佐藤敏宏の 2007年12 月の日記       HOME  

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12月10日 晴れやや寒い 

古谷さんの講演内容を校正用小冊子にし学会福島支所に校正願書とともに届ける。目標を2週間、大まかな作業が終わった。 活用の仕方は現在空白だが、古谷さんの言葉を共有し、討議し現況に横たわる問題を浮かび上がらせるための基盤は出来るのではないか。

野猿のようは俺だが(笑)田中浩也さんに協力し フォトコラ廻りの実例の発表を建築会館で行ったことがある。交通費に日当まで出たのには仰天した(笑) 論文発表だったからかも・・、発表後 地下の居酒屋で 宴会まで催してくれた。至れり尽くせり。二日酔いで登壇し、向かい酒いただいて、酔いが醒めたって感じだった。

東北支部、仙台でmy建築作品の発表をしたことがある。審査員の質問がゲロゲロ気味でトンチンカン。仕方ないのかも知れないが一度切りで止めた。 参加費用が一作品5万円と高すぎ。 交通費さえ出ない。審査員は実物を見るために東北各地を廻わらねば・・やってられん、とボヤク始末。 

芝の建築会館で行われる学会の参加者は、学生さんや全国から集った大学の研究者が主だった。仙台の発表会は 発表者と審査員しかいない・・そんな状態だったと記憶している。

福島支所の場合は、業務をこなしつつ 長年学会に参加し 支所活動をされる役所の方々が主なようだ。

福島支所事業に偶然参加し そこで得たテープ起こし廻りで、建築学会の全体を体験できたかもしれない。そんな気分がしてる。 そのことによって 田舎の野猿がやるべき事も明確になったような気がする。    


 12月09日 晴れ

朝からmy長男引っ越しのための箱詰め作業しつつ掃除をする。 単に箱に詰めて所定の場所に運ぶ(宅配やさんに依頼し)だけの作業なのに 、なんで!考えるのだろうか。バカな考え休むに似たり。休んでいるんだね疲れているから。てことで考えずサッササッサと作業する。そのぐらいの事は考えずにすべきだ、とも思う。筋肉が痛し。

午後 林檎農家の先輩の家に出向き、林檎を注文し送る。お子さん二人が結婚してた。3ヶ月で2度結婚式をしたってスゲー。俺は1週間で2回葬式をした。似たような出来事かな・・。俺がしらない 場で社会が変化しつづけてる!と思うと嬉しくなるね。


 12月08日 晴れ 家の敷地廻りの落ち葉や枯れ雑草を2時間処置する。

(校正用)古谷さん講演の文字起こしをしたものを
講演を対象にした反省会用 綴り」と称し全47頁の冊子状に仕上げた。

 WEB公開の「建築あそび」の記録作りは慣れていたが、印刷用にまとめる件は初めて。間違いが物に直投影されちゃうので、何度も紙を捨てることになる。(トホホ

内容は 画像資料をいただいてないので、文字だけでもいいかも・・・とは思っていたが・・見た目も冴えないし、理解も 深まらないと思い方々かき集め添付した。

とびとび作業だったが2週間で校正用が完成し、なんとか格好はついた。

 講演内容で気になった点が多数あったが主なものの資料も少々集めて項目を作ってまとめた。

小布施町の図書館のプロポは講評がWEB公開されているのたので、(注)に加えた。

2005年の雑誌掲載の 巻頭論文に 「古谷の現あらまし」が纏められてある。講演会では、古谷氏の脚本にて 話し言葉をもちい古谷氏の半生がザット語られている点が面白味。 偶然講演会の参加だったが 好運。雑誌を購読してないので 俺は古谷さんに付いては何も知らなかった。なるほど、大方理解できた。

動物的ポストモダンな社会に出るべくして出て来た人だと思った。今後期待 できるかどうか不明だったが、現状では建築デザインにおいて新しさは感じられない。だが 経済破綻後の移行期の社会的要請にジャストフィトした存在である点は理解され その思考の実践は 充分 共有されべきだ。 

細かく専門家同士で語りあわなければ成らない沢山の要点は提示されているので、この綴りを読めば有意義な講演会であったことは理解されるだろう。

  綴りの目次 項目

01 はじめに 02 オープンコンペに参加   03 アンパンマン・ミュージアム
04 会津八一記念博物館 05 ジグハウス・ザグハウス 06 近藤内科医院
07 中里村 新庁舎 08 茅野市民館  09 世田谷の住宅 
10 高崎の小学校 11 小布施町立図書  12 まとめ 13 参考資料  



12月07日 曇り  w ◎ ◎ w

年に二度咲く白い薔薇は、今年は多数の花を付けて美しく、一月ほど咲いている。

四季咲きの薔薇というのだろうか花弁を散らし終いには 赤い実をつける。その実を切り取って眺める。 

暗黒の宇宙を自由に飛び交っている薔薇型船。 目に見えぬ宇宙の力を捉え 四方に羽根を延ばし 自在に操り

 大らかに飛翔しているかのようだ。 薔薇の実はそんなことを想い描いているわけはない(笑い)俺ってバカだね・・。



それにしても 額の姿の不思議な事ったらないね。水分を放出しつつ、徐々に乾燥し干からびるだけなのにだ。

その形は太陽光線が地球に降り注ぎ、その力を素直に受けとめる応え、後に 薔薇が意図を持ち 表出してるかのようだ。
 どれ一つとして同じような形にならない薔薇額。 なんだか良い。 無理がないように感じる。

薔薇実を何枚も撮って、シャカシャカ動かすと、どうなるかこうなるな。

10年前に死んだ友人はホスピスに入院し、1年後に死んだ。(保険担保に借金なのだ)入院費を千数百万円かけて、「患者を思いやれ!」とダダオコネ 2週間毎に 病院の不手際をなじり暴く通信を送ってくれた。 いまだに、ジックリと目を通せない

医療行為は身体を直(治)せない。持って生まれた治癒能力と付き合うだけ。その事を知らない悲劇の終末行為だった。

闘病といえば格好は付くが、仏教学を就学したのに・・。なんだ!枯れきって逝けなかった。 いまだに人工的に薔薇の花弁一つ作れない 人知は大方 無駄なのかもしれない。やがて無駄になる。

世俗の有様はそれでも良いが、 庭にある薔薇の逝き方のほうが スッカンピンのまま無駄がない。 スーット 能を通過して宇宙の彼方まで伝わる。そんな気がする。

● 古谷さん講演をテーマにした 反省会用綴りの印刷用データつくり完了


 12月06日 晴れ

my長男の年末急な引っ越しが決まり、手伝いをしている。今日はmy長男は大学で講義をする日、今年最後の講義かも。 で俺が代わりに 引っ越し屋さんを呼んで 見積用説明。引っ越し日を決める。 手際よくシャカシャカ、ケイタイで計算してなにやら連絡を取っている。 見積もり40分ほどで終わる。I T革命〜ぁ 一見にしかずだね。 便利だけど、こりゃ 俺にバイト仕事が無いわけだわさ

引っ越し荷物は 机が1本と、他は大方。 やたら重たいのだ本は。 4トントラック一台借り切り、3人付での金額となる。 ワイワイダベリ盛り上がっていたら、日当を15000円安くしてくれた。ヤッめ 最初からそのつもりただったとは考えないぞ〜(笑) 来週は ビシーット 引っ越しお手伝いだ〜・・で。



●古谷さんの講演記録は印刷用データは一応 完成。 だが近頃のプロポの絵データがまったくない、と 味気なしだよな・・・。

県・図書館に出向く。 あら・・今日は休みだぜ〜。毎月第一木曜日も休館とは知らなかった。

近くの知り合いの設計事務所を訪ね、欲しいデータの一部が見つかったので、いただく。 不足分は仙台のJちゃんが持っていたので、データを電送してもらう。 いや〜便利だ。I・Tかくめい〜 

明日には原稿は完了するのだが、印刷機が大トロ〜で、データ量大きすぎて動かないぜ。 多量に印刷できそうもないな。製本はどないしよ〜。ボンドでペタンかな、やっぱ。



 12月05日 みぞれのち晴れ。灯油 98円/g最高値じゃ〜 1割も円高だし、原油だって1割 値下がりしだぢゃん。どうなってんの

夕食後にどら焼きを食べながら、日記を打ち始める。陣場町通りとよばれている、万世大路に面した古い和菓子屋さんの手焼のどら焼き。店先に焼台がポンと置いてある。 パンの部分が粉っぽくて、すこし歯ごたいがある ほんのり固いのが手作りの味。機械で作られたフワフワ・パホパフじゃない。 1個100円で数個買って、「名物だってね〜」褒めたら、賞状を指さし説明。気分が乗ったのだろう オバサンは一個オマケしてくれた。2割引になちゃうじゃん。口先にて100円稼ぐ(笑)

● 結婚式をするsちゃんから電話。披露宴に呼ばれているのだけど、よからぬ情報が入っていた。俺が参加しないと約3名の方がハピーな気分になる様だったから 乗り気になれなかった。そんなやからは無視して 「きてきて」「いくいく」 亭主が聞いてたら、怒りだしそうな睦言の気配(笑)にて終える。

●校正用 古谷さん講演記録 をA4で32頁ほど仕上げる。残り10頁ほどで完成かも。 声で聞いては良い感じだが 、文字にすると内容のトートロジー部は気になるもんである。大分ん削り、ホウボウかき集めた絵を入れたる。文字だけ頁数と ほぼ同じ。 大分削ったがもうちょい削った方が理解度が増すんじゃなかな。 一旦仕上げて再調整しよう。

●去年も年度末引っ越し手伝いをした。今年はmy長男の引っ越し手伝い。いろいろ段取りについて話し合う。


 12月04日 夕方から曇りだし雪がちらつきはじめ、積もるそうだ

my長女とダベリすぎて後、DVDにて徒歩巡礼のフランス映画を鑑賞しちゃっものでインフルエンザの予防注射してもらうの忘れてしまった。

● ソ連A型が例年より、1〜1.5ヶ月早く流行しだしたそうだ。そのウィルスに日本人は感染したことがないそうで、大流行の兆し。 原油の値は上がる、風邪は流行る、仕事と銭は無し。連日、財政難の報道やら、ヤレヤレ 師走だわい

● ソ連と言えばロシアの選挙。プーチンさんはトウショウヘイ・オジサンのように 引退後の盤石な基盤を築いたようだ。原油は高くなるし、軍事費も多く出しているようだし、恐いめんもあるが。 とは言っても日本とは昔から縁がある。

ロシア史にみる、18〜19世紀の日露関係(監修平川新)を眺める。 漂流民の大黒屋光太夫 の話や 1793年に 石巻の和船・若宮丸で漂流し 使節団の通訳になって戻ってきた善六さんの話など知っている人が多いかも知れない。ロシア側から出された古文書集。 興味のあるかたは 東北大の東北アジア研究センター図書室の問い合わせてください。

● 古谷さんの講演会記録を数頁作る。 絵のデータが無いので、読みやすくするために方々漁るも あまりいいデータがない。 無いよりましを貼る。しかたなし。


 12月 03 曇り 

師走にはいり、2日間仙台に行っていて。my長男が年末に再び仙台に転居することになったので、アパートの下調べなどの手伝い。 6年ほど前に住んでいたアパートの上の階に決まる。太平洋や仙台の町並みが少し見えて、「やは見通しが よくなったね」と笑う 

合間を縫って建築家の八重樫直人さんの新しい事務所に遊びに行き 建築あそび1と2から聞き取っていなかったので、 その後の作品や近況や周囲の状況を教えてもらった。 建築あそびを開催することは困難だが、いずれ作品をみんなで持ち寄って話し合う場をつくることで合意していだだく。

 所員の方はすっかり入れ替わっていたので、名刺交換をしワイワイダベル。 五十嵐研の人々が 2年ほど前に 寒ーい我が家で合宿したが、あの時にいた石森さんと元倉さんの教え子の佐藤さんが入所してた。 近頃の学生さん気質を聞いて、様変わりした日本の状況を受けとめ、生活設計に対し学生さんはそつがないようだ。 

仙台に徐々にシフトする予定だが、まずは年末に八重樫事務所の卒業生が集合し忘年会をするので、おいらも参加させてちょうだい? okになった。 

my長女の所に一泊させてもらいって ダベル。学会の発表会の後 落ち合い呑む。我ら父・娘はお互いお酒が弱いんだが、なに呑まねば淋しいので 微量のビールを呑みながら ワイワイ。 

来年度から大学に戻るので、研究テーマなど教えてもらう。先生方との交流が始まりとても忙しそうだ。 

●今日は転居ように荷物片づけをする。その後 文字起こしをした 古谷さんの講演記録を再度聞き直しを済ませる。

 建築あそびの講演ではないので 非公開。 参加者に配るため 頁割や 読むと冗長に見える部分を削除したりして、印刷用の原稿を少し作り始める。

●みすず書房より 、都市住宅クロニクル」全2巻の注文用紙が届く。植田実さんの、1966年〜2006年までの 40年の間に訪ねあるいた 住宅に対する文章を全てあつめたようだ。 私が探し求めているのはいわば一軒の住宅に尽きる   とのこと。 建築あそびで講師を2度していただいた。下巻の方にmy設計のBOX10が載る。出版は12月20日のようだ