ことば悦覧in 神奈川大学 2009年10月29〜11月01日  home    

 学生 小金丸信光 村上敬祐  長谷川明  坂本友里恵 杉山聖昇   

 社会人  丸山美紀・新田有平 本間義章  松野由夏 
 番外編  松田朋春  

  丸山美紀新田有平さん マチデザインにて 29〜30日 真夜中
 その(01 02 丸山さんについて) (03 04 新田さんについて)
    (05 06 07 色々語り)   (08骨董コレクション) 

 その03

 新田さんのおいたち

佐藤:新田有平さんはどこで何時うまれだんですか
新田:生まれは1972年
佐藤:どこで産まれたんですか

新田:産まれた病院は青山病院と聞いているんですけど
佐藤:東京の青山です
新田:みたいですね。ただ育ったのは、埼玉県の草加市にある
佐藤:草加煎餅で有名なね
新田:そうですね、草加煎餅の草加にある松原団地っていう。団地デカイですね、そうとうデカイ、

佐藤:
常磐平団地か松原団地かってもんかな
新田:そこで幼稚園から、小学校6年まではそこで育ったんですね
佐藤:松原団地の団ちっ子であったと。新田さんは松原団地で日頃何をしておったですか
新田:普通の小学生で
佐藤:団地の普通の小学生の生活って知らないけど、団地の小学生ってどうなの

丸山鍵っ子だったんです
新田:いや普通
佐藤:俺 団地で生活したことないから聞きたいですけど、何してるんだろう?って気になる
新田:普通なんですけどね〜
佐藤:中山間地で暮らしたとないしょうに、普通だって言わないでよ
新田:あはあっはははははは
佐藤:安曇野に団地ないよね〜

丸山団地無いですよ
新田:団地で育った
佐藤:朝起きて蛇口捻って顔洗って歯磨いてとか、そういう話からでいいんですけど
丸山:どこで遊んでだんだ  じゃー
新田:団地はやっぱり児童公園みたいなのがすっかり整備されていてい
丸山:団地の中にね

新田:
何棟ごとに おっき公園
佐藤:どろんこ遊びできる砂場とか
新田:どろんこ遊びする砂場が在るし、すべり台が在って鉄棒が在って野球場が在って、
佐藤:その通りなぞって 遊んでた〜
新田:用意された遊び場がちゃんとあるから、そういう処で遊ぶし〜 あとはちょっと自転車の乗れるぐらいにの年になったら、団地の中でABCDブロック分かれてから、いつもは自分はDに住んでいたからDの公園だったけど。今日はじゃーあBまで行こうとか
丸山:うふふふっふふふ
新田行こう!ぜ〜その向こうまで行こうぜ〜みたいな感じで
佐藤:公営ですか分譲住宅ですか
新田:ちょっと分かんないですそのへんは。
佐藤:そうですかどんな間取りでしたか

新田:間取りは〜3DKですかね。
佐藤:もしよかったら教えてください家族何人で暮らしていたんですか
新田:家族は両親と私で3人

佐藤:じゃ けっこう広いですね3人では
新田:で私の母方の妹、私の叔母さんが居候みたいな感じで3人か4人
佐藤:一人っ子なんですか
新田:一人っこです

佐藤:へーえ、社会化されてな〜いかな、兄弟喧嘩ないしな〜、何時も大人の社会の中に暮らしていたから子供の社会が知らないとか、どっちなんですか気分としては、今思うと、最初から大人扱いされていたとか
新田:それはないですね〜
佐藤:何時までも子供のままで居られたとか、ひとりっ子って私は分からないですけど、
丸山:家族の中で一人だけ子供
新田:まあ我がままなんだろうな〜って思いますけどね。
佐藤:中国のような ひとりっ子政策の国じゃないんだからどうなのか教えてくださいよ
新田:ひとりっ子って我が儘ですよね
丸山:そうなの
佐藤:わからない。
新田:何か、協調性が無いっていうか

佐藤:それは普通じゃないですか
新田:相手のペースに自分は合わせられない処が
佐藤:それは分かるような気がするね、子供が一人で周り 大人で住んでだもんね〜合わせる必要も無いんだもんね普通ですよ
新田:そうなんですよね〜

佐藤:そんなもんは問題じゃないんじゃないの
新田あはあははははははは、まあ別に
佐藤:誰と喋っていたんですか、
新田:共働きだったんで

佐藤:誰も居ないの〜テレビしか観てないとか
新田:そうですね、テレビとか、あと漫画とか、本当現代っ子 ふふふふ
佐藤:隣の叔母さんをお母さん代わりにして、親子ゴッコしてたとかはないですか
丸山:そういう人居るんですか

佐藤:寺山修司ですよ
丸山:ああああ〜
新田:コミュニティーみたいなのあったんですけどね
佐藤:児童センターとかこの時代には無いよね
新田:在りましたよ
佐藤:あったんだ

新田:子供園
丸山:学童みたいな
新田:学童って言っていたかな〜、それも幾つかあって、今日はあそこの遊びに行きたいとか、あっち行こう、こっち行こうみたいな。けっこう そういう処はしっかりしていたんですよね。施設的には

丸山:団地の外には行かないんだ
新田:行くよ
佐藤:団地一人っていうと今は孤独死って感じがあるけどね、団地でひとりっ子はどうやって大人になっていくのでしょううか、よく分からないけど
新田:僕が子供の頃の団地っていうのは、活気が有ったんですよ
佐藤:餓鬼だらけ!
新田:餓鬼だらけ
佐藤:もし公営だと 抽選で何十倍だとか そういう数でしょうから そうだろうね

新田:農家の次男三男ぼうが出て来てで、核家族を作ってみたいな舞台ですからね。
佐藤:そうだよね1960年の中頃からね できはじめて
新田:だから凄い活気が有ったですよね〜、農家の次男三男ぼうだから農家的なこう
佐藤:お父さんは 農家でなの
新田:農家じゃないですけどね、出身は秋田の田舎の方なんで、うちの母は農家の出なんですけどね、だから近所付き合いもけっこう濃密おかずをこう あれしたりというのもあったんですよ。
佐藤:秋田の人なんだ
新田:父はですね、秋田は2年に一回夏休み帰っるかな〜みたいで
佐藤:秋田どこですか

新田:大曲らしいでね
佐藤: やまげわっぱなどかな
新田:私は知らないんですけど
佐藤:角館のちょっっと南の方ですよね、俺は東北だから何度か行ってるし、通過しているよ。行ったことないの
新田:子供の頃何度か。、だからたぶん今風のふふふっふありがちな子供なんだろうな〜と思う

佐藤:団地で、ひとりっ子ってインタビューしてて居なかったですので、興味湧きますね
新田そうですか
佐藤:団地で兄弟いて暮らしたたってのは居たけど、鍵っ子は初登場ですね
新田:うふふふふ
丸山:本当に鍵を首から下げてたんです
佐藤:あ!本当なの
丸山リアル 鍵っ子

佐藤:鍵っ子ってうのは共働き、で朝お父さんお母さん出て行くじゃないですか、学校へ行ってから出て行くのかなどっちが先なの
新田:うんとね、。どっちだったかな〜
佐藤:中学生の時も鍵っ子なんですよ
丸山:ははあふふふふ 
新田:中学の時も鍵っ子でしたけど首から下げてない。ポケットに入れておくみたいな。小学校のときは首から下げてましたね〜。で小学生のときは朝は居ましたかね、母親が。帰ってくると だれも居ない
佐藤:朝はいってらっしゃいと言われて、それで鍵を首から下げて帰ってくると一人でだれも居ないと。
新田:そうです、そうです
佐藤:なるほど、鍵っ子ってのは寂しいもんですか

新田:寂しかったか、あれ、
佐藤:それが普通だから考えないよね
新田:友達とか、凄い一杯いたんで小学生の頃はなんか遊んでいたりして。寂しく思わない
佐藤:鍵っ子じゃない やつの傲慢な押しつけだよね、鍵子は淋しいというのはね、
新田:でも一人遊びとか、やっっぱり上手なんで。おそらく

佐藤:得意中の得意な一人遊びってのはどんなんですかね、設計図面を書くとかふふふふ
新田:漫画とかテレビとか観て、何か想像の世界に入っていくふふふふふ
佐藤:妄想しているわけね
新田:そういう一人で、一人遊びっていうか、一人で時間をつぶす
佐藤:喋っていると反応が早いから、子供の時から一人だったら、反応しないというか遅いと思うんだけどね
新田:う〜ん

丸山:お父さん よく喋るからね
佐藤:お父さんと息子で二人で会話していたんだ
丸山:たぶんそうなんじゃないですか
佐藤:ひとりっ子ってテレビに向かってじーっと聞いているだけじゃないよねこの応答の様はね

新田:ふふふふふ。でもまあまあ言うタイプかな思うんですけど。
佐藤:ベランダに出て演説をしてたとか「草加の団地の諸君!」とかそういうことはしてないでしょう
新田:そういうことしてない。
佐藤:その頃はテレビゲームはあまりないよね
新田:ありましたね〜

佐藤:10才とすると82年だから
新田:小4のときにファミリーコンピューターが出てきましたね〜
佐藤:スーパマリオ。ドンキーコングの対決みたいのかな
新田:ドンキーコングとかマリオブラザーズとか出てきましたね
佐藤:夢中になっってね
新田:やってましたね〜でもあの頃はやっぱりファミコンをしに誰かの家に遊びに行くみたいな、感じでしたね
佐藤:ファミコン無いと仲間はずれにされちゃうとか
新田:いや、無くっても持っている奴の家に行って遊ぶんですよ

佐藤:貸してくれるの
新田:傍で観てるか一緒にやるかみたいな。
佐藤:遊びが室内ゲームに変わっていたわけだね
新田:変わりましたね

佐藤:野球とかはやらないわけでしょう
新田:いやぼくはたまたまやらないんですけど、野球できないんですけど。でも僕の友達なんか野球もやるしァミコンもやるしみたいなの普通でしたけどね
佐藤:丸山さんは吹奏楽部だけど新田さんはどうしたんでか

新田:楽器はゼンゼン出来ないです
丸山:何やっていたか中高
佐藤:趣味一人遊びですか
新田:中学はバトミントン部に入ってたんですけどね〜。もうやってないですけど。高校は帰宅部でしたね

丸山:ふふふふっふうふふ
新田:バイトとかしてましたね、
佐藤:バイトはどんなことを
新田:コンビニで
佐藤:コンビニバイト、その頃ね変わってますね

丸山:自転車屋さんとかなかった
新田:ああやりましたね 高校かな
佐藤:自転車屋のバイトって何するですか
新田:パンクなおしたり
佐藤:あそうなんだ。機械いじり好きなんだ

新田:いや自転車が欲しくなって、急に。あのロードレーサーみたいなやつ
佐藤:ツールッドフランスの選手が乗っているやつみたいなね
新田:細いやつ、あれは自分でパンク直せるようなテクニックが無いと乗ってもすぐ壊れちゃうんですよねあれ。だからそういう技術を身につけるために自転車やにバイトしに行った。でも短い期間だった、直ぐ辞めちゃったから。
佐藤:技術が身につけばいいんでしょう
新田パンクはなおせるようになりましたよね

佐藤:技術身につけたら辞めようと
新田:でも実際は深くって、例えばタイヤが凄い細いから、リムがフニャって曲がったりするんですよ。それをスポークの張力でフニャってなったのをピンってなおしたりとか
佐藤:ぐじゃぐちゃS字になったような奴を直せるんだ
新田:道具と技術があれば出来るですけどそこまでは行かなかったですね〜だから、パンクをなおせるぐらい。普通のパンクぐらい
佐藤:今も自転車乗っているの、この辺

新田:もうやってないです
佐藤:パンク直せるようになって自転車やめちゃた
新田:短いブーム
佐藤:myブームね
新田:うん

佐藤:3ヶ月のmyブームみたいなもんだな
新田:飽きっぽいです
佐藤:いいんじゃないですか自転車屋になるわけじゃないんだから、なかなか核心に辿り着かないって話だから、そんれが普通ですよね、天才だったら産まれた時から建築やってました、それは嘘でしょうだいたい、そんな人いないよね。そうだと思うんですけどね。それで建築はまだで中学生で、高校は帰宅部でやっぱりファミコンですか相変わらず。もうパソコンありましたかね

新田:パソコンありましたね、家はない買ってもらわかったんですけど。パソコン持っている奴居ましたね。小学校の
佐藤:ゲーム作っていたんだ
新田:小6で持っている奴が、彼奴は持っているらしいみたいな感じで。超初期のフロッピーでジリジリってやるような何かゲームっていうのか何かを、これ楽しいのかな〜みたいな感じでやっているっていう。これがパソコンなんだみたいなかたちでやってましたけどね。僕はパソコンは欲しいって言ったことが有ったんですけど、買って貰えませんでしたね

丸山:ふふふふふ
佐藤:パソコンやると頭が悪くなると言われたんですか
新田:目が悪くなるとか、何か外に出なくなる
佐藤:最初から出ないんだからいいじゃない ふふふふ
新田:うん、中 引き籠もるんじゃないかみたいな、そういう心配があったんですかね、買ってもらえなかった。
佐藤:外で遊ぶが子供、親はそれ以外考えたくないからさ。子供はみんな外で遊ぶ、それで登校拒否はしなかったんでしょう。鍵っ子はしてたけど、学校時々行かない
新田:は無いですかね〜。うん。大学にちょっと行かなくなっった事があったんですけどね〜小中高は普通に行ってましたね

佐藤:建築今までの話を聞くとどこでも建築出てきませんね。なんで建築なんかに行っちゃったんですか、来ちゃったですかいらっしゃいませ

新田:高校で消去法で選んだんですね
佐藤:どういう事消去法って
新田:学部が一杯あるじゃないですか。何学部って。で決めないといけないんですよね、受験するときには。自分が進路とか

佐藤;それは何年生のときに起きるんですか。
新田:高2 くらい
佐藤:受験があるから早めにね
新田:特になりたいものも無いの、何目指すのかを決めないといけないって、そうすると何か消去法で決めてったんですよ機械はなんかちょっと野暮だみたいな。
佐藤:機械油べとべとって印象でね

新田:バイオは何か農業 共にふふふふふ
佐藤:単純ね
新田:そうそう、分かんないから、分かんないなりに考えてたですけどね。なんか化学はあんま興味ないし。理科苦手だしみたいな。それで建築が格好いいかな〜と。なんか

佐藤:建築イコールカッコイイとは
新田:なんか線を一本ぴーっと引くじゃないですか、今日は一本この良い線引いたら100万稼げるみたいな

佐藤:そんな!? 情報どこで手に入れたんだ〜共にははははははは

 45:03秒

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