大阪 ことば悦覧 ことば紀行 2008年5月12〜18日   home 

  福井一朗 さん ことば閲覧 2008年 5月17日夕方 MILBOOKSにて 
 その01 その02  その03 

 その03  25分24秒〜 42分03秒

佐藤:激しすぎる 人間は動物なのになんでこんなに虐待して 機械のように働かなんなきゃいけないの 優秀な機械じゃなくっていいじゃん 不思議ですよね
福井:多少気持ちよかったんじゃないですか それも 

佐藤:帝国主義がはびこったので 植民地になるか 自分が帝国になるか という闘いだたから 一時 帝国 になり アメリカとの戦争で負け というのが日本の好いところだよね 近世から現在までの150年足らず そこの所で俺たちはどこに位置づけられて どう言う事をやっているか 自覚してやろうぜ〜 言いにきてるだけなんだけど 僕の友達が言ったことだけど 建築家の筋肉は歴史的知識であると おれもそうだと思う 歴史的知識がない建築家は 崩れるしかない 行動できない まさに福井さんのこの場所が役立つ ここで講義すれば 

福井そういう人来るかな客で ふははははは 
佐藤:ここに 建築家の筋肉は 歴史的知識である 書いてぶら下げておけば おれ筋肉ないな〜と思ったら本を買っって帰る 

福井:本当ね 訪ねて来てくれる人というのは 割と喋りませんね 
佐藤:建築家じゃなくても歴史を知らなさすぎる 日本の教育方法だからな 
福井;今そうですよね 今必要なものというのは 今役に立つと言う資料の集め方

佐藤:人間を育てようとしてないからね 機械人間ばかり生産しようとしてて いいことだと思っているかのように 行動してるけど 

福井:これこそ こんな本 目の前にあるでしょう
佐藤: ああ東洋建築 これは 
福井伊東忠太です 
佐藤:米沢から出た めちゃくちゃですよね
福井;アジアを遊んでいたひとです よね〜 
佐藤:越境しまくる男 眼鏡がないから字が読めない これは誰かが売りに来たんですか 

福井:これ安かったんで仕入れたんです 
佐藤:近代の始めに こういうおかしな人が居たって言うはおもしろいですよね 
福井:おもしろいですよね 
佐藤:法隆寺の柱と ギリシャの柱無理矢理 並べておもしろがる だぶんそうだろうと妄想膨らませて 旅行に出て行く ホントなのかどうか分からないよね あの話ってのは 字が見えない これいいね  値段書いてあるじゃないですか 

福井:安いと思って買って来たんですよ 
佐藤:このねで売ったら仕事にならないじゃないですか 
福井:この値では売らないですよさすがに 
佐藤:伊東忠太本に出会ったか おもしろいな〜 情報はインターネットで このの書店の 状況を流して 

福井:そうですね 基本的にはお店で伝えれるのは 喋って本の事を 説明する 
佐藤:、もっぱらお客さんはネット上に居るわけですか 
福井:ネットの方が見ている人は断然多いでしょうね 一日に来ているカウントとか見ていると 
佐藤:多いですか 現実のお客さんより 

福井:1日に来る人なんか10人も居ないですよ はははは 
佐藤:ねっとだったら 
福井:600人ぐらいは 見てるんじゃないですかね〜 
佐藤:検索エンジンですか 古書名で 

福井:どっちもでしょうね 本で検索してひっかかって居る人は多いみたいです 

佐藤:
文字起こししたものの10年後ぐらいの方がおもしろいんですよ 明日見ると おもしろくないなと思ったりするけど 時間が経っほど おもしろいって言って見ているんだよね 今度の記録は福井一朗さんの友達とか みて「お前ってそういうやつだったのか〜」と「長年付き合ったたけどやっと解ったわ〜」と言う 

福井:初のプロフィールを 
佐藤:意外に聞き出さないんだよね 
福井:そうですね 〜
柳原;特に聞かないですものね〜 

福井;たぶん誰も 知らない でしょう 学生の時の人も 先生とか 
佐藤:そう 貴方ってそう言う人だったのと 言うよ 奥さんまで傍で言うから 難しい本 読むのも好いけどよ〜 お前は何者だと 隣の奴に聞けや みたな そうい事 情報が一杯あるわりには 身近な人の情報を知らない じゃないか〜と 

福井;それは本でもそうですよ ネットで売る前の 本屋でやっていた時って まあこんな マイナーと言うわけじゃなく 安くって 何処にでもありそうな 本とか が意外と 長生きして売れている だれもちゃんとそれについて  それまで売れへんかったのに スポット当たっているような 

佐藤:なんでもなくって 何時でも在りすぎて 気にも目にも掛けてないけど いつの間にか無くなって行く あれどうしてなのかなっって 調べようと思うと  何も無い 残ってない 

福井;だから そう言う意味じゃ同じ様なことをやってますよね ちゃんと紹介すれば 捜して居る人にぶつかる  共におおわらい  

 福井一朗さんの書店 MIL BOOKS→
 古書の注文 よろしく 
  http://www.milbooks.com/

佐藤:そんな感じで 僕はありふれた だらだら喋っているやつをね そのまま記録したいんだけど それやると聞かれる方も困るだろから お茶のみに来ました サヨウナラでは 今回は初インタビューだから 経歴ぐらい聞こうかな〜と 言う感じでやっってます 。5年後 叉来ますからね 

福井:ふふっふふ 
佐藤:5年おきに 20年やると言うだいプロジェクトだから
福井;ふふうふふ 
佐藤:これがどういう ことになるのか解らないんですけど 

福井:まあ僕が口から出任せを言ってないことを ははははは 
佐藤:おれは寺山修司が大好きなので 
福井:それは良く分かる 
佐藤:人生は書き直せばいい 歴史は書き直しが出来る そう言うののであると 
福井:自分のお母さんは殺すし

佐藤;そうそう 隣の女性をお母さんと呼んで 他人のお母さんを自分の母にしなさいと 
福井;おれは父無し子みたない事も平気で言うしね ははははは 
佐藤:母親の悪口はバンバン書くしね まあ超マザコンだからね 窮極のマザコンだから 母に捨てられた人間だからね その時に言葉が立ち上がって 自分を再生させた 

福井まあそうですよね
佐藤;自分自身を 復元していくというか  それを自覚的にあらゆるジャンルでヤッタ人だとおもうね 
福井:何かね、それは隠すよりも どんどん イメージを作って行ったほうが 好い在り方かな〜と は思っています 
佐藤;自分にとっての不幸をみんなに知らせれば みんな幸せになったりするから 嘘でもいいからこんなに不幸だと言ってみたり 

福井:じゃー次に会った時には  女の子に成っているかもしれない ははははあは
佐藤;それはいい ね 〜 あれこないだ喋ったのは全部うそですから
福井:実は女でした みたな ふふはははは 


佐藤:
人格が入れ替わって行くというのは 寺山修司の演劇みたい 言い放ってくれると実はおもしろいんだけども 皆さんそう言うことを言わない 真面目に自分の事を言ってしまう これ不慣れだね 言葉をみんな 使い慣れた無い 

福井:たぶんそうなんでしょうね〜 遊べてない 
佐藤:ここで福井さんにインタビューしたから この記録見て 佐藤が来たら全部嘘言って文字起こしさしたろ〜と 本当に全部嘘を言うとが出来るかどうか 20年間 本当の真実が無いように 本当の嘘ばっかりというのもなかなか 難しいかも

福井:なかなか難しいですね 隠す人は結構いてるけど 匿名になっちゃう 
佐藤:または 国会答弁 や法律の文章みたいになってしまう なかなま難しいね 嘘だけで語ると言うのは 結局は 建築も本当の事をはやってないんじゃないか  と言う話に成っていく 
福井:はははは 
佐藤:おまえ 本当のことをやってんの と聞き回っている 嘘と本当を分けることが出来ない人は 本当のことは作れない でしょうあなた 気分だけの処だけで本当だと リアリティーとかアクテビィーとか いろいろ言うけど
福井:真面目な人おおいですね 

佐藤: そういう嘘と本当を越境し 馬鹿オヤジが文字起こしし WEBにアップした その見えない空間を 作っていって そこに俺が住み込むわけだから 俺の家は星座の様に大阪 でテンテンテンと 出来て来るわけでしょう  星座型居住と言っているんだけど 365星座を つくれば 今年の今日は この星座で暮らそうとか  遠くから見ると 星座にみえるけど ちょっとズレて 星をみると その星座に見えないように 星座型居住のありかも 見えない 

見る人によって星座型居住の 全体は多様に 多重にある というのが俺は良いのではないかなと。所有することはないわけだよね 家を建てる必要はないんです

福井:そうですか ここに有る以上に 大量に在る本をどうにかしてしないと
佐藤:ああ物か 

福井:物を持ってるんで 
柳原:いろんな処へ置いておいて
佐藤:いろんな所にすこしずつ置いておいて 自分が渡り歩くとか この本を求める客はあそこへ行ってください みたいな
福井:ははははは 
佐藤:ねっとで この本はここにありますと 調べて アルバイトのおばちゃん置いてといて 星座型書店と 言って 

柳原:でもちょっと星座型書店 実践してますよね 他の店にスクウォッティングしながら 
佐藤:星座型書店はいいです 
柳原:人件費は他の店に任せて 
福井:正直それしか無いみたいな 自分処で物流組み立てるか よその本屋さんとか お店を 
佐藤:既設の店の境界を越境して 住みつく 境界を溶かして自分のものにしてしまうわけだから  そう言う意味ではお互いに意見が一致しましたね 貴方の書店は私の書店だと 

柳原:ネーミングもいいですよね 星座型書店 
佐藤:星座型居住とともに 
柳原:大島さん自分で本を持っていってましたけど 
佐藤:近代人だから 
福井:近代人だから はははは 

佐藤:近代人は 物を運んで右往左往する 俺レ達 脱近代人は そんなことしないで  概念だけ移動し 繋ぐ  客が移動する 店員もどこかの書店で雇ってもらったり 単なる主婦が突然本屋に変身したり  どこかの住宅の一部に本が置いてあったり  近代的縦割りをグジャグギャニして そのなかを回遊して生きるって言うのがいいんじゃないかな 動物的ですよね そんなことで 僕がアジリに来ているんですけど  言うだけじゃだめじゃないですか 行動しないと 5年後きますから 


柳原:
権力が無い人が聞くって言うのがいいですね
佐藤:仕事もないし どうにもならない オジサンが 聞いて そう言う人しか聞き取れないことも在るわけね ここが不思議な処でね 体の半分以上は近代なんだよね ところがバリ島に行くと 移動することによって 近代がぱ^っと消えてなくなる

福井:それはね〜 やっぱそのまま持ていっちゃう 人も何人かはやっぱり居るから
佐藤;それはノイローゼに成って帰って来る しかないじゃないですか
福井;そう かなり辛そうだったですよ 
佐藤:近代そのものが細胞まで刷り込まれて居る人には辛い体験だろう 

福井:しんどくなっていたし ふふっふふ 実際に  
佐藤:今晩はそんな話をしますので是非来て頂いて そこのあるミニカーが気になるんですけど そこなんですか 

福井:それたまたまね 本を買ったときにくっついてきたんですよ 捨てるのもったいない な〜と思って 買い取り大量にすると いらいなものを箱の中に入れてたいりする 
佐藤:これスケールがちっちゃいですよね 
福井;これ缶コーヒーに付いていた ずーっとシリーズで出てた奴じゃないのかな〜 けっこう昔からあるんですよ 

柳原:きょうカロのなかで今までにない 
福井:ふふっふふふふ 
佐藤:来た人全員に肩もみパフォーマンスやろうとおもったんだけど 30分ぐらい 講演者が聴衆の肩をもんでいると 
福井ふうふふふfはははは 
佐藤:さすがに時間がないので肩も揉みパフォーマンスは無理かな〜と 思っている 時間制限あるんだものね 

柳原;そんなに長くは
佐藤:いられないんでしょう 
柳原:実際講演で聴くよりあとで聞くほうが 多分おもしろいと思うので 
福井:たぶんそうでしょうね  
佐藤:記念写真も撮りたいので フォトコラージュとか見たことあるかもしれないけど 他人の建物とってアニメーション作って お前の建築は俺の建築だ だから作って楽しもうと 自分の設計したものを誰かに撮らせて えらそうに思っているんだけど 逆やから  お前の脳味噌は俺の脳味噌だっで 越境して行くから  

まあそう言うことで今日は一つろしくお願いします  42分とりましたので 

福井:
 おお 結構になりましたね〜        


      終わりです また5年後に  古書のご用命 ご注文は   

     福井一朗さんの http://www.milbooks.com/ に お願いします
                                   佐藤敏宏 より