HOME 文責・作成・佐藤敏宏 | 佐藤敏宏の京都ことば閲覧録 2017年1月27日から2月2日 |
ことば悦覧録 |
川勝真一さん 2017年1月28日 京都市内にて その01 その02 その03 その04 |
2009年川勝さんの記録へ 8月06日am10〜 晴れのち曇り 京都工芸繊維大キャンパス内 (2009年自宅で2ショット) |
その01 佐藤:川勝さんおひさしぶりです 川勝:どうも お久しぶりです 佐藤:8年前に工繊大の庭で川勝さんの話を 聞き取っていましたら 現、古山学長が偶然通りかかり 聞き取りに加わり〜 阪神タイガーズの調子はどうか? その問題で大いに盛り上がりましたね〜 ふふふふ (2009年夏→ 古山先生と2ショット) 川勝:私は恐縮しか しなかったですね 佐藤:古い知り合いなので 懐かしかった。それから後の8年の間に・・いつの間にやら 川勝さんは結婚 なさってたということですね〜。 奥様:ふっふふふ 佐藤:川勝さんの家は京都の僕の家だと言い張り、長期に渡り泊り、 人を呼び集めて呑んだり食ったり、ワイワイもしてました 迷惑なオヤジでした (2009年12月川勝邸二階で語り合う面々 その記録へ) 川勝:そう!そんなにおっきな声で 僕が言えなくなりましたね ふふふ 佐藤:道路側にあった台所が改修されていますね 川勝:トイレにかえたんです 佐藤:階段下に在ったトイレが無くなったんだね、冷蔵庫が置いてあるところがトイレだったんだけどね。台所と洗面回りを入れ替えたんいだ! 川勝:そうそう 佐藤:今の台所のところは食堂だった。使っていた懐かしい、あの台所は無くなったんだ 奥様:ふふふふ 佐藤:今、話している場所は和室だったが洋風の居間になっているね。大勢の人が集まりワイワイし、ここで10人ぐらいで雑魚寝した 和室でしたね。床の間だったところに本棚ついてる 川勝:雑魚寝してましたねー (元食堂、現台所から 改装なったダイニングをみる) 佐藤:庭や花を営んでいる、田中美穂植物店の美穂さんがお帰りです。2ショットしたから記録にいれちゃいましょう 田中:ははははは 佐藤:どういう関係者なんですか 田中:私 植木を見に来たんです 佐藤:我が家の庭の手入れをひとつよろしくお願いいたします 川勝:ふふふふ 佐藤:俺の京都の家ですから丁寧にやってくださいね 田中:ふふふ (玄関先に軽トラが駐車してが田中さんの車であった) 佐藤:岡田先生の家の庭もなさったんだ 田中さん帰る 奥様お見送りする 佐藤:田中さん聞き取りもおもしろそうだな。 川勝:佐藤さんが来てくれはったときからですから、その時 庭もやってもらったぐらいだったんで。 佐藤:植物つながりなんだけど、昨日の牧野さんの聞き取りしたら北海道に人気の出てるドレスガーデン作ってたよ 川勝:へーえー 佐藤:田中さんがいらっして植物つながりですね。縁側に柿置いてますけど本物ですか 川勝:本物ですよ 奥様:だめなの(熟しすぎているようだ) 川勝:なんの話をしましょうかね 佐藤:この家を模様替えちゃって、奥様も居るし、天井からスクリーンも垂れているし。この家に人を集めて川勝さんがレクチャーしているの〜 川勝:何もしないです、映画観るだけですよ 奥様: はははは 何回かやりましたよ 川勝:そうそう、何回かやりました 佐藤:奥様の名前はなんというのですか 奥様:麻里絵です 佐藤:今日は 話題をぐーっと変えて 奥様とのなれそめを聞き続けるかな 川勝:はははは 佐藤:新婚さんいらっしゃい!って番組みたいにやるのもよいか 川勝:何にもおもしろくない ふふふふ 佐藤:人生で大きな出来事なんだし、 名詞を差し出す奥様 佐藤:どうもどうも、ありがとうございます 字が小さいね 老眼来ている俺には見えない 川勝:やっぱり 佐藤:いただいた名刺をノートに貼っちゃいますね ぺたんと。 奥様:ふふふ 佐藤:今もスクリーンを使って勉強会も開いているようで、川勝さんはいろいろな活動する人に対しても寛容で理解もあるし 川勝:あのとき、2009年だから。 佐藤:仕事も何も決まってない様子だったけどね。大学に雇われるか、いないか、そのあたりだったと思います 川勝:大学で助教補助員やっていた時期だったかも知れない。あとバイトして生き延びていたときですね 佐藤:結婚 すごいことが起きてました!ということで 川勝:そうですねー。まさかこの年で結婚できるとは 佐藤:よさげな奥様と結婚なさっているとは、何をしている方かは知らねどもー。いい感じだね 川勝:ありがとうございます! 佐藤:いいねー本当に 奥様:ふふふふ 佐藤:京都の方ですか 奥様:実家は川勝と一緒の宝塚です。転勤族です 佐藤:宮本さんの事務所のある宝塚ですね 川勝:そうそう。 佐藤:ゼンカイ・ハウスて知らないでしょうね。温泉もある宝塚ですか、陶芸家ですか 奥様:版画家です。シルクスクリーン作家です 佐藤:Yさんの話ですと奥様を聞き取ったほうがおもしろいよと 川勝:ははははふふふふ (上下絵 奥様の作品の一部 web より) 佐藤:推薦をうけましたけれど、シルクスクリーン作家活動歴はだいぶ長いんですか 奥様:そうですね、大学卒業してから作家活動をしてます 佐藤:作品はどこにあるのでしょうか 奥様:今ちょうど個展中で、 佐藤:あそー!聞き取り日程 詰まってて行けないんだけど、売れますか 奥様:ぼちぼちですね 佐藤:ぼちぼちが いい作家ですよ。二人見ていると幸せそうなんで 日向ぼっこしてる気分になり 質問が途切れちゃうだけど 川勝:ふふふふ よかったですよ 佐藤:それでは おめでとうさんでした で終わってしまっては お茶飲んで、お菓子を食べて帰ると 奥様:ふふふふ 佐藤:それでは聞き取れない 来たかいがない。あの当時から榊原さんと川勝さんが活動し始めた、というかやるぞーという気分が満ちていた時期だったかな。一体何をするのか分からなかったんだけど 川勝:そうですよねー 佐藤:ちらっと知っているのはフランスに行き日本人の若手建築家を紹介する仕事をしている ていうことぐらいです 川勝:それをやり始めた時期かも知れません。あれは元々、日本の建築家が海外でも 若手が注目されるようになって。ネットメディアとかで取り上げられるようになった時期で。写真のイメージで「変わった建築 出ているよね」っていうのではなくって、もう少し内容の理解まで踏み込めたらいいなーというのと。 日本の建築も もう少し都市的なことに関わっていくために、フランスなどの建築家がやっていることを知る という機会が出来たらいいかなーと。 漠然と思っていたときに、ちょうどフランスから留学で来ていた、中山さんの事務所でも働いていたんですけども ベンジャミンと話してたら、「そういうの面白そうだから、何かやろう!」というので。2009年ぐらいから、動いていたら、2011年に向こうの大学で展覧会をやることになって。実施したんですけど。その後、それを基に向こうの建築博物館に売り込んで、2011年、震災の後ですね。2013年に美術館で展覧会をやれた。 佐藤:日本の文化では漫画が一番受け入れられているんだろうけど。日本人の建築作家を売り込む というのも一方にはあったんですか 川勝:何か仕事になればいいなーというのはあって。何か交流が生まれればいいなーというのがあったんですけど。 佐藤:勝手にプロジェクトですか 川勝:勝手プロジェクトで、助成金を申請して。文化助成みたいなものですけど。企業協賛をとって。向こうの協賛金もとって、やりましたね。頭を下げて。 佐藤:それが榊原さんとの最初の仕事だったんですか 川勝:最初はレクチャーシリーズと言って、五十嵐太郎さんとか。南後さんに来てもらったレクチャーをシリーズで京都で。最初は勝手プロジェクトばっかりですけどね。それから若手の建築家の展覧会をやって。それの発展で海外でもやろうというのでフランスでやって。それらが初期の活動だったかなーと思います。 (絵 RADサイトより レクチャーの様子例) 佐藤:それらの活動は古山正雄先生に学んだ建築家の道とはちょっと違いすが、建築家をサポートするというか、縁の下の力持ちのような事になっているわけですが。建築家にはもうならないの、自分の家を改修しちゃったけど 川勝:建築家っていうの、、いわゆる設計する人っていうこととするならば、建築家じゃないとは思うねすけど。でも、ずーっとやって来てて、設計はしてないんですけど。建築の業界内で言うと建築家と言うのは憚られるんですけど。もう少し広い目で見ると建築家として見られるんですよね その時に求められるのは建物を作るとかではなくって、もう少し違ったオーダーで今あるものに対してどういうふうに、直すのか、サイン計画だけ直せばいいのか、空間のあり方を少し後から直していくというか。治療していくみたいな。そういう関わり方ももあるし。もう少し事前の調査みたいなことで呼ばれることもあるし。 設計はしてないですけれども、建物に関して、その状態を少し左右することをやっているつもりではあるので。そういう関わり方。バリエーションがどれくらいあるかなーっていうことに興味があるんですね。 佐藤:そう裏で支える活動をしている人はいそうですけれど、ロールモデルのような人は居ますか その02へ |