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福島第一原子力発電所の事故によって起きている様々な問題を勉強し始めました 勉強過程の記録をつくってみますご活用ください
放射能汚染調査から見た福島とチェルノブイリ 今中哲二さん報告 文字データ
飯舘村周辺放射能汚染調査報告2011年4月13日


 各データ図はこのPDFで確認ください

 

       元動画
 
 飯舘村放射能エコロジー研究会


 その01 

 原発災害から子どもたちを守れ! 院内セミナー
  2011年4月13日 衆議院第三議員会館 今中さんについて


今中:今ご紹介いただいたように3月28日に29日に、皆さんご承知の福島県の飯舘村という所の放射線の汚染の 調べに参りました。

主な理由というのは あの辺に大変な放射能汚染がありそうだと。私自身放射能を測るのを商売にしていますからそのこの放射能汚染の、どうもスポットになっているんではないか?と思われたので。その大きさをまずキチンと測っておきたいと。いうふうに思ったわけです。


3月11日にに地震津波が起きて福島の第一原発大変なことになりました

大変な放射の放出を起きたということはこれは明かでした

そして次の12日に半径20キロの住民に避難指示が出たと。これは大変な話しだなーということなんですが。

放射線量については(発電所?)敷地境界での値はでたけれどもいったい一般環境でどうなっているのか?さっぱり出なかったんです未だに出ていません。

それで15日には20〜30キロ圏で屋内待機に広がってしまったと。いうことでもそれでもなおかつ、一般環境の周辺の情報がさっぱり出てこなかった。これは大変な事だ、いったい何がどうなってるのかなーと頭悩ませたんですけども。


それでホームページのデータを私の方に送ってくれた友人がありまして、

それをプロットしてみますと、赤は福島市ですね。これ(緑)が飯舘村

大変な線量になっている。

3月15日40μシーベルトびっくりしました。これプロットしてね。

それからついでにこれ言っておきますと、

これ不思議にぽこっと落っこってますよね

落っこって上がっている。これなにゃろかなーと思ったら

これです。これここで雪が降って。たぶん雪が放射能をカバーすることになってまた溶けてポコっと上がった。

みなさんチェルノブイリ事故(1986年詳細へ)というのが25年前に起きましたけども。あれはもちろん事故のタイプは違います。だけどもあのときにですね4月26日ドカーント逝って。それがだいたい300キロ離れてたベラルーシのニンスクという首都が ベラルーシの首都がミンスクなんですけども。そこでの線量が2oレントゲン/時まで上がった。この数字で言いますとだいたい20μまであがった

。それからですねチェルノブイリがありますウクライナという国、そこに首都がキエフなんですけども。それはだいたい100キロぐらいの所にあります。そこのキエフの線量というのが5月1日に、これも2oレントゲン/時。これにするとだいたい20μsvぐらい。というぐらいの値が出ていると。いうことですからチェルノブイリの後のキエフやミンスクぐらいの線量が福島や飯舘村で出ている
 
 これ(図)でいいますと

ちょうどここに原発が在って、飯舘村があって福島がある。

この図を観てみなさん理解してほしいのは ぽんと上がって、たとえばこれね。

これはどこだったかな相馬だったのかな。これはすぐ落ちてますね。こっちは(福島市)はだらだらだらとなっております。この飯舘もだらだらーとなっております。

つまり放射能が来て

放射能が通り時に雨か何かで一緒にばたと ばさーっと地面に落っこっちゃったと。

いうことでこういうだらだらだらーっとなっていると。





いうことでずーっと尾を引いているわけです。

これをとにかくいっぺん調べに行こうと。

それまでに新聞報道で飯舘村の放射能汚染の数字が出て参りました

これセシウム137というので、1キログラム当たり16.3万Bq/sである。

普通ね我々は1uで話しをするんですよね。

というのは上から降ってきた量というのは面積当たりの方が話しをし易いから。

だいたい、それに換算すると 一応深さ2センチ比重1という 前提に入れるとだいたい1u当たり3260kBqに相当する。この数字は凄い数字です

それで27日に東京に参りまして、実は東京に来て測定器をぽっと出ししてみると「あぁ!上がるは!」と思って、バックグランドの3倍ぐらいありまして。だからその前に東京のホテルでちゃんと測定器のチェックをしたんですけども。ホテルの前に出たら ちょっとバックグランドの3倍出るなーと。この辺一杯セシウム有るんだろうなーと思いながら行ったんですけども。

一応、こいうう飯舘村のワゴン、

東京から福島まで行きまして、福島で飯舘村のから出して頂きましたワゴンの乗って

、まず28日に現地 おおざっぱに観て。だいたい概況を紹介してもらいました。そして29日に詳しい調査をするわけですけれども。

持って行きました線量計は実はこれはアロカのポケットサーベメーターという線量計。これ最近ポピュラーなんで、あっちこっちで見かける方があるかと思いますけども。

ここにヨウカセシウムというディフェクターがありまして。これ最大値、測定の最大値が19.9、ああ20μsvで振り切れるんですよね。たぶんこれで最初間に合うかなーと。もうこれぐらいなんで、20で間に合うかな−と思っていたんですが。

普通 皆さん放射線測るっていったらGM管ガイガーカウンター使われますけれどもガイガーカウンターでだいたい測るのは100μとか200μ で振り切れちゃうんで。強い所はこれ電離箱サーベメーター、これでたしか200osvぐらいまで測れるやつですけれども。念のためにこれを持って行って。これ広島大学から持って来てもらったんですけれども。これが本当に役に立つとは、持って来た人も思わなかった。というぐらいこれが振り切れてしまいました。


それで3月29日にこれグルーっと これが飯舘村ですか。

この辺役場なんですけども。午前中にずらーっと走りまして

車の中から、これサーベメーターで 村の役場の人にも一緒に乗ってもらいましてね。車の中で、そこで止めてください、そこで止めてくださいということで、車の中の線量、そして何カ所かにおいて、車の中と車の外の測定をする。そうすると車の中と外との割合が判りますんで。これを押さえておけば、とにかく車の中の測定を全部やればだいたいの汚染の様相は解る。いうことです。 7:53


それでこれが結果ですけども、これは広島の遠藤さんがささささと等高線を引いてくれたんですけども。

この辺が役場が在りまして、これ北の方が比較的3とか4とか、3μ/hですね、といってもかなりのもんですけども。

ちょうどここに伊達市ですかねこの峠がありまして、峠を越えるとぱーっと下がっていく2位に下がると

ということで、南の方に行くとずーっと強くなる。

こ だいたい20μsv車の中で。

ですから雲がずーっとやって来てこの辺をずーっと這って行ったんだなーということは後から地形とも兼ね合わせてのキチンと推測できると思います

8:45それでこれが一番高かった所ですけども車の中で20μSv/h。

道路に出ると24シーベルト

これは田んぼというか畑の中に入ると30μSvです。

私何をこのとき一番心配したかというと、放射のそのものは基本的には地面に落ちてます。あんまり空中には舞ってないから簡易マスクでいいやと思ってたんですけども。

とにかくそこらの地面はまさに土が放射性物質、放射能でもろ汚れてますから、放射能をそこで土の、足の裏に土を付けて帰えっちゃうと放射能汚染が広がるという実態になりますので

実はマスコミの人が何人か後ろからずーっと追っかけて来るんですけど。これがかなり心配で、向こうにいっとけ 向こういっとけ ってずーっと測定してたんですけども。

それで、あと車の中と外で測って、田んぼ畑在りますね、あと大事なのは、或る場所の放射線量がございますね。何μSv/hこれはね基本的に地面に落ちている放射能からガンマー線でひらいますから、それとの関係をきっちり押さえておきたいということで 何カ所か、放射線量とその下の土を採ってどういう放射能がどれぐらい有りますよと。いうのを10:18ですから広島大学の人らが研究室に持って帰って特定してもらったガンマ線の分析結果です。

こういうふうにガンマー線のピークが色々でてまいります。これを分析することによって、そこの土にはどういう放射能がどれくらいありますよと


それでこれが結果です。番号ちょと場所をよく覚えてませんが役場

というところで、今回の放射能汚染って特徴的なのはヨウ素の系と131あとセシウム134や137。あとテルルの132

一番最初に放射能が飯舘村なり福島で上がってさーっと落ちてますね、あれはね、こいつテルルの132というのが半減期が3日なんですよね。それとヨウ素132というのが同じ、テルルの何て言うのかな、ちょっと専門用語になりますけれども、テルルが放射性崩壊するとヨウ素の132というのが出来るんですよね、ヨウ素の132というのは半減期短いから、恒にテルルとヨウ素と同じだけ有って。すーっと減っていくんです。これが3.2

その次にはヨウ素131これ皆さんご存じのように半減期が8日ぐらいですよ。それであと134が半減期2年137が半減期30年。いうことで役場の当たりがこれがですから、うーん何て言うのかな。kBq/1u で出してます。

一番強かったのは曲田、セシウム137が2200kBq/uチェルノブイリで言えば 説明したら長くなりますけども一応これの数字で言って1480というのが旧ソ連が定めた強制移住基準でその後ベラルーシウクライナロシア三国では550kBq/uという数字を採用していますけども。 

あんまり人が住むには適したレベルではない 12:50


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