大阪 ことば悦覧 ことば紀行 2008年5月12〜18日 home シェフッオバ ガリーナさんことば悦覧 2008年 5月15日 pm4時 大阪 柳々堂にて その01 その02 その03 その04 その05 その03 33分13秒(23分16秒)〜 40分 01秒 佐藤:互いの境界あらそいだよね おれは 境界なくせって これから逆ベクトルが重要だとおもっているの 囲い込んで権力を発生させるって言うことだからね 個人的人権を守るって言うんじゃなくって人間の安全保障を 国民 国家 主権から 人間(地球人) 地球 人間の安全保障という 三点セットで 世界中そのような考え方で運営されて 人間のセーフティーネットをちゃんとつくって 経済活動をすれば 主権や国境争いから開放されると言う考えかたです 俺の夢物語であるけれども そうしないかぎり あとは殺し合うしかないでしょう 領土拡張作戦 安い労働力追い求め移動だから それらの問題は情報と教育の融合によって解決できる と思います 僕たちは簡単に情報を流せる社会に生きていて 情報を流し会い お互いの話しあいや教育の方法によって乗り越えて生きましょうと そう言う考え方です 僕は ガリーナ:簡単に来たそれはとっても良かった このような情報 だけですね 2000年前の情報は残った。反対の情報は隠して 佐藤:取り囲んだ者が都合の良い情報だけが残って来ているから ガリーナ:そうそう 佐藤:都合の悪い 情報は隠すから 人間の本質的な歴史っていうのは 不都合な歴史は隠されてしまっていた と言うことが 顕わに成りやすくなっている ガリーナ:そうですね 佐藤:そこは まずいと ガリーナ:本当の歴史は存在してないかもしれない 本当の事は誰もしらないかもしれないから 佐藤:そうですね 本当の事を知ることは不可能かもしれないですよね ガリーナ:うん 佐藤:常に動いているから捉えようがないし ガリーナ:人の歴史も創造しか 佐藤:そうですね これが歴史だって調べて 報告した時点で相手が変化しているから ガリーナさんにインタビューした時点でガリーナさんは変化するから ガリーナ:うんうん 佐藤:僕の聞き起こしは本当は役にたたない 松村:はあはははあは その時点ではそうだったと言う 佐藤;記述された言葉や情報というのは そういうものであると そこを解ればいいの 正しくとか真実とか言わなくっていい 真実は朝起きて歯をみがくように 更新続けることが いいわけですね これ一つっていうのは 近頃までの生き方だったけど ポスト近代の人間像が 出来てないので 末端の方に生まれた俺も色々やってみて そう言う人間が居るかどうか 捜しに来た 居るんだねそういう芽を持った人間が大阪にも 松村:ああそうなの 佐藤:おれは タダ記録しするだけだから そのことは書かないけど 記述しておくだけ 話がずれたのでも 戻して はははは ウクライナの建築と 日本の建築 それから社会と 自然と人間との関係 で立ち上がる ガリーナさんの社会学的な視線ですよね ガリーナ:そうですね 建築は社会と歴史と そういう関係だから それが解らないと 撮影は出来ない 佐藤:資料が残ってないので 全部聞き取って記述しても 全て読めないものね 言い切るために本にするんだろうけど 物で残す事によって お金が掛かる 印刷する技術的な権力 もいるけど 僕のWEB活動とは 対立しているわけだよね でも 本だと見やすいって言うことがあるんだよね ガリーナ:そうですね〜 佐藤:本はお金掛かるし活字制限が出るんだろうけど、見やすいし 本は何百年も続いているから 信頼感もある ガリーナ:うんうん 佐藤:ああ電話だ 今インタビューしてるんですけども 何時頃いですかね わかりました はい解りました 失礼しました インタビューしてると次から次と 俺もしてくれって言う人が現れる 忙しくなっちゃっった 村松:よかったやん 佐藤: 家に帰ったら全て文字起こししなければ成らない 一人で おれが 村松:それは自分で決めてやろうと 思ったことだから 佐藤:楽しいが故に数が増え 辛いと 松村:あはあははあ 佐藤:これがまた良いんだよね 松村:うん そうそう そう そう 頑張ってやってください 佐藤:やりま〜す 本だと文字起こし業者がいて 校正やさんがいるんだけど 僕の活動は全部自分でやらないと WEBアップまで進まない そのかわり経済的な 見返りも負担も なにもない ずっこけて居てるね ちょっと変わり種だよね 松村:うん変わり種だと思う 佐藤:意図的に それをやってるんですけど 成功しない 金にならない 松村:でもそれを求めているわけじゃないでしょう 佐藤:建築家はリアルじゃない世界も同時に生きられるから 恵まれている アホって言うか 役に立たないって言うか 複数のスタンダーどで 活動出来るから 見える世界と見えない世界を自由自在に横断出来るのが建築家の本質であろうと ガリーナ:そうですね〜 佐藤:それを 歴史的に資料を集めて くれているのが ガリーナ:特に教会だったら お寺だったら 両方ある カタチだけではなくって 特に私は最近 長崎に行って 中国ぽい お寺 ばかりで 全然感じが違うですね〜 同じ日本の仏教にも 関わらず 中国っぽいのが 中国の ような 雰囲気がするし 信用出来ない 松村:あ〜あ 〜 ガリーナ:不思議だとその時は思った 建築のタイプも宗教のタイプも 不思議だね 松村:ああそうか ガリーナ:不思議だね そう考える場合は 松村:ああそうなですか 佐藤:建築がつくり出す権力なんだろうね リアルな 物をつくるって言うこで境界ができて 囲い込まれ権力が生まれるから アンリアルの路の上に いようとしなけれあば いけないと 思うの それを一つ一つ ウクライナの建築と日本の建築をこんなに似ているんだから モウ一寸理解し合って 文化を融合させ ウクライナの社会的な活動と日本の 社会的な活動を融合すると もうひとつ新たな社会が生まれる可能性が 高まるわけだよね ガリーナ:だいぶ トンボの目のようにですが 佐藤:はははは 思う人が出て来るって言うことが そうなる可能性が芽吹くってことだからね そういう 議題設定がされた 議論を提起しているわけですよね ガリーナ:うん 佐藤:そこは ジャーナリストのようだ 歴史家でもあるけども そのような活動 して 写真家のような活動もして 博士でもある 日本の風俗を撮る写真家 でもある 職業を一杯持っているわけだよね ガリーナ:そう 佐藤:ガリーナさんの生き方が人間らしい生き方だと思います ガリーナ:不思議ですね〜 ときどき 一つ選んだほうが良いと思う 佐藤:それは近代的な考え方じゃないでしょうか ガリーナ:できない 出来ない 佐藤;一つにまとめ やらないほうがいい ガリーナ:どっても深くなることが出来ないみたい 広くて深くはない 佐藤:それはガリーナさんが そう言う人だからですよ 深いの好きな人いるじゃないですか その人にまかせて自分は そうはならない ガリーナ:細かい部分に入ると 詰まらなくなる ははははは 松村:はあははははは 佐藤:それが個性だから 深まらないから 世界を漂流して歩ける 漂泊モードだよね ウロウロウロウロしていられる 旅を続けて 家に住む人じゃなくって 言葉とか 旅の中が自分の家なわけだよね その通りだよね この本はね 道とか興味あるわけだよね 森から道に具体的に変化し始めた時の写真 時代や社会 背景とかに興味があるわけだよね 日本とウクライナを比べることで鮮明にしている 人間はなぜ紙に希望を書いて祈るのか〜と言う視線も ある ガリーナ:ふふふふふ 佐藤:文字は誰でも簡単にかけるものではなかった ガリーナ:もともとそうですね 佐藤:文字にはパワーがあって人間は文字を恐れていた長い時間がある 一回起請文をかいたら命と同等だった 命がけで書いたんだからね 言葉だと言ってないって無しに出来るけど 文章を書いて互いに読めるという時代が来ると 文字が人間を拘束する力になったんですね それと同じように紙に書いて枝に結んで祈ると言うことは 神様との約束をしたと言うことだ 神様と交流出来る道具が文字だったんだよね 文字に書いて枝にくくりつけることによって幸せになれると 信じられた 思えたんだよね 40分 01秒 次のページへ |