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福島第一原子力発電所の事故によって起きている様々な問題を勉強し始めました 勉強過程の記録をつくってみますご活用ください
桑折町における除染作業と仮置場問題
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  一般住宅の除染

ここから一般住宅除染の話しをさせていただきたいと思います。一般住宅を除染するに当たっては やはり皆様方の財産に手を掛けます。それで作業を行うための皆様方の同意書。 作業内容の確認書を皆様方からいただくようにしております。

特に、皆様方のお宅に入って測量したり、モニタリング調査をしたりという、かたちで他人様が入りますので。まずは「除染をして、いい」っていうふうな同意書をいただいて。その上で確認書というふうな作業の内容をどうするかというようなかたちの話しをさせていただきました。

これ、役場職員が全てやればいいんでしょうけども。3800世帯、除染関係、除染係り含めても5,6名しかおりませんので。今商工会の中で除染対策支援、事業組合というような、建設部会の方々が中心になって今やっているんですが。その方々に発注を受けた業者さんが支援組合の方にお願いをして、同意書と確認書の回収を行っております。

それを元に後日業者さんが確認書を元に除染作業の確認をさせていただきながら、実際の作業をさせてございます。

これが除染同意書でございます。町長宛に住所を書いていただいて、名前を書いていただいております。土地については自分の土地かまたはお借りしている土地か、もしもお借りしている場合いであればその方のご住所と名前を書いてくださいと。

こちらが実際の住宅除染の確認書でございます。桑折町においては、そんなに高い訳ではないのですが、とにかく、除染におきまして空間線量が年間0.4μSv以下になることを目指します。ただし、もともと0.4以下の所については0.23μSvを目指しますということで。まずは皆様方にご承諾をさせていただいた上で除染の方を進めてございます。

その上で例えば まずは「モニタリングをするのでお宅に入らせてください」。あと「土壌につても何pか採りますよ」というかたちで、具体的に細かく一個一個皆さん方にご希望をお聞きしながら除染やっております。

このアンケート以外にも皆様方の方から色々とお話を承りますので、例えば、「うちのアンチャンはどうしても夜勤が多いから朝はやって欲しくない」とか、「子どもが学校に行くまではやめて欲しい」とか。

色々と個人個人のご要望がありますので。そこに書いていただいて、後で業者さんの方で詳しく説明させていただきながら、今現在にやってございます。

除染承諾書、確認書といただいた段階で。施工業者が平面測量 モニタリング地点を決めて、放射線量の測定をしてございます。

実 際 お宅周りを測量させていただいた上で、このようなかたちで、何カ所か点を決めまして、放射線量を測ってございます。

それで実際の除染作業は今回除染ガイドライン変わりましたけれども。それに沿ったかたちで、あとは県の技術指針にそうながら、丁寧に業者さんの方には除染をしていただいてます。

今現在町内でやっている処です。以前は本当に高圧洗浄でバーバーやってましたが。今は高い所をこのような形で落とすようなかたちでやっています。雨樋も同じです。

今現在桑折町では高圧洗浄はこういう回収型、バキュームを付けた高圧洗浄で「とにかく水が垂れ流さない」ような感じでさせていただいております。

これが今現在植栽関係もやってございます。土を取りまして最終的に覆土をさせていただいて、除染の方はさせていただいております。近隣の周りの森林なんですが、これは今我々も悩んでいる処で。逆に、この急傾斜の所をを除染をすると果たしてどうなのか?いままで遮蔽されていたものを取っちゃってなのか?っていうことで。これについては今我々も検討してございますが。

やはり高い所については取るようなかたちで採用させていただいております

側溝も同じようにさせていただいております。実際除染されたものについては、フレキシブルバックにいれさせていただいて、地区内の仮置き場の方に配させていただいております。

このようなかたちで、作業をしまして、仮置き場の方に今現在持って行っております。

除染が終わった後に、もう一度モニタリングをして。「以前の数量はこの位。でした。終わりまして下がりました」ということを、皆様方に明示を していきたいと考えております。

「中間貯蔵施設が出来るまで 3年間」って言っておりますけれども。昨日も説明会があって、「本当に3年間なのか?」って再三言われました。私も口では「3年間」って言ってます。

除染をしまして、仮置き場に3年程度置かせていただいて、中間貯蔵施設の方に運び出しようなかたちで進めております。


仮置き場の安全性です。桑折町でもどこでもそうなんでしょうけども、まずは遮水シートを敷いて。フレコンバックに入れて、その上に覆土をして。遮水シートでまた被って。土壌自体が飛散とか流失をしないようなかたちでやっております。

これは環境省さんが出しております、あれですけれども。実際コンクリートで遮蔽すると98.6 覆土でやる97.5。 30センチやると98%遮蔽のかたちで。桑折町では30センチ以上で覆土をさせていただいております

接近を防止するための柵などを設ける。これ環境省のパンフレットには人が間違って仮置き場に近づいて、万が一被曝することを防ぐために防護柵を設置しますって書いてますが。

桑折町にそんなに線量は高くはないんですが。住民の方から言われるのは「仮置き場が出来ると、そこが不法投棄されるんじゃないか?」っていうことがあるので、町としてはフェンスを回させていただいております。

また空間線量率と地下水のモニタリングの継続というようなかたちでこれはガイドラインにも載っておりますけども、「定期的に、ガイドラインには週一回。放射線量を測るのが望ましい。で月に1回地下水のモニタリングをしてください」って書いてるです。が、ただそれを我々の町民に言うと「そんなのあでんなんねー」と言われますので。桑折町は放射線量は毎日測ってます。毎日測って、掲示板の中で見せておりますし、地下水については毎週水曜日 測らせていただたいて

とにかく皆様がたの方にインターネットとか公報等で皆様方の方に ご承知させていただいております。

万が一以上が発見された場合の速やかな対応なんですが。うちの方では毎日放射線量を測りますので、前の日と今日が明らかに違うようであれば、何か問題点がありますので、それについては早急に補修の方をさせていただきたいと思っています。

これは基本的な仮置き場です。環境省さんのそのまま使っておりますけども、町としまいしても、以前はもう一つこれあります。地下方式もありますけども、町の公有地で在る場合いについてはなるべく地下方式を採りたいなと思ってやってございます。そうすると上の所が使えますので。学校関係とか公園関係についてはこのような形にさせていただいておりますけれども、さすがに町そんなに財政豊かではないので、土地は持っていません。

今は民有地をお借りしてます。 今は田んぼ。畑。今日も桃畑、今回御提供いただいて、うちの職員今日何人か来ているんですけれども。今日チエンソーで桃畑を伐採してきました。

桃畑の地権者の方が町に 言ったんだから、消毒しないですよ。

これから桃の消毒しないと悪影響でるので。昨日今日、また明日もなんですけども。桃の伐採をさせていただきながら。仮置き場の方を作っております。

民地については桃畑も畑も田んぼも、そうなんですが。1番上に栄養分があります。それで、ここを掘るわけにはいかないので、とにかく遮水シートを敷いて、クッション材を入れて地下水へは雨水を取り除くかたちでやりまして、プレコンバックを置かせていただいてます。

町内の説明会でよく言うのは「こんなにフレコンバック来たら凄い線量だね?」って言われます。でも実際はフレコンバックは周りのフレコンバックに遮蔽されてますし、実際この場合いもそうです。これについては後で通常の説明会では実演するんですが今日は実演出来ないので。あとでパワーポイントでご紹介したいと思います。

実際 桑折町では環境省のガイドラインに沿っかたちで安全な、汚染されてない土壌の物を周りに囲み込みまして、その上で汚染された物を持って来て土を被せて。シートを被せる。また、周りを囲みながら、汚染土砂を持って来て土を被せて、シートを被せるというかたちで現在仮置き場の方は造ってございます。。



 伊達崎(だんざき)地区の除染

ここから 伊達崎の住宅の除染の話しをさせていただきます。これについては、今日町長居ないからしゃべれるんですが。町長いると「やめろって怒られる」んですが。

桑折町さきほど、出ました仮置き場問題で報道機関の方々に取材を受けまして、他市町村の方にもご迷惑を掛けました。伊達崎、今回昨年の4月に、伊達崎3町内会、やく150戸を発注させていただきました。

このようなかたちで事前モニタリングをして、除染ほ方をさせていただきました。それで、仮置き場につきましては。ここに大割東というかたちで仮置き場をつくらさせていただきました。

ここの選定に当たりましては県の方、日本原子力開発機構の方々ともご相談を申し上げ、安全性に充分確認をした上で、ここが河川敷きの近くでもあったので、国交省の方ともご助言を頂きながら。ここに造ったんですが。

今回、いまだに色々ともめてはございますが。400m以上離れた方々の方からお叱りを受けました。ここ大変申し訳ないですが、この点線が町境なんです。ここから西が桑折町でここから東が旧梁川町。

「なんでこんな所さ もって来たんだ!」結局「西 風吹いたら放射線とぶべ!」とか。「ここは8.5の水害でかなり水で溢れた所なんだから、なんでこだの持ってきたんだ!」とかなりお叱りを受けました。

町としましてもやはり、近接、隣接地の市町村、伊達市の方に実は昨年1月19日に副市長さんの所に行きまして「ここに仮置き場を造りたいんだ」ということで、話しをさせていただきまして、「お互いに色々 大変だよねー」って話しで帰って来たんですが。なかなかそれが裏目に出まして。怒られました。

「説明会をやって欲しい」ということで。梁川総合支所の方々と共にやろうかと思ったんですが。なかなか話しがいかなくって。

実際これは8.5の水害です。今回やるのはこの部分でございますので、水害にも成らないんですが。皆様方の方からはお叱りを受けました。

今現在このような形でできておりますけども、実際仮置き場として、まだ使いえないような状況になってございます。

8月の9日、「まずは粟野地区の方々に説明会をしたい」ということで、桑折町での公民館でやろうかと思いましたら、「こんなの ふざけているな!」とお叱りを受けまして。向河原の地区集会場の方に出向きまして、町長、助役や県の遠藤課長と主幹の方にも出席を頂きながら、説明会をさせて頂きました。マスコミさんもちゃんと来られてました。

色々と御説明をしたんですが、理解はされませんでしたので。仮置き場が安全性についてもう一度ボーリングをして頂いて、しっかりと、確認をいだたきたというのがありました。

また「どのような、除染物を持って来るのか?」ということでお話がありましたので、実際現地に行って説明をさせて頂きたいということがありました。

また、この場所が元々産廃処理場の跡だったものですから。そのことについては 「法律の解釈が違うんじゃないか?」ということでご指摘を受けまして。県の所属等はいりながら色々話しをしました。

 9月の17日にボーリング調査と、除染した物を持って来ました。持って来ましたら、「なんでこんな低いの持て来るんだ?」って言われまして。元々低い値なもんですから。だだしなかなか御理解頂けなかったのと、今回法律の解釈の手違いがあった関係で、今現在改めて法律に則りまして今手続きをとっておりまして。もう一度除染のモニタリング調査とかボーリングとかやる予定でございます。

今現在、なんとか、これから安全性が保たれましたら、また向河原の方々と、協議をさせていただきたいと思っております。

ここについては同じようなかたちで 丘置き式の物を造らさせていただきたいと思ってございます。

残念ながら今 伊達崎三地区についてはまだ仮置き場の至ることができないので、自宅置きをしていただいております。

今現在、「大割東ありき」 ではなくって、この地区の別な所の仮置き場を今回設定いたしまいして、そちらの方の整備を今 急いで、とにかくこの伊達崎三地区のお庭に置いてあります、汚染土砂については運び出して行きたいと考えてます。



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