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            本間英一さんの地域活動記録 門脇2〜4丁目コミュニティ ニュース録
門脇町2〜4丁目コミュニティ ニュース No.3  2012年5月11日発行       no.1へ  no02へ
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                       東日本大震災より1年が過ぎて
   
                   写真  日和山にてメモリアルキャンドルを灯す

 3月11日夕方、当コミュニティでは日和山鹿島御児神社大鳥居の脇で大震災より1周忌慰霊のための「3月11日の灯り」を灯しました。これはローソク作家の横島憲夫様が主催した「灯り」実行委員会より当方へ依頼があり実現したものです。「3月11日の灯り」は岩手県、宮城県、福島県の各地でそれぞれ灯りを灯すもので、横島様よりランタンキャンドル120ヶと北海道富良野塾より氷でできたアイスランタン6ヶを送っていただきました。鹿島御児神社のご厚意で太平洋を望む場所をお借りし、「灯り」を灯しました。(3ページに写真)
 当日は天気にも恵まれ、100名以上の方々が参加されてキャンドルランタンにはメッセージを書いて頂きました。キャンドルを並べて星型と「いしのまきの」文字を作り、犠牲になられた方々に黙祷を捧げて静かに灯りを見守りました。
鹿島御児神社からは「祈復興」ラベルの日本酒小瓶40本とフロートローソクなどたくさんのご提供があり、皆様に持ち帰って頂きました。
 石巻市では震災で犠牲になられた方が3839名(不明者も含む)に上り、当日は石巻市の慰霊祭の他、各所で慰霊祭が行われました。特に日和山の南側、南浜町、門脇町で犠牲になられた方が多く、石巻で最大の被災地となりました。(南浜町・門脇町・南光町合わせて339名のご遺体が発見された−宮城県警発表−不明者の含めると500名以上の犠牲者があったとおもわれます。)

[ご協力] 鹿島御児神社・門脇町2〜4丁目コミュニティ
       石巻子ども劇場・門脇民生委員・石巻ローンテニスクラブの皆様

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          [2011年11月〜2012年5月の出来事]
 [12月2日
NPO石巻復興サポートセンターより「柚子」(冬至の柚子湯用)を各家庭に頂戴する。季節の贈り物に感謝!
 [12月21日
鎌倉の松尾さんよりクリスマスプレゼントを頂く。子供たちも大喜び。
 [12月31日
大晦日、NHK第62回紅白歌合戦で長淵剛さんが門脇小学校跡地から生中継で出演する。曲は「ひとつ」108ヶの円形に設置されたライトの中央で歌う。被災地に勇気と希望を与えてくれた。(当夜は千人以上?集まった)

 [1月29日
NPO石巻復興サポートセンターより川越市の農家(石井さん、奥富さん、宮岡さん、黒田さん)の作った野菜を頂く。メッセージ「寒い日が続きますが、お野菜食べて元気で過ごしてください」
 [3月7日〜
門脇小のドキュメンタリー映画「3月11日を生きて〜石巻・門小・人びと・ことば」の石巻特別上映会が行われる。石巻中央公民館、その他 各会場は満員となる。(監督 青池憲司 撮影 一之瀬正史 監督助手 尾崎日出夫)
 [3月11日
日和山で「3月11日の灯り」を灯し、慰霊をする。(1ページ)
 [3月28日
この地区の側溝掃除の要望書を石巻市へ提出する。翌日、市より担当者が来る。
 [3月31日
かねてから自宅を修理していた、門脇町2丁目の高橋興治さんご一家が自宅の修理が完了し戻ってくる。(よかった よかった!)
 [4月22日
第3回楽しい昼食会開催 4ページ記事
 [4月24日〜
この日より、この地区の側溝掃除が始まる。(その後連休に大雨が降る)
 [5月1日
石巻工業高校の生徒達がボランティア作業でテニスコート上の坂道の石段を修理してくれる。補修作業は「石巻医療圏健康・生活復興協議会」メンバーによる調査で実際に避難路として使われた坂道の補修。総勢240名で他の清掃もする。
同5月1日 本間一家、当被災地での第1号新築自宅に引越してくる。
 [5月4日
愛知県よりボーイスカウト蟹江・美和・津島の合同派遣で29名が当地でキャンプし、5日の朝、日和山の階段掃除をする。(3ページに写真)
 [5月9日]
鎌倉の松尾さんら3名が再び来石 クッキーの差し入れを頂く。
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     ランタンにメッセージを書く                          星型と いしのまきの文字

  
          ご協力いただいた皆様                                ランタンのメッセージ

   
 
                愛知県の蟹江・美和・津島のボーイスカウトの面々  5月5日
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                         第3回 「楽しい昼食会」

         
                  楽しい昼食会 終了後スタッフ一同と記念撮影

 震災後の昨年5月29日に第1回の楽しい昼食会を開催して頂いてから、早いものでもうじき1年となります。そして9月18日に第2回、今回で第3回目となりました。今回は盛りだくさんのイベントを催していただき、スタッフ一同も40名と大人数で東京から大型バスをチャーターして来ました。
 これまではリストランテ「寺崎」の寺崎シェフのイタリア料理がメーンでしたが、今回は同じ渋谷道玄坂の日本料理店「金森」の金森料理長との共演で趣向を凝らした美味しい料理を頂くことができました。当初は50名の参加予定でしたが、当日は60名も集まり大盛況でした。テントも3張り準備し、椅子とテーブルも借りることができ、幸い天気にも恵まれて開催することができました。
 料理に先立ち、今回の出し物は「立体凧揚げイベント」と「絵はがき教室」また、食事時には琴奏者、梅田佳予子さんの「琴によるホップミュージック」演奏、プロ手品師Tsuyoshi(つよし)さんと仲間5人よる「手品の時間」と盛りだくさんのイベントがありました。
ξ凧揚げは、「日本凧の会」会員の梅谷利治さんが製作した製作した立体凧や連凧が子どもたちの手で被災地の大空を未来への希望をのせて高く舞いました。
∈絵はがき製作では、前回も書道教室で来られた書家の皆様のご指導で、果物、野菜を題材に水彩で描き楽しい時間となりました。
♪琴の演奏でも初めて琴を見る子供たちもいて興味しんしんで、子供たちになじみの曲も演奏していただきました。
?手品の時間では目の前で繰り広げられた手品に皆ビックリ、不思議でしょうがない顔があちこちで見られました。さすがプロです(アマチュアの方もいました)。
 スタッフの皆様のおかげで、住民一同楽しい時間をすごすことができました。
桜の花はまだ蕾でしたが我々一同の心は満開でした。本当にありがとうございました。(次回は10月7日に開催する予定です)
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    うまく揚るか 立体凧                           テント3張り 山は木蓮が満開

  
             楽しい絵はがきの製作                      リストランテ門脇町 料理を作る

  
            琴の演奏に興味あり                       なんでだろう! 不思議なマジック
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                門脇町復興街づくり協議会が発足

準備会を3月3日に開催 各町内会役員が集まり門脇町全体の協議会設立について検討し、各町内会より代表の承認を受けることにする。

 3月17〜18日、蛇田公民館、他において門脇町2〜5丁目住民に対する門脇町復興街づくり協議会の趣旨説明が行われた。コンサルタント会社(株)オオバが担当となり、質疑意見交換が行われ協議会発足と会員について承認を受けた。
協議会の目的は、門脇町復興に関する住民の意見を集約整理し、基本構想案を策定することである。各町内会から選ばれた会員は以下の通りである。

会長 田代方政  副会長 斉藤隆 岡本栄司 浅野清一
(門脇町2〜3丁目・平和会) 田代方政 濱谷勝美 本間英一
(門脇町3丁目・新交会) 斉藤隆 佐藤進四郎 今野功一
(門脇町4丁目・新和会) 山内弘ニ 岡本栄司 須田徹 小山繁記 中野純子
(門脇町5丁目・正心会) 浅野清一 遠山弘毅 中村精一郎 佐藤昌克 阿部仁

第1回協議会は3月21日開催、会長・副会長の選任、会長挨拶、アンケート集計結果報告、設立届け、意見交換を行った。同協議会の設立届けは4月3日、会長、副会長が市役所を訪れ亀山石巻市長に提出した。
 第2回協議会 3月29日 前回の確認、権利者名簿について、アンケート集約結果、地区の現状・街づくりの課題把握、その他
 第3回協議会 4月10日 前回の確認、設立届けの提出報告、アンケート調査結果、街づくり方針案、基本構想案、その他
 第4回協議会 4月24日 前回の確認、要望事項、基本構想案、権利者名簿住民説明会開催方法、その他
 第5回協議会 5月10日 前回の確認、要望事項の確認、5月26日〜27日の住民説明会にむけて検討する。

要望事項の主なもの
公園ゾーンや、高盛道路、河川堤防にかかる居住者も希望者は門脇町内に住めるような街づくり  門脇町の住民が入居可能な災害公営住宅の早期整備
 集会所、コミュニティセンターの整備  日和山への避難路の整備(高齢者も利用できるよう)  高盛道路沿いに避難ビルの建設  商業施設が進出しやすい環境整備  学校、保育園、病院など子育てのできる環境整備  公園ゾーンは人の集まるような公園計画とし住民にも利用しやすい環境整備  公共施設整備事業と区画整理事業との工程、整備計画の整合を図る
 スケジュールでは、平成25年度から高盛道路の整備と土地区画事業整理事業を実施し平成26年度から住宅の再建が可能。 
     (文責 本間英一)  コミュニティニュースNo,4はまた秋頃に発行予定です。