2010夏 ことば悦覧 in うるとらまんchin々 (仮想領域 大坂・京都) | ||
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2010年8月3日 カンカン照り pm3時〜 永岡弘 さん 「えいぞうさんの家を語る」 聞き手:佐藤敏宏 (えいぞうさんの家を作る)その01 02 03 04 (生い立ち) 05 06 |
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生い立ちをかたる 05 | ||
佐藤:ここからは 永岡さんが建築請負師になる、までの生い立ちからの話をお願いできますか、どこで生まれましたか 山科ですか 永岡:僕はね九州の福岡で生まれて 佐藤:福岡の中州っ子ですか 永岡:生まれて直ぐ引っ越し、うちのオヤジが自衛隊やったので。 佐藤:陸ですか海ですか 永岡:陸です、それであっちゃこっちゃ転勤とかが多かって。それで沖縄に行ったりとか。沖縄で小学、幼稚園か。ぐらいまでおって。那覇市内ですね。 それから熊本に移り住んで。で熊本で高校まではい。 佐藤:お父さんは陸上自衛他の部署はなですか 永岡:あああんまり知らない 佐藤:語らないでしょうからね 永岡:えはへへへへ全然知らないすよえ へへへで、僕が高校 出る前ぐらいに、オヤジ定年 ちゅうかんじで 僕がこっちへ。高校から 佐藤:工業高校の建築科ですか 永岡:工業高校の インテリア科、熊本工業高校の。 佐藤:どうしてインテリア科に入られたんですか 永岡:ははは、やっぱり何かそういう、何かそういうのが けっこう好きやったんですね。物作ったりするのが好きで。絵とか けっこうあれですよね。まあちょこちょこ何か しょうもない絵ですけど。ふははは そんなのちょこちょこして、でまあそういうもの作るとか、そういうようなんを やろうかという感じで。大学行く気はなかった、とりあえず親からさっさと離れたかった ははははは 佐藤:そうかそうか 早く家出をしてしまいたかったと 永岡:そうです 佐藤:何年うまれですか 永岡:44年です、昭和44年 1969年です 佐藤:高度成長期からバブルへ向かうあたりで 永岡:そうですね、今年40ですね、もうちょっとしたら41になります、こっち来てからの方が もう永くなりますね 佐藤:熊工インテリア科を 卒業しでて施行会社に入ったんですか 永岡:そうですね、志水工務店の前のF工務店ちゅうとこで。 佐藤:高校卒業してからずーっと請負師ですから 永いですね 20年ですか 永岡:20年越えましたね、そこの会社のときの上司が今の社長なんですけどね、事務員さんも一緒にみんな はははははは 佐藤:みんなで請負師やろよと 独立したんだ 永岡:ははは ええ そうですね 佐藤:永岡くん一緒に会社やろうよとね 永岡:そんな感じで、いつのまにやら こんなに 佐藤:ちょうど請負師人生20年で 折り返し点ぐらいですよね 永岡:そうですね 佐藤:まだ まだ体力もありますしね 老眼は来てないでしょう 永岡:はははは まだ大丈夫です ははは ちょっと最近 目の見えがちょっと悪く成ってきて 佐藤:ぐぐーっと来ますからね〜 細かな図面見えなく成るか知れませんね、体力も少し落ちてきますよね 永岡:体力がね けっこう来ますよね |
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佐藤:徹夜何日も続けられないですよね 永岡:そうですね 佐藤:規則正しい生活の方が元気 でるようになりますからね 永岡:まあそうですね 佐藤:とはいっても竣工引き渡しが迫ると 寝てられないですよね 永岡:まあ そうです 佐藤:商売系建築の請負だと 多様な人が動いてますから 責任重くなりますよね、住宅だと家賃負担ぐらいですけどね 保証金要求されますからね 永岡:そうです昔はね そういうのようやってましたね若いときは。もうパチンコ屋とかね。そういうところだいぶいかされましたね。 佐藤:保証金とかいろいろ 悪い 発注者もいますからね 永岡:はははははは 佐藤:荒波を越えてきて ここにあると 御苦労さまです 永岡:ははは いいえ 佐藤:色々な建築を請け負っていたんですか 永岡:そうですね 佐藤:自衛隊に行かなかったのは 親と同じ職業はいやだからですか、自衛隊にも建築の仕事ありますからね 施設部のようなの 永岡:あるんですかね 佐藤:あるでしょう 兵舎も格納庫も弾薬庫もいるでしょうし 多種多様な建築 要るでしょう 事務所だって方々に必要でしょう 日本各地に自衛隊建築 知らないだけで 建築の仕事あるでしょうよ 請け負っている建築系の人は情報は漏らさないでしょうから 分からないですよね 永岡:ああははは 佐藤:聞いたことないですよね 永岡:聞いたことないですね、そういえば 佐藤:業界紙にも出てこないですからね 永岡:載っていたらびっくりしますよね 佐藤:興味はありますよね ほとんど分からないですね だから お前自衛隊の施設部に入れといわれなかったのかな〜と思いまして 聞いてみたんですけど 永岡:何も 言われない。 佐藤:そうなっていれば 永岡さんは発注者になっていましたよ きっと 永岡:ははははは ははは そらね〜いいでしょうけどねはははははなかなか 面白いでしょうね でもね |
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佐藤:永岡さんは現場の職人さんと 高尚なことを語る設計事務所の先生の両方付き合わなければいけないので、凄い応対の幅の技術要りますよね 永岡:まあね〜 何とかかんとか ははははは 佐藤:下請けの職人さんたちは だだっ子に近いでしょうから 高尚な方達は飯は喰わないで 分からんことを言い続ける 人たちだし そういう状況で 両方に橋を渡し 建築を作っているんでしょう、発注する人も色々いますからね。確信犯的建築クレーマーもいるでしょうしね。 永岡:居ますね いますけども、今のところはそういう人には当たってないです 佐藤:眼力があるからでしょうね、その手の人に遭遇すると大変そうですよね 永岡:よそで よう聞くんですけどね うん 佐藤:友達建築家ですが 逆もありましたよ 工務店倒産して施行続けるために工務店探しをして建てたっていう 両方ありますよね 色々事故に遭わずに無事20年おめでとうございました 永岡:まあ 恐いですよね 佐藤:竣工保証して 発注者側も保証人たててくれる みたいなかたちになればいいけども。色々心配したら 夜なんか眠れなくやっちゃいますよね 永岡:はははそうですね やっぱり会てね 話しているうちに、ちょっとね これは あやしいんちゃうか ちゅう。 佐藤:下請けも同じで 仕事やらしてみたらへろへろだったもあるでしょうしね 永岡:ありますあります ふふふふ 佐藤:そこらへんの見極め方っていうのは苦労されるでしょうね 下請けも何社もあるでしょうしね、今回の工事は下請けは何社あったんですか 永岡:下請けさんは 40か 50ちかくなりますはい 佐藤:下請け職種40,50掛ける3社とか4社とかで 120〜200社ほどにお付き合いが有るわけですよね 永岡:はい はい ははははは 佐藤:偶然の組み合わせと 相性で 現場に乗り込んで施行するわけでしょうからね 永岡:そうですね、うちとも また 何社かとって 凄い一杯関わってきますよね 佐藤:競争入札に参加してる建築会社が 数社あるとして 3社として ダブりがあるとしても 400社ぐらいから 見積もりなどが 出ていることになりますよね 1つ建てるために凄いエネルギーが集まって 捨てられたりしているんですよね 全体のマネージメントが要る 請負師は難しいですよね 15:09 その06へ |
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