2010夏 ことば悦覧 in うるとらまんchin々 (仮想領域 大坂・京都) | |
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「たかぎ み江さん エア人生を語る」 全4章 聞き手・文責:佐藤敏宏 第1章 ■ 夕飯 食作って食べよう 01 02 03 04 第2章 ■ 生い立ち 01 02 03 04 第3章 ■ 学問卒業後のエア人生 01 02 03 第4章 ■ みやげなら→ 建築模型ケーキを作ろう 01 02 03 04 05 06 |
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第4章 ■ みやげなら→ 建築模型ケーキを作ろう 04 | |
佐藤:それで悪化させるのは 昔の宗教の機能のようなものが無くって 生きているって天候のように、不安定 だから ●ヘロヘロ△になるんだろうなという気がする。俺は生人間には会いに行くけど、糞坊主が管理するウンコの後始末のような先祖の墓参りしない主義者ななんだよ。リアル会いだけ主義だね。死んだ友達の骨を納めるのは確認したけど それ以来 一度も友達の骨のあるだけの墓参りなんかしないよね 言葉の交流ないもんね 近世期の・昔の宗教のように 心を保つために機能する考え方があれば 無自覚な鬱病にまで そこまで突き詰まっていくことはないように思うんですが。 いまの葬式・宗教ってインチキにしても 念仏のような言説を繰り返すことで苦に落ち込まない仕掛けがあるとまだ良いよね。 近代病は昔ふう宗教の保護ネットがないくっても暮らせるナイスな制度を俺たちが作ってないので どん底に、一気に落ち込んで行くね。 日本の八百万の神は近代の目的合理主義にプロテクトしたり 最低人間の保護ネットの機能作りだすようには役割を果たせなかったことで 不幸が増殖しているように思うんだけどね。僕の勝手なあるべき宗教の態度に対する嫌みな見方ですけども。 み江:ある意味それは資本主義的な宗教な気がします。何ていうのかな、それって生産活動を通じて自分を高めて行くっていうのを人生の目的にするみたいな。それはそれで、修業じゃないですか 佐藤:はは ふふふふふふ み江:それ一種の宗教だと思います 佐藤:辛い宗教だね。お互いを傷つけ合う。 エア人間である人が そういうことをまだと 背負いながら生きているっていうのが、特徴的だよね。 み江:ああそうですかね 佐藤:エア人間だと思われているけど、まだそ 資本主義宗教を背負う 状況下にあるんだと。重荷を背負って生きていると、移行期なんでしょうがないけどね。 み江:今どうしているのかね、私の廻り、エア人間はもう佃煮にするほど居るんですけど。みんなどうしている んですかね 佐藤:いずれ俺がインタビューして記録を残しますけど 若い能力がある青年諸君はは考えないことにしているんじゃないですか み江:考えるのやめている人もいると思いますよね。でも考え続けている人もいると思う 半分ぐらいはいると思う |
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佐藤:病に陥らないで考えすぎてね。その場主義者 または今だけ生きる主義者 それでも考え続ける者にいるのかだよね み江:うん。 佐藤:そこ 難し。 考えないで生きようとするアホ立ちの方法も 今時ありじゃないですか。 み江:うんうん。私はそれに近いけどね 佐藤:答えは無いんだけど、考え続けようという人と、そんなこと何 言っているのかワカランという人、3種類ぐらいいるんだろうけど。一番いいのは そうは成らないで考えているんだけど 救われるみたいな。個人では人は人との関係の中で人なので、個ではそのシステムは作れないんだけど、そのような仕掛けが有る方がいいんだけどね。今無いからね。 み江:それは有った方がいいのかな〜やっぱり 佐藤:有った方がいいでしょう。放置しておくと 通り魔のような自暴自棄・犯罪多くなるでしょう。おれは高度成長期の末端を生きた人間だから、希望が持てる 信頼出来る関係を保全する仕掛けが有った方がいいと思うんだけど。犯罪者一年豚箱に入れても3 00万円/年・犯罪人 に費用がかかるなから今は 何になくっても人は生きていけるのかもしれない。手をさしのべなくっても 何も無いのが普通なのかもしれない ポロッと生まれて来て、そういうことはあり得ないだろうけど。税金で負担活かする前に、犯罪者に追い込む前に 救えよそんな 方法がある方がいいよ。 俺は建築スフィアと言い放っているけど。そこに向かって行為や活動すると、分かりやすい希望が手に入ろ冨の再配分もあるようなる関係性を作ると 安定して暮らせるんじゃないかなと。勝手に心配してしまうんだけど。 み江:それはでもね 仕合わせですよね 佐藤:建築スフィアふうな 希望がなくってもちゃんと生きて暮らせるって、そういう生き方が出来るように仕組みを作れと。近代の地続きで生きてきている者にとってはその更新作業はシンドイですよね。 み江:うん 佐藤:達成できない絶望と 将来の不安がベースになって自暴自棄になって路上を殺人鬼になって突っ走る。または 逆に自分を緩慢に殺すような引きこもりも それらは同様な類型にあるんだと思うけども。そういう制度的な不幸に自分が陥らない知恵 ないなら お互いどうするのが良いのか、難し話になってきましたね 考えても分からないからやめますか み江:ああそういうふうに成らないためにっていうの考えるのは、考えるところは偉いですね。 佐藤:今だけで いいやっていう生き方、するのジジイもホリエモン村上ファンド的な青年と 同調する若者も増えるのは嫌だなと思っている。そんなことに お前たち頑張なくっていいたいんだけどね。 人間はとりあえずこういう制度作って制度守ることしか考えないから 制度に対してシンドイくなる人を救わないからね 制度を5年おきに更新したほうがいいんじゃないのとは思うね 。宗教に代わる希望の見つけ方 こんな社会との在り方 他者との関係が良いんじゃないのということは 示して言うけども。 それを簡単に言うといずれ逼迫するのは確実だで このままの農政だと 大方 飢え死にするだろうけ 目の前の食材足りている今の状況下では 好きなことをして暮らしていくということだと思うけども。自分の好きな事だけして暮らすっていうのは凄くハードル高いし難しい暮らし方だからね。何も考えないで暮らしても救われ犯罪も起きない制度をつくるのが好い天国化作戦 み江:好きなことなんか無いですよ、一パイあるけど。好きなことだけやって生きてられたら苦労しなね〜よって。私基本的に仕事が嫌いなんで 佐藤:俺と一緒やね み江:あはははははははは 働くのが嫌なので。 佐藤:人間らしくっていいね〜 俺まったく働いていないから 働く気にもならない 楽しいですよ。今 エア建築家の世紀なのです ぐははははは み江:あははははははは、新しいいいですね〜も〜。凄い良いと思う、それ素晴らしと思います 佐藤:楽しいけど、あらゆる人と友達となると死にそうだから成らないように工夫している。学生は脅かし殴るようにしている。 この人とこのように楽しく付き合うことが出来るな〜と思うけども。それ続けていると大変なことになってしまう。 歩いて出会う人みな友達になってしまうからね。みんなと結婚しなければいけなくなるからね。それはちょっと 逆にシンドイ。フレンドリーを促進するような 言説は吐かぬようにしているけど。挑発して楽しむのも、他者の怒りをも もてあそぶんですよ 楽しですね。み江さんもいずれ軽い構えのエア達人なるじゃないですかね。 み江:ですね 佐藤:エア人間とエア建築家、好きな人 沢山つくって付き合える範囲でエア暮らし。一人じゃだめだから、30人ぐらい作ってエア友達の家を歩けるぐらいが良いのではないかなと。職業も色々好きそうなエア職業を渡り歩くスキルをもってね。自分が不得意な面は外注して 努力しないと。自分の不得意な領域ではたらくのは嫌いなことは するなって思いますけどね。 み江:それはそうですね。 佐藤:自分より巧い人いるんだから任せると み江:そうなですよ、私がやる必要無いんだよね〜 佐藤:もう3時間ほど聞いたけど、全て文字起こしweb出来るのは暇なジジイ俺しかいないようなので み江:素晴らしじゃないですか、でも一個のことずーっとやっているっていうのは。 佐藤:同じフォーマットでずーっとやっていると、分かることもあってね み江:それが羨ましい 佐藤:自分のアホ度が まず 凄くわかりますよね。それから、俺はずーっと変わってないけど聞き取る相手がドンドン変わって行く。今日はちょっと展開の仕方下手だったなと 修正したり、自分の体調と 凄く関係あるんですよね 聞き取る内容っての み江:ああああ。 佐藤:今日のように他に2人居るときと、たった2人だけでも全く違う展開になる。インタビューイの体調も重なるので 本当に予測不可能で即興的対話で成り立っていますよね 二度と再現は不可能ですよ み江:そうですよね 佐藤:書き言葉は何度も手直しできるから 面白く無いんですけど。音声は面白いですよ。 僕の体調とみ江さんの体調によって一瞬にして 全く違う展開になっていくんで み江:それは そうです 佐藤:そこがたまらなく不思議だから何度聞き取っても ずーっと続けられる。これ以上 面白い行為って無いと思う。ああ作って食べることを忘れていた わは ははははは、それから寝ること み江さんも長い建築冬眠から目覚めたので み江:そうですね。はい 佐藤:もっと楽しくなると思いますけど。建築ぐらい多重な欲望というか、混濁している欲望が物として成立するのは無いので み江:そうですね〜 佐藤:そこ、面白いですよね〜このいい加減さ なんとでも言える、自分の所有物でもないのに勝手なこと言い放てるし。発注者の欲望が別の位相にあるので、聞いてないしね、ぼろくそに言ったからといって建物が崩落するわけでもないない、消えることもない。 本当に気楽ですよね 。 これだけ言い放てる世界もほとんどないですよね。 語れる位相も沢山あるので、私歴史でいくわ、。歴史をなぞりつつ、イカサマを重ねて作り上げることも出来る。競馬馬よりは面白いですね、建築は馬のように 腹減ったから飯喰わせろとは 言わないので 気楽ですよ。 |
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寺尾さんに招かれ 昼 鰻重をごちそうになる 寺尾ユリ子さん記録へ |
佐藤:この家は今4人いるけど 。それぞれ他者なんだけど みんな勝手にお茶くんできて呑んで いる この緩さはいいね かいじょう ふふふふふふ 佐藤:このようなちょうど良い加減な共同体って凄くいいと思うんですよね。エア人間の集まりみたいなね、エアハウスみたな 天然そのものだよね 鍵は掛かっているけどね、出たり入ったり、人々が交通する空間って建築では絶対できないわけですよ。 だって他者を物で直截に拒絶する壁を作るのが建築の主目的だから。鍵も掛けるし、見えても厚いガラスで人は破って入っては来れないし。壁ありの建築的不能性はしょうがないので、それを補いあるべき場を実践するためには 俺が出掛けて来てみ江さんの家に 入り込んだり、み江さんが訪ねてきて俺の家をこじ開けるしかない。 他者を建築に意識して招き入れるしか方法がない 。ここのエア・ハウスは既にそうなっているからね、あなたたちは考えなくても俺の建築の理想を生きているから 素晴らし、凄いな若者は〜と思うね。 み江:若者だからだからか〜ワイワイがやがや そうかな 江頭:へへへへへへ 佐藤:若者だからじゃなくって女の人同士で暮らしているからかなと思って。なんでそんなこと言うかなというとインタビュー始めて驚いたのは、なんでもない 僕リョリ4才上の金沢の寺尾ユリ子さんが 全く閾や壁の無い 暮らしをしていたんですよ。 色んな人間、老若男女と世界各地から同様な人、娘さんはイギリスの方と結婚しているし。シルクスクリーンの教室もやっているから生徒さんも来ている。泊まり客が溢れたら、居間で雑魚寝させているというし。 パレスチナ・ガザへ入って行って子供に絵画教室のボランティアもしている。、その間も友達も生徒も鍵預けて自由に出入りして猫の世話もしてもらっている。 自分も他者の家に泊まり込むし自分の家にも泊まり込ませる、招き入れる。あのような暮らし方が出来る。泥棒にも遭わないし。人を疑わないというか、あの構え方 暮らし方はいいなと。 公共性 なにゃらとほざく建築関係者 言うけど、寺尾さんのように実践してない 壁・閾が無く、誰でも招き入れる建築家は誰も居ませんね 俺の建築あそび以外に。 みなさん立派に公共性なにゃらは語るけど自分の暮らし方が他者も くそ核家族ふうに閉じて暮らしている 二枚舌。公共性や都市を語る建築家の日常に招き入れられ 泊めてもらった 記憶がないもの。 公共性なんて言ってないけど。 渡辺豊和さんの家には2週間泊まったけど俺が押し掛けて行っただけだから。 み江:ふふふふ 佐藤:渡辺さんもお前のように2週間泊まっていたやつは居ないとも言わないし。俺も泊まりにいくけど お前も泊まりに来いよと呼び掛けられた建築家は居ないね。だから金沢の寺尾さんを見て、福島に戻る日に お昼ご飯ご馳走するからおいでよって招かれたので、寺尾さんの暮らしぶりを知ることになって、寺尾さんの記録を作る好運に巡り会ったんだけど。み江さんシェアエア家も古い建築の中あけど そういう風がながれてあうんですよね。おれもうずーっと昔から住んでいる気分になてきてしまいましたよ もう。 み江:あそうですか、そうなんですよ 佐藤:台所使いやすいしね み江:それは良かったです 佐藤:この中華鍋磨いて明日の朝 綺麗な卵焼き作りたいと思う台所に出会わない。使うと怒られちゃうかのような 格好だけの台所が多い み江:たしかに ここは割と色んな人が使うから、そうなっているかもしれないふふふふふ 京都 エアハウス 平面概要 佐藤:いいよね、そういう関係が台所の品々にまで滲み出ているのが いいね み江:でもそれは 大学の空間の延長みたいなとこあって。 佐藤:文パリじゃなくってなだっけ み江:文ピカ(文控) 佐藤:文控ですか み江:酔っぱらって帰りたくないときとか、どんだけサークルボックスに寝たか分からないし。鍵も掛かってないけど 佐藤:おれオヤジになってもそういうことやっている 不良なんだな〜。そういう在り方おれは良いと思うな〜。ここでお互いに迷惑になっていることは無いんですか。俺みたいな色んな人間が入ってきてね。五月蠅いから私でるわ〜、五月蠅いときないの み江:それは私が何時も江頭さんにご迷惑かけている 江頭:気にしないから 佐藤:江頭さん耳が悪いんじゃないの 江頭:電車の中でも気にならない 佐藤:江頭さんって30才だからもうちょっと み江:えがちゃんて30才 江頭:33ですよ 佐藤:俺同様 、適当なエア人やね 江頭:適当ですよふふう |
江頭昌志さんについて |
佐藤:そういう構えがいいよね、ここで出会った運の尽き 、江頭インタビューにシフトしよう 江頭:ふふふふ、 み江:それはなんか、これもまたちょっとゆるい繋がりで。友達の友達だったんですよ。共通の友達の、西尾さんという陶芸やっている女の人が居るんですけど。彼女と私は友達だったんですよ。西尾さんがあるとき、近所のコンビニでバイトしてるえがちゃんに、突然声掛けたんだよね。 江頭:そうそうバイト中に声かけて 桂:個展のチラシかなにか 江頭:個展のチラシをやるんで 佐藤:けっこうゆるい始まりでいいね〜 1:00:41 第4章 その05へ |