金沢 ことば悦覧 ことば紀行 4月28日 〜5月01日 home
松川昌平さんことば紀行 4月30CAAKにおいて・2005年11月砺波インタビュー記録へ
ことば紀行 その01 その02 その03 その04
その01 0〜 16分 28秒
4月30日7時から俺(佐藤敏宏)のレクチャーがあった、後宴会をおえ12時頃から松川昌平さんのインタビューは始まったが、その会場には人が往き来しているさんので スムーズにはすすまない
佐藤:松川さんが東京の事務所を基地に教えたり 活動しつつ金沢に戻って来た意味だとか ワイワイガヤガヤ
松川:金沢に戻ってきた理由はいろんな思いがあるんですが、特に公にしなくてもいいかなと思っていて
佐藤:じゃ言わなくっていいです
松川:プライベートな理由も含めて複合的に
佐藤:とりあえず不可抗力が出て 金沢と東京を往復するような 生活を強いられてしまって、それを行っていると 。それで両方の地域をまたぐ時に 東京でこんなことをやって
松川:そういうのとはちょっと違うんですけど、ひとつだけ言うと、建築をするにあたって東京じゃなければできないことは本質的にはないかなと
ワイワイガヤガヤガヤがつづく本当の理由など・・9分42秒 まで省略・・・
佐藤さんは誤解されていると思うのですが 僕はコンピューターを、単なる道具として捉えてないんですよ コンピューターも一つの ある知性かもしれない 一つの人格として自己として捉えたいんですね。自己をどう定義するかという問題は あるんですけども 僕はコンピュータも含めて他者と一緒に 建築を同時に作り上げて行きたい という意識があって だからコンピューターは僕の意志を オートマティックに 代用するような機械ではない
佐藤:人格ね
松川:人格というと大げさですけどね
佐藤:おれが誤解するがゆえに 松川さんが設計してくれるから 俺の誤解はそういう事であって 誤解のままで良いか 俺がもう一回考え直すか コンピューターは人格であると 言うことを どう捉えたらいいかまだ判らないけど 。だから30代前後の人達にインタビューする意味があったんですよ
松川:うん
佐藤:いままで 「コンピューターを人格として対応している」と言う人は居ないんだから 「そう言う事を言う人とが出現する」とは思って ことば悦覧の旅 をしはじめたわけではない まつかわははははは 松川さんは コンピューターを道具としてではなく人格として捉えているわけだね
松川:うん〜 人格と言うと 少し大げさな感じがしますけれども あるある特定の知能をもった 自己 まあ知能と言うかな ある特定の知能をもった
佐藤:写真を撮らなければならないの、忘れていた〜 松川わらう 喋ってください
松川:誰にシャベルの うははははは
佐藤:おれ聞いているから シャッターおしてくれる
女性:はい うはははは
松川:すみません
女性:いいえ
佐藤:もう立っている者は親でも使えですから ここを押せばいいです 枚数バンバン撮ってくれない
女性:あっはははあは
佐藤:それは異常な事なのか 正常な事なのか 素直に判らないですね コンピューターが知能をもった自己というのはね
(以下写真は21美術館・中出倫留さん撮影)
松川:異常か正常かを第三者が判断することなので、それはどっちでもいいですけど 僕自身はやっぱりコンピューターは道具ではなくって あるパートナーだと
佐藤:パートナーね 家族みたいなものかな
松川:う〜ん で そうですね だから そう言う意味では やっぱり 何かコンピューターを使うと非常に機械的なドライな印象と言うのがあると思うのですけど ワイワイガヤガヤガヤ 会場わらい はははは
佐藤:でも 話をゴチャまゼに ワザトするんだけど コンピュータも人格・知能だとすれば 子供も人格知能じゃない コンピュータと子供は何が違いますの
松川:違いはうまく言えませんが、共通しているのは他者性だと思います
佐藤:何それって
松川:当たり前ですけど、いくら自分の子供だといってもすべて親の言いなりじゃないくて、親と子供の相互関係が重要ですよね 建築も さっきのマスターベーションの話ではないですけど やっぱり唯我独尊 で 僕はこうしたいから こう言うものを建てたいんだと言った時に それに同意してくれる人も 勿論いるかもしれないけども それだけでは成り立たない世界じゃないですか そうすると
佐藤:松川さんは意外に慎重で古いタイプに聞こえてくるけど 判りやすい建築家
女性が傍に来た
あなたも呑んでクダサイ 名前なんて言うんですか 僕名刺あげますけど 名刺あったらください
女性:あ あわたし なかで といいま〜す
佐藤:中出さんが写真を撮ったと書かなければいけいないからね 松川わらう 俺が撮ったわけじゃないので 中出さんがカメラマンね
中出:はい
佐藤:あっちの喋っているところも撮っておいで ここで喋っている場所の隣でも ワイワしていたと言う絵が要るから 同時に記録とって置いてください
中出:あちらも撮っておいたほうがいいですか
佐藤:もちろん勿論 あと自分の好きな処をジャジャンとってください 俺たちが好きなことを喋っている間に 中出さんは好きな処を撮って それがwebに 同時にアップされる こんな出会いは一生に一回しかないので 重要です 好きな処をジャンジャン撮ってください
隣の部屋ではCAAKの運営会議中
松川:佐藤さんに前回インタビュー(2005年 11月23日)された 時に どう言う印象を 持たれたのかと言うのを 僕はわからないですけど コンピューターって、一般的には最先端の技術のひとつですよね 最先端の技術を使って居る人が 従来の古典的な考えを 全て否定して 、最先端の処のみを 追求するような人間とは 必ずしも言えない 今 古典的な考えを僕が持っていると言ったのは 一方では当たってると思うんです だけどもう一方では その時代が持つ最先端のテクノロジーも同時に追求したいと言う 自分が居て
佐藤:移行期だからそれはしょうがない
松川:それも引力と斥力のバランス関係 って言うか 動的な均衡状態みたいなものを探ってると言うのが ずーっと続いている状態 だと思う ですね
佐藤:ふんふん
松川:まあ 前 時代を否定する
中出:使い方が いまいちわからないんですけど
佐藤:これ落っことして 隙間開いたから スイッチがトロイので 節電で切れるので 再度 また スイッチ切り換えて 反応遅いんです よ 御免ね
中出:押せますね〜ああ 本当だ
佐藤:バンバン押して
中出:はははは
佐藤;それで 松川さんは移行期の 何かの価値から 違う価値へ 移動する 移行する時期に生まれた 人間建築家は 当然そのような悩みを持たなければいけないと思うんだけれども 判りやすく古典的と言ったし それは当たっているけれども 違う自分も 在るのは正しい 現況認識だと思います
意図的に20世紀的なものの考え方から言わないと おおくの現実の社会が20世紀価値のシステムで稼働しているので 片面からだけ 違う言い方すると 理解されない
松川:佐藤さんから御覧になって 僕たちの世代が直面してる パラダイムシフトと言うのは何から何へ パラダイムシフトしてると感じていらっしゃいますか?
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