2003年2月の佐藤敏宏の日記       HOME

 
 01  02  03  04  05  06  07  08  09  10
 11  12  13  14  15  16  17  18  19  20 
 21  22  23  24  25  26  27  28   
                                  

2月27日 晴れているが小雪がちらつき寒い

福島の県北に配布されている朝日ファインの編集長Hさんの取材を受ける。Hさんは関東地方を足場にしていた元朝日新聞のベテラン記者で、要点を聞き出すのが上手い・・ツボを押さえた文章はファンが多い。千万家のフォトコラージュなどの話やコレから作りたい建築の話し等でもりあがる。

多次元フォトコラージュは東大の博士課程の学生である田中浩也さんが発明したPCのソフトである。主に建築を人間はどのように認知していくのかを知るために作ったと聞いた。2枚の写真の共通部分が移動変形し、重ね合わされるかのような動画になる。

 ビデオ映像のような連続した画像と異なり要点のみの画像が変形する写真の連なりは、人間の記憶や認識に似ているかもしれないので観ても面白い。

ネタに多量の写真が必要なので、編集作業に根気がいるかもしれない。

なんと言っても多次元フォトコラージュの面白いのは、作品が完結しないことにあるように思う。現時点では180カツトの写真をつなぐことができる。その写真は一人で撮った写真でも、180人で取り集めた写真でも作ることができる。また時に応じて入れ替えたり追加削除など自在にでき、その都度出来上がるフォトラージュの質と意味が変化していく点であろう。この点を面白いと思うか苛立ちを覚えるかはモノの考え方の違いだとおもうが受け手の考え方の違いが分かって面白い。

参加型のソフトが若者によって発明される背景を思うと、現在の空気感がわかるような気がして一層面白いと私は思う・

 それから住んでいる地域の感想を聞かれて戸惑った。建築家は遊民だと思っているので住んでいる地域のこと等に関心は薄いような気がする。ケツの座りが悪い・・座ってないというとかなー・・。
 地域のことを強いて言えば良きに付け悪しきにつけ、中央集権化が行き届いた現実が目の前に広がっている点だ。地域を語る語り口もそんな言い回しが気になるということだが、もはや私が感じるそのうざったさは無意識に近い程に刷り込まれて行き届いているように思う・・分かりやすくいえばどの地域も同じように語ることが出来てしまうということだ。



2月26日 晴れ暖かくなってきて霞みがっかったようなボンヤリとした空気がただよっている。
 明日,朝日ファインの取材を受けることになり資料などを整理する。千万家の工事レポート記事を掲載していただいて以来だから3年ぶりになるのかな・・。どーんと掲載するなんてことだけど・・少し心配なこともある。

3月8日にひらく建築あそびは予定していた講師は仕事の都合でキャンセルとなった。で・・これは良い機会だから講師まで公募しちゃおうと・・いささか乱暴なことを考えて、知り合いの掲示板などに内容を書き込んでみた。まだ「俺に話させろ・・」というメールはない。

 建築の学問を修める場合は学会で論文を発表して、公認されることになるんだろうし、建築の実作の場合は雑誌や学会に投稿して賞をめざし、ある種の権威ツケをしていただく。そして何となく役所や学会などで建築家として公認されて、それなりに名を売れば仕事にもありつけたり、教職を受けたりすることもあるんだろう。で当然のことだが大方はそちら方面に一生懸命でいいんだ・・・・沢山権威付けされた建築家などは存在しているんだが・・・身の回りを見渡すと・・世の建築の質はどうなんだろうなーと大きなお節介的心配をしてみたるする

やはり野の建築もなんとかしないといけなわけで、これはいくら頑張っても教職を受けたり、仕事にありつくことなんてのはあり得ないだろうなー・・。だがなんにもならない建築あそびのような集まりが方々で開かれ、記録がネットワーク上でつながって蓄積されることは、明解に語ることはできないけど、建築を知り共有するためにはとても大切なことのように感じる。感じているだけで・・いまの所は金にならないし飯にありつけるわけではない・・ そんなわけでだれも建築あそびの講師などに貴重な時間を割いて志願する人はこの世には存在しない・・・と分かっていても・・ナイスなタイミングなので公募してみてる・・・



2月24日  曇りのち小雪のち吹雪・・屋根にうっすらと雪が積もる。

撮り貯めた写真を整理していた。PCに取り込む時にそうとう数のゴミが着いていて、一枚一枚ゴミを取り去る作業をする。渋い作業だ。どの程度拡大して処理するのかも以外に難しい・・アラっぽく処理する方法もあるし一pix一pix色を変える方法もあるからキリがない作業だ。

写真を撮ってPC上で加工を始めると可能性が多種多様に広がっている。加工に取りかかる前に約束事を決めて始まらないと、撮った写真と全く異なる一枚の写真データが出来てしまう。それはいいことでもあり、写真を撮るという行為をそうとうあやふやにしたり、明確にしたりしてくれる。

今日の新聞記事によりと天才アラーキは毎日、朝風呂に入りオナニーをしては 身につけた超高層を磨くようだ。それからビールを引っかけてバシバシと写真を撮り始めるらしい。62才だそうだ。とぼけたじいさんだ・・。

 近頃の超高層はバロックしててなにやら怪しい雰囲気の建物がおおい。アラーキが昔働いていた、電通は近々 汐留めの超高層ビルに引っ越す。多分ヌーベルが設計したんだと思うが、ボンヤリとした天気の日、たとえば今日のような天気の下で見上げると空に溶けてしまう。手抜きだろうが周囲のものや近頃できかけのモノと比べてもそうとういい感じだ。 アラーキの男根もシュラリと変容しているのが面白い。



2月22日 曇りのち晴れかなーだいぶ暖かくなって真夜中でもストーブ無しだ

喰う米が無くなって、玄米を精米に行く。30kg入りの紙袋の米は扱いにくい。つかみ所がないわ、比重ばそうとう大きいのか・図体のわりにはかなり重たいのだ。新米だからまだ水分が多くて重いのか。とにかく30KGなのだ。30kgの女なら軽いのになー・・300円を精米器に入れると、自動的に精米が出来上がる。その間やく10分ほど。これで3ヶ月はもつだろう。ついでに食材等の買い物をする。

夕飯を食べ今日から始まるロードオブリングを見にでかける。いつもは人が数人しか入ってない映画館が100人ぐらいはいたので驚き。年齢性別に関係なくまんべんない観客構成。

長い3時間映画で途中合戦シーンで寝ちゃう・・なー。構成も下手だし、ちっとも恐ろしくない映画。ギーガが描いたエーリアンや模型などが原型になっているのだろう。多数になったエーリアン兵は滑稽ですらある。何故悪があのように見にくい姿でなければ成らないのだろう。小人・禿げ・ギョロメ・ちび・裸んぼう・はいつも姑息な事を考えていて、油断ならないなんてのは、・・あの判断に退屈だ、そのような観客を期待しているのだろう、もしかするとああいった偏見は極・極常識的な世界であり、そのような価値基準が現在の地球を覆っているのだろうか。

 本当にコワイものは綺麗に見えていたモノが、チョイト見方を変えるとコワイっていうことだろう。だから映画を作った関係者達が本当はコワイやつらなんだと思った。それにしても合戦シーンもツマラナイなー・・繰り返すが悪の描き方が陳腐で退屈な映画であった。それにしても客入りがいいのは前宣伝のたまものだろうか。



2月20日 曇りのち小雨、予報では雪とのことだったが暖かくてホッ

3月08日 夕方4時ぐらいに集まっていただき建築あそびをする.。講師は東工大の塚本由晴助教授を予定していた。数日前の連絡で大きな仕事を抱えていて、相当に忙しいとのことで今回は断念した。残念ではあるがつくることが優先なので将来・来福頂くことにする。
 一般的には建築家は建築をつくってなんぼのモノとして存在を認められるんだから、実空間に建築を作ることを優先するのは建築家としては当然なのである。・・理論・思考の建築もあるが、こちらは一般的ではないよなー・・ので素直に3月08日の建築あそびは講師無し奥会津酒蔵直送新酒生酒とともに過ごす会にすることにした。

そこで花田達朗さんの解説によるようなTAF的公共圏をもう一歩すすめて、今回の建築あそびの講師も掲示板にて公募(なーんて大げさなひびきだ・・)することにした。訪ねてるサイバーフレンドなどの掲示板に書き込んでみた。果たしてweb空間から建築あそびの講師は現れることになるのでしょうか・・

これからの建築あそびは、まだ講師に連絡さえしてないんだけれど、腹案としては・・寺田さんに「都市や建築などをいかに伝えるか」5〜6月に・・・ 南泰裕さんによる「住居はいかに可能か」の解説を数回・・奈尾信英さんによる「仮題・建築はいかに図像化されてきたか」を夏休みに・・ゼロスタの松川さんに「仮題・デジタルによる建築表現の可能性について」・・藤村龍至さんにより「仮題・オランダの一年」を・・・槻橋修さんに「仮題・世界の集落調のその後」・・などと考えている・・のでその時には大勢の人(12〜15人が限度だけどね)に参加していただけると嬉しいナー



2月19日 晴れてて暖かい

近頃仕事場の水道水が綺麗だ。16年ほど前に仕事場を借りたのだけれど、その当時は水道管が錆びているのか、受水槽が汚いのか高架水槽が汚いのか・・・みんな汚いんだろうなー・・そんなわけで、水が相当濁っていたので一度も呑んだことがなかった。

ちかごろ仕事場の水道水が綺麗になったよ。水漏れが激しいよー・・水道局より警告を受け点検の結果。方々水漏れを発見。土中配管を廃棄して露出配管にしたんだ。蛇口から出る水はあたりまえだけど透明感がぐーっとました。

最近呑む水を買ってがぶがぶ飲んでいた。お茶などは開封すると腐るし、カフェインがどうにも苦手なんだ。コーヒーは飲まないしね・・水は腐らないよ・・いくらのんでも問題はない・・んだろうなー・・今日はなんとなく酒でも呑みたい気分だな



2月18日 晴れ 夜になっても路面は凍ることはなさそうだ

月初めに上京して撮り貯めた画像ファイルがたくさんあるんだけど、ソイツをPC間でやり取り・・昨日までは1MBちょい入る3.5インチで作業をしてた。その作業手間はタントかかるのであった。36枚撮りのポジ情報を保存するのに4〜5回ほど写し書き込を繰り返さなければならなかったよ・・。これは退屈な作業なの・・で何とかしようとおもって・・・myPCの調整をして頂いてるMさんに相談。いい感じで書き込み機械の中古があったよ。その機械を早速買い・・ソイツをセットしていただく。CDーRにこれで書き込みが出来るようになったと。

 借りてきたPCになれてしまったので、手持ちのPCのスピードの遅さがチョイト気になりだした。人間は早いPC周辺機器がお好きである。本体も・・金がまったく無いのにノート型のPCを買いた〜い虫が動き出しそうな、暖かい一日だった。



2月17日 晴れ 小春日和はちかしかなー・・暖かい

つやつやとした日射しが春を居間に招き入れている。我が家の煙突では早くも雉鳩が巣作りを始めた。ホーホーと愛想の悪い鳴き声も何となく春めいて聞こえるような気がする。雉鳩が住み着く前は雀の子育てに円筒を貸していたのだが、こちらの方が数が多し、天気や餌の量それに外敵の知らせる等・・雀の鳴き声は多様で豊なのだったなー。

 だから「雉鳩の巣は解体しソイツを捕まえて焼いてくっちまえ」という知り合いで今でも伝書鳩を多数飼っている会社の社長の言うことを聞いた方がいいのかもしれない・・。my妻に相談すると・「・愛想わるいけど・・可愛そうだし・・」という・・今年も雉鳩は子育ての場を確保したようだ。

今日のメールより

京都に住んでいる21歳の学生です。まさよといいます。情報は全くもっていませんが、数年前に勅使河原さんの魅力に魅せられました。高校時代演劇部だった私は、顧問の先生がビデオで観せてくれた勅使河原さんのダンスに感動しました。この人は本当に人間なのだろうか・・・

時々だが勅使河原三郎さんのことでメールを頂くことがある。

現在 勅使河原さん達はフランスです今年は7月3日〜8日まで渋谷のシアターコクーンルミナス再演予定だそうです。前売りは3月21日から・・入場料不明ですが・・3〜5千円でしょうかね・・

皆さんも機会をつくり勅使河原三郎さんとKARASの公演をみてください




2月15日 晴れ綺麗な月夜となる

素朴幻想絵画のアンリ・ルソーのカーニバルの夜という絵のがある。そんなような月夜に誘われて、映画を観に行く。戦場のピアニスト・ポーランド・フランス)・監督:ロマン・ポランスキー脚本:ロナルド・ハーウッド。

 ポーランドの名ピアニストW・シュピルマンが自らの戦争体験を描いた回想録を、同じくゲットーでの生活を経験したポランスキー監督が映画にしたらしい。
 シンドラーのリスト以来のユダヤ人迫害映画をみたのだが、この映画のような悲劇のなかで人はゴミを漁りながらもたくましく、生きてきたお話は。そんなような話は無数にあるのだと思う。
 生き残ったからこそ体験をもとに映画化が出来たわけだ。だからいかなることがあっても生きていかなければならない。生きてゆくことは殺されることより困難なことも判っているが・・だた生きることが大切なんだということのみ理解できた

で、ナチの将校にもいいやつはいたとは描いていたのはいいとして、50年以上戦争後も時が経たのだからユダヤ人の悲劇としてのみ、戦争全体の悪を描くことから脱出して・・その戦争が起きた背景から結果までを冷静かつ詳細な記録映画として人類は作るべき時機にきている(たしかやまがたの映画祭で上映されてはいたかも)のではないのだろうか・・そんな感想をもった。

戦場のピアニストや戦場の建築家・絵描き・パン屋・警察・医師・・無数にあっただろうはなし。またもや近々戦争がおこるのだろうな・・映画館で見る戦争の悲劇に感情移入できないのはそのことのせいだろうなー・・



2月13日 晴れ後曇りで雪になるのか
 ミニコミ紙・朝日ファインの編集長のHさんに誘われて、福島の花園町のマルグリッドブールジョワ・センター(福島修道院)を見学した。Hさんは年の初めから福島市周辺の建築を訪ねて建築逍遙というコラムを開始した。今回はこの修道院。

福島修道院は70年ほど前竣工した木造二階建て・・小屋裏や、2階にある礼拝場の一部が2層になっていて、聖歌隊用の部屋があるので実質は木造3階建て。平面は漢字の山型をしていて正面は中央に礼拝堂口・南側に幼稚園口・北側に診療所口のシンメトリー東京駅を小さく小さくした感じとおもっていただければわかるかなー。教員・男・女のそれぞれに3つの玄関があった、昔の木造小学校を思い出せばいいか・・。窓は鎧窓が付いてるからすこし異なる。
 建設時は地域の貧しい人達のために診療所を開設していたが、現在診療は廃止され命の電話相談所になっている。
 
 礼拝堂は2階にありステンドグラスを通して射す光は琥珀色となり床・腰のブナ板と共鳴(色)し特徴的な内部を演出していた。70年前に礼拝堂内部を体験した地域の人人はさぞ感激しただろう。各種の像もできがいい、カナダ人を思わせる風貌のマリア像など・・。
 礼拝堂の真下が 厨房・食品庫・洗濯場になっていて・・この感じはいい。建築全体はよく手入れされていて、人と建築が一体になり生きている。ナガーイ間生きてきた建築といえる。

福島修道院を開設したマルグリッドブールジョワさんはフランス生まれの方で、カトリックを布教しカナダを経由し福島に着いたとこのこと。現在は亡くなっている。お話は現在の院長なのかな・・木村絹さんにお伺う。 修道院建設当時の話に戦中の扱われかたや、幼稚園・診療所の話などいろいろと面白いお話を聞いた。

 70年の間福島の庶民の日常とは少し異なる時間が流れている。教えの力や信じることで生まれる人・人の思いが、教会や寺院建築に非日常的な時間を付与し異空間を生みだしている。建築が世代を越えて永い時間を生きるためにはある種の制度を発明しないと難しいのだなーと思う。現在の場ではつくり出したその制度が非日常感を生みだしてしまい庶民の日常からかけ離れてしまう・・そんなことを考えた。


2月12日 晴れ 寒さが戻って今夜は水気のあるモノ皆コチコチに凍っているよ。

先月2日ほど使った携帯電話の日割りでの請求がきたけど700円あまり、これは高いのか安いのはわからない、15倍すると1万円ちょいになるなー。貧乏で大した支出ができないんだけど、そのなかでもweb回線にプロバイダーに電話に携帯にと通信費の総計の支出に占める割合が食費並に近づくのは良いことなのか・・悪いことなのか。
家計におけるweb係数の割合が高いことは果たして貧しいのかどうか、食費はこれ以上安くは出来ないぐらいと・・食材費500円/人日・・を切っている。でもモットささやかにやっている学生が居るそうだ・・毎日ジャガイモやすいとんばかり喰って、食費を月5000円で済ませて、勉強ガンベル・・強者もいるらしい。まだまだ・・。

燃えないゴミを出す日と勘違いして20年前にかったワープロを捨てた。一週間早かった、日にちを間違いた。ワープロ・・なんでこんなにデカイのか・・をゴミ捨て場から持ち帰る。世に出たばかりのばかりのワープロを150万も出して買った当時のことを思い出す重たさ。数ヶ月すると十万円だいになり・・すっかり電子製品にアレルギーが生じPCは買い遅れに遅れて数年前にかったが・・これももう相当に古いようだ。でも充分つかてるなー。CDーRを焼く機能が欲しくなったりと・・こちらもキリがないけど・・適度に付き合おうっと。

フイルムスキャンに付いてきた、写真加工用ソフトは手持ちのスキャナーに使える便利モン。手持ちのソフトはとてもPCとの相性の悪くて、HP写真加工に手間取ったものだ。ホッ今日からは写真取り込みと加工にかかる時間は半分になるよ・・ヤッパPCの周辺便利ソフトや機器に凝るのもイイかも。すぐに当たり前に成っちゃうけど、PC労力が半分になると・・世界が変るような気分になるものなんだなー・・ノンビリ時間かかるのもわるくわないもんだ・・どっちでもいいや・・それなりに使えれば・・。



2月11日 曇りのち小雨

今日も真冬にしては暖かく、庭の雪が一晩中溶けだしてアスファルトのキャンパスに黒い筋を描いている。とはいえ何度か寒くなるのだろうが暖かいのは歓迎だ。
 新しいスキャナーを手に入れて、使い初め・・。色彩調整や画像の大きさなど調整してみるが使いこなせるようになるには数日の時間必要・・そんなかんじ。PCの周辺機器は各メーカー特徴を理解して機種に慣れるのが大変なの。・・PC環境ならではのこと。マニアル本なしでは使い物にならないことが多い・・これが煩雑だけど辛抱のしどころかもしれない。後はとても便利になることがおおし。
 数日前から写真投稿可能な掲示板が使えなくなっている。その板は寄生(共生?)してる板なので、サバーへの調整依頼もまま成らず・・当分のあいだは、文字だけ掲示板で済ませることにしよう。
 暁参りのお土産の柚飴をいただく。柚の香りが心地良いが歯によく粘り着く飴だ。


2月10日 晴れ暖かい

今日は信夫山へ大きなわらじを奉納する福島の冬の「暁まいり」という祭りの日だ。暖かくていい感じだ。信夫山のてっぺんまで男達(現在は自衛隊員かもしれない・・よくわからない)大わらじを担ぎ上げる。で・・真夜中には恋人同士がわらじを見物にへ行き互いの確認試合・・で恋を深めたとか。確かに・・凍りついた急な坂道を登り下りすれば、互いの優しさを計ることができるというもんだろう。
山登りをしてると人間の本性がむき出しになるのと似ているかな・・苦境に立たたされてこそ、その人間の心底が露出するといういものだ。

2月9日 晴れ 

何年ぶりかの仕事場の掃除をしていただく・・なんてきたねーんだろう。その仕事場の掃除をしていただき綺麗になった・・資料も整理され・・とは言っても自分なりの感想だから、汚いことに変わりはないが・・スッキリした。
 借りてきたPCも使いやすい。2台もってると便利だ・・体験する。myPCはCDを読むことはできるが焼き付けることが出来ないのでPCを借りた。デターの受け渡しは3.5インチFDを使いこまめにやり取りする。渋いなー。



 2月8日 晴れ 暖かくなりつつあり庭に積もった雪が夜になっても溶けだしている。

上京したおり少し撮った写真などを整理する。その写真を整理するために借りてきた・・ノートパソコンを使ってみたかったので借りてきたんだが・・・マウスがわりのボッチの操作はおもたより使い易い。画像を沢山開いて作業をする場合は画面が数分割して見えるとか、PC数台あると便利だなー。

昨年末に忘年会を兼ねて開いた八重樫直人さんの講演記録をアップする。この数年間精力的につくり続けている元気な仙台在住の建築家の記録。八重樫さんの建築は処女作から見続けることが幸運にもできた。その五戸の家は前回の記録にある。

京都に住んで建築を教えたり・つくったり している内田康博さんから建築が出来たとメールがある。内田さんは渡辺豊和さんの工房で秋田体育館からの渡辺豊和巨大建築群を設計などをまとめた若者。あの巨大な秋田体育館を京大を出て直ぐに担当したすぐれもの。10数年らいのお付き合いです。で数年前独立しました。
 
こんにちは。ご無沙汰しております。さて、昨年いっぱいかかって設計監理しておりました建物が出来ましたので、ご報告します。写真家に写真を撮ってもらってから、と思っていたのですが、完成間際に自分で撮ったスナップ写真のほうが、今の段階では雰囲気がわかるような気がしますので、そちらの画像をお送りします。内容は、デイサービスセンターです。2階は「多目的スペース」という曖昧な場所で、近所の方に役に立てたい、という意向を反映しています。今年の1月4日にオープニングをして、営業を開始しています。施主の方には、とても喜んでいただいていて、ほっとしています

とのメールでした。内田さんメールありがとう・・また建築の完成おめでとうございます。


2月7日 晴れ・・立春過ぎて日射しは若さを増している。

東京をウロウロして来たツケが回り肩が凝ってしまったのでノンビして居たい気分だがそうもいかず、アレコレ整理していたら日が暮れた。夕方チョイト呑みがあり帰り道に映画に立ち寄る。

 アメリカ映画を観る。家庭内暴力をふるう夫・・その暴力をいかに妻・女性が対処するかという内容の映画。アメリカの現社会にD・Vがどのぐらいあるのか知らないが、毎度ハッピーエンドで終わるアメリカ映画は実は理想の姿であって、今日の映画のように現実は家庭内暴力が蔓延しているのかもしれないなー・・。で映画では女性が護身術を身につけて、正当防衛にて夫を殴り殺して幸せになったよーって映画でした。
 男の変な愛情に拘束されてしまうと女性はえらーいめにアワされるわー・・というのは現実だろう。なぜ女性の腕力が男より劣っているかという問題は発生学なんかを辿らないと判らないんだろうが、力の有るモノが力任せに弱いモノを痛めつけていると、窮鼠 猫を噛むじゃない・・猫をかみ殺すってこともあるかもしれない。ま逆パターン・・女性の暴力にあっている男もいるんだろうなー・・

 現実のイラクや北朝鮮に対する包囲網というモノの警告として作った映画じゃないだろう・・・が、なんとなく、コワイね。核攻撃・戦争の開始時間この一ヶ月ドンドン近づいてる感じがする。冷戦構造が終焉して、核の脅威から開放されるとおもったら、一瞬ほんわかムードがただよったと思ったら、事態は逆に大きく振れてしまって・・北朝鮮との現実のような緊張関係が生まれている。

1発の原爆の威力がどんくらいか・・てことは20年前に見た、参加した10フィート映画を観た人ならしっているだろう

10フィート映画とは戦後(原爆投下後)30年を経て公開された米軍の調査記録フィルム日本人・人みんなでがアメリカの公文書館から記録フィルムを10フィートづつ買い取って市民がみんなでつくた映画ともいえる映画だ。記録映画を観ることで一人3000円を支払い、10フィートづつ買い作り続ける・・・そんな主旨で全国的に展開された市民運動でした。

 私は20年前に福島のある教会だったかとある喫茶店だったかで参加しました。その映画は米軍が原爆投下後の広島や長崎の状況を克明に調査記録した映像で、被爆した人間ものあらゆる被爆地の現実が写し記録撮られていました。実に冷静に記録されているんですよ。作り物とは違うたしかな被害者達も写っていました。その記録映像に30年後に被爆し生きている記録の中の人の30年後の生な話声をかぶせる。30年前の我が被爆したその時を思い語る。なんとも残酷だけども、とても貴重な記録映像で、平和の尊さをこれ以上語り描くことなんてなんだれもできやしない・・とても生々しい迫力満点地獄映像なんですよ・・・

現在も世界中で運動が展開されている
ので・・なるべくみたほうがいいんじゃないかい・・

10フィート記録映画に描かれた阿鼻叫喚の地獄世界が近々この地球で、北朝鮮が核を放てば日本でもあの地獄が再度現実になりそうな気配です。

人間は何故に殺しあうのか・・殺しあうことは決して無くならないだろうと思うけど、大量無差別殺戮兵器だけは廃棄して欲しいと思う・・

家庭内暴力も地球内暴力もなんとも気分が悪いが・・いかにそれらを少なくしていくのか・・マスマス知恵のいる場面が多数やってくるようである。季節は春間近であるが・・なんともお寒い現実が押し寄せてもいる・・


 2月5日  晴れてるがとても寒い寒い

1月30日から東京へ出掛けていて 昨日戻る。東京に吹く風は冷たいけど、雪がタントソコラジューウにある福島に比べると視覚的に断然暖かい。どちらの街をも行き交う人々の衣服は黒っぽい。少しでも太陽の熱を求めているよ〜・・のようで、看板の色彩に比べるとどことなく静かなのであった。

東京も広いから(?)見るだけでも日数がかかるね。歌でシナの夜ってのがあるが、見るだけ300円・・触るの500円・・入れて廻せば1500円て例の替え歌だけど。現在の東京は喰うだけ定食で1000円ほどはするんだね。だからから見ることも・・廻してる場合でもない・・。セッセと電車を乗り回してだた歩くのみで・・の1日5000円もかかった。歩くから腹減る・・で喰う・・喰う・・喰う・・喰うしてる。時々呑むのでお金かかるわけなんだ。

福島にいるとサマヨワナイ。天然の生き物などはいるが、人に関してはほぼ何にもないから彷徨く必要はない。ここがいいところ。それに食材が安い・・で切りつめる、詰める生活で500円/日でも行けそうという感じ。こんな輩ばかりでは生産性が全く無いことになる。で・あらゆることが静かな福島はそれなりにいい・・気分もする。またある面でまったく死んでいるとも言える。どちらも行き来して彷徨える私は楽しい

 それぞれの街には独特の雰囲気とその場にあった人々が行き来していて、それぞれの場が微妙に異なっている・・そこがとても面白いものです。その微妙な差異は日々変化しているようで、もちろん天候も人々もトドマルことはないので、目の前の風景は2003年のその日のその現在しか決してあり得ないシーンなんだね。・・そんな感慨を持つて眺めていると、異星人が舞い降りた感じにも、またそうして漂っていると・・幸せな気分でもあります。

31日から3日まで田中浩也さん達と東京的方面を方方・・彷徨って、あれこれ話あいまもしました。で日記も掲示板もタッチ出来ず・・・モバイルPCを欲しいなーと思ったものですが・・ところが今回は手に入れてしまった携帯電話。私はmy子達が持っているau社。家族割り年割りを使うと半額ほどになるからそうしました。2700円で申し込むと写メールが出来る電話がもらえるやつです。月100時間話して4000円ほど。携帯電話も便利ですが携帯メールがモット便利で安い・・もっぱらそちらも使ってます。使い方が分からなかったけど上京ついでにmy次男に教えてもらってチョイト・・ジョウジュになりました。やつはデジカメについても相当に詳しいので・・デシカメの支援センターでお仕事してるから・・それはそれは便利。高性能のデジカメにすると手持ちの一眼レフのレンズを共に使えるのでとてもいいようだなー・・。ボディーも20万する・・ノート型PCと高性能デジカメあれば、・・・何とかに金棒だな・・金無し仕事無しの私は現在スポンサー現れるを待つ・・立春過ぎの午後・・。

そろそろ3月の建築あそびの準備をしなければならない・・なー。