須藤悠果さんinえで図 2021年1月10日 聞き取り記録 | 2021年 作成 佐藤敏宏 | |||
1月10日午後6時少し前、佐藤は初ZOOMを主催することになり ゲストの須藤悠果さんを待っている(ROOとZOOM) 佐藤: うまく つながるかなー。 ・・・カチカチかち・・・ 須藤:・・・・・・・・ あ!もしもし。 佐藤:佐藤です。 須藤: あ!お久しぶりですです。 ふふふふ |
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佐藤:あ、動画でない このボンタンかな・・・あ画像が出た、出た〜 絵が?。 あら・・・眼鏡なんか掛けちゃって 変わったね! 俺の絵は映ってますかね 須藤:聞こえます? 佐藤:聞こえるよ。 須藤:本当ですか〜? 佐藤:音が小さいですな。 須藤:いや、聞こえます さっきまで 途切れ 途切れだったんですけど。 |
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佐藤:聞こえる そうですか? どうもどうも、お久しぶりです。 須藤:お久しぶりです。 佐藤:まだ午後6時になってないけど、始めようか。 須藤:お願いします。 ふふふ。 佐藤:俺の方、画面小さいんだけど、どうするんだろうね? 須藤:(こちらは)同じおおきさになってます。 佐藤:どちらの画像も見えるからいいや。スドーブ映ってますか? 須藤:あ、見えます、いいですね炎が。 ふふふ。 私の方は殺風景なんですけど 佐藤:今どこから 写しているの? 須藤:これは寮です。今、寮に住んでいて。 佐藤:寮って? 学校のですか 須藤:いや。もう働いているです2年ぶりですもね 佐藤:須藤さんの聞き取り記録は2018年3月12日だから、もうじき3年過ぎるよ。東北大から東京芸大に進んだんですよね? 須藤:はい。 佐藤:去年(2020年3月)に卒業したんですね? 須藤:はい、そうです。あ、3年前か〜。 佐藤:新コロナと一緒に社会に出て、社会人になった感じだね 須藤:その通りです。 |
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佐藤:では、東京芸大での話をしてもらえますか。 須藤:すみません、特に何も用意せずに。 佐藤:ああ、それはいいよ。ZOOMなんで特別に準備せずに、本番の聞き取りは現地に行ってね。会って話を聞くのが一番好いんです。けども、新コロナ、こういう状況では現地に行って会ってはなかなかね。他者に会うのも憚られるのでね。 須藤:そうですね。 佐藤:多数の人は出歩くのを控えているので。 須藤:最近は聞き取りされているんですか ちょっとお休みですか 佐藤:去年から拙いでしょう〜 東京や大阪など大都市へいくのはね 須藤:ZOOMでやるのが これが初めて、ということですか 佐藤:そうです。それで、須藤さんは「えで図」屋って言うweb食堂、僕がつくったロゴ。手描きで適当にロゴ作りお招きしました。新コロナがね収束するまで、このZOOMで聞き取ってお会いできるまでの、つなぎです。ZOOMは無料コースなので40分しか出来ないですけど。月々2000円払うと、365日いつでも何時間でもワイワイできるそうです。あんまり話し過ぎると文字おこしするの大変だから。 須藤:じゃこれ、今録音されている? 佐藤:録音してますよ。 須藤:ありがとうございます。 佐藤:こういうオンラインで語り合うなんていう状況になるのも、歴史上も珍しいことだからね。 須藤:本当ですね。 佐藤:出来る範囲で、ちゃんと記録しておきまして今後どうなっていくのか?でも須藤さん、やたら垢抜けしちゃったね!顔見ると。 須藤:そうですか? 佐藤:髪の毛切ったし、髪型が変わったからかな?短くなったのかな。東北大学生時分には眼鏡は掛けてなかったよ 2018年3月12日仙台駅傍の自由通路で聞き取る(記録へ) 須藤:眼鏡かけてなかったですかね。 佐藤:前回の記録には・・・眼鏡はなしだったよ ほら。 須藤:ああ、懐かしい!芸大入学したときからはずーっと眼鏡です。 |
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佐藤:話があちこち飛ぶけど、それでいい。芸大は誰に教わったの、芸大って先生の研究室を生徒が回って教わるのかな? 須藤:大学院は研究室制なので。研究室は中山英之先生のところでした。 佐藤:憧れの建築家のもとへ参じたと。そこで2年間訓練を受けたと。 須藤:へへへへ。 佐藤:最初の年は何をしましたか? 須藤:最初の年は授業もありつつ、研究室単位でみなさん活動するんですね。1年目が研究室ごとの活動で、2年目がまるまる修士設計をする。それが芸大の大学院の定番のスケジュールです。 (江戸落語をテーマに行った修士設計) 佐藤:一年目は勉強なの? 須藤:授業がちょっとあるのと、あとは研究室のプロジェクト。 佐藤:先生の仕事の手伝いもするわけですか? 須藤:中山研は中山先生がやっていることの手伝いはほとんどしないですね。研究室としてのプロジェクトをやらせてもらった。 佐藤:仕事がないのかな? (中山研の愛する同期たちとプロジェクトの展示@藝大テーパードギャラリー) 須藤:そうじゃないですよ、ははは。確かにお仕事が忙しくって「研究室の教授のプロジェクトを一緒にやる」という研究室もあります。けれど中山先生はちゃんと、分けていらっしゃる。 |
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佐藤:去年一昨年(2019年10月14日)だったかな?台風の日に東北工業大学主催のレクチャーで仙台のメディアテークで講演があったので記録をつくりました。 須藤:ギャラ間の企画の展覧会ですね? 佐藤:そうそう。講演の会場はメディアテークでした。 須藤:堀井さんとかも居て ふふふ 佐藤:その時に須藤さんの話を聞き逃したよ、研究室は何人いたんですか? 須藤:全員で10人ぐらいです。 佐藤:少数精鋭ですね。みっちり教わるね。中山先生は紙の石を作っていた。 須藤:大きな紙の石ですよね。 佐藤:ギャラ間での展覧会の時期と、須藤さん修士時代は重なっているんですね? 須藤:重なっていました。 佐藤:じゃー、展覧会のお手伝いもコツコツしたんですか? 須藤:あんまり手伝いはしてなくって。先生の手伝いが主な活動ではないですね。研究室としての、活動です。 佐藤:修士時代の作品は今日は持っていないでしょう 須藤:修士の私のですか?修士設計はあるんですけど。準備していません。 |
(2019年10月14日記録へ) 紙の石 |
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佐藤:違う人と話しているみたいだよ、不思議な感じ。 須藤:そうですか 佐藤:若い人は変わるね、全然違う感じだよ。 須藤:見た目ですか。この髪は東京芸大で修士設計が12月に終わっちゃうですよ。一昨年の12月に終わって、嬉しくって忘年会で、皆で凄い呑んで。まだコロナが無い頃ですね。で、酔ったまま朝まで呑んで、朝から「まだ帰りたくないって」酔っぱらったまま、男の子3人と、美容室に行って。「全員同じ髪型にしてください」って、酔っぱらったまま行って。で、私だけ女だったので、髪をお揃いの髪型だったのでバッサリ切っちゃって。それからずっと。なんか、伸ばせなくなっちゃったんですよ。 佐藤:ボーイズ・カット好きとかではなかったんでしょう? 須藤:もうちょっと長かったんですけど、その時切ったらシックリ来たんです。 佐藤:自分の髪の毛と一緒に色んなものを切り捨てて、社会人になって。そういうと。 須藤:そうですね。修士設計も終わって切っちゃった。 |
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佐藤:大学院での思いでは他にありませんか? 須藤:思い出は、凄い濃密で。 佐藤:入ったばかりの時期に、劣等感とかひしひし感じなかったの?「私って駄目ね」とか無いまま過ぎたですか 須藤:感じましたよ。Twitterダイレクトメールでも言ったですけど。3月に聞き取りしていただいて、4月から入学して。凄いいろんな人と会って。そしたら、3月に聞いていただいた内容を自分で読んで・・・本当に逃げたくなっちゃって。 佐藤:なんで? 須藤:なんてダサいことを言ったんだろうと。もーう。とにかくプライドと、なんですかね、何もできないけど。プライドと意固地な暗い感じだったんですよね。 佐藤:そうでもないよ、明るく大学時代を吹き飛ばしていたよ。よくしゃべりまくったじゃない。プライドはあったかも知れないけど、その中身はどうか知らないけど。プライドは有ってもいいんじゃない。 須藤:何回も大学院であの記事を読み直して。何か凄い苦しくなり。 佐藤:可哀そうな記録を作ってしまってたね。しょうがないよ、自分でおもいきり喋っていたんだから。 須藤:そうなんです。だから佐藤さんの記録って凄いなーと思って。あの時どんな感じでしゃべったか、まるまると残っちゃって。 佐藤:話した、ままだからね。 須藤:そのままですね。修士後半からはあの記録を糧にして、変わっているのかなってポジティブに思いました。 佐藤:「私の記録は苦しいから削除してください」ってよく、言って来なかったね? |
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須藤:ガマンしました。 佐藤:削除してもらいたかったですか? 須藤:いや。例えば、中山英之さんとか、学部でお世話になった五十嵐太郎とか、10〜20年前とかの、記事もありますよね。そういうのを読むと、当時の生の雰囲気が、私も分かって「凄い面白い」と思ったのです。 「どんなに駄作っても、消すのは違うなー」と思って。ただ、いつ佐藤さんに「後日談を載せたいから、連絡頂戴ね」って言ってもらったので。ずーっと修士・大学時代に覚えてて。でも「今じゃない今じゃない」ってずーと思っていた。 佐藤:じゃ今日のタイミングは社会人一年も終わりに近づいているので、べリーグットだねだったね。 須藤:はい。でも自分から言えなかった。 佐藤:やっぱり、みんなが建築専門雑誌に成功話ばかり載せているからね、恥ずかしく思ってしまうんだからね。建築雑誌界って成功譚ばかり大好きだから。学生になったばかりから成功話しか見たり聞たり、続けているからね。成功した人の後語り記録だし、全て編集してるから、若い人にはろくでzもない情報だと思うんだけど。事件のネタと成功話が、日本人は呆れるほど大好きだからね、じゃないと本が売れないと思っているみたいだよ。あんな内容を読んで本気にしているのが間違いなんだけど。 どんな偉い人でも先生でも、明日どうなるかなんてわからないんだけど。振り返って物語を作って載せるために語るからね、真に受けないことが大切なんだけどね。後知恵で語るのはよくない、なぜなら若い人にストレスと権威圧を加えるだけだ。権威主義とエリート主義で建築の質は向上しないですよ。 建築メディアもそれで商売しているんで、しょうもない媒体なんだよね。私はそんなものは若い人が必要とする情報じゃないと思います。成功話に仕立てないと売れないと思い込んでいて垂れ流している、、まだ明治なの?あの流れが続いている感じだ。 須藤:綺麗な話とか、恰好のいい話だけ。 佐藤:成功した建築家・本人も後語りでしょう。物語を作っているし、編集もそうして売りつけている。 須藤:ははははは。でもいつかは、恰好つけたいですけどね、私も。憧れますけど。 |
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佐藤:危ないね、建築の質となんも関係ない。大スターになって恰好を付けても、どなんだろうね。それって芸能人なら分るけど。映画スターとか、芸者とか役者なら分るだけど、建築家って恰好させてもらえる職能じゃないよ。建築家なんて、恰好付けてる場合はないのよ、って言いきってしまいなさい。「私の人生は、建築家の人生なんて・・・簡単に書き換え可能なのよ。はははは」と言い切ってしまえば、いいだけだよ。 定義がせますぎるけど、建築家に成りたい人たちは、リアルな人間と付き合わなきゃいけないので、学校や雑誌で学んだ人間たちとは、違う、異様な領域の人々と、社会が待っているからね。そういう作られた成功譚しか知らないと、自分が苦しんだり、社会は糞だと言っちったりする可能性があるよね。 須藤:本当にそうですね。それが、芸大に行って、東京で同世代の色んな人と仲良くなて、初めて、やっとその幻想から解かれた。 佐藤:建築家幻想から開放されて、まずは、おめでとう!騙されていたことに気付いた。建築雑誌の魔術から解き放されたと。 須藤:知らなかったんですよね。なんで?だか分からないけど、東北では一人になっていた。 佐藤:大学の先生と生徒が一緒になって、暗い幻影を作っていて、それを追っかけている。その幻影を皆で守り続けているだけだね。社会はその建築家幻影を受け入れてはくれないよ。その幻影が正しいと思い込んでいると非常に苦しめられたり、社会を見くびったりね。「日本人って馬鹿じゃないの」とか、言う者になるよ。お前なに言ってんだ、お前がいう馬鹿な人たちから依頼されないと設計できないんだよ、生きていけないんだよ。 須藤:確かに。 佐藤:世界を相手にして活躍できる建築家、藤本壮介さんのような例外もいるけど。そんなに、そんなに、幻想を抱きつづけ夢物語の世界には生きて居られない。追っかけては居られないはずだけど。幻想などは早く捨ててお仕舞! リアルな須藤ワールドで生きるっていうことを、いかに早く気付くか。唯一無二、建築的須藤ワールドを手に入れるか。それが大学で勉強すべきことだと思うけど。残念だが。仙台での卒業設計日本一展はそれに輪を掛けて、幻想を大きくするというろくでもないイベントだからね。あれは今世紀になって新自由主義や自由至上競争社会の影響だと思う。建築家になるためには必要ではない、惑わすイベントの一つだとは思う。そういうのも、体験したということで、既に社会的役割は終わっているよ。難癖つけるわけじゃないので、別の教育的価値みたなのはあるだろうが、すでに古いよね。 |
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須藤:確かに、そうですね。卒業設計について聞いていただいて、その後に、台湾に行けることになって。 佐藤:聞いてない。 須藤:言ってないですよね。仙台デザインリーグで上位5名、プラス推薦1名が台湾の国際大会に行けるんですよ。 佐藤:渡辺顕人さんとかと一緒に行ったのね? 須藤:行きました、私はなんと推薦!推薦というのは仙台デザインリーグ、メディアテークの清水保さんという方が関わっていて。毎年、仙台で東北大から、頑張っていて「面白いけど落ちちゃった方」を推薦してくさるんです。私にはうまい話で。そこで、気にかけていただいて、行けることになった! (台湾でプレゼンしている様子。日本語ペラペラの台湾の学生に通訳をしてもらい、今でも仲良しです) 佐藤:拍手ぱちぱちぱち、よかったね、それは。 須藤:次の夏に模型を国際便の船で台湾まで送って。台湾の大会に渡辺顕人君とかと行った。何か心折れるとかの度を超えて、本当に考えが変わりました「私って何をしていたんだ」と思って。日本の学生も、私なんでトップ10人の選び方が粗いんじゃないか、みたいな話をしたと思うんです。 佐藤:した、したよ、してたよ。 須藤:一緒に行った子たちと初めていろいろ夜通ししゃべったら、本当に面白いというか、楽しすぎて、私が考えて来たことの比じゃない。比較にならない大きさのことを考えていて、びっくりしました。とにかく台湾の大会で、全然、本当に、本当にレベルが低すぎて。ただ、イジケルこと無く、色んな人と、しゃべったり、友達になれたりして、全然何もやってこれてなかったんだなーと。 そこで、前回聞き取っていただいた暗くって、欝っぽい感じから解き放たれたかなーと。 佐藤:記録を読みなおしたけど、暗い感じはしないけど。ただ凄い欲張りで何でもやろうという、つま先立だからね、大変だよね。 須藤:だから結局、自分が選ばれなかった事への愚痴っていうか。 佐藤:ちゃんと分っているんじゃない! 須藤;愚痴みたいな。ふふふふ、それをわざわざ佐藤さんに聞いていただいて。 佐藤:そうそう、そう。あの時のように「言う場」。聞いてくれる人が居ないとね、言わないと、ああしないと、今日の須藤さんは無いからね。あんたも俺に会ってラッキーだったよね。なんで須藤さんに会ったか覚えてなんだけどね。 |
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須藤:あれですよ。福島に五十嵐太郎研で・・・ 佐藤:あれかー。思い出した。郡山でワイワイしたね。前回の聞き取り終えてから日本一位の渡辺顕人さんに新宿で会ったよ。呑みながら聞き取りして、その翌日に福留愛さんに会ってね。その3人しか。2018年の仙台卒業設計日本一展の参加者はその3人しか記録してないのよ。偶然だけどその3人は、私に選ばれた人なのね。ふふふふ、何か縁があるんだね。 須藤:嬉しいです。私も、後に「後日談を語りたい」と思っていて。 佐藤:後日談は聞きとりたいだけど、暮らしている所に行かないと、聞いた気分がでないんだよね。今日はオンライン・テスト版の聞き取りだからね。初めてだったんだけど、つながった!凄いね。繋がっていきなり喋れるって凄いね。 須藤:はい、何か直接会ってるぐらいのテンション。 佐藤:2時間以上かな文字にしちゃうと、いろいろ分るからね。須藤さんが須藤ワールドの地に足が着いたってことでしょうね。須藤さんの大地はどういう大地なのか私には分からないけれど。そこで歩き始めたというのは、今までの大学や学校のように他者によって作られた大地じゃない。あれじゃない大地に着地して、歩き始めた。結構、早いかもね。20代半ばだと建築家幻想を捨てきれてないと思うけどね。大学で生成された欲を捨てないと、人生がぐしゃぐしゃになるんじゃないかと思ってね。才能との関係の問題もあるしね。 須藤:そういう意味では自然態(体)になれました。この2年間で、ものすごい生きるのが楽になりました! 佐藤:あんなこと言って、本気でそう思っていたら辛いよなー。面白くないしね。 須藤:何かに囚われていた。 佐藤:それは大学がもっている仕組みが生み出す欲望なのか、東北大学の体質なのか? 須藤:それは、ある気がします。 佐藤:なにかいろいろなものが関係している、時代の空気も影響するからね。一気にはその場では分かり難いことなんだけど。とにかく新コロナでみんなが苦しがっている中で、明るい須藤さんに再会し話を聞かせてもらって、よかった。 須藤:こちらこそ。まだまた悩みは多いですけど。あの時に比べたら気取らずに生きていられているなーという感じ。 佐藤:あれは誰かが作った枠の内での悩みだから、あの当時の悩みは。自分がつくった悩みじゃなので、捨てればいいだけだ。人がつくった枠内の悩みは解決の仕様が無い、そこで悩むことから脱した・・・というのはいい。これからは自分が作る悩みだから、努力するなり、して。あとは運もあるからね。仕事が回って来たり来なかったり。 渡辺顕人さんと福留愛さんと須藤さんで、いつかリアルの場で対談してもらいたいと思っている。 |
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須藤:お!誰かが。 佐藤:だれか入って来た。 須藤:中村謙太郎さんて・・・ご存知ですか? 佐藤:知っているよ、『住宅建築』で編集者していた人です。中村さんお久しぶりです。 中村:どうも〜。 須藤:こんにちは。 佐藤:今須藤さんの聞き取りをし成長ぶりを見てびっくりしていたところです。 須藤:須藤悠果ともうします。 佐藤:須藤さんは東北大の五十嵐研を卒業して、東京芸大の中山さんのところに行って卒業された方です。僕とは仙台日本一展で知り合って、聞き取りされやった女性です。変わった人です。中村さん何か質問ありましたらどうぞ。 中村:で、今は何を、芸大にいるんですか? 須藤:芸大を去年卒業して、働き始めたところです。 佐藤:設計事務所に行っているの? 須藤:いや、結局今はゼネコンに居ます。 中村:ゼネコンの部署は 須藤:スパーゼネコンの設計部にいます。 佐藤:◎も居るよ 中村:◎さん結構偉くなって部下もいるみたいですよ、東京にいるらしいです。 須藤:私は今は大阪にいて。 佐藤:本社だね 須藤:1年目は研修です、本社に居ないといけないんです。大阪の寮に住んでいます。 佐藤:知っているよどこだか、○○ですよね? 須藤:よくご存知ですね> 佐藤:◎が独身時代暮らしていたので、寮に行ったから知っているよ。 中村:◎さんは新国立のコンペで有名事務所と一緒に担当してました。商業施設で賞ももらった。それを担当していた人ですね。佐藤さんと僕の共通の知り合いっていうぐらいです。 佐藤:すでに25年は軽く過ぎていて前世紀の仲間、知人です。 中村:20年ぐらい前に亡くなった建築評論家で大島哲蔵さん、大阪の建築家の人たちを指南していた人が居て、その人の手伝いとかしていたんですよ。 須藤:へーそうなんですか。 中村:その当たりですよね、佐藤さんが知り合いになったのは。 佐藤:大阪には建築を教える私塾が継続的にあって、そこに若い人が集まって、勉強会やっていたのよ。その後の縁の延長でアーキフォーラム。そこに俺が呼ばれて喋った、その時中村さんに初めて会った。 |
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佐藤:で先に言うけど、今日の話し合いは残り10分ぐらいで終わってしまうんだけれども。もう一度設定し直さないと始められない。やり方分かりますか。 須藤:40分過ぎても大丈夫だった気がする。 佐藤:二人だと大丈夫みたいだけど三人だから。40分でプツンだよ。 中村:長く設定しようとすると、もともと有料コースでやっていたりとかですか? 佐藤:今日初めてZOOMを主催したので、有料コースでやってないです。 中村;ああーじゃ、プチンと切れちゃうかもしれない。 佐藤:切れるからさー。切れた時どうするかを先に話してしまおう。須藤さん立ち上げられますか。 須藤:出来ると思います、もし切れたらやってみます。 佐藤:中村さんはフェースブック 中村:佐藤さんのメッセージのところにURL貼り付けてもらえば 佐藤:須藤さんはフェースブック使っているの 須藤:一応あります 佐藤:あ、ほんと、フェースブックだとルームというのがあるけど。あれでも出来るんじゃない。やったことないけど。中村さんやったことありますか 中村:ちょっと待ってください。(操作している中村カチカチ音がする) じゃー 須藤:今、佐藤さんに友達申請しました。 佐藤:あ、本当だ、友達申請が来た来た。承認するからルームでやってみようか!ルームはどうやってやるのか知らないけれど、知っている? 須藤;初めてですけど。 佐藤:今須藤さんをフェースブックに「えで図」屋に須藤さんを招待していまうからね。じゃ話し合いながら操作しようね。で、ゼネコンに行ってけど、設計はやってないのね? 中村:研修中とかですか? 須藤;そうですね、関わってはいるんですけど。自分で全部という感じではないです。 佐藤:ジョブトレーニング中だと。けっこう長いね、1年もトレーニング受けるんだ。 須藤:そうなんです、1年間で現場と設計と。 佐藤:ゼネコンは給料高いから。ゼネコンマンとは言われるけれど。給料高いからいいよ。技術も、ぴか一、日本一でしょう。そういう気がするけどね。 須藤:現場のレベルは滅茶苦茶高いですね 中村:チームによってはけっこう尖がったプロジェクトも伝統的に昔からね。 佐藤:◎は外国で有名事務所に派遣され修行させられたはずだ。 中村;そうですよね、一時期アメリカに行ってましたね。多治見生まれで、もともと大阪の人で最近は東京にいる。ここ2、3年かな。あんまり知らないけど。 佐藤:続きはとうしますか? 中村:僕がミーテングのスケジュールを9時半からしたので。ちょっと待ってくただい。 須藤;ルーム ルーム。 佐藤:フェースブックにルームがるので、あれで出来そうな気がするんだけどね 中村:試しにそれでやってみましょうか、 佐藤:やってみましょうね、どんなになるかね。 新コロナ・コロナ時代はオンラインしてますね。 須藤:ルームご招待いただきました? 佐藤:まだやっていない。別ものだからルームでやってみよう。日時を設定しろと開始時間は今からだと。あとはルームの招待。名前を付けろというのか、どうやってやるんだ、わかんねーな。 |
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中村:今僕の方から、投稿したんです。それに参加で? 佐藤:分かりました分かりました。ZOOMとROOM同時進行でいきましょう。お!来ました! 中村:これはクロームじゃないと出来ないのかな、もしかして。 佐藤:中村さん俺方は自分の顔が写っているよ。 中村:ちょとと待ってください僕は今クロームに引っ越いしたので。 佐藤:この分からない感じ、初物感、新しくって面白いね。皆、それぞれの宇宙で彷徨って出会いたいけど会えない感がいい。もしもしみたいに。あ!三人映った写った。須藤さん中村謙太郎さんにお友達申請しください。 須藤:はい。 中村:あ 佐藤:写った、うつったよ。 須藤:今申請させていただきました。 中村:はいはい。 佐藤:これは便利だ。 ぴ〜んピーン鳴っている 音している 中村:ハウリングかな。 佐藤:あ、俺がスマフォを近くに起きずぎているね、離そう。 中村:じゃ、このzoomを一端。 佐藤:切りましょうね。 中村:退室しますね。 佐藤:須藤さん、中村さんのフェースブック分りましたか? 須藤:はい、友達申請はさせていただきました。 佐藤:ルームは来た、 中村:そうですか、ちょっと待ってください。 須藤:あ、あ来たかー、来てない。 佐藤:大宇宙で彷徨っている感じ。いいこれ。 須藤:へへへ面白い。 佐藤:俺たち一体どこにいっちゃうんだーなんて感じだ。 須藤:でも凄いですね、けっこうちゃんと喋れますね。 佐藤:そうだね、新しい空間ができているよね。 須藤:うん。 佐藤:ルーム画像はまともに写っているよ。 須藤;えーそうですか、入りたい。どうやたら入れるんだろう? 佐藤:ルームを中村さんに招待してもらえばいいんだ。たぶん中村さんは必死で操作しているから、ルームを探索しているから。 須藤:ありがとうございます。 佐藤:色んな宇宙があるな。 須藤:初めてです。ルーム。 中村:招待するで・・・・ 佐藤:面倒くさいことを中村さんにやらせてしまうと。 須藤:すみません私が何も知らずに。 中村:今、招待を更新しました。 須藤:あ! 中村:それで一番新しいこちらの投稿でルームに参加というのをクリックすると、多分出て来る。 佐藤:あ出て来たー。 須藤:あ 佐藤:おめでとう!!!拍手 ぱちぱちぱち。 須藤:ありがとうございます 中村:じゃzoomを消しましよう。 佐藤:ここからはROOMに移動して第二部ということです。 その2 ROOMへ 43:40 |
zoom体験後の感想動画 | |||
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