大阪 ことば悦覧 ことば紀行 2008年5月12〜18日 home シェフッオバ ガリーナさんことば悦覧 2008年 5月15日 pm4時 大阪 柳々堂にて その01 その02 その03 その04 その05 その05 55分41秒〜 佐藤:国からですか ガリーナ:これ それは個人の出版所から 佐藤:はあはは 自分でお金を出している ガリーナ:出版所のお金 佐藤:ウクライナの出版社 ガリーナ:個人の出版所 佐藤:金持ちやね ガリーナ:そうですね 利益が出る 売るんで 佐藤:特別な人しか買わないでしょう ガリーナ:不思議で 興味がある 佐藤:人気があるのでは 売れて金持ちに成ってしまうじゃないですか ガリーナ:ちょっと利益が出るんです 売ったら そんなに沢山ではない けど ちょっと出るんです 佐藤:何部出版されたんですか ガリーナ:3000 佐藤:3000部 ガリーナ:あ〜あ この本は3000部だした 足りなかった も一回3000部 佐藤:6000部だね ガリーナ:そうそう 1年で売り切れて 新しくしました 佐藤:なるほど 日本では印税というんですけど 活動資金が回ってきますね ガリーナ:うんうん 佐藤;よかったねそれは ガリーナ:いろいろ展覧会で 賞はもらった 本 それ全部賞で うふふふうふ 佐藤:賞のラベル貼ってあるんだ 面白いな〜 近畿大学でしたっけ ガリーナ:やめた 佐藤:どこの大学ですか ガリーナ:キエフですね 私は6月の終わりぐらいに 向こうに帰るんです キエフだったら私は 日本だとかアジアとか 歴史教えるんです 佐藤:なるほど ガリーナ:そうです反対です 佐藤:日本の写真一杯撮ってるからね ガリーナ:うん 佐藤:現在の日本のことを伝えることができるよね そうか ああった この建築は福島県だよ ガリーナ:そうですね〜 熊野 長床 佐藤:喜多方の長床 これは何時撮ったんですか ガリーナ:もう昔ですね 4年前に 佐藤:雪降っているものな〜 冬だよね ガリーナ:そうそう 佐藤:栄螺堂は出てないんですか ガリーナ:出てる出てる 中です 直ぐ判らないですね 佐藤:ありました これか〜 ああ似てるからね こう言う建築が在ると言うのを教えてくれる人がいるんですか ガリーナ:私の先生は 全部知っています 桜井先生 佐藤:桜井先生に教えてもらって 木造の研究家がいるんだ どこですか ガリーナ:近畿大学 佐藤:博士号は日本でとったんじゃないんでしょう キエフでとったんでしょう ガリーナ:キエフで 佐藤:キエフで博士だと収入が得られるですか ガリーナ:うん 佐藤:日本の現状は博士号もっていても就職先が無い人が多くなっている ガリーナ:う〜ん 佐藤:キエフは大丈夫ですか ガリーナ:まあ そんなに簡単じゃない 佐藤:簡単じゃないんだ 日本の文科省では支援してくれないですか ガリーナさんの研究には ガリーナ:う〜ん 佐藤:申請の仕方しらなかったのかな これファンタステックな ガリーナ:長床です 佐藤:これは資料写真とは違いちょっとずれましたね〜 ガリーナ:うんうん 佐藤:なるほど お金払います私 松村:ええ何の 佐藤:ガリーナさんの本代 松村:え〜本当に 佐藤:忘れるといけないから 今日はこれからお金持ってないっていてご馳走してもらっちゃうもん 松村;ははははあは 佐藤:1万円あったので いいですか 松村:はい柳々堂です 佐藤:日本の木造建築を見て歩かれて どんな印象をもたれましたか ガリーナ:ウクライナと同じ 佐藤:うはははは ずいぶん乱暴ですね ガリーナ:本当に雰囲気は同じですね 中国行ったら 構造は近いですけど 印象は 全然ちがう 日本の建築だったら私は雰囲気で 建った時間も年齢も判るです 例えば奈良時代の建物か 平安の建物か何もわからなくっても 雰囲気で判る 様式はもちろ 変わっても わかるし 雰囲気でも判る 隣のふかん(風景)が違うですね 大好きですね 日本最初に来たとき ホントに違いは 細かいんですけど 建築にもかかわらず 最初はみんな 似てるように 時代は様式も比べると でも 佐藤:日本にこ んなに古い木造建築があるとは キエフでは思っていなかったですか ガリーナ;思ったけど 私はあまり観光者が居ないところに 特に長床は だれもいないです 佐藤:観光シーズンを除くとほどんど居ないね〜 ガリーナ:だからこの処 捜せば 一番嬉しいです 佐藤:だれも居ない 木造 建築が好きってのが面白いね ガリーナ:知らないし 本物は雰囲気も残るんですね 観光客が多くなると ちょっと オモチャっぽくなるんですね〜 佐藤:この本は木造建築でも神社とか仏教の建築だけど 温泉の旅館とか 木造3階建てとかあるんですけど ガリーナ:はいはい 佐藤:入っていない ガリーナ:入ってない 比べるものが無い 佐藤:温泉ないか〜 ガリーナ:はあっははは 佐藤:旅館もないの ガリーナ:木造の旅館はあまり残りませんでした 民家が多いですね 民家はまったく同じですね ふふふふふ 構造同じで 佐藤:ウクライナに温泉3階建て旅館がないんだ ガリーナ: 昔はあったみたいですね 佐藤:ふふふふふ 日本は今でもありますよ ガリーナ:そうですね残念ながら ウクライナは 日本より守るは弱い 佐藤:ウクライナの人人だって 遊んだりお酒呑んだりするんでしょう みんなで集まって ガリーナ:村の人ですね 佐藤:食べもは 羊とかですか ガリーナ:羊はめずらしい 牛 と豚 あとはいろいろ野鳥 ジャガイモ 佐藤:主食はジャガイモですか ガリーナ:みんなパンと言われるんですが でもホントにはジャガイモ 佐藤:小麦も とれるってことですね ガリーナ:たくさん 野菜も 美味しい フルーツ も美味しい 佐藤:フルーツは何がとれるんですか 蜜柑は寒そうだしな ガリーナ:林檎 佐藤;林檎ですか ガリーナ:林檎とプラムと アプリコート 佐藤:桃はないですか ガリーナ:桃もあります サクランボが美味しい 佐藤:そうかそうか 山形や福島って感じだな ガリーナ:イナデのほうは無花果までいける 佐藤:カラオケありますか ガリーナ:日本から輸入した 佐藤:ああ本当〜 ウクライナの歌ですか 日本の演歌を歌っているんですか ガリーナ:日本の歌もちろんです ウクライナかローシアか 英語の 佐藤:みんな謡うのすきだからね ガリーナ;うん 佐藤:ウクライナの相撲さん関取はいましたかね ガリーナ:ロシア人はいたけど 佐藤:ろほう とか言う人だな ガリーナ:ブルガリアもエストニアもグルジアもあります が 無いと思います 松村:まい度 おおきに 佐藤:相撲は神様のまえで行うものですけども 似たような格闘技はないですか ガリーナ:今 思い出しません 昔はダンスがあったね 神様の前でリンクをしてまわってくる 環になって それは太陽を表す 佐藤:なるほどね ガリーナ:春になると 必ずやらないといけない 良い麦が出来るように 佐藤:太陽の神に祈りをするわけだ 踊って ガリーナ:それはいまで 踊ってます 佐藤:そこで豚くったり 牛喰ったりして そこでお酒呑んで ガリーナ:それは後です 佐藤:ダンスが終わったあと宴会するわけね ガリーナ:う〜んそうです 松村:はいお茶どうぞ のどかわいたでしょう 佐藤:長床 が 最後です これだけちょっと資料と違う 松村;ははあははは 佐藤:長床 福島県 松村:ああそうだったんだ 佐藤:熊野神社の長床 ガリーナ:好きな処ですね 松村:ああそ〜お 佐藤:人がほどんど居ないからね 福島で一番良い建築だと思うな 松村:福島っていうのは位置的にすら判ってないよ これは世界地図だからね 大阪の人とかね 佐藤:福島県と青森県は同じだと思っているな〜 松村;そう 青森は判るんだけど 福島県と言うのがよくわかってない 佐藤:仙台はわかるでしょう 松村:仙台は宮城県 佐藤:ちょっと南 松村;そうか あのあたりか お引きあわせしたよかったですか 佐藤:そうですね 5年後キエフまで取材しにいかなければならなくなった 大変だ だれか旅費だしてくれないかな〜 松村:うはあははは 佐藤:5年後 日本の歴史や 建築をちゃんと紹介しているか 追跡調査しなければいけない 5年後日本に来てくれればね 松村:ははあはっは ガリーナさんが来てくれればいいのね 佐藤:ご縁があったと言うこですからね 松村;一番最初にこの本を紹介 してほしいって いらっしゃって くださった時 から 一回お国に帰っただもんね ガリーナ:うんうん 松村;で1年経ったの 2年 ガリーナ:2ヶ月だけ 松村:2ヶ月だけいらっしゃっていたのね 佐藤:1週間しか居ないのに会うんだから ご縁があるんでよう 松村;縁があるのよ 不思議なね そうそう 柳原君がふと思いついて 電話かけたから 佐藤:僕が文字起こして インターネットで公開するから ウクライナでも見ることが出来るじゃないかな 松村:ウクライナでも見れるって 佐藤:メールでやりとりすれば いい 日本語に翻訳したんだから 日本語は出来るんだし ガリーナ:これは今キエフのメールになりましたね これはキエフしかみない からだけ見るんですね うちのパソコンですね 向こうのパソコン これはケイタイですね これはどこでもから見れる ですが 漢字が読めない ローマ字だけ 今は新しいめーるが作った 漢字もOK 佐藤:じゃーここに書いてください 松村:最初はガリーナさんがこの本を持ってきて売ってくださいって 佐藤:日本だと小文字だけど 小文字で打っていいのかな〜 ガリーナ:うん 佐藤:どうぶつのなまえじゃない ガリーナ:ははははは ロシア語だったら名前につけたら ちゃんになる 松村:へーえ そうなのの 佐藤:これで終わります どうもありがとうございました 1時間22分57秒 みて読んでいただきありがとうございました これにて終わりです 2013年はたしてガリーナさんに再会して取材ずることが出来るんでしょうか 佐藤敏宏 |