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   2002年4月の日記


4月30日 曇りのち小雨が降っては曇りいる

26日から車で上京。29日夜戻る。

連休中は何処の道も混雑するだろうと思い、車の移動は深夜と早朝と決め、混雑巻き込み予防策をたてて家を出る。昼見学地にて適度に寝ることを心がけ、朝日でまぶしい都心を突き抜け駆け抜けた3日間。初日は福島から三浦三崎まで飛ばす・・。二十歳前にデートした土地だった・・と思い出す

横浜への山中さんに会いに行くついでに・・、噂に高い三崎のマグロを食ってやる・・と思っていた
web検索とその情報の威力も確かめたいと思ったし・・webで三崎の食い物屋や民宿情報を検索して、webツアーを後追い実体験してみようじゃなかい。三崎で人気ナンバーワンのお店へ行く。なんだか怪しげで店内は混猿してるなー

店先は行列が出来ている。小さな町なのにそこだけ賑わっているのなんとも変な景観。潮風の臭いだけがwebにはない。隣の店だって美味いだろうに・・と観光客同士で話している。そんな観光客で賑わう店に入る。

値段が高い、品数店の作りともにゴチャゴヤしていて一見の客の私には今喰うべき品物を決めかねるー・・・。客にとってシンプルじゃないのが辛い。

マグロの刺身は一皿に5種類ほど盛られていて3500円。その他はネットの人気no1もかかわらず・・私の好みには合わない。・・安くて美味い宇都宮の「みんみん」の餃子のような食い物屋が一見の客には親切。 みんみんには品数3品しなかい・・焼き餃子と水餃子と揚げ餃子だけ。で一皿220円と安価。客は長蛇の列・・連休中は1時間半ほど並ばないと食えない。

夜は城ヶ島素泊まり民宿。

夕飯は隣の客の声が深夜まで鳴りやま民宿を出て、バスで230円の三崎の町へでる。銭湯見つけたよ、民宿の風呂よりやはり町の銭湯を探すべきと・・あらためて温泉好きの私は思う。残念

昼とはことなり夜飯は町の店で情報を仕入れることにした。

果物屋さんで安価の寿司屋さんを紹介していただく。値段味とも満足。やはり足と第六感を使わないと旅も面白くないなーと確認。しかしweb情報を得て外れの体験を多く持つのも良いのではないかと思う。

翌早朝・・城ヶ島をでて千歳烏山の知人の家へ、1時間チョイで静かな住宅地に着く。あれこれ両親のかたと世間話をし、車を置いていただく。

上野の森の雪舟展へ。

500年前のお坊さんの絵を見る、墨絵であるが墨のぼかしを使い輪郭を無くしたり、輪郭を明確に現したりと・・彼は境界をどのように意識していたのか確かめたたかった。当時はそのような認識がなく・・当たり前か・・行き着く先は天然の中にあって「人間の小きを悟」ことを目的としたような絵が多い。宋の手法を消化しそこから離れて自利流で奔放な作品がないなー・・予想はしたてたが、見応えあるけど私はツマラナイと思う。外国に学ぶことも多いだろうがそれを確認する為だけの絵になっていて残念。唯一天橋立付近を書いた絵が印象に残る

北斎のようは自由奔放さと観比べると 面白くない当たり前って・・・・。北斎の絵は商品として流通した絵だし、雪舟の絵は悟りを開く為高貴な方が所有していた絵なんだろうからなー・・

上野から横浜へ。

都内とは顔つきも髪型もチョイト異なる横浜の町を突き抜け進む。本牧原の山中新太郎さんに会いに行く。建築あそび以来だから2年ぶりかもしれない。

事務所内は2日締め切りの庁舎コンペの最終審査用の模型をこしらえていた。山中さんの友達が手伝いに来ていてそのことに集中してる姿と面構えに感動。久しぶりに建築を作ろうとしてる人の現場を体験して、すっかり建築の実作から遠ざかっている私は、建築ってイイナーと思い出させて頂きました・・で感謝した次第です。事務所の庭先のたわわな蜜柑もいいなー

続きはまた・・暇なときにでも



4月26日 曇り

連休に入ったので今夜から29日まで上京することになった。電車賃が無かったので、方々口をかけていたら都内から福島まで荷物運びを頼まれる高速料金、燃料費と飯を喰わしてくれる人が現れ、急きょ決定。連休都内は混むぞーで夜中都内を突っ切る予定。やり残していた用事も済ませることができそうだ。駐車する場所も見つかった。

先日事故にあってmy車は修理中なのだが代車が来た。準備整う。

横浜の船着き場や城ヶ島まで足を延ばす予定。半世紀ぶりに23日から開かれてる上野の東京国立博物館の雪舟展を見るぞー・・横浜の山中新太郎さんにもエールを送ってきたい。

このとことろ母と娘の行き違いの相談にのることが多い。昨夜は長時間だった。

相談事は娘からのメールが多い。母は子の考え方の違いを見つめ尊重することがなかなか出来ないようだ。こどもと決めつけて一方的な会話からやがて感情的な会話になることが多い、それにしてもどちらか一方が未成熟な場合は理解しあうの・・困難を極めちゃうなー。

意見の違う大人同士の話しあいは敵同士の話しあいじゃないんだけど、どおうもそんなふうな風が吹き荒れるので、調整にあたると どちらか一方が泣くので難しいね。

友好な会話が成立しないのは母娘だからとは限らない・・意見の違う他者を敵と決めつけてしまう人は多い。他者の話を聞くことに耳を持たないモノ同士の会話や、一方が押し付ける剛直さもこまるが、何本上映されても・・アニメの主人公のように永遠に大人にならない・・永遠の少女(自己愛の象徴)を見てるようで母の戯言もツマラナイ。

意見の違いは母娘が敵になってしまったことではない、母娘を離れて他者として友好関係を築くめのスタート地点に立ったと確認すべきである。

拒否し家出もよし、子を捨ててもよし。意見の違いから始まり将来どのような人間関係を構築するのか楽しみである。その後の変化を連休前に毎年報告していただくことにした。

設計の仕事があればこういうことには巻き込まれないのだが、人間模様を観るのもまた楽しい



4月23日 薄曇り

新緑が文字通り刻々と変化している信夫山から鶯の鳴く音が聞こえる。昨日はNTTの職人さんが仕事場の前のマンホールから水を抜いていたので、エンジンの音がサッシをひっきりなしにふるわせ、にぎやかだった。今日は喉かな春の日射しがベランダに溢れている。仕事もないのに (-_-;) ノンビリした気分である

今日はすっかり早起きである。と言うのも気分の優れない夢を見たからだ。夢判断によると生命力の高まり、ナニかを得るとあるが、そう判断されても気分の悪い夢だったことに変わりはない。内容はつぶさに覚えているけど、書く気になれぬ。こんなのは珍しいことだ。

早起きついでに6月1日のお知らせを方々(建築関係)のイベント用掲示板に 書きまくる。果たして反応はいかに・・あるのかな・・2〜3日待ってみよう。

夏原新さんから「うつくしい にっぽん」というタイトルの写真展(個展)のお知らせの葉書をいただく。5月9〜21日まで。時間15〜25時。世田谷区北沢(03−3469−1659)現代ハイツにて。
深夜1時までなんて都会的だなーと関心。仕事を終えて帰りにノンビリ写真を見ることができるんだナー。都会に移り住みたくなって来た

 夏原新さんは3月末に原広司さんの自邸を一緒に撮影した方である。互いの成果は今月末に発売される建築文化のCD−ROMに収録されているので、観ていただければ嬉しいです。

原さんの家の撮影とフォトコラージュを済ませたあと、夏原さんの自宅へお邪魔して撮り貯めた写真を、撮った順にベタ焼きしてるから日記にもなてる写真を見せていただいた。美術館ないの美術品や遊園地などの写真がカラフルで色彩にタイしてきめ細かなで敏感なところが魅力的でした。

 20年前に東松照明さんの写真展を実行委員会形式で開いた事があった。ガソゴソしてたら、押入から当時の記録や写真集が出てきた。ついでに検索して東松さんのHPを探し当てた。現在長崎に住んでいるようです。「いま!!」題された20年前の写真展のトップは長崎に原爆が投下された11時2分で停止してる時計だ。次に溶融したビール瓶・・・と原爆の惨事を個人の時間に取り込み咀嚼しようとする意欲作が続いていた。原爆の風評を鵜呑みにしないで、この目で見る姿勢に打たれるよ。

日本における「グランドゼロ」を10数年後にあらためて写真家が問い直した写真だ。

東松さんとこからトンベで今福さんの「メデアと世界同時性ー衛星的暴力のかなたへ Satellitic Violence」を見つけた
http://www.cafecreole.net/WTC/AfterWTC-4.html )読み応えのある文章でした。

世界貿易センターへの自爆テロ攻撃跡地であるグランドゼロ・アフガニスタンも数多くあるだろうグランドゼロの記録は誰が写しているのだろうか。どん欲に見続ける東松さんの写真集とHPに触れてそう思った。



4月21日 曇り 新緑が日増しに輝いている

一昨年卒業設計に行き詰まり留年しちゃった大阪のAちゃんから、手紙が届く。元気な顔と和服姿に愛犬との2ショットの写真同封。卒業後仕事もとれて設計や現場管理の日々とても充実してるとのこと。良かったね順調で。
 
卒計はなにをやっても既視感にとらわれて、自分は真似人間だなーと悩んだようだ。まずはおおいに真似ること、でも完璧に真似ることは不可能。その差異をしる事が大切。真似と言われてもいいから、自分が精一杯まとめて提出することが大切であると言っておいた。真似との差異を知り確認するのは自分である。そこを手抜きしてはだめ。何度も何度も壁にぶつかりながらも今年は審査会で上位になれ・・大学を卒業出来たとのことである。まずはスタート地点にたったようで安心。

まったく同じ設計をすることは不可能だろうと思うけど。何処かが似てると全部似てるように思いこんじゃうんだろうな・・と悩みのメールを読んでいると・・思える。自分の理解してる範囲で似てるダケだと思うけど

同じようでも微妙な差異を把握してその違いの意義を自覚しなければ、個性なんていうものはたいした意味を持たないだろう。大げさに言えば世界の解釈の仕方が同じじゃツマラナイということなんだ。

昨日同世代の人からもメールがあった。良くある話。親子の問題。親が子供の事を全て理解してると思いこんでるノーテンキさから起こる問題。子供を一人の自立した人間として対応出来てないし、子供の未来のこととなると俄然見通しがきいてると思える馬鹿親さ。それから自分の子供能力を信用出来ないでお節介的押し付け等。

まずは家出あるのみ。家出して自己責任を体現して生きることが肝要

日本史を研究し『公共圏の歴史的創造―江湖の思想』(東京大学出版会、2000年)の著者である東島誠さんからもメールが届く。いずれ建築あそびの講師とてお招きしたいと思っている



4月19日 快晴 ぽかぽか天気

この1年my家族は車の事故によくあううなー。昨日はmy妻が信号無視して交差点に入ってきた、70才をとうに過ぎたような、じいさんのブルーバードに車体右前方を体当たりされた。車体が曲がってしまったしライトあたりが、グジャギュジャになっている。幸いmy妻に怪我は無かった。もう少しで目標20万kmのmy車の運命はどうなる・・。

じいさん車の販売会社に勤めていたようで、事故の事には詳しいよ・・とばかりに信号無視を棚に上げて、訴えてやるとmy妻を脅かしたあげく、逃走を企てる始末

車の事故を起こしたら相手を脅かすに限るなんて、信じてるようである。馬鹿なモノもいるのが・・・この世よというものである。クソジジイは運悪く逃走に失敗、お巡りさんが来るまで、周りで事故を目撃していた運転手達に、取り押さえられていたとか。警察が事故調書をとったり、信号無視だよと諭すされて後も、自分の責任じゃないと保険屋さんやmy妻に言い張っている。はなはだ迷惑なじじいである。

おかげでこちらの車は修理にかかれず今日は車無しである。年寄りの運転は右折が危険と言われているけど、見通しのいい直線で、my妻は青信号を2台目に進んでいるたのに、1台目にだったなら早めに飛び出しも考えられるが、2台目よ・・青信号を進んでる2台目にぶつかってくるとはね・・、ジジイの不注意とその後の態度に、日本の不良債権の発生源をまともに見ちゃったような気分の悪さである。 目撃者が大勢いるのに責任を認めようとしない、態度はどうなっているんだろう。  (夕方ようやくジジイ過失責任を全面的に認たと連絡あり)


昨夜は福島テレビのSデレクターやNさん達とLばんれぽーとの画像を再度みてワイワイ話した。方々に話は飛ぶんだが・・とらえ方が良いと思う。福島ではほとんどお目にかかれない人間だとおもった。myマシンガントークに負けないSマシンガントークである。

 基本が普通の人間であることを自覚してるから・・・態度や話のベクトルが高圧的でない。もちろん生活者の視線でモノをみて伝えようとする姿勢に同意

モロ盛り盛り上がりその後Sデレクターの家にお邪魔虫・・夜中だったので、なにがなんだか分からなかったが居間にはお子さん達が元気に遊んでる痕跡があった。お父さんが実家を継ぐことになった大切なピアノを見せていただく。質実剛健そのものの姿形のピアノであったな。音はどうなんだろうと思いながら家に戻った。

my次男は右膝の精密検査を受けたがまだ1週間はかかとを着いて歩くことは禁じられている。やはり1月は完治にかかるのではないだろうか。生きていると色んな事が重なって起きる事もあるだろうと思う。冷静に対処することが大切と思う



4月18日 早朝
 昨夜は強い風が吹いていて物が飛び回り方々にぶつかる音がしてた。まだ風は収まってない。仕事場のサッシがガタガタブービュウと音をだしてる。

福島テレビのLばんテレポートという夕方の番組で昨日BOX12が10分間ほど放送された。10分て長いね。発注者の生活と建築の関係が面白おかしくやがて・・司会者の方々が驚いてる様子が伝わってきて、ちょいと心配になったりしたが、建築と使用する人・人の共演によって、そこに楽しくて力強い生活が生まれて来てる様子がよく伝えられていたと思う

TVの司会者達はとても早口で多くを語るんだが、途中では言葉少なになっていて、なんとかこの変な建築を理解して、言葉にしなくてはならないゾーと・・いう雰囲気。チョイト沈黙の力が働いてる、あーマズイとおもって見てしまったところもあった。

私にしてみればなんてことない建築なんだが、司会者の方々にとっては呆れる建築なのかもしれない。変な・・私はユニークではないけど、むしろまともだと思っているんだ。

 昨日3月2日に開いて建築あそびの花田達朗教授の記録をアップした。その中の要点として、多様で豊かな市場や政治空間が生み出される苗床は豊で多様な私人の領域からだよというパブリックの歴史が語られている。日本の現実のようにお上からの言葉や約束事からではないんだ、ということが語られてる。

 多様な公共建築から、豊かな私的領域の世界が生み出されるのではないと言い替えることができる。お上が豊かな公共圏を生み出したりするんじゃないんだ。・・つまり普通の人々の生活が活気溢れ豊かさと多様さを獲得することが世界を豊にする基本なんだ。ということが充分に語られている。言論の自由・異なる他者との相互理解についても語られてる。

 10日のBOX12を紹介する番組はお金が貯まる事務所と言う世俗的な言葉で開始された。

 雑誌やTVに取り上げれるという事は、他者に他者の考えを伝えるTVなどのメデァの難しさっていうものを、横目で眺めさせていただいてることなんだ。自分の建築にたいする意図を伝えるのも困難なのだが、まして他者である私が考えた建築をTVで紹介するなんて、とても困難なこと。建築の専門誌でお金が貯まる事務所なんて話しても相手にされないけど、TV番組で視聴者の気持ちを捉えて見せるためにはそういう手もあるんだなと思った

 イントロはおもしろ可笑しさで、最後は高橋アナがキチンと「カタチの面白さよりも、ああいう家になると、自分の気持ちがサー頑張ってみようかなとなると、お客さん増えますよね、生き生きとした雰囲気になりますから」・・と言っていた。

建築を作り生活するってそういうことが、とても大切なのだと思う。同時にそういう感情を建築の中に生きてる人・人がもつことは良いことだけれど、難しい事だとも思う。3月2日の建築あそびの見学会でも「人の感情まで建築が生み出すような仕掛けになっているのね・・」と言われたけど、そういうことを思って設計をしてるんじゃないんだ、どこかに体質としてそいいうものを持っているのだと思う。私の深層の願望がヒョイと私のしらないところに顔を出しているのかもしれない。

L形をモチーフにして全体が構成されていたBOX13はすっかり「Lの家」と呼ばれている。テレビ映りも満天だ。建築雑誌写真より綺麗に伝わっているとおもった。もちろんそれはTVカメラマンの確かな腕と目がよいから、いい映像が生まれているのだ

 BOX12だって綺麗に映っている。設計していた当時のことはすっかり忘れているけど、TVカメラマンの方の確かな腕と目が生み出す各ショットの映像を見てると「あそんなことも思っていたな」と思い出す。

建築を作りだす人間として、どのようなカタチであれ建築に興味をもていただけるのはとても嬉しいことだ。自分では素直な建築を作っているつもりなんだが、2週続けて放送をみてると、この世ではどうも変な建築に見えるらしいということが分かった。分かったからと言ってこれからそうなることはないだろうが、とにかく分かった。・・・そえれは作る建築と買う建築との差異が生み出す至極当然な現象なんだろうか。

特別な発注者が特別な建築家に依頼した特別な建築であるという、お宅は意見的な嫌な雰囲気が全くなくて安心もした。普通のことであるとか可笑しいとか、楽しいとか、元気がでるとかいう方向で放送されるのはとても歓迎したい。何故なら売るための建築ではないからである。ありがたい役に立つところなんかないんだけど・・・でも・・・。

TV初出演でも皆さん笑顔を絶やさない各BOXの方々。アナウンサーの荒井律さん。デレクターの斎藤さん、2人のカメラマンの方。スタジオの苦労され理解していただいた男女のアナウンサーの方々。スタッフの方々にmy建築の放送に協力していただきましてありがとうございました。感謝いたします 

世界は確かな目と編集の仕方によって発明されるものである・・というとをFTVの方々に教えたいただきました。まだまだ世界を発明する方法はあると思ったTV初出演でした。



4月17日 曇り 暖かい風が強くオンボロのサッシの隙間が泣いてる

昨夜までかかり花田達朗教授からの校正をPにして、webに乗せた。一段落。ワイワイ編は11月初旬に開く現代バージョンの記録と一緒にwebに乗せる予定でいる。
3月2日から1月半でup出来たことになる。PCに慣れてきたので処理が早くなってきたかな・・。

この2〜3日気圧の変化が激しく身体が応じきれないのか・・・、首が回らなくて頭に血が上らないのか、長時間PC作業をしていると、視界がぶよぶよと滲んでその滲みが方々へ動くから、目が眩むようになった。中学生のとき野球をしていて、同じように視界がブヨグギャして、倒れた事を思いだした。そろそろイカレタ来たのかな・・もともとイカレテルなー。

若いオネイチャンにモンデ頂かないと治らない病なのかしら・・と馬鹿な事を考えてます、春の風がオンボロサッシを泣かせます

これから福島テレビのLばんテレポートの放送があるので、ビデオの記録を撮らなくちゃ。予定ではBOX12が放送されるはずだ。イカレタ我が家のTVは予告もせず電源が切れチャウので録画中ブッンと中断するかもしれない。先週は幸運にも中断ナシヨでよかった。なんとかして記録して、いずれ文章化してPにしてアップするぞ。

建築がどのようにTVの情報として流て行くのか記録しておこう。

この1年は建築を作らず、webの記録づくりが主だったな。自分の記録を作り、今までの作業を見直してみるのもいいと思ってる。記録キリがないなー・・計画物件の記録pはほとんど手つかずで放置したままだったなー

今月初旬からmy妻は首の回らぬ私に美味いオカズを食べさせてやろうと決意して、クリーニング店の受付でパートを開始した。PM6時〜9時まで。夕飯は私の当番である。毎日献立を即興ででっち上げている。調理が要領よくなり短時間で済むようになってきた。20分で晩ご飯とまでは行かないけど、1時間は掛からない40分ぐらいは掛かるだろう。50年かかってようやく主婦にもなれそうだ

昨夜は親に嫁に行けと圧力かけオネイチャンから悩みの相談メールあり。まずは家出のすすめ。家出そ実行するように指南しておいた。親から離れることが大切だね。馬鹿親は暇潰しに娘を監視する、親の裏書くぐらいじゃないとね娘は



4月15日 薄曇り 外はとても暖かい

木の芽時。昨夜から頭が痛い。視界が歪むで調子が悪い。首が回らないので、とうとう頭にも血が通わなくなって来たようである。低血圧による症状かもしれない。

放って置いた車をNちゃんに使ったいただくことになり、車検などの手配をする。my車は現在20万kmチョイ足らず。買った時20万キロは楽勝って車屋さんが言っていたけど嘘じゃ無かった。それから比べれば7万kmの放置車はまだまだ走るだろうなー。保険などの処置をお願いしておく

花田達朗教授から3月2日の講演内容を校正したファイルが届く。「公共圏」にっいて、西洋史バーション・日本史バージョンとも届く。なるべく早い時期にwebに乗せたいとおもいます。第3・第4バージョンは今年の秋改めて建築あそびに来ていただき、講演ねがうこととしました。

花田先生に教えていただいた、東島誠さんの著書「江湖・・」については、日本近世史を研究してるmy長男が持っているので、借りて秋の建築あそびまでには読んでおく。夏に予定の・・東島さんに建築あそびに来ていただくのがイイかもしれない・・と思い、東島さんの連絡先を教えていただきました。

6月1日の 建築あそび は建築家の藤本壮介さんをお招きし建築観をお伺いすることにしまいした。藤本さんは役場コンペの一次審査通過とのことで、役場の案の話や、プレゼンも見せていただけると思います。jtの今月号に3案掲載されていましたので、若い建築家や学生の方々に多く参加していただければ嬉しいです。

参加費は3500円です。講師の交通費と当日の食い物代。pm5開始で深夜まで。雑魚寝希望者(5〜6人まで)は朝飯代等として500〜1000円加算です。詳細はPを作って置く予定です。

17日は福島テレビ、LばんテレポートでBOX12が放送されるので、見てください
PM4時54分から始まります。BOX13放送分は文字化してPを作り始めました



4月14日 晴れ 新緑が日々色を変え続け綺麗なかぎりです

11日朝7時半頃 中央線 中野駅あたりでmy次男事故にあい、その処理などで上京してた。今日仕事場に戻り・・ほっ (>_<)

以下事故を知るまでのmy子達のやり取り・・

● my次男発 April 10, 2002 10:16  PM Subject: 車にひかれた
靭帯を痛めた。病院の理事長にひかれてそいつの胃腸科に何故か入院中。一応整形外科に行ったけど、交通事故ってもっといろんなとこ調べるような気がするんだけど。 警察にも言って無さげだし


☆my長男 10:48 PM Subject: Re: 車にひかれた
人身事故の場合、即座に事故証明を取らないとトラブルの原因になります。「警察を 呼ぼう」といわない時点でおかしなものを感じます。 


●my次男  10:40 PM Subject: Re: 車にひかれた 無いよ。
ひき逃げてないよ。

☆my長男  10:55 PM Subject: Re: 車にひかれた
すでに、実家から警察を手配しています。必ず、警察の事故証明を取ってください。 示談云々はそれからの話です。また、治療は第三者の方がよいでしょう。


●my次男  10:52 PM  Subject: Re: 車にひかれた
HT胃腸科医院  豊島区西池袋・・・ 大事になんのこれ

●my次男 10:54 PM Subject: Re: 車にひかれた
俺も悪いの?


☆my長男  10:56 PM Subject: Re: 車にひかれた
それを客観的に調べるのが、警察の事故証明です。また、状況が分からないのでなん ともいえません。


●my次男 10:59 PM Subject: Re: 車にひかれた
治療が一番心配。


☆my長男  10:59 PM Subject: Re: 車にひかれた
人身事故の場合、被害者が治療費を負担するということはまずありません。しかし、 そのためにもまず警察の事故証明が必要です。頭を打ったなどということはないで しょうか。


☆ my長男 11:08 PM Subject: Re: 車にひかれた
警察に届けは出ているようです。とりあえず、ゆっくり休んでください。お騒がせ
し ました。お大事に、それでは。


● my次男 11:12 PM Subject: Re: 車にひかれた
今日病院の保険屋が来た


以上やりとりでした。

11日上京して簡単に処置。加害者や保険屋などにあう。my次男右膝内側靱帯をのばしたようだ。右側から車がぶっかったからね。

全治3週間と診断書にかいてあるが、3週の3を訂正印にて訂正。4を直したような書類であった。院長のお友達の整形外科にて処理しているので、こちらは懐疑的になる。靱帯なんてそんなに簡単になおるのだろうか。2月ぐらいはかかるのではないかと思うが

 保険屋との話・・休業補償・慰謝料・足代・物損は支払うのだそうだが。慰謝料は1日に4100円とか。それも通院日だけの合算だそうで・・ホントなのこれ。

おまけに治療費は立て替え払いしておかないとイケナイ、・・交通事故は健康保険外だから高額だしね。

貧乏人は車の事故にあったら、事故死しゃなくて飯代なくて死ぬね (*_*)」といったら保険屋「貧乏人は事故に遭うなということでして、だから私は日々注意して生きてます」とのこと。さすがT海上火災保険(株)、大企業の優秀な社員は言うこと違うね・・

加害者にその旨えを伝いた・・保険屋になめらてると言うことで保険会社に電話を入れたようで 、もう少しましな保険的な処置をしてくれるとか・・ そうかな・・
 痛い不自由するね ばかばかしいったらないよ・・。注意しましょう

保険屋になめられるてはイケナイようです。車の事故に遭うと痛い、と治るまでの不自由さだけが残るようです。これから交渉です・・。

東京では田中浩也さん、建築家の藤本壮介さん、メディアデザイン研究所の荻原さん飯尾さんにお会いしました。皆さんお世話になりました。感謝

建築あそび 藤本壮介さんと相談の上6月1日に決定しました



4月11日早朝  曇り

昨日は福島テレビの「Lばんてれぽーと」でBOX13のレポートが放送された。予定ではBOX12と共に放映で6分と聞いていたんだが、BOX13だけで10分間も放送。チョイトした番組になていたので驚いた。要点もまとめられていて無理なく伝わる内容になっていた。

ただし問題あり、これはなかなか信じてもらえないことで、毎度毎度・・どうしたらいいのかなーと思うことだ。雑誌の取材などでも,そうなんだが、・・・発注者は極普通の方なのだということが報道画面全体から伝わらない、ということだ。

TVで報道されることだから、特別なこと特別な人が特別な建築家に依頼して、とんでもなくユニークなお家・・というニュアンスが生まれて・・報道される。これは私の仕事した意図と全く逆のベクトルだ。特別なこと・・と、TVを見ている人の思いの中に生まれるてしまう。

極普通の人が建築家と協働で思案し、諸問題を解決しながら家を作って行くその結果出来たということを明確に伝えて欲しいのだ


30代頭から自覚的にそのことはしてきた。つまりなんでもない人が私という建築家に出会ったことで、自分自身の建築を獲得して(発明・発見してでもいい)その建築のなかでより、一層明確に自分を発見して生きていく。ということだ。言い替えれば積極的に世界を解釈していくための道具としての建築、又は積極的に生きる動機を誘発する為の機械としての建築なんだ。

こいういことをするのが建築家の仕事じゃないかと私がおもっているので、数はすくないんだが、20年ばかり実践して来たんだ。建築家としては至極、当たり前だと思うんだ。

が、現在身の回りで流布している、住宅と建て主との関係は、商品と購買者という関係になってしまって、結果商品を売る側の論理に購買者が酷く汚染されてしまった状況にあると言うことに無自覚なのだ。そのことをTVは無自覚に伝えていた。そしてそれを明確に表してしまった放送内容になったいた。

もちろん見る側もキチンと商品としての住宅を支えてる側に組み込まれちゃってBOX13のレポートを見てるわけであるから、BOX13って特別な住人が特別な建築家に依頼した特別ユニークなお家なのよ・・なんてて見てるんだろなー

この問題を・・をなんとかしようとして、(無謀かー)建築家として、社会に挑ん(大げさだが)でいるんだが、今回のLばんレポートではそれを・・、商品と購買者によって築きあげれた、商品中心の建築によて浮かび上がる問題の所在を・・悪臭発生源・・を明確にすることを出来なかったように思う。これは重大な問題だと思ってるので・・・次回17日放送のLばんレポートでは、なんとか処置してもらいたいと思う。

建築家も発注者も出来上がった建築も普通のことなんだということを、TVのレポートにもならないぐらい当たり前の事に・・・ならないとイケナイなー


TV発出演のザットした感想でした


昨夜my次男が帰宅途中で、老人(70才ほど)医師の外車に跳ねられ、3週間ほどの入院らしい。深夜にメールがあり・・で知った。

 PM7時半頃事故が発生していたようだ、車を運転していたのは大きな病院の院長らしく、そのまま自分の病院に連れ込み処置・・入院。なんダーもみ消しやんかーとおもった。医師は事故を起こすと免許書剥奪と聞くがそれを恐れて、ラチしたんじゃ有るまいと思い・・・方々の警察に連絡して・・・グルグリと巡る・・・事故発生地が東京野方署管内であったことが分かり、野方署に電話。担当の警官が電話に出て、届け出は済んで実況検分が済んでるとのこと、でまずは一安心。

my次男は不安だ・・よなー・・フリーターだし、警察も来ない、届けないうちに加害者の病院に連れ込まれ、入院だからナー。もう少し安心出来るような、説明をしてくれたり、親の所に電話をよこすとか・・なにか処置してくれるといいんだがなー。20才過ぎても、一人暮らしなんだから、その時は取りあえず親に連絡してもいいじゃないかなーと思った。

春だ・・木の芽時だ・・交通事故などに注意したいものだ

この10ヶ月ほどの間にmy子達3人車に跳ねられる。そういうこともあるのが人生だろうな。死ななくて・・良かったよ。



4月9日 曇り のち雨が降って寒い。昨日が暖か過ぎたのかな

先ほど福島テレビの斎藤デレクターから留守電がありました。放送予定の変更だった。10日夕方4時45分開始のL番レポートはBOX13のみする。10日はBOX13のみ放送。 BOX12は改めて時間をとって紹介した・・で・・次週の同じ番組で17日にBOX12を放送するとのことです。

取材用のテープを沢山回したし、分けて放送していただくほうが、BOX12とBOX13の混乱がなくて良いんじゃないかと思いました。沢山の時間と割いて自作を紹介していただけとても幸せなことです。斎藤さんに感謝です m(_ _)m


2日ほど南三陸あたりをウロウロしていた。暖かくて、夏のうような海を見ながら男勝町まで足を延ばした。雄勝の石は東京駅の屋根材になっている玄昌石で、我が社の床にも貼ってある。一度産地に行ってみたいとおもっていたので、機会が生じたので行く。期待はずれなんだろうと思って出かけたのだがそうではなかった。漁業と石工場の関係を体験出来良かった。南三陸の深く深く入り込んだ雄勝の湾青い色と露天掘りの玄昌石の肌の取り合わせは良かった。

雄勝からの帰り道は北上川の河口付近を通過。萩か芦の群生してる殺風景でひろーい川幅・・・・豊さを体感して良かった


留守中にメールがパンクしていて・・どうしたらいいのか解らなかったので、プロバイダーの支援センターに電話して聞く。・・ログイン・・
私が加入してるのはBIGLOBE。プロバイダーのホームページからメールサバーにログイン出来る事を知る

メールアドレスとパスワードを入力すればweb上から自分の宛のメールを見ることができる。そのほかにも色んなことができるが、myPCで受け取りたくないメールはその場で開いて見て、後に削除出来る。早速処理したよ。こんな便利な方法もあるんだーと思つた。

でメール再会して、次回建築あそびのゲストである藤本壮介さんに返信メールを送りました。日時が決まりましたらHPに書き込みます。



4月6日 曇り冷える1日です

昨夜「10+1」というHPの写真アーカイブスに以前撮ったチベツト・ラサにある密教寺院などの写真が乗った。他者のHPの扉頭に自前の写真が張り付いてるのは、妙な気分がする

こちらのHP用猿ソフトを使って、闇雲にPを作り続けているのだが、10+1はなにやらおしゃれ、中身も高級。そんな場違いな感じのるすHPの扉の頭にmy写真が貼り付いちゃったよ・・

チベットで野写真は17pに渡り97カットほど
http://tenplusone.inax.co.jp/archive/tibet/tibet.html


10+1には大阪の大島哲蔵さんの洋書評も載っている。レムコールハースの写真や青木淳さんの顔もある。新良太さんの写真もある、野村俊一さんの「地下・風景をめぐるノート」や松田達さんの「地下空間に関する考察」などもあり、内容が充実してる。
10+1の扉は http://tenplusone.inax.co.jp/index.html
そんな、人の顔や写真がある。そこん中にmy写真を仲間に入れていだだいた。感謝。旅行に行って写真を撮るときに芸術的に撮りたいと衝動と、解りやすく撮りたいと思う気持ちが生まれるんだが、解りやすく撮っているのが良く分かる。

写真をジャンジャン撮りたいとおもう・・・

原広司さんちのタジコラ用写真は、機械がオンボロなんだと思っていたんだが、ドウモ違うようだ。スライドスキャンが甘いという事だった。10+1のmy写真を見ると、そういうことも言えるか・・と納得させられる。

毎週写真館用の写真をスキャンしてるんだが、スキャンしたHP用データーをスライドの質に近づけるのは無理とあきらめていた。同じに成らないなら50歩100歩さ・・。チベット写真を見てると調整の方法が有りそうな感じがする

スライドから紙焼き。スライドからスキャン。とスライドそれ自身とはやはり別物なんだろうな。今での経験で言えば印刷したものが一番スライドに近いと思う。

しつこく色校正をするからかなー、スキャンの色校正ってどうやってするんだろう



4月5日 晴れ 風が少しある

昨日は快晴のなかで1日福島TVの取材に,お付き合いして面白かった。20年間でTV取材に応じたのは始めて。人気番組の「お宅は拝見」は2度断ったことがありその後連絡なし。2月ほど前の12チャンネルは家自慢をする箇所で合意形成出来ず分裂した。・・でTVに縁がなかった

 建築家自身をTVで扱う場合は宣伝になっチャウので扱われることが少ないと思う。だからあまり上品な方法ではないんだ。建築を作る行為そのものが自己の内側に向かう仕事じゃないので、品が悪くなるのは致し方ないとも思うが・・。

 TV局は展示場を抱えているので、一部で建築家と競合すると思われる。で建築家を扱った放送をあまり見たことがない。住宅を建てよとしてる普通の人が建築家の存在を知る機会は非常に少ないと思う。メデアから流れる住宅情報は作る建築ではなくて買う家の情報ばかりだから。

住宅産業に対抗して、建築家を知らしめ、この世に建築家の存在を見つけだす方法はあるのか・・。まずないだろうと言うのが私の思いだ。斎藤デレクターに言わせれば宣伝下手なのかもしれない

 私自身が何故 時々建築家として建築をつくろうとしているのかだが・・建築を通して物事を見ると世界が良く理解できるように思うからだ・・と思う。生活の糧を得ることは 可能かどうかは解らない・・取りあえず時々建築家でもいいから続けている。

 口利き用の金を政治家にばらまいて、公共建築に関わりたいと思ったことがないので、公共建築はコンペ参加のみである。建築で生活の糧を得ようとすることは地方では興味有る挑戦だと思っている。建築家渡り職人説を裏切ることは可能か・・・

 話を戻すと建築専門誌は同人誌だから、一般の人が購入することはまず無いだろう。建築家が素晴らしい提案をしても庶民の生活に迄 伝わることはない。偶然知り合うとか人伝えに紹介されるとか、そんなささやかな人間関係から建築家の存在が伝わているんだろから、建築家の考えまで伝わることは希なことなのだ。

 今回はTVの取材に応じたのは斎藤デレクターの個性によるところが大です
普通の人の立場なんです。それでも私の存在を知らしめなければ成らない、知った方がいいと思うのだそうです。で取材を決意したようなのです
今までのデレクターの方とは全然違うスタンスと態度なのです。

それなら・・私が考えてる事を少しでも知っていただければ嬉しいので取材の運びになりました。1度ではともて伝えきれないので、今後なんどか、今回のような事に成ると思います。放送を見て反省し、建築家の存在と建築の面白さを知っていただく為に、あれこれ模索してみたいと思っています

収録は10時から6時ぐらいまでかかりテープを2時間以上回したそうです。放送時間は5〜6分ほどなのですから、編集御苦労さまです。収録は予想の倍は掛かりました。取材後の出来具合は斎藤デレクターにお任せして・・
 10日夕方4時45分から始まる福島テレビの番組での放送を楽しみに待つことにしましょう

取材終了後スタジオや編集室に事務室などTV局のおおよそを案内していだきました。ともて静。シンとした空気が漂っていて、メディアの仕事場って、ともてにぎやかなんじゃないかと思ってた私は驚いた。空気は静かなんだが仕事人達の指先は忙しく動いているのでした。建築の現場の世界とはまるで別世界です。

先日は原広司さんの自邸を取材しましたが、こんどは取材される側でした。近頃建築を伝えるとか理解するとかを考える機会を与えられることが多いのはいいことだと思っています。感謝です



4月2〜3日 晴れ後くもり

1日おきに強い風が吹き天気が変わる、暖かかったり寒かったりと、厚着を笑ってくれたりホットしたり。気温計の行きつ戻りつの間に,庭の木蓮の花びらが散りはじめた。1週間ほど楽しませてくれた乳白色の花びらが地面を覆っている。

1日に地元のTV局からBOXを紹介したいと連絡有り、何カ所かデレクターの方と見て歩きました。住宅をTVで取り上げるのは、2月ほど前にも有ったがデリケートな問題を孕んでいるので少々引き気味になってしまう、同時にまたやろうって気分もある。

デレクターの方が体験した住宅展示場や建築家の存在や役割の話を伺い、そうだよなー,平凡に生きる人・人は建築家の存在なんて知らないよな・・建築家っていうのは建築系の大学当たりにしか存在してないんじゃないかと・・協力しようと思った。建築家がTVに出ることは自己宣伝になるし、自作の自慢話のようなことになりがちで、そんなの見せつけられてもねー、あまり面白くないよな、でも困っている人や、現状から脱出する方法を捜している人の存在も確かな事だ。

建築なんて、どんな有りようでも良いのでないかと思うし、それはないだろうとも思う。・・だからこそ自分はこのように作るんだっていうことも明確になってる。あまり押し付けがましい行為はやめて、今回のTV関連はデレクターの捌きに身を任せてみよう

地元のデレクターの方は人間としてよさそうだなー、との直感が働いたのでそこにも従ってみよう。自作のBOXのアレコレを地元の方に知って頂くのも悪くはないと思う

1日は映画の日なので「ビューティフルマインンド」を観る。アメリカ映画の辛いところというかマンネリというか、うまくいった・・成功物語、勝たねば成らない社会観というのが気に掛かる。

天才・狂気の人と家族や仲間のお話で人間は知性によって救われることはなく、人と人の愛情によってのみ救われ人間となる・・というメッセージである。分裂病を持つ主人公の周囲の人々がビューティフルマインドであるということだ、そう思うとやっぱり粗い描き方よなー。

個人の成功話としてより、分裂病抱えた主人と妻や友人達が分裂病をいかに、ありのままに受け入れ、病に対する自己の困難を克服して許容共存するかという事をモット詳細に微妙に描いて欲しいものだと思った

分裂病の発病の様子や病による仕業は迫力ある映像だったが、回復までの本人や家族や仲間の苦のと思いやりなどの映像が粗い上に少ないので、分裂病に対する一般の人人の理解が深まらないだろうなとも思う。決して治ることはいのだから・・病との付き合いは主人公が今でも生きているのだから 現在も続いているのであり 、美談になっしまうことに とまどいを覚える

分裂病との共存のための格闘は長期にわたり、もっと凄惨に続くものだと思うものだから

ノーベル賞を獲得しなくても、分裂病の患者が社会に受け入れられることを願う・・そんな社会がどこかに有ることを願ってビューティフルマインドを観ていた

2日はなんにもせずに新酒をのんでゴロゴロしていた。