大阪 ことば悦覧 ことば紀行 2008年5月12〜18日 home ninkipen一級建築士事務所 今津康夫 さんことば悦覧 2008年 5月12日 午後 その01 その02 その03 その04 その05 その06 その07 その02 15分09秒から30分12秒 佐藤:RIAのなんだっけあのひとは(山口文象の名を忘れている)RIAを起こした人。関西にも事務所はあった。渡辺豊和さんなどが出た。呆けてるな〜。その人は興味ないですか?あの人と言っても分かんないね。飛ばそう 共に笑う そうかそうか近代の若々しい。 僕の何となくの感想だけども。日本の風土に合わないじゃないですか 今津:シザですか 佐藤:シザじゃなくって コルビュジェとか 無理矢理なら合うけども 今津:あんまり そういうふうに考えたことはありませんでしたけど 佐藤:この堺筋のファサードの方がらしい。 犬の店とか この事務所とか 隣のファッションビルとか 10軒も無い間に 日本の建築史が辿っていると言うふうに見えて 面白いじゃないですか隠れた構造はドミノ形式だと思いますが この通りのファサードは面白いな〜と思うけどね。時代もバラバラじゃないですか。この事務所が入っている ビルは昭和の40年代(1965)わかんないけど 今津:でしょうね 佐藤:ポストモダン風な建築もある 今津:ありますね〜 佐藤:隣の今風 擬き建築も。看板で違法増築を隠して すましてて。擬態手法は今っぽいですけど。そのうえ微細な差異の競争が大阪っぽい。オモロイですよね。今津好みの建築は綺麗な骨組み見せて 美しい環境に置かないと建築の良さが、なかなかパット出てこないじゃないですか。公共建築で敷地がひろーくって周囲が空いていると感動するけど ここにいきなり在ると。 今津:なるほど 佐藤:随分 違和感が これって何?みたいな 今津:そういう意味では そうかもしれないですね 佐藤:コルビュジェ超高層やってませよね。事務所ビルは沢山あるけども。その話は飛ばして 明日結婚式に行かれるとかで やっぱり建築見学ですか 今津:そうなんです。ハワイで 結婚式 佐藤:ハワイでお姉ちゃん結婚式 なんで日本でやらないんですか わらい 今津:そこそこの関係があるので 増えすぎるんじゃないですか 広がりすぎて。家族だけでまぁ。20で結婚するとね高校時代の友達とか呼んでおきゃ廻りますけども 佐藤:人間関係が複雑になるから 今津:僕の予想ですけど 佐藤:そうかそうか なかなか賢い手法だな〜 それで結婚式に〜ハワイに出掛けると言うことで、間を縫ってインタビューは ラッキーと言うことで 。僕、5年毎にまた来ますから 今津:ああそうですか 佐藤:20年間続けますので、一つよろしく。落ちぶれていたらそのように。ちゃんと話を聞かして頂いだければ。助かるのですけれども。 今津:がんばらなあかんな 佐藤:いや、頑張らなくっていいですよ。普通にやっていただいて。俺が来たために頑張って疲れちゃうと困るので。まぁ普通に仕事や暮らしをやっていただいて。 それで最初の質問に戻りますけども 「なんで独立してね 始めたか?」と 今津:そうですね、あのエンドウさん処は集合住宅の権威みたいな方で 割と80年代とか良い集合住宅を建てていて。良い集合住宅とか新しい試みとか 佐藤:福島にも在ったと思うな〜、顔などの 写真を撮っていいですよね〜 今津:あぁ いいですよドンドン 佐藤:話のデーターは有るんですけども 写真データがほとんど足らないので WEB頁こしらえる時に困るので ジャンジャン撮ってと。事務所内の雰囲気を撮りまくって付けますので、喋っていてください。 今津:はい 集合住宅と言うのはあって エンドウさん事態。 海外の建築にかなり造詣深いですから。集落とかね。研究しながらやっていたので。やっぱり今は集合住宅と言うよりは、マンション。と言った方が 佐藤:デザイナー図マンションの類ですか? 今津:そう。表層的なデザイんはあんまりエンドウさんはしませんけども。デベロッパーのクライアント側の論理が強く過ぎて、設計者って別にエンドウさんじゃなくっても、何々設計でもあんまり変わらないんですね。 佐藤:俺の言う通り描けば だれでもいいと 今津:そうですね と言うのを色々担当してやっている内に 佐藤:ターゲット絞って作っていると言う事でしょう?売るために 今津:そうですね。売る側の論理が強すぎて。僕たちが色々考えている事なんて言うのは「どうでも良い」と。中で 佐藤:なるほど、そういう市場主義の頭が強く出て来る状況 今津:モロに出て来きますね 佐藤:シのゴ 言ってないで言う通り描けや〜と言うことですね 今津:そうですね 共にわらう 佐藤:売れるマンション こそ 正解と 今津:極端な例では内装とか、全然触らしてもらえないですし。インテリアとかね 佐藤:それは在る意味では楽だよね 言われた通りやっていれば良いんだから 今津:まあまあそうですけどね 佐藤:そこで嫌だ〜と頭を持ち上げると言うのは何なんですか? i今津:一つの物件をやり終えて、また次マンションなわけですよ〜 佐藤わらう そのタイトがね〜。どうも単に 佐藤:ああ またか〜ルーティンワークしちゃうから 今津:そうですね。一個でいいかなと思って。 佐藤:脳味噌いらないと 今津:そこまで言えませんけど さとうわらう ちょっとクリエーティブな作業か?と言われると そうではない。ですよね。 佐藤:でもその方が設計料はいただけるし。コピペ建築で作って出来るだけ頂くものは頂くと、は行かないの。 今津:それはどうんな〜 エンドウさん事態も割り切らずに、飛ばしているとは思いますけども。格闘はしている分、所員は余計に疲れるんですけども 佐藤わらう 佐藤:間に入って苦悶する 今津:そうそうそう 佐藤:ぜにも〜けーじゃ やれ〜と突っ切ればいいのに〜 言えない わらう 今津:だから もっと良いのだせよ〜と言う打ち合わせには、ファイトが湧くんですけど。その頑張った成果が訳の分からない、僕らからすればね。関係ない論理で不意になってしまうと言う。数多く体験しまして。ファイトがおきませんでしたね 佐藤:それって不動産の販売の人と 建築家の間にだれか入ってるとかね。両方熟知している人が入って調整すると言う役割の人は居ないの? いきなり発注者と設計者がガチコンする。対立。 今津:そこの販売会社と言うのが在って。デベロッパーは販売する訳ではないので、販売会社と言うのが埋める作用をやっている。その彼らが売りやすいかどうかと言う 佐藤:いいかげん、どこのだらか居るだろう 買い手の主観的な気分。お天気の様に動くと 今津:そうです 佐藤:論理的じゃないですね 今津:はい 佐藤:あずかりしらぬ 気分で動く 今津:その彼らの能力と言うのは 建築を勉強しているわけじゃないですから。彼らは。 佐藤:犬の様に売れるか売れないかだけを 「うれん うれん」と吠える と 食えるか食えないか吠えると。天気任せの動物的な直感を頼りに行動する 今津:そうですね。プロフェッショナル同士のクオリティーで打ち合わせすると言う感じでは無かったですね。 佐藤:そうかそこでプロフェッションとは何か?の頭が持ち上がっちゃうわけだ。今津:わらう と言うことはですよ 今津さんは建築のプロフェッションとは何?って言うことを考えているって言うことですよね 今津:そうですね〜 佐藤:どう言うことですか?建築家とは何か?みたいな問いに対しては。建築家の使命ミッションやバリューとは何だ?みたいな事を考えているですよね。 今津:そうですね。 佐藤:じゃとりあえず、建築家の使命を 話してください 5年後に修正できますから、取りあえず語っていただければ 今津:わかりました。 今は個人のクライアントと 直接仕事をしていて 事務所時代に比べると圧倒的に規模と言う時点ではチッチャイですけど。直接話を聞いて 佐藤:直接と言うのが味噌なんだな〜 今津:そうです。直接話を聞いて直接僕も答えを返して、 佐藤:コミュニケーションの間に介さない、売り手というか使い手というか。発注者と設計者が近づくって言うことが重要なのね。う〜ん。それで近づいて? 今津:そうですね。割と僕店舗が多いんですけども インテリアデザイン。店舗の例で言えば 中に在る機能とか、機能同士の繋がり方とか。話を聞いて居る内に、その彼らがやりたい けど出来なかった事と言うのが明確に判って来て。じゅーそのお題みたいなものですね。、お題みたいなものを、連続するお題みたいなものをカタチでどんなふうにすれば良いのか。それは平面。プランニングとか計画とか含めて、カタチにして行って、提案出来るって言う。 佐藤:お題と言うのは最初言葉で会話して行って 今津:そうですそうです 佐藤:お題が見つかって、それを具体的に平面に落とし込んでしたり立面にしたり、ファサードしたり、テーブルのデザインになったり。という。そういう事ですか? 今津:そうです 佐藤:じゃー今のお題と言うか 直接やってお題を見付けてやると言う事と さっきのマンション沢山売ると言うのと比べると、効率凄く悪いですよね。一個一個付き合ってるとね。 今津:そうですね。 佐藤:それは、建築家の使命としては、個人に奉仕ばかりして、全体に奉仕しないと言う そのジレンマと言うか 矛盾はどうするんですか? 今津:都市とかそう言うことですか? 佐藤:そうです、都市とか沢山の人々の奉仕するためにはどうするか?建築家の使命を配分すると言うか 今津:まあそこまで・・・ 佐藤:5年後でも良いですけども 今津:まあ考え切れてないと思うんですけども そのお題に対して建築家と言うか 建築を携わる人しか出せない様なオリジナルな解答を、物件毎に出して居るつもりでして。 佐藤:建築家の専門的なお題ですけども 具体的に一個だけ挙げるとすればどんなことですか? 今津:お題 具体的なですか 佐藤:えいえい、最近何か、こう言うのが建築家のお題よ としてよかったなみたいな。お題も色々あるじゃないですか。 今津:ちょっと在ったのは美容室を 佐藤:近頃は美容室に関わる建築家 おおいな〜 今津:インテリアデザインして そんで思ったんですけども そこで美容室の事を、とうぜん僕はクライアントより知らない訳ですけども どんな美容室にしたいのか と言うのを色々話しを聞いて行く中で 髪の毛を切るスペースと シャンプーをするスペースと言うのが当然あるわけですよ。今そこをほとんど移動して、また戻って来ると言うプログラムに成って居るわけですけども 大きいお店でスタッフが何十人も居るようなサロンだと カットをして行る人とシャンプーをしている人が別々に別れるわけなんで、受け渡しの処で、アイコンタクトと言う、実際喋っているんですけど。コミュニケーション必要なんですね。建築的にはワンルームに成らざるを得ないくって、結果そのシャンプーとカットのスペースは ごちゃ混ぜに成って行くんですよね。 ただ本来的に考えると シャンプーのブースと言うのは カットのスペースみたいに照度は要らないし、静かであっても良いかもしれないし、音楽が ださなくっても良いわけですね。それをどういう風にして行くのか?という。そこ犠牲にしながら スタッフの運営の口実 でそこはゴッチャ混ぜに成っている、と言うことが判ってきて。 じゃそこを繋がりながら切ると。切れながら繋がる 佐藤:繋ないで切ると言うかね。複雑な系を単純な空間に翻訳すると 今津:そうですね 佐藤:今までだと 切ってシャンプーみたいに分けて 機能とスペースは無理やる対応させて やっていたのを一寸 ごちゃ混ぜにしながら区切った 今津:ゴチャ混ぜに成っているので現状が。番組の中に存在しているので スペースを在る程度カットなからカット シャンプーならシャンプーと言うのを。目的に適したお互いの空間のしつらえが出来るように。 佐藤:お客さんはそこを流れて行くわけだ 今津:横断はするんですけども 具体的に言うと 佐藤:あとで一回戻っても良いですから 今津:こんな感じですね ここからカットのスペスですね ここシャンプーのスペースで 普通はカットがあって隣にシャンプーが在る。こういうワンルームに成っている。 そこを区切る バラバラに成りますけども 佐藤:改修で建物がこのようにくびれていたからじゃなくって、このように場をしつらえた 今津:そうなんです。ワザト 佐藤:くびらせて 今津:こういうふうにくびらせて 行くと。ここしか無くって ここは間接照明一発しか無いんですよ 佐藤:なるほど 今津:音楽も 癒しの スペースで ここカットの場は明るい 外の太陽光と同じような照度が必要とされているんですけど。 佐藤:シャンプースペースは暗〜くして、髪切りスペースは外と同じ照度。均質にしない、グラデーション付けて 機能・場的にも分けたということね分かり易い 今津:そんな感じですね 佐藤:お題をそんな感じで見付けたと それに対して反響はどうしたか? 30分12秒 次の頁へ |