ことば悦覧 in 東京 2010(4/3〜4) 春版 記録集 home ベラ・ジュンさん 伊庭野大輔さん 平塚桂さん 藤井亮介さん 平塚桂さんに聞く 渋谷 4月4日曇り その01 02 03 04 05 06 その03 佐藤: 松岡さんの姿をながめつつ満田さんとは研究室は違いますよね 平塚:研究室は、たぶん満田君とかも言ってるかもしれないんですけど、最初に布野研を志望したんです。 佐藤:菊眞が落としたっていうデマのようなものを菊眞さんが流しているような感じ 平塚:そのへんはあまりよく分からない。学生投票によって、票入れが行われて。そのときに布野研のセレクションみたいなのから外れたので。 佐藤:布野研に所属している学生がそれぞれ2票を持ち投票し、布野研に入る学生を投票によって決めると。布野先生が選ぶのではないと。 平塚:学生が入れている 佐藤:1票ずついれなければいけないんだけど菊眞さんは松岡さんに2票いれちゃったと。ポムの皆さんを落としたと 平塚:はははははは 佐藤:そう今 語っているからふふふ、話上手だなと。笑わせてくれてる〜ふふふ 平塚:ふふふふふ 佐藤:松岡さんが布野研に入ったと 平塚:あと土井君が、独立建築家をやっているんですけど。 佐藤:その人のことは聞いてないので分からないんですけど。平塚さんはそういう話で布野研から外されて 平塚:それで構造の御存知かもしれないんですけど、西沢先生という。伝統的な建築の。土壁とかの耐震構造をやていていたりする。 佐藤:京大4年のときにね、卒業設計をやって 平塚:留年して、5年のときに別の研究室に行って。そこで卒業設計をやったんです 佐藤:研究室を渡り歩いちゃったと。渡り鳥学生して 平塚:ふふふふふ 佐藤:今度は意匠系へ入ったですか 平塚:今度は都市計画です 佐藤:住宅情報で 間取り観てたのとは関係あったんですか都市計画へは 平塚:いや、あのね、意匠には興味無かったんですね。何か自分で勉強できそうなのは一切行くのはやめようと思って。それで布野研に行ったりとか。構造にいったりとか。都市計画に行ったりとか。 佐藤:リサーチの仕方とか、都市って何?とかを、自分で勉強方法をみつけるの難しいものね 平塚:そうなんです。とりあえず行ってみないと分からない。 佐藤:構造もね 平塚:実験とか目の当たりに!出来るので 佐藤:そうか。5年生になって 平塚:5年で都市計画に行って、そのまま大学院も同じ所に 佐藤:3年間都市計画系を勉強して 平塚:4年いましたね留年して 佐藤:勉強好きですね〜 平塚:勉強が好きだったんですかね 佐藤:大学にいるのが好きなんじゃないのかな 平塚:何かね、大学好きなのかな 佐藤:学問をしている場が好きっていいじゃないですか。学問空間に浸っていると。役に立つのかどうかも不明な勉強っていいじゃないですか。都市計画も間口が広すぎて想像しにくいけど。何をしていたんですか。都市の定義すらも難しいものね 平塚:うん。何やっているとこかよく分からないまま居たんですけど。けっこう偏っていた。一般的に言われるような都市計画とたぶんちょっと違うことをやっていて。防災をけっこうやっていて。何しろ防災って付けると予算とれたんで 佐藤:なるほど賢い研究者だ 平塚:そうなんですよ。市とか公共系のいろんな機関と協力研究をするんですよ。 佐藤:なるほど 賢い。各地に共同研究に出掛けつつ、旅行もできるし〜 平塚:そのとおり!のみ込み早いですね ふふふふ 佐藤:なるべく普段行けないような遠い公共機関と共同研究したいとふふふふ 平塚:そうそう、勝手な事いうとあとから怒られそうだけどはははははは 佐藤:俺がそう言って誘導しているんだから 平塚さんが言っているわけじゃない 平塚:はははははは、そういう処に目を付けた!とても賢い研究室に居て。建築には珍しいかもしんないです 佐藤:まちづくりの報告書って意味不明のものや有効性???のようなものが多いように思う 平塚:まちづくりって言葉の胡散臭さ 佐藤:今はうさん臭いかもしれないけど、ぬか床掻き混ぜるみたいな行為で。だれかが常に都市関係のぬか床を掻き混ぜ続けない限り、都市研究ぬか漬け腐るよね。食えるような研究書が出てこないから、胡散臭いものが一杯いなければいけないと思うんです。 わけわからないぬか床が成熟してくると、美味い都市論が出てきたりするから。便乗型ってとても重要だと思うんだけど 平塚:ははははは、そうそう 佐藤:無駄かな?ってような報告書が沢山できアーカイブされていかないと、まちづくり研究も有効性も見付けにくいし。財政事情悪くって 最近は体力なくなっているから 無駄させる体力ないからね。 3年ぐらい研究して終わっては都市計画のぬか床腐ってしまう。 平塚:その間しか予算付けないで 佐藤:学生に無駄飯喰わせて 研究者を育てる地力が無くなって来ているんだよね。学生が50才ぐらいになったら 役立つ研究者になって、研究したその土地に還ってきてくれればいいんだけど。都市計画関係の人脈を作っているわけだから 山脈ならぬ都市系人脈つくりだからね 平塚:かなりそうです。 佐藤:育てないと。うさん臭いとか無駄とは思わないけども。最近 絶対自由主義者のようなものが 文化と商売ごしゃまぜで費用対効果とか言い張って 人を育てるぬか床を壊すことになってるからな〜。遊んで学ぶ学生が居なくなっちゃうよ 就活だけか?? おいおい 平塚:はははは 佐藤:分かったことしかやらなくなったら教育だって仕分けられちゃう。とりあえず都市計画を勉強し日本各地を旅し修士になったと 平塚:ははははは ポム企画 佐藤:10年ぐらい前の話ですか、そこからいきなりポム企画ですか 平塚:そうですね、就職活動を失敗してふてくされてあはははは。 佐藤:就活やったんだ 一応は 平塚:やりましたけど。 佐藤:やっぱり 市役所とかですか 平塚:先生からもちろん。人脈作りのためか知らないけど、そういうところ薦められるですけど 佐藤:先生はそう考えるに決まっているよふふふふ 平塚:あははははは。消防局とかどうか?って言われて、ぽか〜んとして。ふふふふ、それはさすがに難しかったな〜と思ったので。勝手に活動してでゲーム会社を受けたの 佐藤:また急激な!方向転換だねふふう、ゲーム空間で都市をつくるんだと 平塚:そうそう。あの背景を私は作ります!みたいな訳の分からないことを 佐藤:そこでマンガ少女だった振り出しに戻ったんだ。マンガの背景から入ったからね 都市も学んだし、いざ!サイバー空間でね 平塚:サイバー空間で都市を造りますみたいな、何かちょっっと恥ずかしい 佐藤:あちら 当たると左団扇ですよ!当てて 1本貸して欲しいよ 平塚:そっちはいけなくって、よかったような気もしますけど。 佐藤:ゲーム関係は浮き沈み激しそうだからね 平塚:そうそう、インドとか中国で作っていると思います 佐藤:どんな才能あっても消費尽くされて骨と皮しか残らないぐらい消費されちゃいそうだ。サイクル短いし。ゲーム会社にも行かず、就活大失敗して、遊んでいたんですか、何年間か京都で 平塚:どういう感じだったかな?就職活動をしながらだったかもしれないですけど。ポム企画のホームページを立ち上げて。それで勝手なことを言うように。 佐藤:ポム企画10年経ちましたってつい先日、呟いてましたものね 平塚:そうです、2000年の初頭にホームページを立ち上げて 佐藤:2000年 まだインターネットってほとんど知らなかった、体験してなかったよははははは 平塚:でも直ぐ連絡頂きましたよ 佐藤:2001年後半じゃないかな〜。俺がHPに関係しだしたのは 田中浩也さんと道路で会ってそこから。4次元サイコロとか言い放つCG見せてくれた。もニョもニョ画像を見せて。これ4次元ですと、飲み屋にはいってね。彼女も居ないのに4次元転がすのはねえだろう〜お姉ちゃんローリグが先やで〜と俺がからかっていた。俺の家に来て熱く語れと呼んで話してもらった記録はある。こんなこと若者がやっているなら俺だって出来るだろうと、 平塚:ははははは 佐藤:でホームページ作ろうとした。pcレベルが低すぎる俺だから。掲示板ってこれですよとか言うんだけど分からない??。僕はポム企画より 1年半遅れくらいにHPつくった。 作ったばっかりぐらいに連絡したんだと思う 平塚:そうですか。 佐藤:そうこうしているうちに田中浩也さんがポム企画ってのが西にはあって超人気なんですよと教えてくれたんですよ。堀井さんがHP人気のランキングを付けて公開していたりした。ポム企画は西の横綱HPですよって 平塚:ふふふふふ 佐藤:なんじゃそれは?? HPの西の横綱ってなに?そんことも分からなかった。建築系学生さんたちがみんなさんポム企画hpを見ていたの超人気だった、建築系情報空間がどんどん更新され続けた。 30:15 その04へ |