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  2015年 12月の日記

   

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 12月30日  数日雪もちらつき冬らしさ増す

■数年ぶりにmy子たちも集まりお正月を迎えることになった。近所のスーパーは通年無休なのでお正月は毎日買い出しをすることにし今夜の食材を少し買う。農協産直場へも行く。北西の風が冷たいし産直場までは向かい風となるも新鮮さを求める。午後一番で行くも棚の野菜はほぼ無かった。リンゴや味噌、美味い卵を買う。
■小室直樹博士の著書を借りてきて読み続けている。『田中角栄の遺言-官僚栄えて国滅ぶ』を読み終える。『日本の敗因 -歴史は勝つために学ぶ』をほぼ読み終える。どちらも本のタイトルがよくないように思う。20年ほど前の本だが現在読む方が腑に落ちる点が多いように思う。
    

アメリカスクール卒業のマスメディア人や官僚の面々が世論を誘導しこの国の政策をアメリカの意思を忖度したかのような内容に決め実施する。まるで日本はアメリカの州にでもなろうとしているかのような事態は長年続いている。農業政策も今年の戦争法案などもその例。国民の益に資することが少ないのだが、そうしないと彼らがそれらの領域で活躍し出世もできないんだそうだ。

■こんなニュースも流れていた>>日本の借金1000兆円」はやっぱりウソでした〜それどころか…なんと2016年、財政再建は実質完了してしまう!

 12月25日  たり 平年より暖かい日がつづいたが冷え始める

■農産物の産直場にいき買い出す

■県立図書館に出向き 小室直樹博士による著書を5冊ほど借りてくる。1980年に発売され『ソビエト帝国の崩壊』は30万部のベストセラーとなったそうだ。マックスウエーバーの宗教・歴史・経済論などを下地に論理的に整然と語られているようだ。国家が崩壊する背景要因について語られ今読んでもちっとも古びていないので一気に読めた。お正月の読書におすすめです

 『新戦争論』 先に読んだソビエト帝国の崩壊の3章には日本を滅ぼす平和・中立の虚構」には第一次世界大戦後のヨーロッパに起きた平和主義がヒトラーの暴走を許したとして一部書かれているのだが、それらをいっそう詳細に書いた本でこれも読み応えある。(1章平和主義が戦争を起こす 2章 戦争を否定すると近代文明が崩壊する 3章国連の幻想と国境の思想) 
 国民に戦時国際法を教え込まないと兵士にむざむざ殺されてしまうなど、傾聴すべき内容たっぷり。今年の国会の議論を聞いていると立憲主義も戦時国際法も知らずに議論してたことが浮き上がり、義務教育で是非教えるべき内容と思う。戦争は国際紛争を解決する手段であることを知ることも大切。

■1章平和主義が戦争を起こす に語られている ヒットラーの台頭やその時代にことはこの動画を見るといっそう理解が深まる。死体が多数出てくるのだが,暇な正月に観ることをおすすめします
  時代は独裁者を求めた (23日の日記左欄の小さな動画を再掲)





 その3も見つけたので貼る
 時代は独裁者を求めた
 




 

 12月23日  がちな天気 冬至を経 日が長くなり始める

   お正月に観るつもり
■映像ができて100年らしい 記念番組 公共放送の実力いかんなくはっきしている。読んだり聞いたりした多くが映像としてまとめられているのはとても貴重。戦死体たすう映し出されるので、幼児には適さない。
 

■パリ同時テロについて丁寧に解明しようとする姿勢で作られた動画 


 12月23日  

■新・国立競技場は表が示すようにデザインと建築計画はB案が高い評価だが工期評価の27点差が大きく影響しA案と決まったとのニュース

311以降、公共施設の工事においても、設計者の設計案は不調が多くなり、設計施工で再入札のニュースが目立った。(表webより)

新国立競技場の工事において公共建築の建設はお飾り的に設計者が加えられた設計施工が主流なんだを告げた決定的な事案となったように思う。
 デザインに優れていても、工期、や工事費が合わないのでは絵に描いた餅と評される。独立系建築家にとっては厳しい超氷河期の到来を告げることとなりました。
 建築のおもしろさは工事過程でもあるが案をつくりだす過程もとてもおもしろい人間らしい行為なのだが、一般的には以下のように思われている。設計の本いちぶにすぎない。必要な平面をパズルのように組み合わせ、それらに性能を与えることが設計と理解されている。設計行為の豊かさを一般の人に理解されるような活動が要るのかそれを理解している人からのみ受注しマイナーな領域で棲息することが建築家らしいのか、道がわかれる。 今後も若き独立系建築家がどのように社会と格闘するか?絶滅しちゃうのか、などを詳細に観察していきたいものだ。

 12月20日  かぜなく穏やか

■医局を出て単身ドイツに渡り研究生活を始めたmy長女に接していると、日本における医学研究に対する市民の考え方と上位研究者の態度や政策に大きな違いがあると感じる。大騒ぎになったスタップ細胞に関する報道のされ方で感じたことでもある。日本の場合は「研究が成功しそのことが社会に有効に役立つ」との思いに酷く偏ってしまっている、ということ。成功しないと叩いてすっきり勝ち誇ったかのように納税者が勘違いしてしまうゆとり無き社会。「長い歴史のなかで人間が多くの挑戦と失敗のなかから今日の科学的成果が生まれたことで日々の豊かな生活があるんだ」という平凡な事実を忘れてしまっているのではないか。

 研究という学問態度は必ず成果が出ることが予想されて始める行為ではない。研究する仮定の設定と研究経過をきちんと記録し、成果が出ずとも、他の研究者がその研究を共有し、発展させたり人々の暮らしに役立てる段階まで研究者が互いに連携し行う協同行為だ。失敗してもきちんと精査し問題点を捕まえそこから新たに芽吹く研究課題も多い。たぶん失敗する研究の方が多いはずだ。そこを再確認しておく必要がある。

 研究は必ず結果を出してお金を稼げ!が蔓延してい悪しき社会になったように思う・・成果主義ふうな窮屈な要求を研究者に発することは禁じられるべきだが、日本では大学の独法化の波によって日常茶飯事に発せられ研究の場にあるまじき様相を呈している。

財政難や少子高齢化のガードだとしてもなんともゆとりがなさ過ぎる。お金を持っていても豊になれない、お金の使い方を知らない人だらけだったとういうことはバブルに散々眺め事実だったが・・・身近に居る社会的地位の高いお金持ちの顔をみれば簡単に分かることでもある

■ 『小室直樹の世界』 社会科学の復興を目指して 橋爪大三郎編著 

小室博士にゆかりのあ」る人々が2011年3月6日に集い語り合ったシンポジュームの講演録をベースにあまれた本。多数の教育関係者に読んで欲しい一冊。

今世紀に入り読んだ多くの著作物は小室直樹博士の弟子たちによって著されたそれらだったことを知る。
 ばらばらに読んでいたそれらの本が根元では小室博士の成果を弟子たちが何を受け止め発展させ世に出した著作物だった。その事実を知り、頭の中がすっきりした気分。
 これからの本の選び方にも影響を与えそうで嬉しい読後感に浸りおり。


 12月18日  

■ my長女 ドイツより帰国。 時差8時間で福島より緯度が高いので日も短いとのこと。福島も冬至が近づいて日が短くなる一方だ。
 世界中の人々と研究しながらのドイツでの暮らしが合っている。顔が生き生き。職場でのストレスがないんだろう。作らない術を身につけてしまったのかもしれない。
 内容は分からないが論文を見せてもらった。予想していた3倍ほどの頁数で感心した。日本を出て来年の春でまる3年。研究成果も名の有る雑誌に掲載されるそうだ。だれも知らないドイツに押しかけて公務員となり研究成果も出してしまうとは・・すごい者である。日本であのまま医師として働いてたら世界の研究者との関係は作れず豊かな仕事や研究領域も広がらなかっただろう。
 ドイツ語の試験もとおり活動領域がいっそう多様に広がる予感もありなによりである。

世界の人々と関係し暮らすには語学や専門知識はもちろんだが彼ら彼女らの国々の歴史を知らないと、対話ができない。プラハの春もベルリンの壁崩壊も地域の日々の暮らしと地続きの事件で日常の話題だからだ。中東の人々も多く関わっているのでフランスのテロや背景についてもワイワイ話し合うのだそうだ。彼らは議論をすることを幼少期から教育され訓練を積んで大人になっているのだから。
 
お土産にドイツビール5リットル樽をもらう。注ぎ口がよく細かい泡がでてとても美味しい。
   

研究・職場の様子を聞いているとまるで日本の大学とは異なる。どうして日本の大学はおかしな状況にますます陥っていくのか?いろいろ話し合い、理解することができた。もちろん対策といかなる姿勢や態度で暮らせばいいかも分かったが、俺は大学や研究所の先生ではないので、実行に移すことはできない。


 12月16日  がち

■my子帰国にともなう連絡などし合う

■自立 について湯浅誠さんのweb記事をよんだが同意できる点が多かった。
 経済的自立のみを思ったり、強調しすぎ肩肘はって自分に閉じこもることではなく他者開かれ緩やかにつながり生きることができるを知ること。経済的自立のみ、強すぎる自立願望は他の多くに支えられている自分の現実の様を見えにくくする。そのことによって自分も周囲も生きづらくさせる。地域の自立も国家の自立にも通用する。

■早稲田ジャーナリズム研究所HPの頁をつくる

 ドキュメンタリーやくざと憲法先行試写会のレポートを公開する 

レポートのなかから・・・
刑事から「ヤクザは落ちぶれていて悲惨」と聞かされ「言いかたはよくないかもしれないが、怖い物ヒエラルキーの頂点にいると思っていた人たちが底辺にいるのがおもしろい」と思ったことが、ヤクザを撮る動機になった・・・

 12月15日  

■ドイツにて研究者生活中のmy長女、有給休暇(有休を消化しないと上司が罰せられる)をとりお正月ワイワイに帰国することにな。帰国日時や空港について連絡し合う。時差8時間ありなので調整すれば隣の部屋へ連絡するような感じで即返信が来る。到着空港と時間が決まったので出迎えに行く準備を整える。 

■ 『重源』を返しに県立図書館へ。年末の空いた時間用に『小室直樹の世界』と『行基』を借りる。

 

一億層中流を育て後逮捕された田名角栄を擁護論を張った小室直樹氏。小室氏は会津高校から京大、阪大、MIT、ハーバードで学び在野の学究のお一人で、私塾である小室ゼミからは 橋爪大三郎、宮代真司、山田昌弘、大澤真幸氏などの高名な弟子を多く育てたことは知られている。上記の人々の本を読んで影響を受けたので師匠を彼らがどうか語ったかに興味もわいた。
 311直前に東工大で開かれた記念シンポジュームの記録がベースになっているようだ。確か動画もあるはず・・・動画検索すると多数出てくる

 行基は行基集団と呼ばれる人々と友に在野で行動し重源が鑑とした僧。そんなことを知り借りる。ざっと目お通したが教えられることが多そうな感じ

 12月14日  

■上京したついでに上野の博物館にたちより兵馬俑展を観た。西安に行き実物の兵馬俑を観たいと思っていたので。 本物は数体しかなかったが細部をこの目で見ることができてよかった。 青銅製の始皇帝専用の馬車は知らなかったが実見できた。 始皇帝廟周辺には多数の遺跡がありその全貌は明らかになっていない。いつか行って観たい土地の一つ。


松島潤平さんと美紗子さんの結婚披露宴にていただいたペイパー愛ティムは友人の刈谷悠三さんのデザインにて興味深い本仕立てになっていた。
 二人のご挨拶、披露宴席表、料理の内容、1979年から昨日までのそれぞれのコメント付き年表などに多様な情報が記録されている。
 何事にもやり尽くさんと気に入らない二人の気持ちが現れ興味深い。作るには大変手間が掛かるのだろうが捨てられることはないだろう。



  12月13日  東京都内はぐずついた天気であった

■親子ほど年の差があるのですがmy瑞雲の友である 松島潤平さんの結婚披露宴に参加させていただきました
 会場は村野建築でした おいしい料理と 楽しい演出にておおいに盛り上がりました。 多数の友人知人にも会うことができたり my活動再開を待っている人が多いことも知る機会になり また311以降の福島の困難を言葉で説明する機会にもなり 多様に楽しき宴でした。 
 


岡田知弘先生の動画があったので・・安倍政権の「地方創生」は道州制へのワンステップ―国民の暮らし切り捨てる「自治体消滅」論の罠をテーマに語っているようだ
 



 12月10日   

双葉町に暮らしていた おばあちゃん、お母さん、お孫さんの三人にお会いする。そこで多数の困難について話し合った。
 俺は311から5年ほど間に被災地活動経験をしている。古建築の保存、津波に遭った地域のまちづくり(主に高台移転計画)、それら状況を発信する新聞やHPづくり。福島にては除染作業にも関わった。その家族とその地域においてもそれらの体験をいかしならがらお手伝いできると思った

おばあちゃんは話をじーっと聞き うなずき 泣いていた。その間 311から100年後までの長い ながいドキュメンタリー映像を観ていたようにもおもった

今日 話し合ったことを100年間伝え継ぐことができる仕組をつくることも使命の一であるけれど。目の前にいるおばあちゃん お母さん お孫さん そしてお父さん。家族みんなが「原発事故に遭ったけどこのように暮らしてきてよかったね」と語り合える日をつくることにしましょうと確認しあった

おばあちゃんの時々の涙は 国の対策や町の対応でも手を差し伸べることができない困難は多数あると教えてくれる。 自分たち家族で行った行為もいかすことができるし、それらのささやかな物語を伝えることもしよう。
  


 12月08日  たり よる冷え出す

 今世紀に入っての興味は、移行期に起こる悪条件下で懸命に次の時代を開くために生きた人々の事。そしてその時代背景だ。時間を見つけてはそれらに関する本や資料などを見つけたりして楽しんでいる。

■移行期において発生する加害者と被害者がどのように和解すればいいのだろうか・・とう難問が平時より多数うまれる。大澤真幸さんは岩波新書『不可能性時代』で松本サリン事件の被害者が教団に呼びかけた姿勢を見つめ和解への困難な道を拓くための一つの例をしめしている

重源の生きた時代には源頼朝義経兄弟の決裂が有名。兄が弟殺害を命じ、平泉から塩漬けの首が鎌倉そばまで来ても兄は実見さえしなかったという話が伝えられている。和解できなかった悲惨な例。義経は武士の結束を強くするために京都で育ち貴族かぶれした弟を殺害命じざるを得なかったとも言えるし、義経には兄の思いを受け入れ生きる柔軟性が無かったとも言える

 頼朝の例だけではなく時代が変化して次の時代の扉を開き一歩進めるために先人たちは大きな困難を乗り越え今がある。(他者と伴に平安に生きる術を学び身につけ活用し暮らさなければ豊かな人生を得ることは難しい。)

 戦後の日中友好の扉を開いた周恩来の人生は好ましいと思う。共産党を好きだ嫌いだを抜きにし優れた政治家の一人して記憶することに異を唱える人は少ないと思う。優れた例を沢山あげることはできるが惨憺たる文化大革命の嵐が10年ほど吹き荒れるなか、日本人の皆もあっと驚いた!アメリカとの国交スター。田中角栄を招き日中戦争の加害者と被害者の間にある多様な難問を乗り越え国交再開をさせた事実は今日の世にも再確認は要るだろう。

家族と側近が語る 周恩来 動画がおちていた。移動の時間などに観る



 その2  その3 その4 

 戦争の混乱の中で伴に戦った双方が協力し事物を成し後の日中友好の架け橋の礎をを具体的に作ったことも興味深い。名も無い多数の日本人たちだ。彼らは戦後中国で帰国を許されず、留用された。医師、看護婦、技術者など。亡くなった人もいるが戦後15年までに帰国ができており、そのことを証言していた。




  12月07日   

■町中に出て雑用を済ませる。北西の風ややつよく町中よりの緩やかな登り坂が続くので自転車でものろのろ運転となる。今日はのんびり過ごした。

■縁あって招聘研究員です。昨日は早稲田大学ジャーナリズム研究所の総会があった。どうして俺が研究員なのかは長くなるので省略。
 招聘研究員もパワハラセクハラは大学の名誉が傷つくので禁じられている。社会的責任を負ってしまった。

 花田先生の声かけで多様な領域で活躍され大学から認められた20数名の招聘研究員が集った。教育学部の一室で熱い話し合いが4時間半。

 その後2時間ほど飲み会でのわいわい。こちらの方が本音が出て楽しき語り合いそれぞれの方との身近な交流の場となるのは常。で、参加した。どちらも詳しい内容は書けないので省略。 いずれネットなどで公開される予定。

 東京は暖かい、新幹線の中はもっと暖かい、車内の空調のため電気・エネルギー使いすぎているんじゃないだろうか。自由席は満席だったので人間から出る熱で想定外になり暖か過ぎたのかもしれない。

 半年ぶりの早稲田校内は銀杏並木も美しかった。


■総会前に青山で開催されている松島 潤平展に行った。?!開店してず。どうしたのかなとしばらくきょろきょろして待つ。

しかたないのでしばらく待ったので早稲田大学へ行く体勢へと思い戻り始めたら男の人が来て鍵を開けてくれた。ぎりぎりにすれ違い無し。

久しぶりにの展覧会場。立ち上がって数年たったぜーよ!の若い建築家の自前展覧会場に入って新鮮。

建築家の概念のほか、観る者もいない清々しさはいいかったです



 12月05日   西北西から東南東へ雲がやや速く流れいく

■検索エンジンのような画像検索エンジンが出現していたようだ。顔が識別できるのなら古文書だって読める、古代の中国やエジプト文字の解析だって可能になうのかもしれない。
 デジタルデータを活用し画像識別が可能になるのは当分先だろうと昨日書いた。が、2012年あたりから顔の識別力が人間以上にアップした。これからは、買い物する時にレジや財布も不要になるそうだ。万引きができなくなるね。顔を識別ができちゃうと ITを活用しキャッシュカードの仕組みと連携させれば誰が持っていったか分かってしまうのでレジも不用なり銀行から引き落とされることになる、万引きできない、そんな仕組みだ。泥棒が地球上から消えるのか、はたまた誰かの顔に作り替え奪い取る強盗が出現するのか、おもしろい社会が出現しそうだ。

 それから今や農業、建設業、食品加工業に大変革をもたらすだろうとと説明している動画を見つけた。ビックデータを分析してナノ秒に売り買いし富を蓄積する金融資本主義が実体経済にも極度に影響を与え人々の働き方、社会のありかた、政治のイシューまで変えている。そのことを知らない人はほぼいないだろう。

 プログラミングは人間が与えた条件下での判断を忠実に素早く多量に計算するソフトを作るために人間が指示をあたえ稼働させるしかない、指示の範囲内だけで稼働する機械だと思っていたが、IT自身が脳の判断と似たような働きをしだしたらしいと言う。
 識別判断を加え次にすべき行為を見つけ出し行うことは人間しかできないと思っていたが、この2,3年で革命的に変わってたらしい。グーグルや、フェースブックはAIの技術者やそれをつかって解析する会社を買収しまくっているという。使われる国の人になるのかAIをつくり、使い方のルールをつくり、AI的世界を支配する国の人間になるのか、激烈な競争が始まっているとのこと

そのように人工知能を活用することができつつあるという。更に人工知能(AI)人間の脳と行為による協同作業が可能になり産業全体を変えてしまうようである。 もちろんそれらの技術変革が今でも足下にある雇用の問題や格差の問題を解決するわけではなく、いっそう問題を差を大きくしていくことだろう。だがITによって始まった知の革命はだれも止めることができない。嘆かず参加し観察記録し少し先の未来を予測しつつ過去の長い人間の歴史と照らし合わせ、日々の暮らし方考え方を修正することで楽しく明日を生きる術を身につければよいように思う。

 より積極的に人・物・技術との豊かな関係性を構築するための努力が要るってことだろう。ぼんにゃりしている場合ではなく、瞳を開き感覚をもおおきく開き生きていきたいものだ。 

 その概念をディープ・ラーニングというのだそうだ 東大の松尾先生が動画がにて説明している。
埋め込み表示が許されていないので動画が表示されない。URLを貼っておくhttps://www.youtube.com/watch?v=GbmKWY7SLng


 12月04日  

■ 2003年から宮城資料ネットが伝えているwebニュース。2011年度版は東日本大震災があり発行数も激増した。それから事務所自体が被災しているなかで各地の被災資料をレスキューしていた。環境が破壊された下で発行してたいのでwebニュースのデータホルダ管理がめちゃくちゃ。なので昨日から整理しだした。
 2011年度分のweb頁用hmlとフォルダが何本もあった。それぞれ理解して、つながりもわかったので、一つのhtmlまとめサイトにアップした。目次やインデックスからリンクは張ってない。準備が整ったので時間を見つけ目次頁も少しずつ整理していこう。

■いろいろな人の写真を活用しているので一枚一枚の写真へのナンバリングがなっていない。どうしたら同じ番号にならないで済むか?これは難しすぎる。ひょっとした間違えで上書きした場合、データが消えてしまう可能性がある。悩ましい。ちょっと考えても難しい。長年使っていると最初に作ったルールを忘れ新たなルールで番号付けしちゃうのでさらに混乱する。そういう事の繰り返しだったような気がする。
 そこで画像用検索エンジンが発明されナンバリングせずとも使えるようになると便利だ・・と馬鹿なことを想うのだが・・。図書館で本に貼ってあるラベルの見方を教えてもらったので参照にするのもいいかも。これからそれで良しとしても今までのデータ番号どうする野問題が残る

■ニュースに目を通していると多数のボランティアの参加を得ていることが分かる。お祭りのように一気に多数の人が集まり群れるそのような熱気は要らないのだが、静かにそして継続的にボランティアの人々が各地に集い資料を救い出す姿は尊いことだなーと再確認してしまった。
活動の内容は古文書を所有してる方々から連絡をいただき、レスキュー日を決めてボランティアを募り、現地にて整理収集し保全する。最終的には各文書を頁ごとにデジタルデータ化し保存する。
それらは手間と根気が要るうえに継続できるかどうかが肝。なので一部の専門家が行うのではなく地域の人々が所有者の下にあつまり協力し撮影しながら地域の古文書の実態を知りつつその歴史的事実をみなで共有する作業にすることで、地域のつながりをも保全することができる。21世紀にもなくてはならない人の営みの一つ。

■1995年から日本列島は地殻大変動期に入ったと言われ、その認識の共有も広がったことで地域の大切な歴史資料などを保全するために全国各地に組織ができつつある。大学の先生たちや学生など、各地の教育委員や資料館などとの連携盛んになってきている。2003年の当時から始まる地味な努力が少しずつ郷土に浸透しているように思える。
 少子化によって地域が消える前にそれらも保存できるかどうかも興味が湧く


資料ネットのweb頁をはめ込んでみる練習
こうするといろいろ使いでがあると分かる


 PC悦覧だと窓が崩れないがmyスマフォで観る下方にままどーんと重なり表示されてしまうのでややもったいなし。重ならないようにするために下に下げてみると・・


































 

 12月03日 晴れたり曇ったり 

■ 宮城資料ネットのニュースホルダをまとめようとし始める。東日本大震災に遭い多様な活動をしていた2011年のほぼ一年間のニュースフォルダも、あの当時の状況を反映しているかのように「乱れているので整理したい」と思っていた。長い間放置したままだったがようや1年間のホルダに目を通した。
 どうしてあのように混乱しているのか、思い出せないのだが・・どういう風に乱れているのか分かったので少しずつ整理していくつもり

■今週12月5日土曜日朝6時30分より、BS12トゥエルビ「未来への教科書〜For Our Children〜」にて、宮城資料ネットの特集が放送されます。BSデジタル放送が受信できるすべての地域で視聴されます・・・とのメールがあり予告動画が公開されていたので貼る

BS12トゥエルビの視聴方法(無料です)http://www.twellv.co.jp/howtowatch/
 宮城資料ネットの仕事は地味であるけれど、一端文書などの記録が失われると自らの歴史、つまり私はどこから来たのか、何者であるかさえ分からなくなるのだ。記録を保存することは記憶を継承するってことでもあるが、目先のことにだけにとらわれて動物としてのみ生き抜いて死んでしまうのは少しもったいないだろう。

 予告編の頭の方でmy長男も語っている。本編内容が楽しみである。
   

■ 予告編を見たが 右サイドの欄に過去の番組も表示されていた。本編も数週間後には公開されるような気がする