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 佐藤敏宏 被災地に入る若者に聞く
    
 
 
県 滋賀大の学生さんに聞く DANNWASITUで会った一部の人人
 
 ★その1日々のことその2 被災地でのこと ★その3 将来のこと
 
 

 その  2

佐藤:それぞれ個性を出している。将来を考え行動しているようです。ぼんやりしているわけではない。昨日(2012/11/02)俺クチャー聞いていただきありがとうございました

会場 ありがとうございました

佐藤:予想通りすっちゃかめっちゃかになっていって。DANNWASITUに参加した人どうしが話しをし始めるというのが僕のやりかたなので。解っていることを解ったふうに語らず、めちゃくちゃにしていくという活動でした。笑い声も絶えず、話しが一杯出てきて遅くまでおつきあいいただきましてありがとうございました。 昨夜のワイワイで残ったのは被災地とどう関わっていくのでしょうか?っていう話しがあったのですが。少しは話したのですが、セシウム都市福島のことはほぼ話すことができませんでした。まず皆さん被災地には入っているんですか?

西村: 行ってないです

佐藤:行った人で こんなテーマがあるよね、こんな問題があるよねを 昨夜の繰り返しでもいいですから お話 お願いいたします

山田香:私は1年目の木匠、木興プロジェクトで行ってまして、去年(2011年)ですね。田の浦の番屋を建てさせていただいたんですけど。

(絵:NPO法人環人ネットより)

木匠という団体がありまして。岐阜県の中津川市の加子母っていうところで活動していたんですけども

 、3・11をむかえて、加子母で仮にベンチを一個作ったとして。加子母でのベンチの一個の価値と東北でのベンチの一個の価値を比べたときに、活動としてやるべきなのは東北なんじゃないか?っていうことでm1全員で「じゃー東北でやろう」いうふうになりました。行くわけなんですけど。で、5月の段階で敷地をどこにしようと、施主捜しをするですけど。
佐藤:ベンチをもらう? ひとじゃないの?

山田香作ったのは番屋になります。で、施主が見つかりまして、敷地が決まって。設計を始めたですけど。7月の段階で3案持っていって漁師の方にプレゼンをしました。そこで初めて 私は東北に行ったんですけども。周りが本当に瓦礫の山で屋根が一つも無くって。これはものすごい所だなーって衝撃を受けるんですけど。

 屋根一個、壁一枚の価値をすごく感じたのが一番の収穫です。私の建築を観るって、建築の価値観を考えたときにそれが一番の収穫でした。というのが感想です。

佐藤:西村さんは行かなかった理由をお願いします。

西村:一回「車乗っていく?」って言われた機会があったので「いこうか!」と思ったんですけど。

そのときは予定が合わなくって行けなくなって。

でも「なんで行かなかったのかな〜??」ってちょっと。

でも行かなければならないとも思ってはいなかったから、行かなかったんだろうなとは思ってはいます。

佐藤:
生活しているので普通に対応したんだということですよね

西村
:と思った。掘り返すとそう

佐藤:色んな人が居ていいよね。では梅谷さんはどこへ行かれましたか?
梅谷:僕はその木興プロジェクトっていうので。
佐藤:3人で計画したの

 (絵:竹内先生webより)

梅谷
もっといます。で行った。一番最初に行ったのは宮城大の竹内先生が志津川で番屋を建てた時に参加して。

そのときに建築の重要性というか。箱物箱物と言われていて。ただ建築建てる意味があるんかなー?と考えた時期もあったんですけど。

被災地で番屋を建てた時に建築の持つ力が凄い あるなと
   (動画  ユーチューブより リンク)

   

佐藤:具体的にはどういうことですか
  
梅谷:番屋の場合だと 話合う場所が無い
佐藤:建物は語り合う場所を人間に保障している、そこで話合われる様子を生な目で 観てしまった ということですか?
梅谷あそうですね

佐藤:
 完成した番屋で漁師の人たちがワイワイしているのを見て、これが建築の力だと思ったと
梅谷そうですね。向こうの人もそういうことを「必要だ」って言っていて。それで木興プロジェクトで、去年 歌津の田の浦で番屋を建てることになった。

佐藤:さきほど山田香波さんから設計を3案出して設計をしたという話しをうかがいましたが「設計もしたですか

山田香
幾つか案をたてて。躯体があるんですけど。元々の鉄骨のフレームが残っていて。それを使う案使わない案。で、どういうふうな格好をするか?っていうのを考えて。3つ並べたかたちになった。

佐藤:それらの建築は今はどうなっているんですか?どの案に決まったんですか。5月だから 今は10月だから 

会場:去年です

佐藤:去年の五月ですか ジャー実際出来ちゃったんだ
山田香はい。出来ました

佐藤:
最終案はどういう建築でしたか。
山田香:基盤があるところが地盤沈下で2mほど沈んでいるので、そこを直す話しも出てくるだろうとふんで。解体して軽トラックに乗せて運べるようなっていう想定で、組んだプランが最終的に採用されました

佐藤:プレファブみたいに軽トラで運ぶっていうのはどういうことですか

山田香:
そこは撤去するかもしれないので、可能性が高いので。それだと壊すことになるからと漁師さんから事前に聞かされていて。それだと忍びないからどうにか動かせるようにしたほうがいいんじゃないかっていう漁師さんの声があったので。そういうふうに決まったんですけど。

佐藤:簡単に移築が可能な建築にしたと。移築しないで今は使っているんですか
山田香結局移築することになって今年の5月にその作業をしました
佐藤:移築工事も したんだと
山田香:はい

佐藤:1年の間に二回建築の工事をしちゃったと
山田香:はいふふふふ そうですね〜ふふふふふ

佐藤:
設計施工と移築もやっちゃったんだと。予算はどうしたんですか?お金の問題はなかったんですか
山田香:予算は滋賀県立大学には楽座という、近江楽座っていうのがありまして。いくつかの団体がプレゼンして、採用された人に幾らか希望金額に近い金額を渡してくれるっていうシステムがあって

佐藤:
大学の中に学生の活動を支援する仕組みが あったと
山田香:はい。学生の活動を支援しようとするところがあって。そこでプレゼンして結局、50万円がマックスなんですけど。45万円頂くことになりました材料費です。材料費と交通費ですね。

佐藤:規模はどのぐらいの建築を建てられたんですか
山田香:何畳だあれは。

梅谷:
4m×5mぐらい
佐藤:20u 6坪ぐらいだと 12畳ですね
梅谷:そんなになかった

 かいじょう ははあはははははは

梅谷:何畳だったろう 
梅谷:15u
佐藤:4.5坪ぐらいだね。でも設計施工しちゃったからね。学生時代に建築の実作ができちゃったと。凄いですね-

  会場 ふふふふふふふ

佐藤:では、それぞれに出来たときの感想を聞きましょう。図面に書いて建築を作るってことを初めて行ったですか
  

山田大:
僕は図面かいてないですけど。作るだけなですけど

佐藤:
先輩が図面かいたりしているのを見ていたんだと。どうですか模型じゃなくって大地に出来てしまうってことは

山田大:現場が好きってまさにそれで、現場でどんどんできあがっていくのに喜びを凄く感じて。被災地に作ったっていうのもあるけど。まあ自分たちの力で作り上げたっていうことがまず一番の喜びがありました。で、その漁師さんたちが喜んでいる姿とか、使ってくれている姿とか。直接何か言ってくださるのとかで更にまた 喜びっていうか。達成感というか。
佐藤:自己満足じゃなくって評価する人が居たことでの喜びがましたんだったと
山田大:だからすごく先輩方がそういう場所を作ってくれたというか、そういう機会を与えてくれたのが凄くありがたいと思いました。

佐藤:被災地じゃなくっても、どこかの町や村に行って「つくりまーす」という活動も可能性としては今後はあるですか?
山田大はい 

佐藤:古民家改修してて そこで何か欲しいよといわれたら やろうやろうと。楽座に提案して選ばれて作ることもあるだろうと。被災地での活動は履修単位には加算されるんですか?

山田香:今年どうだっけ。例年だと木匠っていうのが単位になるんですけど、今年はどうだったか。
梅谷:一単位とかもらえるけれど、卒業単位とかまったく関係ないふふふふふ。何の単位なんかよくわからないふふふふふふふ
佐藤:卒業単位には使えないけど いざとなれば使えるかも〜

 会場ふふふふふふふふ

山田香:頑張った証の単位ふふふふ



佐藤:被災地へ行ったり古民家を改修したりしてて、他大学と関わることになると思うのですけれども、地域の人とももちろん関わることなるんでしょうけれども。他の大学と巧くコミュニケーションしていくために必要な条件というか そこらは何かありますか。滋賀大学だけで被災地活動をしているわけではないでしょうから。

西村:古民家改修はうちの大学だけですね
山田香番屋作りも 基本的にプロジェクトとして 独立していて。色んなところで色んな大学が個々にやっているという感じです

 でも志津川の番屋の場合は助っ人で色んな大学から参戦していったというかたちになります。

佐藤:大学生同士で 大きな組織をつくって何かつくっていこうというのはまだだと。そこまでは行ってないんだと。小さな建築をそれぞれの大学で思い思いに作っているという段階だと。それがすすんでもしかすると〜大学生たちが力を合わせて巨大な建築を作り出してしまうかもしれないと

 かいじょう ははあっははははは

佐藤:学生さんのつくるぞ^^〜のど組織つくるのが大変だね。すごいですね 被災地で人生初建築設計施工で作ってしまったんだと 。すごいですねーご苦労様でした。素晴らしい被災地での活動ですね 30分経ったので一部はこれで終わります 次は二部いいきま

会場 はい

その3