藤井:僕らがやっていたのはキューバとか、ドミニカとか。中南米の 佐藤:常夏の社会で、裸になって歌う陽気な感じ 藤井:裸になって踊る感じ。だから打楽器が多い。だけど、その中で僕はベース。ベースのパートっていのが凄い好きだったんで。 佐藤:サルサでベースって 藤井:イメージしずらいかもしれない。 佐藤:ハモって踊って陽気な感じがするけど 藤井:だけどサルサで重要なのはリズムなですよ。リズムを支えているのはベースなんです。 佐藤:そこで決まったと藤井は社会や音楽のべースマンであると。ベアリングに近い機能、黒子主義者!藤井現る とふふふふ 機械のような反復運動とか、ベースとか ベアリングとか存在感が薄いようだけど 社会の文字通り ベースを裏で支えてるような役割だと 藤井:なんかわかんないけど、そういう、あんまりメーンに行くんじゃなくって。 佐藤:やっぱり車はベアリングなしじゃだめよ ははははははは 藤井:なんかそういう気がしますね〜 佐藤:サルサも 基本ベースを刻みながら 社会には無くてはならない存在 藤井:ベースがないと絶対 音楽成立しない 佐藤:ウッドベースもあるし ベースギターもあるけど何で トロンボーンでなの 藤井:ベースがないと音楽成立しないは言い過ぎですけど。ベースがあるとより刻みが確かに 佐藤:それはそうだ。 藤井:確かにギターだと単体でいけるじゃないですか。僕の楽器は一人だと何も出来ない。ウッドベースだけだと深みが出ない 佐藤:深みが出ない、厚みが出ない。ふふふ 藤井:トロンボーンというのはメロディーの下でちょっと下で踏ん張っている楽器なんです。その中でバストロンボーンっていうポジションは、パートとは離れてウッドベースと同じフレーズやっている。 佐藤:バストロンボーン奏者に初めて聞くことになっている 藤井さんに聞くは 藤井:トロンボーンの楽器の形自体がちょっと違うんですよ。トロンボーンって伸ばすやつあるじゃないですか。アレ持って で伸ばすだけじゃ足りないんで。トランペットみたいにここに、ペダルが付いている。さらに伸ばしたいんだけど、伸びないところをペダルで伸ばす。一番低い音が出る。 佐藤:裏技が仕込んである楽器だと、マニアックなだね 藤井:そうですね、そういうの凄い好きでしたね。大学時代はずーっとそれに填って。3年間はまるまるそれに注ぎ込んでいました 佐藤:演奏旅行とかあるの 藤井:演奏旅行はなかったんですけど。夏にコンクールがあるので。合宿で静岡まで行って1週間山に籠もって。ずーっと朝から晩まで練習ばっかり。 佐藤:戦後だと楽しみがないかったので、大学の楽団は方々に出掛けていって演奏し就職してみたら、月給の方が安かった!という話を聞いたことあるけど。演奏で稼がなかったの 藤井:ありました。会社のなんとか説明会とかのバンドみたいなので呼ばれて、お金もらったことはあります。 佐藤:戦後と違うしね。CDもあるしラジオテレビもあるしね。藤井さん時代はちょっとだけお金になって、あとは自分たちで演奏会して自腹切ってでしょう 藤井:そうですね、基本的に楽器を買ったりするのも自費で買ってました。僕も楽器自分で買いました。 佐藤:演奏会するときの会場借りなければならないし 藤井:そうなんです。それはお客さんにお金払ってもらうので。 佐藤:客入ったですか 藤井:結構入りまして。ほとんど身内ですけど。これ5枚あげるから売っといて! 佐藤:押し付け 入場券を配ってね。 藤井:お客さんは結構喜んでくれてましたよ。 佐藤:来てみたらサルサだ 楽しいじゃんと 藤井:そうなんです、サルサは結構簡単なんで、割と皆さん楽しんでくれます。 建築との関わり 佐藤:ところで音楽の話が続いているけど、建築のけの字も出てこないんだけど。 藤井:ちょっとね今日資料持ってきたんで。 佐藤:資料?! 藤井:僕は機械が好きでズーット機械やろうと思っていたんですけど。高校の時の数学の先生は、僕に本を薦めてくれたんです。 佐藤:なにこれ 何が書いてあるの 藤井:これはコンピュータのプログラミングをやっている先生が書いた本で。仮想世界を作って。2次元の 佐藤:二次元生物の創造 かん 藤井:これは 二次元の世界を作って、二次元の世界の中で生物みたいなのをプログラミング 佐藤:プログラミングされているので、二次元で生物が活動成長するの? 藤井:成長するみたいなのをやってたら、突然!意思を持った この主人公イエンドレル っていうふふふふ 主人公が居て。 佐藤:これは小説なの 藤井:小説です。 佐藤:そうか、科学の本かともった。眉唾本か〜 藤井:いやプログラミングは本当ですけど。その中で自由意思を持ったやつが出てきて、そいつがその世界を案内してくれるっていう小説、こいつが案内してて人間の世界と交信をし始めるんですね。3次元の世界と交信をするようになって。こっちの世界に興味を持っちだして。 佐藤:そんな難しいこといわなくって、鉄腕アトムでいいじゃない 藤井:これがですね二次元の世界っていうのがどういうふうに構築されているかっていうのを。これむちゃくっちゃ面白くって。2次元の世界っていうのは3次元の世界みたいに建物が上に伸びないです。建物が上にいっちゃうと、それが通行の妨げになるんで。 佐藤:眉唾物じゃない 藤井:若干眉唾です、でも2次元の世界っていうことで凄く世界を書きにくくする。 佐藤:どんどん上に伸びられないで 地下に行くんだ 藤井:地下にいく、でこれは人が通るときはこの蓋を閉めるっていう。 佐藤:だから分からない ふた二次元?。 藤井:2次元の生物っていうのは、SFなんですけどね。 佐藤:説得力のある科学的データがはいっているけど小説だからぼんと飛ぶわけね。ありえないだろうって話も混じるんだ 藤井:たまにあり得ないだろうって話もありますけど。、生物の構造とかも、例えばですね〜。生物の構造とかも 佐藤:誰が書いたんだろう 藤井:コンピュータサイエンスの人です 佐藤:AKリュードニーっていう人だ、アメリカ人ですか 藤井:アメリカ人ですカナダ人かな。プログラマとか複雑系の数学とかを 佐藤:何年に翻訳された本だろうか 藤井:1989年だ 佐藤:バブル絶頂のときに。こういう怪しげな翻訳本が出てしまって。それに反応した藤井少年。この本てメジャーなんですか? 藤井:ぜんぜんメジャーじゃないです。聞いたことないと思いますけど。これに凄い感銘を受けて。これからはプログラムをやりたいと。 佐藤:機械なんか作っている場合じゃないプログラムだと、 藤井:これからは情報工学の時代だと思って。それで高校1年のときに、これを読んで。情報工学の世界に入ろうと思ったんです。で要するに仮想世界を作りたくって。二次元のこの、小説なんだけど、たぶんこれは近い将来出来るだとうろ思って。まず二次元の世界を作って。そこから3次元の世界を作るようなプログラムを、出来るんだ!と。 佐藤:藤井少年は作家の意図に填ってしまったと ふっふう 妄想が膨らんだんだ 藤井:それで高校2年の終わりぐらいまでは、プログラムをやろうと思っていたんです。 佐藤:思ったっただけ?プログラミングはやらなかったの? 藤井:実際小学校6年ぐらいのときに家のオヤジがノートパソコン買って来て。面白いだろうって。それでまあ、色々プログラムじゃないんですけど。パソコンは結構いじったりしてましたね。松島潤平君みたいにプログラやってないです。パソコン見て情報工学は今から出来るんだな〜と思ってたんですけど。 まあそれとは別にやっぱり、何か絵を描くんじゃなくって、デザインするっていうことが元から結構興味があったんです。 小学校6年 フリーペーパ 発行 佐藤:元からってどういうこと? 藤井:ぼく小学校6年生かな パソコンをもらった時に何か作ろうと思ったんで。恥ずかしい話なんですけど、新聞を作ったことがあるんです。 佐藤:新聞? 藤井:小学校6年生のとき 佐藤:新聞の紙面をデザイするっていうこと 藤井:新聞も文字だけじゃつまんなくって。何ていうんですかね。本みたいに作ろうと思って。 佐藤:小学校6年生でパソコンを使ってmy新聞を作ったと 藤井:my新聞を作った。それは当時はワープロを使って、A4二枚 佐藤:中身はなんですか時事ネタですか下ネタですか 藤井:下ネタじゃないです。時事ネタです 佐藤:小学校内時事ネタを ね 藤井:学校時事ネタとうよりは自分が興味があることを、並べて、こういうの面白いよって。 佐藤:藤井わがまま新聞だ 藤井:完璧に わがまま新聞 佐藤:藤井さんが興味あるネタを並べ尽くして発行すると 藤井:それで、例えば自分で作った パズルゲームだとか、そういうのを 佐藤:藤井発フリーペーパーじゃないかい 藤井:フリーペーパーを小学校6年生から初めて中3ぐらいまでやてましたね。 佐藤:学級内に配っていたんだ 藤井:学級に配ってましたふふふっふ、自分でコピーして コンビニに行ってコピーして。で、出来たからって。 佐藤:なるほど!LRAJのフリーペーパーの源流は小6の藤井発 そこだったのか。小学生から新聞を作っていたんだと。ぞこで図を デザイすることに目覚めて 藤井:絵はもともと得意じゃなかったんで、パソコンで何かレイアとしたり 佐藤:手書きでは下手だけどPCで作ると まあ見ることができると 藤井:そうですね。 佐藤:不器用な奴にとってはPCの登場は福音だったと 30:27 その03へ |