11月の日記            HOME 
                     
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  11月29日 雨 室温13度

田中浩也さんから年末の演奏のことでメールあり・・。

チームの名前はEcmit (Experiment of Contemporary Music In Tokyo)」URLはhttp://homepage3.nifty.com/circles/ メンバーは、中司美幸(Piano, Keyboard) 水谷清和(Drums, Percussions)富樫健太郎(Wood & Electric Bass)田村龍一(Guitar and Computers)田中浩也(Sax, Flute and CDJ)です。演奏スタイルを言葉で表現をするのは難しいのですが、我々曰く、「アンビエント・ジャズ」。コンセプトは、「風景を音楽に再解釈する」、で、演奏と同時に、映像をプロジェクターで上映します。・・・・・コンピュータの電子音を、自然に取り込むことも目標としています。ある意味で、「映画音楽」に近いかもしれません。http://quarteteast.hp.infoseek.co.jp/index.htmlで演奏の一部が聴け画像を見ることができますので、参照のこと・・・


建築の内部が作る天才ばかりでは世間に伝わらない。見る天才、伝える天才、面白がる天才、褒める天才・記述する・描く天才などが数多く存在しないと・・寂しいこと限りなし、であるが・・まずは身内で盛り上がらないと いけないんだね・・たまたま縁が出来ていた 植田実さんが2003年度建築学会文化賞を受賞されたことは非常に喜ばしい事件であった・・。

今日 植田実さんの学会賞を祝う会より手紙があった。数ヶ月前に元倉真琴さんより伺っていたが、展覧会「都市住宅再読・植田実の編集現場」の準備が整ったようだ。元倉さん御苦労さまでした。中身を少し紹介しよう

会期2004年1月9〜19日 10〜19時
会場 日本建築学会建築博物館ギャラリー (入場無料)
交歓会は1月19日17:30〜20時 建築会館・ホールにて

本人の希望で展覧会を開催するのだそうです
受賞の主役はむしろ、私の関わったメディアに作品を発表したり協力した人ですから、その活動の一端を知ってもらいたい

受賞理由「出版・編集を通して建築文化の普及・啓蒙に貢献してきた実績」
雑誌「建築」月刊誌「都市住宅」書籍「住まい学大系」など

会では、展覧会 交歓会 小冊子制作のために400万円と考えて資金援助を求めています

一口5000円以上で・・FAX03−3469−0853に氏名・住所・電話番号・メールアドレス・支援口数・金額などを書いて申し込んでください・・とのことです。

お金は氏名・住所・支援口数・金額を書き込んで

郵便振替 で口座番号00170−6−353230
加入者名 植田実さんの建築学会賞受賞を祝う会

銀行振り込みの場合は
 東京三菱銀行下北沢支店 普通預金 0345902
 「植田 実さんを祝う会」宛に・・
多数の支援者が現れ目標の金額の集まりますように!尚11月30日電話をし植田さんに事実確認しました。・



  11月28日 曇り夕方霧雨が降る 仕事場 9℃ 少々ストーブを焚くが・・空気が悪くなるなー。

午前中月末の雑用。午後DVD「映画史」を見る予定だったが、12月27〜28日の「建築あそび」の下調べのため、元福島修道院(1935年完成)で現在「祈りと研修の家」マルグリッド・ブールジョワ センターにでかける。(ひ〜ちゃんの案内で)

来月の28日は菅野裕子さんがゲストなんだけど、「ワラッテイイトモ、」の上映会もおまけに付けちゃおう・・・ということになり・・ましたが、またまた田中浩也さんの演奏チームも参加したい!・・これもおまけのしちゃうぞー・・。

さて、機材なのですが、我々は5人編成+コンピュータ君(Sax, Piano, Bass, Drums, Guitar)で、あとは、映像投影用のプロジェクターを持ち込みます。ライブ用のスピーカをどうしようかというところですが、教会ということで、ほとんど生音に近い演奏でもいいかと思っています・・


と田中さん・・映像が付ているようだ・・。演目はなにかなー・・。ということなので、我が家だけで楽しむのはもったいない・・(計画当初はBOX5を使わせていただこうとしていたのだが、上映会とセットとは言い出せず・・優柔不断であるなー・・)能力をわきまえず無謀にも・・何処か場所を借りて・・他者の建築を私物化してみようじゃないか・・。

最初に思ったのは寺の庫裏や神社の社務所だったのだが、ジャズ(田中さんに聞いていないので?) 雅楽ではなく西洋音楽の流れの中だろうから、教会がイイや!と思いついただけなのです・・・安易な思考です

ゴダールの映画史などを教えていただいてる ひちゃんが 「マルグリッド・ブールジョワ センターがいいのでは・・」と言ったので、一緒にでかけ調査してきました。

センターの講話室は30〜40人ほど入れそうなので丁度イイ感じだなーと思ってみてきました。センターには幼稚園保育所が付いている。喧しいのは慣れているようですし、敷地が広いので夜間 大きな音を出しても問題ない!ということなのです。マスマス乗り気になっています。

 演奏会+講演会の後は雑魚寝つきワイワイ宴会は我が家で、いつもの建築あそびの形式に則りすすめようか・・なー

菅野さんの話もヨーロッパ中世(?)を中心にした「建築と音楽」の話だと思うので、そこで講演していただくと、良いだろうナーと思ったりしている・・。

なんだか楽しそうだけど、演奏会に建築あそび参加者以外の観客は来るのかナー・・心配にもなる・・。・・やっぱりグランドピアノがあるBOX5を借りるかなー・・迷うなー



 11月27日 晴れ 仕事場10℃ 朝方の外気は2〜3度かも・・吾妻山・家型山の山頂は白く輝いている。

仕事場のパイプスペースにドリルで穴をあけたり、コンクリートを解体したりしてて、朝から喧しい。2〜3日前ガス屋さんが検査をしていたが、相当漏れていたらしく配管を新しくするのだそうだ。ガス爆発しなくて良かった・・そんな顔をしながら配管工は工事をしている・・それにしてもガーグリルルグリ・・と喧しい・・中 デザインヌーブに「久が原ロッジの立面図をフォトコラ用にください」と電話する

菜園建築・・省エネ・持続可能な建築を目指して!食える建築!?
        (役所的な言い方で笑える)

頭のなかにはフォトコラ作った青物思案のようなイメージがあって、高山建築学校で課題を「あなたと私と菜園と」を出した。おもったより反応が無いのだが・・その後3ヶ月ほど方々の菜園を観察しみると、建築と菜園が合体したような、私が求めるような姿に出会うことができなかった。・・だれもそんなこと考えてないのだから、当然だよね。

ただし 当初考えていたように菜園は何処でも作れるという思いつきは、キューバの都市農業報告本やHPで検索してみると廃車のボディーを利用して菜園としている写真などにも出会い・・菜園を世界では実践している人が相当数存在することが分かってきた。

日本ではニラハウスは有名かな・・。唯一菜園を建築化した建築とも言えだろう。しかし、ニラハウスは菜園が主じゃなく建築に毛を生わす・・草木を生わす感覚に近いように見える。あるいは建築家の品のよくないパフォーマンスかもしれない

 菜園が主であれば多様な品種や、なによりも育て易さや採取しやすいという事を中心に計画されるだろうからだ。屋根に点々と鉢植されているのだが、真夏の太陽で屋根が熱くなり、鉢が熱くなり、鉢の土が熱くなり、ニラは焼かれてしまうだろう。菜園の建築化に唾を付けるてしまうところは・・いかにも日本の建築家的である。

3ヶ月菜園を観察し町もウロチョロ眺めてみたので、そろそろ青物思案に続く菜園建築案を作り初めてもよいかと・・思ったりしている・・寒い朝だなー。



  11月25日  雨にて吐く息が白く見えたりする。気温は10度切ったかも。国会で9・11以降のテロ封じ込め失敗を討論している。大量破壊兵器は発見されず、ビンラデーンは死んだのか、フセインは死んだのか・・テロやゲリラが以前より増えてしまい、アルカイダの標的に日本もなってしまった事を議論している・・一雨毎に冷たい1日となってくる

23〜24日太田浩史さん樫原徹さんに誘われ足利周辺の都市調査にでかけて、いた。都市調査に参加したのは初めて、菜園調査を3月ほどしていたのが幸いして、見知らぬ町をウロウロするのは楽しい。

23日夜足利の宿に集合してみると、宇都宮で行われた都市学会に参加した桑田仁さ伊藤香織さん合流。都市調査車には鍛佳代子(名前はまちがっているかも)南泰裕さんも同乗してて、総勢7名となった。居酒屋でワイワイして、24日早朝から徒歩で足利町中を調査。各自カメラを構える位置が異なるので面白い。足利における菜園調査の感想は菜園掲示板に・・。



  11月22日 晴れ時々時雨れて少々風が強い。山は灰色の雲に包まれている。山の天辺はとうとう冬の絵柄になってしまって・・ガタツク仕事場のサッシの音も冷たい。

カーサブルータス12月号ようやく手に入れた。p55は五十嵐太郎さんがインタービューを受けozawaMikiさんが書かれた記事。「気になるスローな建築と建築家を教えてださい」

五十嵐太郎さんが選ぶスローな建築と建築家ベスト5
1 ハッサン・ハトヒーの建築全般
2 像設計集団の<名護庁舎>
3 ケン・ヤンの「生物気候学摩天楼」
4 ルシアンクロールの<ルーヴァン・カトリック大学医学部学生寮>
5 佐藤敏宏の建築家としての活動

スローアーキテクチャーとはカーサブールタスが発明した 言葉で地域の素材や文化にこだわっている建築や建築家、また本当に経済優先ではな長い時間をかけて つくられた建築など 。12月号を手にとって読んで頂けるといい・・なにやら人気の雑誌らしい・・お早めに。

6月の建築あそびで、
太田浩史さんは事態というコンセプトで建築を構築していこうとしていたが・・その講演のなかに出てきた。ピーター・ズントー 記事も沢山ありまして、なるほどいいと思いました。生活振りと建築の作り方がいい。アトリエの様子やそのなかの菜園の写真もあり、ズントーの生活振りとスイス人の生き方・考え方が伝わる内容で・・膝を打ちました 日本には葉巻など吸いつつノンビリ建築を趣味として扱い  生きるプロフェッサー建築家はどこに・・スイスは遠いので居たら会ってみたい!と思わせてくれました。

水についてあれこれ調べた時期があり、十四〜五年前にはスイスの河川工法の調査をしたりして、スイスの人々の民主主義における合意形成にかける時間の長さ・労力・ 金のかけ方などの感じ入りました。住民は決して判断をお役人に明け渡すことがない姿勢に 日本の状況との違いを感じておりました。

記事によるとズントーは決して商業主義には組みしない、ビジネスに利用されず、質の高い建築を目指して生きている・・だけのようです。その姿勢とそれを支え育てる社会が在るのだなーと・・日本との違いなどを想像しました。

 福島の山河もとてもスイスの山奥にまけないぐらい美しいのでありますが、<テルメ・バァルス>ように多方面から美しい温泉施設が出現する可能性は限りなく0に近いように思えます・・・が・・。

キューバの都市農園の盛り上がりも それを受け入れ育てる社会の素地が存在したからこそ可能であり、日本で手法を真似ても上手く行かないわけで・・・・出来る所から・・だね・・・・

カーサブルタスp−56には大島哲蔵さんの「コンピューター社会と建築」より引用がありました「フランク・ゲーリのグッケンハイム・ビルバオ美術館のように”金属の花”といわれるような入り組んだ架構が、ガウディの建築の数十分の一の時間と労力で完成してしまう。これこそ“進歩“であり何の問題もないと思われるかもしれないが、そうとも言い切れない。つまり長い時間と手間をかけて、多くの関係者の頭脳、技術そして労働力を集約するからこそ、精神的な価値観と文化的な象徴性を地域の人々が共有できるのかもしれない−」

  11月21日 晴れて気温が高いといっても17度だが・・明日は冷え風が強いとか。イラク・トルコでテロによる爆撃が盛んになってきた・・。

スパーのような、コンビニのような店先に置いてあるTVでDVDを見る。DVDの中身と店先と出入りする客や店の関係者・犬などが交錯して、今日のDVDをみるのにはいい環境だった

ドント詰まった年末日曜日の上映会のためにジャン・リック・ゴダールのにわか勉強をしているのだが、今日は「映画史」の一部を見始めたのだ。2Aまで見る。言葉・画像・女性が美しい 。中断はほんとに真っ黒になり長い。映像(写真)と絵画(名作)のコラージュがたくさんありドッキリしちゃう・魅力的なコラージュ・・シュールで政治性が強く現れる画家山下菊二さんのコラージュにもまけないなー・・ 

 言葉と画像のコラジュも天こ盛り・・言葉を誘発してしまう画像作り。言葉と画像がセットになっている・・もうすこし意味不明なコラージュなのかと思っていたが、言葉に誘導された画像である。映画や思想や歴史などモノを知っている人ほど面白い映画だろう・・やりたいことはやってしまう乱暴な叔父さんなのだった。映画なのか絵画なのかと疑問に思ってしまうが、音声がついているので絵画ではないだろう・・確かに・・それならば、自己完結しない観客のイメージを多様に誘発するイイ映画だと途中までしか見ていないのに思う・・続きはまた来週見ることにする。

 


 11月20日 曇り、雨が降ってきそうな雰囲気・・もう降っている・・

昨日送られてきた、「200万人が有機野菜で自給できるわけ」吉田太郎著・・キューバの都市農業を少々読む。この数ヶ月菜園調べをして感じていた、おおくの事がキューバではこの十数年で実施されていたようだ。

菜園は何処でも出来る・・余地があれば簡単に出来るだろうと思っていた。上記本p67によると オルガノポニコとは、コンクリートのブロックや石、ベニヤ板や金属片で囲いを作り、その中に堆肥や厩肥を混ぜた土をいれ、「カンテロ」と呼ばれる苗床の中で集約的に生鮮野菜の作付けをおこなう生産技術である。とある。

何処にでも置いてある発泡スチロールの菜園を大きくしたものと思えばいいのではないだろうか・・とはいえ2001年には13万トンもの野菜が生産されているとか・だから

出会った菜園達とことなるのは、完全な有機農法を実施するための指導体制が整っていることやお金が無くても生きていける社会があった。言い替えるとお金が無い=貧しという認識ない社会があったから、急速に都市農業を可能にしたのだろう。農業と貧しいというイメージがセットになって認識されだしたのは歴史的にいつからなのか・・面白いテーマだ・・。

高山学校で課題をだして数ヶ月経って、渋谷区役所のHPに辿り着く。屋上緑化や菜園を実験的に作り、そして条例まで作っていた・・とは。建築と菜園がどのように結びついてあるのか見学してつくり出された社会背景や制度的な取り組みを調べてみよう・・。とは言っても、課題の期間は まだ1〜2年あるのでノンビリ行こう・・。



   11月19日  快晴にて朝夕冷える

上京時に町にある菜園の写真を撮っていたら、樫原徹さんが「キューバではある時期、都市農業をすすめ 短時間に自給率を上げてしまったそうですよ・・」と話している。「検索するとでてきますよ・・」で早速検索して・・目に付いた「200万都市が有機野菜で自給できるわけ」−都市農業大国キューウバ・リポートーを注文した。今日届いた。

著者の略歴:吉田太郎さんは著者吉田太郎さん(1961年東京生まれ)筑波大学自然学類卒  東京都産業労働局農林水産部勤務 有機農業や環境保全は学生時代からの関心事。東京都の農政業務に従事するかたわら、週末は埼玉県秩父の山林を自ら整地し、パソコンを鍬、鋤に持ち替える。社会制度や経済など広い視野から「業」としての農業ではなく、持続可能な社会を実現しうる「触媒」としての「農」のあり方を模索している・・とある

築地書房:2800円 税別 2002年8月初版2003年10月5刷・・最初のページに 周囲を宅地に囲まれ、バラバラに分断された土地のかけらを利用した農業を都市農業と呼ぶ。
戦時下の食糧難のときには校庭だろうか道だろうが掘り起こして芋などの食い物を作ったというから、いざと成ると・・そういうことやるのだろうかな・・これから読んでみよう

在京のテレビ局より取材についての調査で、同じ番組なのに、2社から。数度電話がある。番組作る下請けさんも大変だなー・・ニッテレはここしばらくおとなしい・・が・・・。


  11月18日 晴れ
奥羽の山々の頂あたりに雪が降った.。で仕事場から中腹のゲレンデの形がクッキリと見えている。昨日は風が強かったが今日は穏やか・・夕の冷えがきつくなるかも。
 週末のゴダールの映画史(DVD)を見る前に、借りていた関連書に目を通し映画史の構造を何となく・・・・ゴダール・映像・歴史(産業図書株式会社発行)のなかの四方田犬彦さん「パッチョロ」を読み・・堀潤之さんの「映画的イマージュと世紀の痕跡」「解題」などを読み・・。


須賀川桐陽高校生徒のメッセージ

☆ 1年女性

中学校のころから建築現場で働いていたという事と、就職してから「設計部に入れなかったら辞めよう」とか「10年働いたら辞めよう」という決断力

建築に関係して興味のあることは何でもやってみようと思っていました。そのなかでダラダラ続けても変化は無いですし、あまり短期間で結論を出してしまうのもその社会が体験できたとはいえませんから、石の上にも10年・・刻みでドンドンかえていくのがいいんじゃないかと思っています。行動してみて何かを発見したりして思案する・・こんな感じですね。

10年経って会社を辞め、その後10年で自分なりの建築感を持つことができなければ、建築は辞めるつもり。、その後10年でそれを何とか実践するで・・30年が経ったわけです。今後10年は 社会・・ my建築を伝えたり、関係性を考えたり、建築関係者との交流や交通をテーマに生きて行く予定です。その後は上手いこと死ぬ・・あたりでしょうね・・。

☆ 1年女性

中高のバイトは人に聞くだけの知識ではなく、自分で体験するために、感じるため(建築家という仕事)におこなったこと

家族・親子と言えども それぞれの人に独自の時間の流があるわけで、他者の知識や体験話(教科書)では理解しがたい点が多いわけで、・・体験と同時にいろいろ考え、他者の経験と合成して考える・・こんな繰り返しで自分の時間を生きてみて社会の仕組や成り立ちを知ったり、疑問や仮定を問うてみるなどして・・生きるのがいいのではないでしょうか・・そのようにしても 収入には成りませんがね(笑い) 



 11月17日 晴れ 庭の木々は銀杏や欅はわずかばかりの葉を残し、ほぼ散ってしまったので、落ち葉集めをしようとしたが、風がありすぎて思うようにいかず・・。
 数日東京の久が原あたりをウロツイテいて日記が途切れた。ノートパソコンがあればいいのだが・・菜園見学はデジ絵館にして置いた。

デザインヌーブの第二作品久が原のロッジが完成しそうだという連絡をいただいたので、見学と周囲の菜園調査をしてきた。今回は天気予報が外れて、張り切って出掛けたのだがいろいと予想外のことがあり結果は空回気味に終わる。理由はいろいろあるだろうが、お披露目の見学会なのだから全て完成した方がよい。納期内で綺麗に作る方が建築家は他者から信用されるだろうに・・と思う。

・・商店街と住宅街が交差する五叉路の一角を敷地とする外国人留学生のためのドミトリー形式の集合住宅です・・

 という連絡内容で 1・2階の寄宿舎の上に 発注者の家がドカン と乗っかっている集合住宅。外観は太田さんとの建築あそびの記録のここに・・。1、2階の寄宿舎のあり方が興味深かったので見学にでかけた。
 2階の通路のようなスタディーペースは使いかたをサポートしないと建築家の思いは空回りしてしまうかも・・で命名通り・・作る側・使う側のスタディスペースということのようだ
 
 形は太田さんの個人的な好みで細部までできている。簡単に言えば機械と人間の矛盾を抱える 縦に切っても横に切ってもキカイダーそのもの。今巷で流行っている、構造家におんぶに抱っこ的で、単純な形に見せつつ 整理された素材でこぎれいに見せる箱モノとは異なる建築。戸惑う人もおおいかも・・誤解もされるかも・・。

DUETにさらに三味ほど太田浩史味を加えた建築、太田さんの様々な現在を綺麗に表していました。

絵重遊戯と体験記はどうするか・・

新築物件なので 建築雑誌発表があるかもしれない・・ これ以上詳細に語るは拙かろう・・雑誌とフォトコラの関係どうすればいいのか話し合っていなかったなー・・と気が付く・・ソフト開発をした田中さんの雑誌での立場などもあるので、問題を起す切っ掛けを作っては拙かろうで・・自主規制。

それに、持ち主の方に理解されるか疑問もあるし、了解も必要だ・・かのうなら、1〜2年ほどネタを集めて絵重遊戯を作り上げる方が 計画意図等を色濃く投影できるだろう。使われ方も検証できるし・・・・

個人住宅や公共建築と 異なる建築とフォトコラ(絵重遊戯)の関係はさらに難しいなー・・超えなければならない要素が2つほど加わるので、複雑さが増す。

代々木呑み会で樫原徹さんからこの本の話を聞いたので、検索して早速注文をする・著者がお役人さんで・・こんなこと言っている・土地は公共のもの、耕せる人が使えばいい・・可笑しい・・



  11月13日 曇りいまにも雨が落ちてきそうの空模様。気温10度ぐらいかなーで寒い

林檎のフジや桃などの果樹を専門にし農業を営んでいる先輩が熟れた洋梨を持ってきてくれた。洋梨は木からもいで直ちに食べることができない。熟すまで1週間ほどだろうか、実を寝かせる必要がある。 知らないでもぎたてを剥いてもカチカチで食えない。勘違いして捨ててしまう人がいる・・。熟すと柔らかくあますっぱい味で、冷やすと きめの細かいシャーベットのような舌触りで、人気が高いとか・・早速いただきました。感謝です。

午前11時頃 樫原徹さんから電話があり、工事中だった共同住宅の役所完了検査が済んだとのこと、デザイン・ヌーブ第二作が完成間近。写真撮影にでかけよう・・明日の天気はどうなのかな・・東京あたりの天気は今日は曇り、明日は晴れ、明後日は曇りのち晴れ日曜日は曇りのち雨・降水確率70%・・・上空に−25の寒気が入り込んで大気は不安か・・でめまぐりるしく変化しそう。


須賀川桐陽高校生徒からのメッセージ

☆・・3年女性

佐藤先生が楽しそうにいきいき話していたこと。本当に好きなんだなと思った。それと、先生が自分の遊び心(?)も建築に出しているんだと、スライド(?)見て思った。

講演してる本人は余裕がなかったのですが、楽しそうと感じていただきなによりです。遊び心だという自覚は気持っていないのですが、他者から言われることがあったりします。真剣に対応しているのに 遊びのように見えてしまうのは何故かと・・思うことが多いです。
 楽しく見えてしまうのは 苦しいふりをして生きる術をしらない 馬鹿者なのかもしれません。つい最近myサポターが癌になり手術をうけましたが、周囲のはしゃぎ具合を聞くと、私の感覚はまるで逆なのだと自覚しました。他者が不幸じゃないと、安心できないような人が多のかも・・他者を哀れむことで自己の幸福を確認するような感覚かな・・私には感情が捻れてるとしか思えないのですが。なにしろ楽しく生きると馬鹿又は子供に見えるようですよ・・
 
スライドじゃなくてフォトコラージュ、最近は絵重遊戯と言ってます、若い人はあの速度についてきますね・・ステージの上の大きな画面がグワーンと歪んで移動するのについてくるんですよね・・ナイスでした。

☆・・1年女性
佐藤先生が建てた変わった家の写真。どこからあんなアイディアが浮かぶのか不思議。

発注者のあり様 と土地の持つ力や環境と 私の感覚が交叉してるのではないでしょうか。私の生なアイディアを実現しているわけではないです。関係者のハーモニーがその場に生まれているだけです。


  11月12日 はれ 晩秋の風景が雨にうたれて美しさをましたよう・・

ゴダールの「軽蔑」を見たが、終盤の舞台になったカプリ島に建つカサ・マルパルテをネタに絵重遊戯を作ろうと思いネタ取りをする。公開はできないが、映画の楽しみ方もいろいろあっていいだろう・・ネタ取りして後に、話題のマトリックスを見る

マトリックスではフランス人が悪役に・・軽蔑は仕事ほしさにフランス男がアメリカ男に妻まで差し上げる様を 妻が軽蔑しつつアメリカ男について行っちゃう・・て話だけど・・マトリックスはやや複雑になっていた。新聞での映画評は馬鹿に仕切っていたが、私はアメリカも成長してんじゃないか・・と思った。

マリア様(準主役)とキリスト様(主役)は共に死んでしまい終わるは珍しい。ハッピーエンドがワンパターンでおきまりのアメリカ映画・・そこから脱していたので評価できる。東洋を市場に取り込もうという戦略か偶然かわからないが、珍しい。これからはこういう筋書きが多くなるのかも・・。

 合戦シーンはイラク戦争を逆さ鏡で描いたようで滑稽であった。攻撃されッパのアメリカ社会は右往左往のお手上げ状態・・で笑える。映画では機械仕掛けのトマホーク(ドリル型)とクラスター爆弾(タコ型)でアメリ世界を激しくすざまじいい攻撃・・、地対空ミサイルでささやかに女性と子供が反撃しヘリを落とす姿にダブル・・イラクでの現在だろうな・・つい半年前はペルシャ湾海上からトマホークでピンポイント攻撃してたアメリカなので少々反省でもしているのだろうか・・。

価値の発明や思考のコピーを生産し続け世界を覆い尽くすのかのような価値観が、 何かを信じ続ける世界感(アラーの神)によって突然消滅してまう・・映画を終わらせるなんてのは、正と負の世界に唐突にゼロが加わったような可笑しさがある。中国合戦映画の面白さと味わいを取り入れたのかな・・。

青空に太陽を描いて後、女性器のお化けのように神を描くのには笑える・・太陽は世界に力を与え続け、女性器は人間を生産しつづけるが・・ゴダールは空と海を縫合して世界を閉じた・・偶然・・軽蔑とマトリックス比べ見てしまった・・



  11月10日  曇りで気温10度ぐらいだろう・・か。自転車を漕いでるとハンドルを握る指先が冷た〜くなちゃう。
 デザイン・ヌーブ樫原徹さんより共同住宅の事現場写真を送っていただく。工事は遅れている様子・・現場内もなにかと大変そう・・第2作目なのであるからして若い時期にはよくあること。竣工絵よりぐーっと迫力がました感じがする・・変則交差点にあるので目立ち過ぎかも、いずれ時期をみつけ見にいくつもり。

my大阪サポーターは男につけまわされ気の毒・・建築まわりは女性が少ないので、方々にある話だが・・それにしても・・日本臭プンプン男がおおいので、ゴダールが軽蔑で描いたように蹴りでも入れてやればき嫌われること間違いなだろうに・・。

須賀川桐陽高校生徒のメッセージ

☆・・3年女性
プライベートの場を公共の場にしてしまうことと、公共の場をプライベートの場してしまうという言葉が残りました。あとパソコンが使えない人・・というのです

パブリックとプライベート空間を巧みに使いこなせたり育てたりできるようになりたいものです。それらについて日本的な考え方と西欧的なそれがあるので勉強してみてください。 この10年弱でPCは筆記用具や電話みたいなものになってしまったので誰でも使って当然だー・・の社会になってしまいまいしたね。

☆・・3年女性
中学3年生の頃から建築士の夢をもち、それの為に自ら行動をとり、働いていたことです。

自分の将来について考える行動するのは誰でもがしてるので特別なことなのでしょうか。いますぐ不可能でも想い描くことぐらいはできるわけで、想い描いたことは実現するように、出来る範囲で行動しているんじゃないんですか。たいそうなことではなくても美味しいモノを作って食べてみようとか・・身近なことろから行動してみましょう・・人生を使い切っても出来そうもないことを目指して行動するものいいものだと思うんですよ。

☆ 2年女性

他人に自分のことを伝えるには自分から行動して、他人に自分の考えていることなど分かるようにするということ。

自分自身のことすら理解できてないのですから、他者に自分を理解してほしいと思うのは身勝手極まることだと思っています。他者に理解されることなどほとんどないですよ。自分のごく一部を理解していただくためには、内容と伝える手法が必要なのは当たり前なことです。自己を他者に伝えたいのであればそれらの技術を身につけ磨き上げる努力をすべきです。その上でも、縁がない、度し難いことはあるということを知っておくべきでしょう。理解されるなんてことは奇跡的(無いね)なことですから、そんな事があったならばケーキでも食べてお祝いしてくださいね。



   11月09日 雨・曇り 43回衆議院選挙投票日

触れなくてもいいのだが、私の住んでいる地は自民・民主が比例区ともに重複立候補しているの.。で、無所属・共産からそれぞれ一人だが無所属は当選すると自民に寝返るだろうから、実質は選挙前から自民・民主が当選しているような見え見え選挙である。とはいえ投票はする。

借りたゴダールの日本語タイトル軽蔑のTVRを見る。見方解釈の仕方が多様にできる点が多いのでイイ作品だ。色彩や画面構成もよくできている。意味不明なカットもいれノイズを作ったりして楽しい。ロケでカプリ島に建つ カサ・マラパルテ(マラパルテさんの隠れ家・または突き出た海の家) が登場して、物語の終焉へと展開していく。カサ・マラパテの大きさや周囲の景観が理解でことも楽しい。ラストシーンは 空海 水平線が大写しになってとても美しい。
 中身は妻も映画もアメリカにぶんどられる・軽蔑・や・・尽きること無い夫婦の会話劇を交通事故死でもって取りあえず終わらせる・・ 軽蔑など、など多様な軽蔑が配置されていて見所満載。磯崎新さん 著「栖すみか十二」第一信を思いだし読み直しをする。

宮本建築体験記を書き続けているが・・絵重遊戯を作り終え書始めた体験記なので・・まだ終わりそうもない。


 11月8日 曇り今夜から 雨になるのかもしれない

昨夜チャンに借りて来たゴダール本をゴロゴロし眺める。来週からDVDにまとめられている「映画史」見ることになる。ラブラブ携帯メールも数本あちこちから来るが携帯メールだと 混み具合によって 1日に遅れたりするので、実・手紙では当たり前の時間差なのに 可笑しい。宮本建築体験記を少々書き加える。

須賀川桐陽高校生徒からのメッセージ

☆ ・・・1年女性

一千万円の家をデザインしたという話が心に残った。ドンドン「0」を増やしていく楽しみがあるので親子代々その家に住めるのはいいなあと思った。

依頼の条件からは大きく越脱してしまうのですが、代々作り続けることが出来るとようような 計画事態に可能性を内包していることは良いのではないかと思いました。血縁を超えて人・人が集まり生活するのとはとても難しいことだと思うのですがその可能性も探れるのではないかと思っています。

☆・・3年女性

家出のすすめを読んでみたいと思いました

寺山修司の本は不適切な表現が多いとかで最近は改訂されて出ているものが多いのですが初版に近いものを手に入れて読んでみてくださいませ。言葉によって世界が別の輝きを持つことを体験することが出来ると思います。

☆・・3年女性

「公共圏」と「建築あそび」のお話

公共圏は花田達朗さんが10年ほど前に発明した言葉です。パブリックやプライベートについて興味を持っていただければ嬉しいです
建築あそびは、野遊びを建築版で行ってみようとしてる運動態だと思っています。続けることが今は肝要だと思っています。



   11月07日 快晴であたたかし
 今日からmy長男は大学を終え、夢の・・一寸だけの間の研究員生活に入るそうなのだ。仕込み時間がかかる仕事だから・・三十代半ばまで生活出来るようにはならないなーと思っていたので、my子としては上出来すぎるぞ・・おい長男!やったんじゃないの・・一寸だけの間でも・・目出度いこと この上なし・・とうとう子がみな社会人に成ってしまった日に・・よりによってオイラは近くの小学校の開放日なので見学に出掛けてしまう・・菜園など調査に・・・。掲示板にはmy長女が写真投稿していたので、myHPは家族交流の場に変わってゆくのでしょうか・・(笑)

図書館は浮浪者なども歓迎してているとのことだが、小学校には参観日兼開放日だというのに 浮浪者はもちろん男の姿をほとんど見かけることはない。オイラは変な部類なのだので静かに行動する・・・子供の数に比べて親の数の少なさは何でなんだろう・・。1年生の教室にはデジカメやビデオを手に持っているお母さん多しなんだが高学年になると大人の数は数名よ!数名でカメラなんか持っている人は居ない。
 多様なことは考えられるが・・今日は手抜きしてしまうが・・子供を観察し続けたほうがいいんじゃないの・・と余計なお世話を言って置こう。

藤村龍至さんの掲示板にゼンカイハウス・と s。h。の絵重遊戯の感想が書いてあったので記念に写して置こう。こういうことは滅多なことではないのがwebの日々なのであるから。滅多なことでは起きないことが重なりまして・・今日はめでたし有り難し・・。


・・、さとうさん、ゼンカイハウスの絵重遊戯、拝見しました。現況写真に加え、模型写真、記録写真のミックスをしてしまう手法は佐藤さんの開発された独特のものであり、十八番とも言えるものですよね。
 佐藤さんの作品を見ていると、絵重遊戯には大きくいって、記憶を空間的に再現(擬似体験)する機能と、時間的に再現(記憶媒体)する機能があるような気がしますね。今回佐藤さんが製作された2本の宮本作品の絵重遊戯のうち、「s.h.」は前者(天狗の上昇)の、「ゼンカイ」は後者(壊滅から再生)の側面を、それぞれより強く表現されていると思いました。
 もっと多くの人が参加するようになってふたつの再現性が繋がっていくと、田中さんが構想するような都市性というか、交通が発生していくのかなと・・・建築の保存運動のように。ある空間が記憶で満たされるまでには時間がかかるかも知れませんが・・・。とても興味深く拝見しました。次回作も楽しみにしております。

確かにリアルとかアンリアツとか実体験とか疑似体験とか区分けして生きているわけではないので・・そんな案配になる・・スケール横断をも付け加えてつくろうとしているが・・手間がそうとうかかることが判明して・・どうなのかと・・でも・・次作は挑戦してみたいという気分です。・・田中さんなにか新たなこと考えているようです・・


  11月06日 晴れ暖かい

宝塚周辺の地図を眺め・・中国自動車道を三田の方から長尾山地のトンネルを抜け、急に視界が広がるあたりが高塚市なのね。そこから東南前方に大阪市街が見渡せる。web上で震災の記録を眺めて、宮本佳明建築体験記を書き始める。ゼンカイハウスを検索するとゼンカイハウス絵重遊戯が頭に出てくる〜!見ていただいているのでしょうかね・・もしそうだったら大変嬉しいことです。体験記は数日かかりそうだ。


須賀川桐陽高校生徒さんからのメッセージ

☆ 1年女性

自分がやっている仕事について自信をもって楽しそうに話している佐藤先生は素晴らしい人だとおもいました。私は先生の話を聞いて将来、住んで楽しいデザインの家で暮らしたいと思いました。

そうですか、その時は是非 私と共に楽しい家を見つける・・発明しましょう。以前作った住居に住んでいる娘さんから「結婚したら家を設計してください」といわれたことがあります。若いみなさんと共に快適な居住を考えていくことが出来れば嬉しいかぎりですよ・・そうしましょう。

☆ 2年女性

自分がやりたいと思う仕事を職にするのってとても難しいことだと進路を考えるようになったこの時期、つくづく思うけれど、妥協しなかった佐藤さんはすごいとおもいました。自分もそうできたらよいと思った

自分を四六時中応援しているのは自分しか居ないわけですから、応援してあげてください。そして妥協といいますか よりよい選択をし続ければ遠回りでもソコラ当たりには辿り着けるとおもうのです。 私は実践する、実現するための事しか考えてないのかな・・実現できそうな事しか考えてない(笑えます)ので無理はしていませんが・・淡々と生きている。
 それから嫌な人には会わない努力も大切だと思ってます。結果として世界はいい人だけだったいう事になるように思うからです。一寸したアイディアで味付けして行動すれば よいかもしれませんね・・。学生の間は両親のもとにあるので 親が嫌いな場合はどうするかです、そのときは処世術を鍛える場として捉えてたくまさを身につけてしまいましょうよ・・。

☆・・・2年女性

・・料理を作れない男は建築ができないという言葉は驚いた

食は本能ですから生きるための術として最も大切なモノの一つで誰でもが身につけるべきものですから 当然の発言です。家庭内の役割分業で甘えて料理も作れない大人の男になっては、単なる馬鹿男でしょうね現代では・・。「聡明な男は料理も上手なものなのよ・・」と言って彼氏をオドシテ(笑い)いい男に仕立て上げましょうそれが男にためにもなるのですからね(笑い)。慣れてしまえばアッという間に食い物が手に入る。快感の一つにしましょう。
 建築は土地とセットですから人がその場に出掛けて行って作るしか法がないので、その地の食材を手にいて、シャカシャカ食い物を作る術を身につけると、なにかと便利です。食を作る過程で楽しい会話も生まれますからね〜・・。



   11月05日 数日快晴がつづいていたが昨日あたりから時折強い風がではじめた。今日は曇り 風がでてイカレタサッシが泣いている。

鉄づくりイベントの道々で話題にでた、キリンアワード今年度の最優秀に輝いた「ワラッテイイトモ、」・・・を見る会をしようということになった。・・会の前にゴダールを勉強したほうがいいだろうという話になっていて・・解説などを申し込んで置いた。チャンから返信メールがある。

・・ゴダールのテキスト(日本語訳)見つけました。蓮見重彦が書いた『映画史』の批評、というか推薦文も添付します。私はわりとゴダールフリークなので、資料はたくさんあります。ゴダールは断片構成系なので、体系的に把握するというのではなくアプローチしようと思います・・・

ということで早速ちゃんに解説・講義お願いし・・12月末まで5〜6回に分けて勉強会をすることにします・・HPに貼ったので興味のある方はメールなどで・・


中断していた・・須賀川桐陽高校メッセージ のつづき・

☆・・・・2年男子
自分で選んだ道を信じてがんばっていくことの大切さをあらためてしりました。

自己選択し自己責任を引き受ける・・こんな繰り返しをつづける・・あとは諦めずやり続ける・・「止めないことが才能だ」と言い張りつづけてね・・・そうしても大したことは出来ないと分かってもやる・・極めて鈍重な行為なのであまりお薦めできませんが・・ね。

☆・・・2年女性
今回の講演で「体験こそが知識になる」とベーコンと同じ事を言っていたので、驚きました。すばらしい講演でした。ありがとうございました。

こちらこそありがとうございました。長時間聞いていただきまして。分からない事がおおかったので、興味のある世界の中に突入していっただけです。無謀なんですね・・。そこで事実かどうか確認し、また行動し、結果を記録として残し、他と見比べる事と、それに関した系統だった先人の知識を学ぶようにつとめ続けることが大切だとおもいます。お互いに実践して生きましょう。

☆・・・1年男性
将来の目標のひとつとして僕は建築家を目指しています。今回の講演はとても自分のためになりました。ほんとうにありがとうございました。

それは大変御苦労さまなことです。当日いいましたようにほとんど建築家になんて成れないし、成っても喰って生きていくのは大変ですので、経費のかからない人間術を身につけてください。そこれから先は又の機会に話あいができればいいですね・・。



11月04日 快晴

my長男きょうから夢の・・一寸の間だけ研究員・・生活に入る模様・・・目出度し・・担当の大藤修教授をはじめ友人・知人の皆様のお世話様に日頃の迷惑様と・・暖かいご支援にたいして、この場を借りて感謝申し上げる次第です・・my長男のことは・・おれのことじゃないからなー・・オイラも●△□研究員になってみたーい〜・・。

myサポターのMさんが朝から手術を受けていたが・・今頃は麻酔から覚めただろうか・・無事手術は成功したのだろうか・・大腸あたりに腫瘍・・病名など聞いていないのだが、長時間の手術なので癌と言われるようなものだろう。手術の無事を祈ろう。
 人工肛門になるそうだが耳に馴染まない言葉なので検索してみた。・・野蛮だなー・死ぬよりましとはいえ・・・腹の皮に穴をあけ、戻らないように大腸を皮膚にくくりつけておいて、大腸に穴を開けそこから排便を・・垂れ流し・・極めて乱暴な様のように思うが・・・・いろいろ技術は向上しているのだろう。術後の生活大変そうでmyサポターなんて・・気軽に呼べなくなった。・・お世話になりました・・コレからは自分のことだけ考えて自分のために生きていってください・・こちらがサポートする番になったというとです・・。


とりあえず貧乏だけど元気な私な ので今日も絵重遊戯(フォトコラ)をアップしました。宮本佳明さん設計の「ゼンカイ」ハウス・・模型写真は現地で撮ったが宮本さんからお借りしたネガをスキャンしたもの使う。一部加工してもいる。
木造と鉄骨が織物の様になっているので、透明度のレーバーを右寄せにして、前後三枚の絵を重ねてみるのが楽しいし、全体を理解しやすいと思う・・のでそうして見ていただけれると嬉。速度もノンビリしているほが地震のことなど思いだしていいかも・・。

宮本さんの所でバイトなどしていた方なのかなー・・の感想メール

ゼンカイハウスの模型ってすごくパンチ力ありますね。事務所にいながら見てなかったものが見れて良かったです。(僕はいったい何をしていたのだろう?)いつもメディアに出てくるゼンカイハウスは光りで溢れているのだけど、実はとても暗いのです。その暗さが佐藤さんの写真にはくっきり出てました。かたやs。h。の方はなぜか空を見てしまいます・・・

あぁ・・少しバレてるよ・・(笑い)・明るい暗いじゃないとは思いますが・・・分けがたい何かが存在しているのは確かだとおもうので、これから体験記をシコシコ書いて解明したいなーと思ってます。別人からも・・こんなメールが1週間ほど前に

いつも仕事で作っているアニメーションと共通したところもあり“設計者”や”建築家”さん達の視点、参考になりました。佐藤さんのほかのフォトコラは、一通り拝見させて頂いたんですよ。仕事が暇なときにずーーっとてました・・・

素晴らしいじゃありませんかー お茶の時間には絵重遊戯を見る!・・・なんですね〜・・・絵重遊戯を作っているとXYZに分解して解析しちゃいけない構造計算でもって・・作るような建築をね・・・作ってみた〜と想うよね・・夢の構造家に出会う・・わけないなー・・と他力本願になり・・やり過ごす・・


 11月3日 やや曇り・・気温が下がっているような・・

スッキリ目覚めて、昨日の鉄づくりイベントの写真データを整理していたら、絵重遊戯にしちゃった方がいいなーと思い。作ってしまってアップした。

イベントは20年来の知人の ひ〜チャン と県立図書館で司書をしている 阿部さんの三人で行ってきた。たたら踏む元気がないので、三人は鉄づくりを見るだけだったが、ワイワイ色んな話をした。阿部さんはmy長男の大学の10年先輩で近世史を勉強した方。〜チャンは昔から本好き・映画好きで面白い人だ。

三人で理想の図書館を研究し「モデルを作って提案しよう!」という話になった。数年かけて模型なども作って・・提案したい。

道々・・ゴダールの映画話から今年のキリンアワードで最優秀になったKKさんがつくった「ワラッテイイトモ、」上映会 を・・・したいといね〜・・との話にもなった。
 今日五十嵐太郎さんにメールしたら「上映OK」との返信があり年内に実現するつもり。

その前にひ〜チャンが持っているゴダールのDVD「映画史」を見て事前トレーニングをしなければ・・という話だったので方々連絡する・・



 11月2日 快晴

昨夕から白河あたりにある・・まほろんイベント「鉄づくり」を見学し 夕方戻る。AM2時過ぎまでウィワイやっていたので・眠い・・平安時代の大船迫A遺跡15号炉を復元し砂鉄から鉄を作るイベントをやったのでした。元気な時に詳細をかくことにする。

粘土でつくった箱形の炉に足踏みふいごで送風して砂鉄と炭交互にいれて十数時間炉を真っ赤に燃やし続けていたのでした。私は見学のみでしたが・・疲れました。足踏みふいごを踏み続けたみなさんお疲れさまでした。一部写真を掲示板にはりました。・・経過フォトコラでもつくろうかーと・・いった気分です。


 
 11月1日   快晴 

みほミュージアムの絵重遊戯(MM)を昨夜強引にアップ・・ゼンカイハウス・フォトコラ(絵重遊戯)はまだ公開していない・・真打ちは最後と決まっている。(笑い)

MMは面白がられたようでメールなどいただく。見てる人は多いのかもしれない。道案内がないので7〜80枚ほどだったが全てみることが出来るだろうか・・建物の動線に沿って並べてあるので心配する程ではないかも・・。

目標の4本フォトコラを先月は完成させたら、もう少し違ったタイプで作りたくなったので、太田浩史さんの事務所へ電話する。

そろそろ共同住宅が完成しているはず・・「足場とれました・・」「いやまだです・・11月15日オープンハウスです・・笑う・」たしか10月入居だとi言っていたが、勘違いかなー・工事が遅れたのかなー・・どちらでもイイが入居前に写真が撮れそうだとわかる・・「占いの都合で寝袋・仮設電源で・・」と笑う。この明るさが・・いいねー・・と思う。
 石川初さんと打ち合わせ中で電話を代わる・・「菜園掲示板で業務評価下がってないですか・・」「大丈夫です・・笑い・・」私がサラリーマンだった時代と異なっているようだ・・「それなら直接掲示板へ行っちゃってください・・」「了解・・調布当たりでは菜園現象が面白いことになってます・・」となにやら楽しそう。

年明けに6ヒルズでピクニックの展覧があるそうだ・・とかでピクニックライトも広まりはじまるかナー・・

太田浩史さんの新しい建築では絵重遊戯を別の手法で作ってみたいので、ネタ撮りが相当大変になりそうだが・・入居前なのでマスマスやる気になってしまった。ついでの話、太田さんの10万人都市調査に便乗して菜園調査にも参加するかもしれない・・。


高校生からのメッセージ続き

☆・・・3年女性
先生がとても生き生きとお話下さっているのを聞いて、やっぱり自分の好きなことを一生懸命やることは毎日を充実させるんだと思いました。私もこれから自分の選んだ道をいきいきと歩んで行こうと思ってます


そうです。楽しいということはガソリンになりますね・・自分で選んだ道を歩めるのは幸せなことですから。当日は予定時間ないで終了するかどうかと 気になっていたのですが生き生き感が伝わっていたとは思ってもいませんでしたよ。次回はモット笑える芸を身につけてお訪ねしたいと思っております。毎日充実してるか?・・どうかなんて考えて行動してませんよ(笑い)

☆・・・2年女性
面白くて飽きないで最後まで聞けました。これからの人生とかいろいろ考えさせられました。そしていまの高校時代はいろいろ考える時間があるので、毎日たらたら過ごしてはいけないと思いました。

人間は本来たらたらして過ごしていいものだと思いますが、あなたや私が生きている日本の現状はタラタラを許してくれませんので、現状にあった生き方を選んで、楽しい生を獲得するしか法がないのではないでしょうか。

 昨夜のニュースを聞いておりましたら、高校の近くのデパートが再生機構のテコ入れでなんとか頑張るぞーといって、お爺風 社長さん代理の方が ガキにの欲望を発明してガキ服を売りつけるのだーと張り切っておりました・・(笑える)。平等と競争はセツトだ。ガキの競争を支援する一つの方法で、ガキが気に入るかわいい服を買ってやる。藁をも掴むか・・行き詰まる・・息詰まった親の心を見透かし商品を売るわけですね・・・。

日々新たに発明され続ける欲望の波を自覚し、その中で尚タラタラ生きて行くことが出来る精神力と生活手法はとても貴重なものだと私はおもっていますよ。