大阪 ことば悦覧 ことば紀行 2008年5月12〜18日 home 原田祐馬さんことば悦覧 2008年 5月12日 夜 西京町堀 原田祐馬さん事務所にて 笹岡さん記録へ 原田さん記録 その01 02 03 04 05 06 その02 佐藤:精華大学に編入できちゃったんだ 原田:そうなんです よ 佐藤:勉強しなかったけだ 鈴木さんのところへ導かれたように吸い込まれて行くわけだ 原田:はいそうです そこでいろいろ 佐藤:賢いやつが一杯いるんじゃないの 原田:そうですね それにギャップは感じなくって 佐藤:可愛い女のこは居なかった 原田:そうですね〜 佐藤:問題発言です〜 かいじょうがやがやわいわい 柳原:僕はそろそろ 原田:そこで勉強したいと 初めて思った 佐藤:建築おもしろいと 原田:建築おもしろいし デザインもおもしろいし 佐藤:菊竹さんと鈴木さんでは あまりにも違い過ぎるじゃないですか 原田:なにか切っ掛けだったので 菊竹さんは毎日みてたので 切っ掛け 日常に違和感のある 異化されたものが ずーっと見えてたいんで 柳原:それで精神状態が変わるんですか 原田:竹藪が前に あって その奧に みえ マンションが一杯 建ってて 佐藤:いいねその光景 原田:なにか良かった 佐藤:水墨がみたいで 原田:一応そんな感じ 佐藤:水墨画の中に異物がある いいよね 原田:うん〜 佐藤:それで隆之先生の処へいって なにかまた目指したんですか 原田;もちろんゼミではいろいろ 課題を出されて 課題からその建築を作ることを 言葉から建築を作ることが多いですけど 佐藤:ああそうか作家だからな 言葉と言うのはストリーと言う意味 タダの文字 原田:うんと 背景に近いのかな 佐藤;ことばもいろいろあるじゃないですか 意味のあるとか 原田:例えばなんですけど 中上健次のを読んで 建築かしろとか 佐藤:めんどくさいやなか〜 かいじょうわらい 原田:それを読んで 佐藤:そんなこと出来ないから 作家が存在するじゃないか むちゃだな 原田:出来ないことを やっているのが 僕は凄く 悩む っていうのが 佐藤:出来そうにおもったの 原田:どうふうに まとめていいかと言う ところ から考える と言うことが無かったので いままで ほぼ用途が決まっていて 佐藤:中上健次の小説読んでも理解できないじゃない 原田:初めて読んだし 佐藤:分からないんじゃないのかな 原田:ほぼ解らなかった 解らないなりの答えを出そうとして すごい混沌とした 駅みたいなものを設計して 佐藤:先生は答えを求めているわけじゃないんだね 原田:そうです、そうです 佐藤:混乱を求めているわけだね 原田:lこんらん なのかな〜 掻き混ぜてくれるような 課題が凄く多かったんで 佐藤:じゃ 良い 先生やね 原田:僕は思ってますけど 佐藤:先生にも答えが出せないことを あえて挑んで 授業料とって 生き抜く おれもそういう先生になりたいな〜 会場はははは それで建築って結構おもしろいかもしれないと 導かれ 原田:でそれと 同時に 寮みたいな処があって、色んな学科の人が居たんですよ 佐藤:そのときは言葉に反応したんですか そうじゃなくって わたし三島にするわとは無かったの 原田:なかったです 課題に関しては素直に受けて それにどう答えようかと 佐藤:おれは 夏目漱石で設計するってのはだめだったの 原田:たぶん僕は思いつかなかった んだと思う 佐藤:知らなかったと その時中上健次しか知らないって言うのはいいね〜 原田:知っていることは知っているけど、出された事に対して 答えを出すと言うことが無かったので どう自分でそれに対して リアクションして答えを出すと言う のが それだけ必死 な1年間だった 佐藤:近代小説の源流は夏目漱石だから そこに辿り着かないと 展開が始まらないのではないかと 思うので 原田:まあそうですね 佐藤:今の通じることを言っているし 今も近代社会だからね それでいいわけだけどね 中上健次だとローカルな話だ 熊野周辺の話 原田:はい 佐藤:なんで鈴木先生は そのローカルに反応したかって言うのは おもしろいけど それで 3年で専門学校から 大学へ行って 原田:建設の専門学校やったんです 佐藤:デザイン 原田:デザイと言うよりほぼ建設 専門学校 佐藤:それは施工会社に勤めてるってこと 原田:施工会社に勤める 人が 笹岡:コンクリートとか打ったんじゃない 原田:全部した 佐藤:現場で施工図書く人間を育てる 原田:それをひたすらやっていた みたいな感じ 佐藤:そういう地味な仕事もいいよね 原田:はははは 佐藤:あとで役に立つよね 原田:友人は実家の工務店を継ぐために 来てたりとか 佐藤;最初に技術が身についた分けね 原田:一応たぶんそうだった 佐藤:コンクリートの打ち方しらないけど 小さなブロック作ればあとは規模が大きうなるだけだからね 基本的なコンクリートの性質だとか 型枠を作りとか セパレータいれたりと 原田:全部やって 佐藤:コンクリート練りもやって 原田:やりました 佐藤:あまりやることないから 貴重な経験だったね その次に小説から建築だからね 落差が凄いね〜 原田:ふふふふふ 佐藤:戸惑うね 笹岡:3年生から 3回生に行くの 原田:専門学校3年生でてから 1浪している人と同じや 笹岡:だから5年や 原田:5年行ったって感じです 佐藤:ちょっとまって 原田:デザイン学校3年やって、その次に3回生から編入しているんです 佐藤:4年めが3年生になると 5年かかって大学を出たと言うことですね 授業料一年多く払っていると 専門学校はわかるけど そのあといきなり小説注入されちゃうと コンクリート打ってる場合じゃなくなった〜 原田:はははははは 佐藤:言葉に反応しちゃうわけね 原田:そうです 佐藤:あいかわらず そのことは続いていますか 原田:今は建築の仕事って言う 感じじゃない 佐藤:そつからどうなった 原田:曖昧になって 佐藤:曖昧になって行くってのは なにかな 原田:車を取って来ていいですか 11時で駐車場 しまるので その間に笹岡さんの面白トークで 3〜4分で帰ってくるので と 車を取りに行く 次のヘージへ |