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建築家渡辺豊和さん と建築あそび その7
・・・余呉の外観鳥瞰図スライド・・・・

龍神村の体育館で賞取った。単に賞を取ったんじゃないの、朝日・毎日・読売だったかな。建築の賞でね、人欄てあるじゃない。人欄に出るなんて俺しかないと思うけど。建築の賞なんてマイナー賞だから出ないの普通。なんですけど、ところが3っの新聞出たの。
朝日新聞の人が誤解したわけ「物書きがたまたま素人芸で賞を取った」と思ったらし。
・・・・会場笑う・・・・
取材に来たんよ。こっちは建築家としてピンチだと思ったからね「
取材に来てもらったのは嬉けども僕はプロの建築家ですよ、もしそういうことで取材するならお断りします」と言ったの。そしたら見に行ったらしいの「あれすごいですね」って言って来て「今度は建築家として取材します。」
会場笑う
それで、どうしても出したい、と言って来た。もちろん戦後で大きな木造禁じられた。それを1年以上かけて法律を変えちゃった。いろんなこともあるけれど、そういことで朝日新聞が評価したんじゃなくて、変わった物書きだなと思ったらしいんですよね。
それはちゃんとした記事書いてくれた。そしたら読売が来た。それから毎日。産経も来たと思うよ。それは建築と関係無い人見るわけでしょう。
これは滋賀県の余呉町と言うちっちゃな村にあるんです。村長がその記事読んでね、変わった建築家がいるってんで電話かかってきて「
今から内の職員やりますから良いですか、」と言う。「いいです、」と言ったら来たんよ。あれ面白かったよね。即「設計頼みます、」だったんよ。今までこの村だけだね、来た瞬間に「設計頼みます」と言って来たの。
会場笑い
議会とかどうするのかな、と思ったけど、「はいわかりました。」で直ぐ契約した。
その時には「
龍神村のような木造とコンクリートとを合わせた建築を作って頂きたい」とこれは
町営の宿泊施設です。
・・浴室部立面スライド・・

これが風呂なんですよ。これ蓮華座でしょう、裸になって仏様になる。
これオカルティスト渡辺の一種独特の考えかた。
会場笑う
もう一つ遊び、漫画だよな、これ大変だったよこれ。
会場笑い
現場打ちしなかった。(笑い)僕はプレコン使わないけど、これだけプレコン。
人間裸になれば仏さんになるって良いじゃん。昔からよくいったモンなんですよ。だから風呂に入ってる時だけ人間は仏さんと一緒。だから(風呂は)蓮華座の上に有る方が良いと思った。
・・入り口面立面スライド

若いときから木造やってるから、やってるけど日本風じゃないからね。それなりに面白いの結構やってきた、その経験あったからね、いかに木を一杯使うか考えたね。これは坪単価あったの120万だったかね。設備も全部いれてだから高くはないけども。
・・・格子詳細スライド・・

こういう感じ。これもこういう所だけ見てると単調なんですけども建物って大きくなってくると、繰り返えされてくるから
似たよな形がずーと繰り返されると、すごいボリュウームになるもんなのよ。
でもこういう建築やる人少ないけどね。滅多にいないけどね。これヨーロッパの建築のやり方、その方式を木造にとり得れたらどうなるかと。ただ古典的な日本の建築、格好だけで、そういう考え方でやったものはない。
・・・坪庭見上げスライド・・

これ中庭ね。各部が有ってね。部屋が暗くなると困るから、2メートル角の穴を開けて光り庭を採り、雪が降って来るよにしてあるの。だから部屋の中に雪が降ってくるの。
だだしそれだと、困るからガラスで塞いででますよ。こうやって座ってると雪がチラチラーっと。雨がドーッと降ってくるのが見えるの。そういうの実は住宅でやっているの。
全ては住宅で若いときやって来てるね、やって来たことを、ある年代になって公共建築になった時にもっと大々的にやっちゃってるのかな。
・・
玄関ホール見上げスライド・・

いかにも木だらけつて感じでしょう。パット見たとき木だらけ。綺麗でしょう、これは一部しか撮れてないからね、下の回り判かんないようになってるから。何せ写真撮れないもん、こういう感じしか。
・
・ウサギ姫月の彫刻内部スライド・・
向こうに彫刻がある。川合雄三と言う有名な彫刻家。仲のいい彫刻家なんですけど、その人に、ここの村の伝説。羽衣伝説。羽衣伝説は余呉町が元で、静岡県の三保の松原なんだけど、元はここなの。羽衣の御姫さん。こっちには2体こその後立つた。
・
・・・柱頭詳細スライド・・

コンクリートの柱と木造の柱。木の柱とコンクリートの柱と対比して、コンクリートは真っ直ぐやつて、固いから。それに対して柔らかいものを対比するというのかな、そういうことをやってんのかな。ここで、こんなことするのも俺しかいないなぁー。
・
・・・天井見上げスライド・・

で、船の裏を、船床のイメージでやっているの。
・・彫刻の後ろ姿スライド・・

・・廊下スライド・・
これ廊下です。なるべく木を生かす感じで、それほど天井高くないから、あんまり木を使うえなかったんだけども、とにかいく何でも木を使う。もちろんこれ構造ですよ、飾りじゃないですよ。
・・部屋インテリアスライド・・
これ和室。ここ透明にしたかったんだよね。透明にするとね、こなんして寝るとね隣の部屋見える。チラチラ見える。(笑う)残念やったけどね、見えたって良いじゃないかと思ったたんだけど、立つと見えるんですけど。廊下は透明ですから、廊下に出ると全部見えるんですけど。部屋から隣の部屋見えちゃうの。村の人の「先生それはいくら何でもそれは酷いですね」といわれて、それもそうやなー、と思って、泣く泣くこうした。
・・2階の廊下スライド・・

ここは天井高たかいから一杯木を使いました。
・・2階和室スライド・・
・・浴室天井見上げ・・・
星が天球で光ってるイメージでやろうかなと思ったけど、必ずらずしもそういうんでもないね。一寸休まない
、しんどーなってきた。
・・・休憩 ・・
・・ここからは渡渡辺氏喉をうるおす、お酒が入り、佐藤が代理解説を始める。
佐藤:さっきは公共建築の最初。西脇古窯陶芸館・・
渡辺:まだ半分以上ここに残つてるんやで
・・酔っている・・
佐藤:いまスライドいれてます。まだ始まんないんです。
渡辺:やってちょうだい、こんなにやることなんかない・。
ろれつが回らず・・
佐藤:電池がなくなったから、動かなくなった。
渡辺:俺自分でする。
会場 笑い
渡辺:俺は自分のことを人にさせるほどおちぶれて・・そんなー
佐藤:一寸待って、・ととどめるが電池がないの。電池探してたら自分でやるだもんねー
佐藤:なんぼ佐藤が好きでも自分のものは自分でやる。
・・・皆で電池を捜しはじめる。・・
佐藤:電気消してファンだけ回してて、電池どこだっけ
渡辺;でもいいね、みな建築知らない人達と・・
野尻:そうですよ、先生。ビックリしちゃったんです。
渡辺:建築知らないひと大好き、ようー解ったでしょう、さっきの説明で。
野尻:ホントのいいですね、ならば作って頂きたいぐらいです。
渡辺:いいの良いの、そいうのは佐藤に頼めばいいの。
会場微笑む
れはいいんだよ、おれはそのために来たわけじゃないから、建築っていかに楽しいかと思っていただければ、いいわけで。なー佐藤。
佐藤:今日はおれの宣伝のためにきてもらってるみたいですね。
渡辺:そんなことはない。
小林:さんリンゴとりますか。
柿の方が良い、リンゴのほうがいい
zy:リンゴで
m:リンゴも美味しいよ。
k:これ美味しいね。
佐藤:渡辺さん、眠くなったら俺がやるから。
渡辺:じゃ佐藤やってよ。。
会場笑い 8頁へ続く