岡田栄造+清水久和 トークショー記録 2010年2月6日 勝ちどき btf 

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その06 

清水:もう大変だったんですから、・・じゃないんだもん
岡田:いいじゃない

かいじょうはははは

岡田:凄い、是非あそこにカタログ有りますんで見ていただければ。それでこれが日本史展

清水
日本史チーム
岡田:日本史チームですね。これもね〜こんときは本当に

清水嬉しくって毎日毎日夜中まで呑んで
岡田嬉しくってね! 呑んでね、でもお客さんあんまり来ない

会場はははははは

清水ほんと来なかったですよ!この展示会
岡田:なんかね、それらしきバックもっている人は通るんですよ前。
清水:入ってくれない

岡田:入ってくれないはははは、ちょっと見て違うな〜

かいじょうははははは

岡田:違った!みたいな感じで。行っちゃうんですね
清水本当 人来なかったね

岡田:中に恐い顔して二人で立っているし。来なかったんですけど、まあ色々と大事な人が来てくれて。でコミで広げてくださって最終的には大好評だったんですけど。それがまた売れることになりまして。どうして売れることになったかと言うと。パリのギャラリーの人が居るんですけど。ギャラリーダウンタウンっていって。凄いメジャーなギャラリーの人なんですけど

オーナーが日本に来て、日本の若くって良いデザイナーを自分たちのギャラリーで開きたいということで。行くので何か何人か紹介して下さいって言われて。

何人か連れて行ったんです。そのなかに清水さんも。それで来て頂いたら、井伊直弼が清水さんの。髷貯金箱もで〜んと 2点だけ。そしたら髷貯金箱には全く目もくれません井伊直弼をじーっと見て。2分ぐらいで。買うって。井伊直弼を

相当気に入っていて。その帰りがけもあの人は誰かギャラリーと契約しているのかと言ってましたよ、他にどんな作品あるのか。それで買ってもらうことになって。それでバリエーション作ってくれということで。

それも3枚ずつ、4つのバリエーション3枚ずつ。12枚買ってもらったんですけど。それを出来てきたのを清水さんがくっつけて

清水一人で貼り付け士をやって
岡田:夜な夜なね。
清水:で大きすぎて本当に作りづらくって。もうちょっと小さくっても

会場はははははは

岡田:それがまあこういうふうに。嬉しいですね〜
清水パリのギャラリーの展示風景
岡田:ローアランドと・・ソットサスアンドレアブランチと・・

かいじょうははははっは

清水そこまで行っちゃいましたね
岡田いやもう。ということでもうここ数年の清水さんは凄いもんですね。とういうことで何か中途半端になってしまいました。まとめる話も無く、

かいじょう はははははは

岡田:どうしましょうかこれから?清水さん新作をギャラリーダウンタウンで新作ないのかって言ってますけど。

清水すぐ?

かいじょうはははははh

岡田:なんかこういうキャビネットとか、
清水また デカイの!
岡田:たぶんデカイのしか向こう取り扱わないですよ
清水椅子がいいかな〜
岡田:椅子ね。椅子でいきましょうか

ふふふ
ということで大体。すみません。

以上清水さんの歩みと ほぼ全作品。なんかまとめた方がいいのかな〜。

清水いい
岡田:いいですよね、これで。でまあ今後とも清水さんは今40才半ばぐらい。50代でブレークされることで
清水まだまだ
岡田:まだまだ、着実にやっていますので、じゃお楽しみにしていただければと思いますけれども。というところで、そろそろ時間が来たんですけど。質問を
清水はははははは



        質疑 応答

岡田
:なんで笑うんですか

かいじょうはははははは

岡田
:質問をしていただきたいな〜と思うですけど。
清水あればよ

会場ははははは

岡田:いや だから どんな些細な質問でもいいんですよ
清水なるほどね
岡田:何時頃起きますかとか、何日くらい出勤してますかとか、はいどうぞ

女:マイクないのでちょっと

男1:今あちらに展示してある中とかで一番お気に入りなのはどれですかね?その理由はなんですか?

清水おれ
男:そうそう、もちろんお二方でもいいです

清水:ジャ岡田さんどうぞ

かいじょうはははっは

岡田:私は、一つ挙げろと言われれば額田王かな〜と思っていて。

やっぱり深いんですよね。鏡なのにそっぽ向いちゃっている、たまにはこっち向いておいてくれよって


鏡に拒絶されている状況っていうのは凄いな〜と思って。あれは素晴らしい。


清水:うん、やっぱり井伊直弼かな〜。最初に作ったやつだし。色んな中から最初に選んでいるから。やっぱり消えないですね。ちょっとこの井伊直弼のミラーの質が悪くって。気になって。井伊直弼です。

岡田:そうなんです。ミラーにもね押し出しタイプとキャストタイプとかが有る。押し出しは歪みやすい
清水:そうそう


 質問2

岡田:
押し出しは、キャストで作るんだっけ、他に何か

男2:・・・・過去の作品で・・仰ってたですけど世に最初に出した時はたぶん、・・・・駄作ではないと思って出している思って それがどの時点で・・・・・・
岡田:なるほど

清水:作ったときに、そんなに満足してないものが・・・のかと

会場はははははっはがやがや

岡田:作ってはみたけど、何か違ったなと最初から思って
清水:引っかかっているのが少しずつ大きくなって。時代もある
岡田:引っかからないものは引っかからない
清水:そう
岡田:あれは全然引っかからない

清水:引っかからないですね〜
岡田:やっぱり自分の中で変な こう、何だろうな〜欲が無いというか。そのまま出来たみたいなのがいい

清水:そうですかね 
岡田:一枚のスケッチがそのまま作品になったような、そういうシンプルな作品。こねくりまわすとやっぱり

清水:こねくりまわすと 本当よくないですね。やっかいになりますからね
岡田:プロダクトってこねくりまわさざるを得ない
清水:いや、そんなことないです・・最初に形があって・・

かいじょう ははははは

清水
:会社の人も一杯来ているから

かいじょう ははは はははは

岡田:清水さんて会社で凄い人気があるんですってね、この前のオープニングも今日もキヤノンの人ばっかりになって

かいじょう ははははは

岡田:どれだけ清水さんのこと 好きなんだ
清水:いやいや ただおこられるのが恐いだけ

かいじょう ははははは

清水お前!来なかっただろうと。


質問3

岡田:凄いなと思って。他に何か

男3:愛のバットデザインのときに、昔懐かしかった物に愛情があるっていう処と

ミラーリボンプロジェクト
頼まれたときにミラーを沢山 歴史上の人物とかを・・・歴史上の人物に至った経緯、ここには愛のバットデザインに共通するような、昔の事への愛情のようなものって有ったんですか

清水たぶんあったと思うんですよね〜う〜ん。例えば、なんか教科書。歴史の教科書の中に少しずつ入っている。たぶんあのへんがやっぱり〜。例えばテレビで、なんか見たような顔とか。教室の一番後ろに歴史の年表とか少し絵が描いてあるやつ貼ってある。

岡田:あと髷は時代劇
清水:あ、そうそう、時代劇ですね
岡田:テレビの時代劇

清水:あの〜チャンバラやって死ぬ瞬間がバサって髷が落ちる瞬間。髷を写している。そういう・・たぶん貯金箱は作っていると思うんですね

岡田:
今日言おうと思った。清水さんって清水さんがなんで素晴らしいかと言うと、持ってくるモチーフが凄く正直。自分の身の回りなんですよ。よそ行きじゃないっていうか。例えば「日本的なデザイン」っていったときに数寄屋とか言わないでしょう。
清水ふふふふ
岡田:日本的なデザインっていったときに歴史の教科書に行くんですよ。時代劇に行く。それは凄く正しいな〜と思うんです。そういう何かそういのが自分の身の丈の体験の中から出て来た そういうモチーフを形にするっていうことは。意外と日本の場合無いね。海外だとけっこうよくあると思います。それを出来ている人、それが素晴らしいと思います。

清水ありがとうございます



岡田:
他に?何でもいいですからね、清水さんあの〜月何日ぐらい休んですか

かいじょう ははははは

清水:
会社?
岡田:うん
清水:5日間ぐらい休んじゃう

かいじょう ぐははははは

岡田:5日
清水:有給休暇って年に20日しかもらえないで。ヤバイですよ

かいじょう ふふふ ふふふふ

岡田:清水さんのツイッター見ていると、1時ぐらいに起きた!と書いてあるんですよ。平日にね。で休みにしよう
清水:前の日に呑みすぎちゃって
岡田:
清水:はい

岡田:他に
清水:キヤノンの人達いいの?
岡田:そうですねキヤノンの方から何か聞いて欲しいですね、あるいは日頃の不満とか

かいじょうははははははは

岡田:ここで投げかけていただいて、良いんじゃないですか。指名してください

清水:じゃあ、まい子。お願いします。キヤノンのデザイン部の

岡田:いいですよ暴露版ででも、日頃の、あ私が聞いていいですか?あの〜尊敬されているんですか清水さんは

かいじょうはははははは

まい子:尊敬されています!
岡田:どういう、デザインナーとしての能力とか、非常に高いということで
まい子もちろんそこも。人柄というか
岡田:人柄が愛されている。可愛らしいですか何か、少年ぽい。ネガティブなことちょっと無い。もうちょっとちゃんと来て欲しいとか。迷惑被っている人居ませんか?

かいじょうふふふふふふ

清水:高野とかどうですか、迷惑被っている?
高野:う〜ん。たまに朝いないときとはか、言われますけど
岡田:誰から言われるの、上司から言われるの
高野:いや廻りから、電話かかって来たりするので

岡田:清水さん居ませんか?って
高野:そうです
清水:彼は僕の隣に座っているんで
岡田:清水さん時々こういうの描いているんですか
高野:清水さんのスケッチとか仕事の書類の上に落書きをするんですよ、それが面白いです
岡田:ふふふ、落書き集で
高野:凄いです

岡田:どんなの描くんですか
清水:いや何か、電話しながら描いているから・・
岡田:電話でよく怒ったりとかしてますか
高野:最近してない

岡田:昔はあった
高野:僕が入社したときはものすごく
岡田:切れまくってましたか?
清水:今は強く言わなくってもやってくれるから
岡田:そういう体勢が出来たと。なるほど分かりました、雑談してても仕方ないので、他にもしあれば?時間も時間だし終わりたい。よろしいですかでは長い間 へんな雑談に付き合っていただきましてありがとうございました

清水:
寒い中皆さんありがとうございます
岡田:もし個人的に聞いてみたことがありましたらお声掛けいただいて。何でも説明して下さると思いますので、この後ではい。では

 会場拍手 パチパチパチパチパチ  1:31:41


 読んでいただきありがとうございました 岡田+清水 トークショー記録はこれで終わりです

       文字起こし・文責:佐藤敏宏 2010/3/31公開