建築あそび記録 佐藤敏宏 作成 home |
2001年3月3日槻橋修氏を囲み「建築あそび」・・記録集 その 1 |
主に 槻橋修氏の論である「リバース・アキテクチャ」を解説してiいただくために行いました。雪を心配したが、まあまあの天気である。午後1時過ぎ東京から槻橋修氏・佐藤さん・渡辺英徳氏・淺田さん 一行様到着する。我が家はちらし寿司と昼飯のかきあげうどんづくりの準備で台所がにぎやか。中村さん小林さん口田さん妻さんが台所を行き来してます。佐藤Dは記録係のためカメラなどセットしながら、そこかしこを動き回っている。娘ようやく床から起き出す。 でかい人じゃないかいなー、ひげなどチョロ利とまるで細目の大黒様じゃ有りませんか。雛祭りに相応しくない形相ねと・・ある編集者から聞いていたので、そうでもないじゃん・・と思う。彼らは私を39才などおだてる。私49才でーすたら。 今日のために「国権」大吟醸・純米酒・本醸造の生詰めと「南郷」生詰めを取り寄せてくれた人がいました。酒通が来たら啼きだしそうな代物でしてね・・前日の深夜に私達は大吟醸の粕で甘酒をこしらえておきました。いい香りです。明かりをつけましょう、ワイの顔・・・ひな祭りでした。さー呑むぞ、前日毒味をしてましてい、えっへっへー。 大阪からの宮島・Iさんが3時頃到着との遅れるとの連絡です。仙台組も時間はあてにならない 1時40ゴロから呑み始める・・宮島・Iさん到着3時ずぎに・・酔いながら記念写真を数枚写す 宴モリモリ盛り上がり主催者たる佐藤は立場をすっかり忘れ、酔っぱらいオジサンになりつつからんでいるが・・この間記憶なし・・ここはどこ・・今何時なの・・ 佐藤:八重樫さんに模型と説明をやってもらいましょう!! 八重樫氏・酔っぱらいジジイめという顔つきで佐藤を見上げる 八重樫:模型は後にしよう! 突然メインゲストの存在に気づいた佐藤は乱暴に槻橋氏を指さし力みながら 佐藤:一寸待てや、そうそう・・こいつ何もしゃべってなえやー 会場笑う 槻橋:僕佐藤さんの前に・・佐藤 さんの寺山論の前に前座で 宮島:はーい質問、寺山論なんて話しあったんですか・・ 会場そう・・延々と寝ないで オールナイトでね 佐藤:今日のメインゲストの槻橋さんのレクチャーをみんなで聞きましょう 会場拍手パチパチとなりだし 八重樫:もーやったの 会場 まだまだ・・やろうやろうパチパチと催促の・・待ってましたの拍手・・ 佐藤:もう止めようという話しになってたのに・・、参加時間がバラバラやん・・ゲストが先についちゃうし・・ 佐藤は槻橋さんを見てる 八重樫:なんで ・・スライドやろうよ 佐藤:スライド ここでバーツとね・・ RCの壁をなでる Y:やろうやろう 槻橋照れくさそうに急に小さな声になり t:こう・・大人数で・ 吹っ切るように・・壁に大写しに白抜き文字で英語日本語の2段に リバース・アキテクチと写し出される t: 実作が無いんです。 であのう・・雑誌とかで原稿書かせてもらうんですけれども、その時肩書きは建築家と書いてるんですが。それは僕が自分で建築家と思ってるだけであって、世間からは別に思われてないと思うんですが・・研究室にいたこともありまして、原稿に関してはいろいろ書かせてもらう機会があって、 で・・まー佐藤さんに連絡頂いた時に「僕実作もないんで、そんなに、プレゼンテイションすることも、楽しませることも無いんじゃないか」という話を申し上げた時に、佐藤さんの方が僕の拙稿を非常に良く読んで頂いていて、最近「10+1」と言う雑誌で、書いた《リバース・アキテクチャー》という原稿ですね、お読みいただいて 、「その話をしてください」と。 そういう話しになったんで、それで宜しければということで、一寸先ほどの渡辺さんとか淺田さんみたいにビジュアルプレゼンテーションのほうは非常に少ないですが・ 「10+1」に書いた論文の概要みたいなものをご説明した後に・・今僕がやっていることや僕が今まで撮ったモノとかを軽く紹介しようかと・・そういう構成でいきたいと思います。 s:最初リバース・アキテクチャとはどういうモンだかを言って、その後具体的な世界の解説をして・ ・佐藤は完全に酔っているの・・先行きあんじられる雰囲気フォニャラ・・ D:そんなんじゃいって・いったじゃねかー 酔いつぶれそうなバカボン親父を叱りとばす 会場騒然となる m:誰か寝かせておけ・・うるさいなー t:もースライドの順番がきました・・ 会場大笑い m:どうしようもないなー 会場大笑い y:佐藤さん今日うるさい・・うるせいー といつも静かな八重樫氏も・・ t:リバース・アキテクチャと申しますのは、リバース逆向きのアーキテクチャですから・・逆向き建築みたいな発想です。これはオリジナルなタームかと言いますと、オリジナルなタームじゃないんですけど、元々コンピュータのソフトウェアーとか半導体の世界で90年代に入って、僕らの耳にもこのサーバークライアントのアーキテクチャがということが、サンザン僕らの耳に入って来るようになって、「こいつらはなんだ」と。 アーキテクチャとは「何事だ」と、いうふうに思いまして、なにぶん僕も建築をヅーっと勉強してきてるんでデジタル系のことには弱いんで、あまり良くわからないでいたんですけれど、最近・・後ほどお見せします研究の方で、いろいろ自分でアーキテクチャというのを、コンピュータ上の方で考えなきゃいけなくなったというのがあって、それで親しんだ言葉でもあったんで・・、今回原稿を書く段になりまして 「10+1」の特集の方が、日本及び世界の若手建築家ですね・・MVRDVは若いけれど有名だから、それより次に来そうな人を紹介してくれ、というような特集号だったんですが、見開きで総勢50人ぐらい、国内国外をその紹介する・・という編集の協力を五十嵐太郎さんが「10+1」から受けまして、五十嵐太郎さんと言うのは歴史家・評論家ですけれど、僕学・・生時代から色々と一緒にやってるんですが、五十嵐さんの方から僕の方に、・・・雑誌に作品を作る機会がないので、 、いざ書こうとすると、テーマというのは、30代のしかも前半の世界中の建築家の人を紹介するという対象で、一本独立した文章を書いてくれという話しになって、さっき佐藤さんが紹介なさったミースのバルセロナパビリオン考察とかですね、OMAの事務所にいて若くして亡くなったイヴ・ブルリュニゥエというランドスケープアキテクトの、こいつは格好いいぜとか。何で格好いいかという文章を書いてたんですけれど、今回ばかりは特定の作家とか特定の作品を例に挙げて、この人は格好いいなんていう話では収まりがつかないなと思いまして。 今建築を作るという事って一体なんなんだろうかという話を、・・大きなテーマなんですけど、今まで培ったモノで取り組めないかなと、いう風に思って考えて書いたのがこのタイトルの文章です。 チョト先に進みますね・・ ・・壁には大きく日本語白抜きで どうして? の文字が写し出される t:うーぇー どうして 槻橋息を吐き出す 会場 大きな声で笑う t:どうして 繰り返す槻橋に 会場笑 う y:前振り長いね〜 会場 笑う t:いやこれは前振りじゃなくて、・・ y:本論にはいってる・ ああ・・ t:本論です、ビュジアルプレゼンテーションは有りません おお 応・・笑う t:ほとんど落語のような もので つ ぎ へ ・ |
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