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     建築家渡辺豊和さん  その9



・・1階廊下スライド・・


佐藤:これすごいですよね
渡辺:半分に割ってるの・・天井を示す
斉藤:これはイランでもやってないですね
佐藤:半分のラインをやりたかった、なるほど、誰も気が付かないね。これは何なの
渡辺:ま、言うなよ。(笑う)人をいじめよして






・・アリーナ天井見上げ
    

 

       会場わぁー
佐藤:綺麗でしょう、よくできましたね。鉄骨。ファーと見上げましょう
渡辺:最大が80メートル。トァーット








・・天井と柱の取り合い部スライド・・

 



渡辺:若い時からやってること、ちゃんとやってるの
佐藤:同じことやってるね、すごいね。また言っちゃった。





・窓スライド・・
 

佐藤:何で切るの、切る方がむづかしいですよね。・親亀の胴体の頭と尻尾の部分を切る・
渡辺:前からやってるじゃない、1・1/2で、「バシーッ」と切るじゃない
佐藤:めんどくささ関係なくズボンと切る。使われ方を見てるとブラインドを降ろして天井からの光がクリーアに見えるし、何でこんな所から光りを入れたんですかね。
渡辺:要るの、光もいるし、ブラインドあれば良いし、スパンと切りたかったの
佐藤:壁で切らないところが、わからない、ここが唯一解らないなー。
w:1・1/2でも切った所あるんじゃない。
佐藤:窓になってるな
渡辺:窓になってる、ガラスじゃない、同じ考え方。
佐藤:なるほど、この裏に俺しかやってない谷があるの
渡辺:そうそう

・・サブアリーナの2階スライド・・

 

・・つなぎ部スライド・・

 
佐藤:今日は対馬は持って来てないですか
渡辺:持って来てない。おれの建築というのはいつもこういう事なの、普通で言ったら誰も大したこと無いとこで頑張るのよ
佐藤:こんなことやんないですよね
渡辺:やんないよ。馬鹿らしもん
佐藤:馬鹿らしとこで頑張る
渡辺:と言うよりね、建築というのはね馬鹿らしい所って普通ないもんなのよ。絵でも彫刻でもそうでしょう。実は馬鹿らしい所は無いはず、これだけ頑張れる建築家いないからね、全部頑張るの。そいういうのを日本の建築家やったことないの、僕が始めてだと思う、どんな所でも手を抜けないの・

・・テープ入れかい中断休憩

佐藤:僕、トイレ。お待ち下さい。観客も疲れますから休みましょう。
小林:柿、皆さんで
渡辺:ビール
小林:ビールね、はいはい。
渡辺:いいねこういうの。こういうの楽しいね。一杯持つてきての良かった
小林:良かったですね。柿食べますか
口田:先生さっきにヨーロッパにお城みたいですね

斉藤:谷間なんか特にそうですよね
渡辺:オレの建築面白いでしょう
小林:直にいってあの中に居ると、ホントにファー
口田:うらやましい
渡辺:現代建築で僕しかいないもん世界でよ
小林:歩いてると何時のまにか外に出てるの又中にはいるの
渡辺:64だけどね、いままでの過去だからね
小林k:これからですものね
渡辺;れからやってみせるぞ
    会場微笑む
渡辺:ほんと、過去は忘れちゃった、作家にとっては忘れる方がいいのよ。でも佐藤いいとこに居てくれるは。あいつは良いヤツや。「渡辺さんもマンネリになったと思うから」わざわざ呼んで過去のことを、・・(笑う)  可愛いはあいつ

・・主アリーナ3階回廊スライド・・
 

佐藤:回廊、走路なか

渡辺:300メートル
佐藤:真っ直ぐなとこ無いからね、選手がくたびれる
    会場笑う
佐藤:時々逆回りして体ねじらないと疲れる、と冗談言ってる人いたけどね・・この穴詰まってるとこと抜けてるとこある。
渡辺:こっちアリーナだからね。牢獄なの、もう一方は
佐藤:牢獄の格子からアリーナを見る。なんかいつもこういうことやってる、逆に現実の世界も牢獄になってるね、こっちは秋田の町が見えるけど牢獄の内なのね

・・事務所天井スライド・・

 

佐藤:これがね事務室の天井なの、一寸目にはどうなってんだてな感じなの。説明するね
3つの円があり、球状の籠が3つ重なってるのね。
斉藤:どうやってコンクリート流したんですかね
佐藤:判りませんね
渡辺:これはね、全部構造上必要なのね
郷う:下だけで済むのにこれまで作る。本当は下はどうでも良くて上を作りたいだけなの
     会場笑う
渡辺:おまえなんか悪意があるな
     会場大笑い
佐藤:どうなってるの、現場でも解らない
渡辺:俺しか解らないもん・・でも佐藤面白いだろうそれ
佐藤:説明にこまる・・理解出来ないけど・・
斉藤:現場に行くと怖かったですね
佐藤:ここで働いてる人妙に生き生きしてるの、自信たっぷり。ここから上は忘れてんの(笑う)
渡辺:当初事務室じゃなくて食堂だったの。予算足んなくて建物削ったんじゃなくて、全部やった。サッシの位置を変えただけ。こんなこと出来る建築家は俺しかいない全部自分のやってること全部やっちゃった。・・これで、ものすごく人気有るんだって

佐藤:人気あるよね、こないだ行ったとき、すごかった人出があった。あそこに入り、みんなシャキントしてた、空手などしてた。いい使われ方。そこら中、傑作だらけなのこの体育館は。こういう重ね合わせ、ていうか組み合わせはここで始めてなんじゃないかな。それぞれ離れてたのはあったよ。

渡辺:やりたいことやったれと
佐藤:やりたい放題やってしまった
渡辺:こんなの世界でだれもやってる人いないもん
佐藤:これからもやらないと思うけどね
      会場笑う
渡辺:でもみなさんねこれから誰もやらないことやって見せますよ
佐藤:理解されないから困るんじゃない
渡辺:もっとすごいこやって見せますよ。
佐藤:だれも解らないから。すごい事やったと言われても、困るよね。解るようにしてもらいたいというのが俺基本的な考え。(笑い)後人としては。取りあえずはチョトだけ解る・・
渡辺:こんなモノお茶の子さいさいだよ
   会場笑い
佐藤:これ3っやったのは何なのか、忘れたな・・
渡辺:忘れたけど
   会場 笑
・・うねる梁スライド・・
 
渡辺:佐藤もう一つやってる
佐藤:これ何処だ、これは見たことないな、始めて
渡辺:地下にあるの、はい次
会場笑う
渡辺:あれ一つしかないの、じゃ戻して
佐藤:どこですかねー
渡辺:ピロティのところ
佐藤:1階のピロティー
渡辺:そうです
佐藤:初公開。後で色つけたんですか、この上の梁もすごいじゃない
渡辺:全部解ってやるのよう解るだろう
佐藤:小学校の門
渡辺:もっとすごいことやってるだろう

佐藤:なんでこれだけじゃべらないと・・記号で埋めないと気が済まないのか・・
渡辺:良いんだよ、自分でも良いと思う。今の日本の建築家達はこんなこと出来ないだろう
佐藤:やろうとおもわないかもしれない。(笑う)考えもしないでしょね
渡辺:俺もそう思う。これは聖なる所なのよ。

佐藤:聖なる所・・自分のために公共建築・
渡辺:たった一つの自分の部屋なんよ
    会場 あぁー
渡辺:常にそうだから常に自分の部屋を一つだけ作るから
佐藤:説明しないでしょう
渡辺:そ、でもいいでしょう。
小林: 神殿・・そういう感じ
渡辺:良いでしょう
佐藤:この柱切れてる、お茶目ねですね。ちょぼっと
小林:なんとなくここは神聖な感じがするね
佐藤:解ってきたのね。この上やるもんなのね
斉藤:画家は屋根ないもん
     会場 笑う
佐藤:クレーに勝たとか、抽象的で色が入り、色っぽいじゃないですか。ここに白いれたりしてね。
渡辺:佐藤良くわかってくれた。

佐藤:自分が気が付いてないんじゃないかな
渡辺:そんな解つてるさ、これは俺が撮った写真だもん
佐藤:ここから上をやる所が建築家だなぁー
渡辺:これは俺が撮った写真だだぜ
佐藤:誰も撮らないね、見たことないもん。
渡辺:俺が撮ったんだよ
佐藤:気が付かなかったもん
渡辺:ばーかおれが俺が撮った
     会場大笑い
渡辺:作家は自分で撮ったて言ってるじゃないか
佐藤:それは自分で作ってるんだからね、普通の人はわかんない
斉藤:なかったでっすよ
佐藤:へ、・・無かったよな。
斉藤:ぼく撮らなかったもん
佐藤:おれも知らない。
渡辺:おまえ馬鹿や
       会場笑う
渡辺:馬鹿なの
       会場大笑い
佐藤:気が付かいよな。サンザン外見せておいて、こんな細かいこと気が付く人は異常者やな。


 11頁へ続く