大阪 ことば悦覧 ことば紀行 2008年5月12〜18日   home 

 市井洋右さんことば悦覧 2008年 5月15日夜 内淡路町の事務所にて  
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 その03  31分〜45分58秒

市井:それは結構
佐藤:想定外の問題が大噴出して来て 建物は出来ていても 潰れた請負会社に何分の一かは支払い済みだからね
市井そうなんです 
佐藤:潰れた会社から戻してもらうのも ままならないでしょうし 下請けの職人さんたちは 労賃など もらってないから 建て主に請求してくるでしょうしね 二重に払わなければならないわけだよね

市井:現場に入った道具を全部回収 もっていって ちょうど雨仕舞の途中だったんですよね〜 だから下地状態 だったんで 工事するにも何かね 勝手にさわったアカンみたいな 

佐藤:潰れても工事請負会社の債権者の権利範囲だし 順風満帆じゃないですね
市井:うふふふふふ
佐藤:いきなり 請負会社つぶれちゃうんじゃ〜 
市井:だから責任的には無かったですけど 

佐藤:市井さんの問題でもあるけど 工務店と発注者の関係でラッキーだ じゃないと  深刻なダメージは受けるよね 
市井:そうですね〜 
佐藤:一番最初で よかったですね 
市井:それは 

佐藤:会社は潰れるものだと 思えるものね 
市井:勉強になりましたね やっぱり 
佐藤:請け負う会社の対応とか 途中でまで放り出して置いて 燃えてしまったり 予期せぬことが起きるからね  一番新しい建築も 香川県の工務店に一括請負させて 保障はどうしたんですか

市井:これは結局 合い見積もり でこっちが紹介した処はそう言う保障制度を入会みたいなある じゃないですか 
佐藤:発注者の人に説明するわけですね 
市井:なんたら機構に入ってますと言うのを やって 合い見積もり先に出して 結局 使って欲しいと言う地元の ところに

佐藤:そういう 工務店は安いよね 
市井:そうなんです
佐藤:いちかばちかでは ないけども安さに傾くよね  そう言う保障制度にはお金が掛かっているから 発注者の負担になる 
市井:田舎の工務店で 初めて設計図面が ちゃんとこういう図面が有るのを建てる
佐藤:ああそうなの まさか 田舎でもそうではないでしょう 

市井:やっぱり受けていても 大工さんが作っているような 建築はあんまりやってないような 土木と建築やっているような ところで 最近建築あんまりやってない みたいな ふふふふ 
佐藤:監理が大変だって言うことだ 
市井:いがいと そういう意味では 結構 教育っていう言い方変ですけど ふほほほほほ 結構大変で 
佐藤:でも自分で作るよりは いいでしょう 
 自分の作風というか 何かを乗り越えて これから 自分の作風はこんな感じで行きます みたいなのはあるんですか 

市井:作風とまで言うと  
佐藤:四角っぽいですよね 
市井:そうですね 四角いの好きですね
佐藤:色彩はモノトーンで 

市井:これは施主さんのイメージが強い 真っ白じゃないと嫌だ 頼んだ時から そう言うような施主さんやったんで 逆にちょっと色違うのしませんか みたな話したんですけど これは 

佐藤:ミニマリズムでもないよね 凸凹あるし 

市井:
これは前の所長と 独立してからの 前の事務所でやったやつで 
佐藤:これは 前の事務所の作品 
市井:ホームページにのっているんですけども だから作風まで行く と初めて住宅やって 今 計画して いるんですけど も だから模索中と言うほうが あれだから で直に喋るんで 今まで事務所時代やと 所長が打ち合わせしてきて ワンクッション置いて 聞いて図面書いて 現場 行ったら直接 行くんですけど 一番最初 聞きに行ったりとかも 所長  自分の眼で見て敷地見て 直に喋って 

佐藤:ありとあらゆる点に責任を負って 細かいチェックを して おかないと 意外にむずかし処が 一杯ありますよね 

市井:今考えてるのは 環境をどう捉えるかって言う 大阪とか狭い敷地で やっていると これも そうなですけど やっぱり御施主さん も プライバシーを気にして コートハウスなんですよ これ やっぱりコートハウス的なものが 狭い 敷地で 増えている な〜 事務所時代も 香川のやつは環境がよかったんで 完全に施主さんの性格も 見られても気にしないし と言うのでオープンにしてたですけども 

やっぱりドンドン閉じて行く 生活事態が 僕らも 住んでいたら隣の人と挨拶とかもそんなにしないですし  やっぱり街としてもそういう方向に 進んでいるじゃないですか  それを設計として 全てが対応するのが良いとは思わないですけども やっぱり

佐藤:矛盾しているよね コミュニケーションを豊にしようと言う話も出て
市井:ええええ
佐藤:ダブルスタンダーで対応するか どうするか 建築のなかで芽生えてしまいますよね 
市井:それはやっぱり 

佐藤:他者と仲良くすると言いつつ 隣と挨拶しない 
市井:そうなんですよ 言葉だけでね〜そういう事 言い張っていても 
佐藤:耳障りは良い ど実態が伴ってない
市井:そうなんですよ    それが最近よく考えます 
佐藤:自分の問題になりつつあるんだ
市井:ええ 

佐藤:言ってる事ととやっている事の違いをね
市井:そうですね 
佐藤:建築的権力が露骨にそれを表してしまうからね  それはどのように解決しようとしているんですか 悩んでいるだけ 

市井:だから 今やっているのも コートハウス 今新しくやっているのも 単身者と言うか 奥さんと子供2人 子供小さいので 仕事から帰ってくるのが 8時9時とか でそれまで子供は 子供は小学校 高学年 中学生になっているんで 在る程度大きいですけど 子供だけの時間が多い で とか 言うので 凄いセキュリティーを気にされてて やっぱり 閉じて欲しいと言うのが 大前提である で環境的にはあんまり 廻りも綺麗じゃない  姫路の方なんです そういうのがあって コートハウスで  

佐藤:廻りが危ないぞ〜と言って警察があらゆる場所に入って行く 町民は見回り隊が囲い込まれちゃう  お回りさんが学校にドンドン入って行って組織化を進めるっていので 社会が危険に成っていると言いふらしてるからね〜 真に受ける人も出るよね。 犯罪は少なくなっているのにも関わらず マスメディアでは 事件報道は取材がなんたって ラクチンだから 大騒ぎする 危険になっている印象が過大になってるんだけども  で根拠無い印象だけで 閉じろ圧が高まってしまう  ある種の情報操作が行われているからね  

市井:大阪とか居てたらそうなですけど たまに 実家に帰ったら 長閑な山に囲まれて 育ちがね 鍵も近所も  今では流石してるみたいですけど  
佐藤:犯罪は少ない
市井:そうです 
佐藤:都会でも犯罪は少なくなってるんだけど 鍵はかけるは 人との交流が少なくなるは 他者を招き入れないは でドンドン 自閉的な家に成って行くと言う
市井:でそれ  そう言うに考える 答えが さっさと見つかるわけでもないし もうちょっと考えて 

佐藤:建築が備えている権力を使って閉じて行くことは可能だけども 家の中には ネットを介して エロから各種犯罪は簡単に バンバン見る接することが出来るから 情報系では侵入しているわけですよね そう言うことはどうするんだ と言う話は 建築を設計するときに話題に成らないですか 

市井:まあなりますよね なりますけども インターネットの場合は 建築界でシャベルのとお客さんにシャベルの 時 考えはね 家なんで 大家族じゃないですか 旦那さんと奥さんとで 子供との 意識が 温度差が ありすぎるな〜ってと 気にしている人は凄い気にしているし まだまだ私には関係ないと思っている人も 多い
佐藤:ノンキナ人も居る 

市井:ええ 
佐藤:情報によって社会は変わるから お父ちゃんお母ちゃん呑気に言っていても 激変する 子供はこんなに成ってるよ世界は って親に見せる 情報系では閉じていない 情報はドンドン自在に入って来ている 

市井:その入ってくる情報に親は敏感でなくって 子供の方がやっぱりそうやって
佐藤:子供は隠れて見たり 子供 同士で情報交換しているから 親は間抜けな事を言ってら〜と 親を放って置く  親は建物の鍵だけ掛けて安心しているね 
市井:そう言うことで ドンドンひねくれて 叉捻れが 
佐藤:外は危ないと言うけど 家の中は危険な情報に晒されたまま で親がキチンと 教える事が出来ない で お回りさんがドンドン街に入って来て 安全な街ですと 見回り尽くす利権構造  ネットではフィルター掛けて一見 世界は安全であるかのよう に 見せる 監視強化型作法利権もあり と   

市井:プロバーダーで親は安心と思うけども あんな簡単に外せると思いますよ 
佐藤:設計したやつだからね 
市井:ええ 外せます  
佐藤:お宅てきな高校生がプログラム書いているんだろうし ハッカーって既存の権力 大系に納まっている人間ではないものね  とっつかまえてみたら 単なる予備校生 よ  少年だったなんて事になる  30代の人はプログラム書く人多そうだ

市井:見えないから安心と言っていると ドンドン 
佐藤:情報の使い方と目的と実情が 判らなくなっていて  PCの話に成ってきましたけど 市井さんは どういうカタチで関わっているのでしょうか  アプリケーションユーザーと言うことですか 

市井:
そうですね   

佐藤:矛盾は判っているから これから そのような問題は 建築でも解決しない限りは上手くいかないだろうから モット矛盾が大きく成ってくるね  打ち合わせの時に大変だよね 家族同士のセキュリティーはどうするんだと言う話に成っていくよね 

市井:やっぱり僕もまだ若いんで 向こうも若いじゃないですか ちっちゃい子供とか居るんでね やっぱりその家で育つわけですから  
佐藤:親ごろし 子殺しってのは絶えないからね
市井:うん
佐藤:三面記事を賑わすのは知り合い同士の殺し合いだ 閉じてもその問題は解決しなんだよね そこの処をちゃんと考えて 提案しない限りは 外に向かって閉じて煮詰まって行くと 一番危険なのは 身の回りの者たけに成ってしまうからね そこの処に矛盾は日々噴出するだろうし  閉じても閉じても だめでしょう

モット言えば 近代を彷徨う自分自身が一番危険で淋しがり屋だったりしますよね そのあたりは 建築家は呑気に処理しているけども もうちょっと時間が進むと ネットの中で生きてきた子供達が大人になる 15年30年先には 大きなズレとなって社会に顕れるでしょうね  ケイタイとコンビニ無しでは生活が出来なくなっている社会ですからね  

市井:今日もカナダかどこかの中学生ぐらいのアンーと で財布より 一個だけ持って行く 物はって 聞いたら財布じゃなくって ケイタイと言うのが

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