2009年12月10〜13日「じゅっくりの会」in京都 記録 home 10日 駅から えいぞうさんの家体験記 えいぞうさん父を語る えいぞう・きみこさん新居を語る 11日 柳原照弘の この1年 工芸繊維大講義 デザインイースト 00 を語る 12日 渡辺菊眞さんに聞く 鼎談 アガカーン賞の王路 (森田一弥・渡辺菊眞・江崎貴洋) 松岡聡さんに聞く 工繊大3年生・浅野翔さんに聞く えいぞう・きみこさん 「新居を語る」 その01 その02 その03 その01 佐藤:おかだ夫妻新居=2009年末の我が家を語るということで すすめましょう! そもそもなんで?このような 家を建てたのか、家を建てるぞ!と思った動機 なんですの? えいぞう:動機ですか? 佐藤さんだから! 全部ぶっちゃけちゃいますけど うはっははは。前ね上京区の地下鉄の鞍馬口の近くの 築50年ぐらいの古い家に住んでいたんですけど。それはけっこう広い所で3階建てで、 佐藤:木造3階建て? えいぞう:混構造ですね。3階建てで、だから90uぐらいあったんですよ、ここよりデカイですよ。三分の二に成っちゃったんで。 佐藤:ここは何坪ですか えいぞう:これねの床が58とか、59(u)とかしかない 佐藤:18坪ぐらいかな 三分の二になったと えいぞう:でまあ客間が2つも在って、何時でも誰でも泊まれる、泊まってもらえる 佐藤:使ってない部屋があったわけね えいぞう:あった。 佐藤:死んだお父さんの部屋みたいな もんだね えぞう・きみこ:ふふふふふ えいぞう:それで色んな人が泊まりに来てた、 佐藤:いきなり京都でそんなデカイ家を借りたですか えいぞう:いや最初単身赴任してたときは、ふじのおおばくっていう所に、公務員宿舎が在って。京大の。 佐藤:ふじのおおばくってどういう漢字ですか えいぞう:宇治です 佐藤:ああ宇治か、宇治のおおばく えいぞう:こうばくは ね、黄檗(宗) ちょっと難しい字なんですけど、官舎が在って。僕は1年間単身赴任してたんですよ。まだ奥さんは向こうで働いていて。新浦安のマンションに住んでいて。それで1年終わりで「来る」って言うから、それじゃ家探そうかっていうんで、せっかくだから、なんか古い家でも借りてリノベーションして住んだらいいじゃん、と思って。 佐藤:鞍馬口だったらだいぶん山奥じゃない えいぞう:ちがう違う 地下鉄の鞍馬口 佐藤:あぁそうか えいぞう:同志社の近くですわ 佐藤:夏 インタビューした場所だわ えいぞう:あそうそう、あの岩崎さんインタビューした、うん 佐藤:あの地下鉄の鞍馬口ね えいぞう:え。それで色々探したんですよ。古くって賃貸なんだけど、いくらでもいじって良い所 探したんです。そしたら、何かあるとき学生の実習室に貼り紙がしてあって、借りませんかみたいな。いじるの自由ですよ。学生向けに。ああこれ良いジャンと思って、勝手に剥がしてそれを。後で学生に怒られたんですけど。借りるつもりだったって。ふふっふ、先に連絡しちゃって。 佐藤:水ありますか 立ち上がり台所に行く佐藤 えいぞう: 洗面所へ行ってくる きみちゃん話しておいて きみこ:えなに! ふふふふ 佐藤: 水を飲んでもどる佐藤 いいな今日の話は きみこ:すごい広い良い家だったんですよ 佐藤:どういう使い方をしてたんですか、1階はなんだったんですか きみこ:1階は、きっちんと広い土間と、トイレお風呂、で2階が寝室と、子供部屋みたいになっていたのが、1部屋と、もう一部屋は、リビングとして使っていたような。 佐藤:3階は きみこ:3階が2部屋あって、それが客間として使う 佐藤:お客さん一番天辺に 寝るとね きみこ:うん 佐藤:へーえ きみこ:風通しがよく 佐藤:壁は在ったのですか きみこ:リフォームして壁取っ払ったりとか、 洗面所からも戻る えいぞう えいぞう:リフォームしてもらったんですよ、一応建築家に、大阪の。 佐藤:鞍馬口、築50年。3階建てを改修して住んだと。これは何年だろう えいぞう:だから2003年からだから、2003年の5月からだから、 佐藤:6年住んだんだ えいぞう:それでまあまあ、夏暑くって冬寒いっていうのが、まあちょっと厳しかったですけど。とにかく夏は外より暑く、冬は外より寒い きみこ:西日が凄く当たり、 えいぞう: すきま風が すご〜く 佐藤:築50年 昔の家だしね えいぞう:というのはあるんだけど広いし、まあまあ景色よかったから、眺めもよかったから、気には入ってたんですよ。 きみこ:となりが寺ですごく見張らしが 佐藤:神社仏閣に縁がありますね えいぞう:良い眺めでね、それで気にはいっていたんです。屋上から大文字もばっちり見えるし。 佐藤:どっちですか えいぞう:東大文字が きみこ:あと鴨川と御所にも歩いて行けるし〜 えいぞう:インタビューされたあの当たりもすぐ行けるし。 佐藤:岩崎泰さんとインタビューした あの当たりと近いんだ いえぞう:すぐ遊びに行って、 佐藤:橋の下にスクウォッターの人いましたね いえぞう:居ますね、 佐藤:あそこの 傍だったんだ!。 えいぞう:だったですけど、も子供が出来て、みのりが。 佐藤:みのり君がね えいぞう:出来たときに 出産でしばらく居なかったんですよ。 佐藤:実家に帰ったと えいぞう:けっこう永く居なかったんだよね きみこ:2ヶ月 えいぞう:2ヶ月ぐらい居なくって、僕はそのとき、一人暮らしで。まあ料理もしないから、 佐藤:コンビニ弁当で、 えいぞう:コンビニ弁当とかよし野やだとか、ラーメンだとか、呑みに行きまくっていたですよ学生と。 佐藤:何だ 学生と呑んでいた えいぞう:まだ金あったから。家建てる前で。もういくら飲み代に使っているんだ!!みたいに。呑んで歩いてて。 佐藤:ふふふふ えいぞう:日中 奥さん居ないし、窓閉めきっていて、 佐藤:ふふふ いえぞう:それでどうやらダニが発生したらしい 佐藤:あっ そうなの!それは大変ジャン えいぞう:帰って来たら、帰って来てしばらくしたて、何か変んだな〜と思って、カーテンをぼーっと開けたら、ダニ! ボワーって 佐藤:ふふふ えいぞう:じゅーわーっと大量に居たんですよ きみこ:帰って来たときには別に平気だったんだよ。 えいぞう:ちょっとしてからか、 きみこ: 5月に帰って来て、6月にお母さんたちが来たときに、はるかちゃんがすごく腫れて、何だろうね!?って言っていて。その1週間後か2週間後にダニ事件 えいぞう:そうこうしているうちに、それも何か自分たちも これ何だろうね 佐藤:ぷちぴちな ななんだ?と えいぞう:子供も出来るし、ダニだっていうことになって。これは拙い!と、 きみこ:一夜でみんな三人が全身に出来たの。それでおかしい!これはダニだって えいぞう:それでそっからダニーアースね。 佐藤:ダニアース焚きまくり 子供まずいしゃないですか! えいぞう:産まれたばっかりだから、外に出して。しばらく私が一人で、 佐藤:ホテルに2,3日泊まってからじゃないとね きみこ:あぶないから、 えいぞう:あぶないからダニアースした後。一生懸命拭いて、でも何か微妙に納まりつてはい。だけど、また来年どうなるのか?わからないと。 きみこ:やっぱり窓締め切るとね やっぱり湿気 発生するんだよね えいぞう:てものあるし、あと、屋根裏を鼠が走り回るから、それで鼠も居ると。また来年来ると、イタチもいるし 佐藤:墓地の餌につられて生きられるしイタチも、 えいぞう:わかんない見てないんですよ。だけどもう、(天井)ガタガタガタガタしているんですよ。パンを どっか食べてね。それでこれはちょっと引っ越すか〜 佐藤:こども 囓られたらたいへんじゃん (最初の土地) えいぞう:鼠とかにもね。引っ越すしかないねってなったときに。まあたぶんこれはよくある話だと思うんだけど、次も賃貸か?っていう話になった。それはちょっともったいなくないか?みたいな。だったらまあ家賃と同じぐらいで、ローン組めるんだったら、やればいいんじゃないかみたいな話になって。 じゃー土地さがそうか!と。いうことになった。それが切っ掛けです。 佐藤:最初から家は建てようと思っていたんですか えいぞう:そんときから。そんとき思って。僕全然家持ちたいなんて、思ってなかったんです。建てようなんてそんな、考えてなかったです。でもいざこう、そういう立場に立たされたときに、それだったら建てたらいいんじゃないかと。そんでマンションとか、賃貸とかも意外と高くって京都。マンション買うのもね、なんか、ちょっと違うな〜と思って。それで、どうせだったら、建てようかな〜と。でまあ、そういう事になると、まあ、建築家の友達も居るし、なんか楽しそうだな〜と頼んで建ててもらうの。 佐藤:プロセスが楽しいよね きみこ:うん えいぞう:だれかにも頼めそうだし、中山君とかやってくれるかもしんないし。それでちょっと、じゃーせっかくだから、楽しんで やってもらう土地探さなきゃ〜と思って。で探して来たんですよ。 佐藤:すぐ見付かりましたか?土地は えいぞう:比較的ね、色んな、見てね、色んなネットとか。色んな情報を見て。値段とのね。その時はとにかく、地下鉄沿線じゃないと駄目だと思い込んでたんで、便利な所じゃないと、いや!だと思って。地下鉄沿線に近くって、安くって。ないかな〜と思って。出てたんですよ。それで即連絡して、もう買いますと。で、買ってしまったと。 佐藤:買ってしまったと、 えいぞう:それでまあじゃあさっそく建築家にっうんで、 佐藤:家が造れなかったら買わないって契約はできなかったんですか えいぞう:そんなのありですか 佐藤:あるかどうか分からないけど、言えば!不景気だからやってくれるかもしれない。違約金だけ払えば済むというあり方つくらないと えいぞう:そんなのあるですか 佐藤:今思い付いたの、一つの土地売らないで くるくる契約だけで 回るほうが儲かるじゃない永遠に建たない土地もいいな いえぞう:基本的には古屋が建っていたから、それをそのまま買って、自分たちで住まう。 佐藤:リフォームして住んでもいいかと思ったんだ いえぞう:いやそういうのは、壊すつもりで。だったんですけど。それで先ほど言ったように、O邸1って言われているますけど、作品としては、あの〜 きみこ:ふふふふ えいぞう:あの〜、雑誌にも出てますけど。つくってもらって 佐藤:銭無い 雑誌買えないので 見ないのでえいぞうさんの家の経過も全く知らないです。 俺にとっては興味も沸かない無縁の世界だし著名な建築家ってのは 近隣との交渉がうまく進まずですか えいぞう:さすがに住めないと、やめるなら今だっていうことで。 きみこ:その(近隣の)人も原因だけど、あの土地柄 的に住んだら厳しい所だったよね〜 えいぞう:全体にね今から考えると、やっぱり、何かつうと、挨拶行くと、これから勉強ね!みたいに言われるようなね。 きみこ:そういう事を何にも勉強しないで土地買って えいぞう:意外と何も考えずに前の鞍馬口とこに住んで、意外と別に問題もなかったから。それもあって 土地買っちゃったんですけど。まあ京都っていうのは直ぐ近くなのに全然文化が違う! 佐藤:はははは えいぞう:そういう事になりまして。それで、私は中山君の所に行って、申し訳ないと。ちょっともうあそこは、やめだと。建てられないと。また違う土地を探そうと思うと。話をして。 きみこ:お気楽だよね、直ぐ土地買おうとしてる私達ってね 佐藤:いいじゃん きみこ:ふふふふ えいぞう:建てようと思っていたから、それで、凄いショック受けてます、彼らは一生懸命やったから。担当の三島さんつうのもショック受けたんだけど。御免なさいと言うことで、設計料払って。 佐藤:ふふふ (再び土地さがし) えいぞう:それで、でもまあ、その手前、手前というか、ここはやっぱり直ぐに土地をさがしてまた、設計始めてもらわないと、いけないな〜と。すぐにでも引っ越したいぐらいな 感じでやっていたから。早く引っ越さないといけないと思っていたし。それでまた土地を探してね。色々、今度は交通の便はあんまり考えずに、それこそ静原とか、どうかとか、言っていたんですよ。その時は。遊びに行っていたから 佐藤:建てられないんじゃないの えいぞう:建てられないんだけど、古いの買って、改装しても、あるねみたいなの。静原、でも静原まで行けないから、その手前の市原とか、見に行ったりとか。岩倉とか見に行ったりとかしたんですけど。どうも違うと。ね、しっくり来なかったよね きみこ:うん 15:13 その02へ |