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   2002年 2月の日記


2月27日
 曇り、気温が下がり気味なのか少し寒くなってくるようだ
一晩中床暖房で温めてた掛け布団を外に干す。天気が良くないので再度干すしかなさそう、と途中であきらめる

3月2日の時間などを花田先生と電話で打ち合わせる
 12時頃福島駅に着く新幹線で、東京を発つ
昼食後少々建築見学をする
4時から講演していただく。資料として図を持参いただく
6時からひな祭り宴会を始める

3日は酒蔵見学をする

掲示板にも書き込みをして知らせる。時間に遅れないようにしてもらいたいが、どうなることやら。今回の会費は新酒代を上乗せ。といっても手に入らないお酒なので仕方がないだろう。学生2000円大人4000円と決めた。



2月26日 薄曇り状態ですが晴れにしておきます

2月に入り体調を整える事に失敗している。2月は一番寒い季節だし、老化も進んでるようで仕方ないかな。
 日曜日の夜からツワリ状態でゲロゲロ戻していた。月曜日は静かに外にも出ないよう心がける。しかし2日用の雑魚寝布団を借りにでかけた。ついでに温湿布をいただきまして背中に貼る。胃腸のツボ(丁度臍の上5から10センチ当たりの背中)にペタペタ貼って寝たら・・効果がありし過ぎたのか、体力が弱っていたのかどちらかで、夜通しオナラの出っぱな〜しでした。臭くはないが、自分のオナラだからかなー他人じゃ布団が臭いよと嫌われるか・・。

2日の布団は臭いつき、嘘嘘です、私のベットの話ですから安心下さい。雑魚寝用布団はさきほど広げて乾かしておきました、2〜3日布団を乾かす予定です。

2日は新酒が飲めるぞー、難しい話も聞けるぞー




2月23日 晴れ風が少々吹いている

昨日原宿の渡邊さんが持参した新作のゲームをチョイト覗かせていただいた。ゲームの主役達(オブジェクト)が出会うと音楽が作られていく。
面白いとおもったのは、背景とオブジェクトの動きが全く無関係でも、成り立っんだなーと感じた事だった。試作品では大空間であったが、超スピー度ジャないとあんな・こんな出会いは無いだろうと思う。

 試作品では日常的な時間の流の中で展開されてる、そのズレがなお一層・・背景と役者の間にある境界や膜のような存在を感じさせるのだった。モニター面の膜とそのチョイト先に在る主役達と背景に在る膜。そして自分の目の中にある膜の三層の膜のようなものの存在を思った。

目の膜・モニターの膜はものとしてある膜なのだが、ゲームの中にある背景と主役達の境界に在る膜はプログラムの利便性によって作られるレーヤーのような膜なのかもしれないが、そのことが、ゲイムの背景が抽象的であったり、より具体的で極小の場でもいいと思わせるのだった。

それは役者たちが具体的な形を獲得するに至る意図が明快じゃないと、背景との関係が問われる、ゲームそのものをも崩落さえるかもしれないだろうなー。
 
映画とはことなり、全てデジタル処理して構成出来るゲームの世界は高度な制作意図と世界を構成する能力が要求されるのだ・・とおもった

ゲームは全てプログラムされた世界なのだから、その全体をリアルに感じさせるには、ゲームを造る制作者達のリアルの世界の解釈能力によって、その見栄えや成果が左右されるのは当然ことだ

アニメーションを観ていて思うことも、自由に絵を作れることの不自由さと冗長さである。寸分の隙間も制作者の意図の存在を思うので・・人間の認知能力の限界を知るわけである。だからゲームやアニメーションの表現はとても面白いと思っている。

同時に質の悪い作品の影響を受けてしまう人達のことも・。

●千万家TV局取材について

20日の日記に書いた絵を参考にすれば、千万家は私的な生活世界に在るTV局はシステムの中に有って、効率・競争(安価に制作料・視聴率)が価値とする世界だ。・・放り込むかどうかが私の問題だ。

 この話は私が住宅産業を支持していないので成り立つ話だ。住宅産業に身を置きその制作意図に乗っ取った千万家であれば、当然TV局が求める世界に千万家を放り込む事だろう。

 これは自分で設計事務所を主宰してときに考えたことだ。「個の存在を大切にした場合この世界はどのような問題と危険に遭遇するのだとうか」・・を20年ほど実践したてきたのだが、それをキッチリ語るためには、自立た個の存在を身近にそしてる多くの人が互いに認めあわないとなりたたないと言うことである。

数が少ないので断言は出来ないのは承知してる。
 
 そんな私の状況にあって、他者の個をTV局のような空間へ放り出すことはあまりにも無責任であろうと言うのが結論です。個がTV局と同等情報発信の力をもっことが出来たなら、TV出演の可能性は生まれるのだろう

または個人で依頼された側がまた露出狂的目立ちたがり屋であれば成り立つかもしれない。

 いずれにしろ、仲介者の領域を出ることは現在のことろない。


☆花田先生の著によると、言説をパブリックにすることの歴史性から
 を書き出す前に
現在(1991年)のサイバースペースにおける憲法のお話より
公理・・

政府と私的行為の間には決定的な違いがある

・私的財産と人格の憲法的な境界は、社会的な有用性や技術的な
 可能性よりもっともっと深いところにある変数の依存してる

・政府は情報内容についてコントロールしてはならない

・憲法は科学とテクノロジーの発展をもってしても`くつがえす`
 ことができないような、人間の規範的なコンセプトに基礎づけられている
・憲法原理はテクノロジーにおける偶然によって変化すべきではない


という・・時代や社会的文脈の制約から自由であるというアメリカ的な考えもある

 ◎17世紀「活字の公圏」と呼ばれるようなものががイギリスで生まれた

3つの闘争の場
軍事衝突のフィールド
・議会
活字圏

活字圏の揚力として必要だったものが

 ☆「表現の自由」「言論の自由」「出版の自由

  ◇ 表現媒体の頒布の自由
表現媒体の存在がなければ表現の自由の観念もなかった

表現媒体とは表現の複製手段のことにほかならない

・表現行為と表現媒体が一体の関係ににあったからこそ、
   表現行為というモノが表現媒体を使って自己の内面をパブリック
にすることであったからこそ

自己をパブリックにしるベクトルが意識されるほどに
内面をクローズにして守ろうとする意識が浮上する
プライバシーの
観念が生まれる。

国家から自己の領域へのか介入を拒否しようとする原則の形成

 ◇ 信書の秘密通信の秘密プライバシーの保護の規範を生みだした。

PC環境のなかで「データーの保護」「個人情報保護」から「情報の自己決定権 」人格という不可侵の境界を明確にし・・パブリックにさせない場 の確認

●以上花田著 メデイアと公共圏のポリティクスよりの略写しでした
 なかなかに楽しみ・・3月2日は・・



2月22日 曇り 
渡邊さんが来て泊まり、昼ごろ帰りました。そのかんwebの話や、現在製作中のゲームの感想を聞かれたり、HPの掲示板の可能性やHPの在りようなど多方面についてかたりました。HP歴ほぼ8ヶ月の私はまだアレコレ結論めいたことは言いたくないのでもう少し体験してから、語っていいと思ってます。

建築家のHPに仕事(設計)の依頼の仕方や仕事の進行の仕方を書いてある方が良いという指摘があったので、設計料も含めた作業手順などを現したPを作ってwebに乗せたいと思いました。私は物書きではないので現実の世界に建築を実現するのが仕事ですからそれは大切なことでした。 仕事を頂戴 ! Pだね。ヨロシク設計のご依頼をm(_ _)mお頼みいたします。

花田先生の空間認識は入れ物のような空間じゃなくて関係のネットワークいよるマトリックスとして現れる空間のことでだそうです。そのような空間では主体の関係性への溶融という事態が・・
アンリ・ルフェーブルの「空間の生産」
 空間実践   空間諸表象   表象の空間 として空間を捉えようとしたそうです
感受される空間 構想される空間 生きられる空間 とも表現されていもいるそうです

生きられる空間とは現実かつ想像の空間ということになるそうです

建築家も構想して頭の中にある空間と、現実された空間発注者が現実に使い育てる空間を体験していますが、頭の中にあり実現しなかった空間の中で発注者が生活してることをリアルに観ることも出来るので、そのような空間の事なのだろうかと、・・興味が沸きます。建築家の場合は空間は4空間以上体験することになるのは日常的なことなのですが・・
おもしろそうです



2月21日今日晴れ東京原宿から渡邊さんが遊びにきました。webのはなしなどして焼酎のボトル1本のみました。
 20日の図は世界を二項対立的に解説してますが、それは花田先生の説明する世界ではないです。生きられる空間という可能態のような空間の存在を認識していかに育てるか・・の話なのです・・3月2日にジックリ聞いてください



2月20日 
 快晴の空に綺麗な雲が浮かんでいました
TVの取材などで個人のプライバシーと情報の共有化と言うことが話題になってきたのを期に、現在生きてる空間(?)をどうのよに捉えたら良いのか考えてみましょう、花田達朗教授の本を参考に図を書いてみました
       


公共圏とはパブリックな言説空間のことだそうです。歴史的には私的生活領域に起源を持ち、構造的にもそこを源泉として構築される一つの社会空間だそうです。 

 現実には言説をめぐる自由と闘争の場であり、理念的にはコミュニュケーション行為レベルの原理として「言説の公開性」とコミュニュケーション関係レベルの原理としての「異質な他者との共同性」とをもとに構成される「行為ー関係」の空間でさそうです。

ユルゲン・ハーバーマスによれば4つの行為ー関係の空間の存在が捉えられてるそうです

私的領域  ←→ 私生活圏

市民社会 ←→ 公共圏

経済社会 ←→ 経済市場

国家     ←→ 行政機構

以上花田達朗教授の著「メディアと公共圏のポリティクス」の第4章情報化社時代における公共空間の可能性 三節 言説をパブリックにすることの空間性
一項公共圏論の要点を写しました。上図は書いてみました。

こういう言説空間でTV取材問題をみたり考えたりしてみましょう。3月2日までは花田さんの本をコツコツ読み書き写すことにします。



2月19日
 曇り青空が何処にも見えないく冬の鉛色の重たい雲が隙間なく天を埋め尽くしている

 昨夜病院を建てたいと、友人が相談に来た。酷い話もあるもんだと思って聞いていた。詳細はいずれの日にか書くが、ザット簡単に書いておく。

 建築を作る場合(住宅や大きな建築も同様)自己資金が在ればいいが、無いことが多いので銀行交渉や土地捜しをして・・その後設計の打ち合わせなど煩雑な諸雑務をこなさなければならない。その煩雑さを全部ぶっばして、500万円の保証金と毎月家賃70万円を支払えば明日からでも開業出来るような仕組・仕掛けが現実にある。

 開業医が交渉事を嫌がったりや信用能力に欠ける場合は飛びつきそうだ。20年間家賃を払い続けても土地や建物が手に入るわけでもないココがすごいよ・・ねー・・銀行から借り入れて事業を開始する場合より総計の支払い額は8000万円ほど多くなるような気がする・・モッとかも・・ゲー・・交渉嫌いと軟弱な精神を餌食にぼったくるスゴーイ商売があるのには驚いた、私はそんな事までして銭儲けしたくないなー。

私の仕事場の家賃半値交渉を見てた日本史を研究してるmy長男の話に よると「中世では20年家賃を払い続けていると、土地と建物は大屋が店子にあげたんだよ 」と言っていた。なんて大らかなことよなー

現代は原価の3倍ほど払わされ、コツコト20年間家賃を支払ってもなんにも店子にはなにも残らない仕掛けが生まれちゃったんだなー。

 で開業に心を燃やす友人そのことを何とも思わない・・コリャなんて世の中なんだと呆れた・・ニュービジネス・・巧い商売っていうのだろうが、20年先にや吹く風のもとには草木も生えないよこりゃ・

千万家のTV取材交渉は決裂しました。TVのデレクターと住み手で合意をみなかったことは「家自慢がメインになるのは嫌」「面白おかしく家自慢を・・その点を外せない」という点でした。

TV局は報道や表現の自由を自覚して、はなっから報道意図が明確なのかと思っていたが徐々に明らかになるのは、面白おかしいい番組を作って、視聴者を飽きさせないように制作するのが、いの一番ということであった。当たり前ジャンと思う人もいるかも知れないが、

個人の私的財産と人格は絶対何ものからも守らなければイケナイ」と思ってる私は生活者を露出させて面白がるほど、TVに興味がない。 知られてる「お宅拝見」という番組からも別件で何度か放映の打診があったが、高圧的な物言いが嫌だったので、住み手に話さず断っていた。

 今度のデレクタ〜の方はそのような態度はなかったが、「面白おかしい家で・・かっ家を自慢をする」その線が重要なようであり、住人のかたとは合意にいたらなかったようである。

現在のTV番組が目指すものと、住宅建築に携わったりしたモノがTVで報道表現することは全く質の異なったものとなり、それぞれの心の位相はあまりにも違うようだと思った。

面白い番組に取り上げることではないく、建築の面白さをおおくの人に知っていただけたら良いと私は思ってるだけだが・・。あれこれ相当のおおくの方々に知っていただかなくてもいいと思うが、前記のような草木も生えない世の中が生まれるのは嫌だから知ってることは、伝いたいと思う・・

ここから先の問題は建築を所有物から共有の知としたい私の問題になるのでゆっくりと時間を掛けて書いていきたいと思う。

 表現の自由とプライバシーの保護はセツトで生まれたものであり、現在のTV局のような企業としてのマスメディアは個人にその持つ権力を行使すべきではない行政や国家に対してマスメディアの権利を行使するものであろう

 取材中に感じたのはデレクターがパブリックな顔とプライベートな顔をもっているので住み手(取材される側)は混同混乱する。で対話が進展して行くのだが取材する側もおそらく混乱してると思われる・・

徐々に書いていきます・続く



2月18日

時々日が射したり時々吹雪く冬の天気

千万家のTV取材でいろいろやりとりしてる。住人の方が恥ずかしがったり、面倒だとおもうのは理解できるので、打ち合わせ前に、住み手の方の意見を聞いて、デレクターの方にメールをして置いた。でも現地調査に来たので了解しているのかと思ったいたのだが、覗きに来たダケだったのかもしれない。コンテも構成表もないし、こんな事で映像な作れるのだろうかと、疑っていたのだが、若い人は優秀なのかもしれない

●事前にメールして置いたこと

千万家を訪ね TV撮影について打ち合わせした報告です
1 撮影・取材には協力します
2 撮影箇所について
  ☆ 外部からは自由に撮って構わない
   (南側は畑なので、農作物を踏み荒らさないように注意願いたいです
   それ以外は道路・運動場・空き地なのであまり問題ないと思います)
☆ 内部撮影について
  居間・廊下のみとしてほしいとのこと、寝室・子供部屋は勘弁願いたい
  居間と廊下で充分伝わると思います、その他の箇所は打ち合わせする
インタビューについて
 恥ずかしいのでなるべくでたくないとのこと
 (家族全員恥ずかしがりやなんです)
 出来ることなら影武者を使ってなんてと言ってました。
 奥さんは声のみの参加にしたいそ うです
   (時間を掛ければなんとかなると思うのですが・・)  
  家を背景に庭の手作りテーブルで行う
4 塀・門がないので・・
  突然来て勝手に覗いていく不届きモノが
  おおいそうで・・・テロップで流してほしいこと
  快く見て頂きますが見学したい人は事前に佐藤敏宏に
  連絡して届けてください
    HPのURL http://www5c.biglobe.ne.jp/~fullchin/
    メール taf @ mth . biglobe.ne.jp
    tel・fax 025−557−8593
  と言うことで、私が防護壁になってくれとのことでした、
   見学者については快く引き受けます
5 恥ずかしい・・
  場所や顔が写るのは、とても嫌なので放送する前に見せてほしいそうです

6 お宅拝見のような・・
   
下品な我が家自慢なら嫌だそうです
   (健全な考えだと思います、家は所有物ではないから自慢話は必要はない
    住む・生きることは思想そのものです)
● 以上が住み手の方から取材する側への要望でした 

☆ 事前調査に来て方々見て、
  その後デレクターさんからのメールを書き写します
佐藤さんへ
今日はいろいろありがとうございました。
佐藤さんの作品はとてもおもしろかったです。
ところで取材の件ですが月曜日全体会議があるのでそこで
いろいろ決定事項があると思います。
 ただ一つ心配なのは番組の方向性のことなのです。
なぜならどうしてもテレビ◎◎の番組は興味本位の部分があるので
やはりテレビというのはどこか誇張したり「お宅訪問」のイメージになってしまう
と思うのです。しかし実は「お宅訪問」はまだ上品な方だと思います。
みなさんとてもいい人ばかりなので…。
実は今回の番組はもしかしてふさわしくないのでは?と思っています。
            
☆ 以上メールでした

事前調査のメールがなんの役にも立ってなかったと分かる。同時にこれから先がが交渉というモノではないのだろうか・・と思う。視聴者になにを伝えよとしてるんだろうか、改めて不思議な世界だナーと思った。

報道関係者というのは粘り腰が強くて、伝いようとする意思が明確で仕事をテキパキこなさないと、生きてイケナイんじゃないか。だからそんな人が仕事をしてるのかと思ってた。やさし過ぎるんじゃないかーと人ごとながら心配になる。
こんなヤハなことでは番組映像なんか作れないだろうと・・余計なお世話的考えが浮かんだ。そのご・・でんわあり・・
とにかく家のことをおおくの人に知って頂きたいので頑張って番組を作って欲しいと、チーフデレクターから電話があったので話して置いた。

今夜からイラストレーターに挑戦し始めた、3ヶ月ぐらいでモノにしたいと思うが・・。初書きは抽象的な絵に文字を入れることが出来た。レイヤーなども徐々に理解出来そう。初日にしては上出来



2月17日
 晴れ

昨日は東京からスパーテレビジョンデレクターのTさんが来福して、BOX13・千万家・BOX10・BOX12・BOX2をザット眺めていただく。Tさんと話していても番組の意図が理解できなかった。でも大勢の方々に私の設計した建築に興味を持っていただけるのは光栄なことであるとおもった。
 千万家や各BOXが取材され放送されかもしれないけど、設計した私は傍観するだけであるから面倒なことはこれからないだろう。
 番組がどのように作られていくのは皆目分からないし、そのことにあまり興味がない。でも、どのようなかたちであれ、建築や住居についてtvで放送されることは、建築に関わるこのとしては嬉しいことである
 これから巧く進展すれば録画取材され、住人の方々とそれぞれのBOXなどの成長ぶりをTVの番組として見ることができるかもしれない。巧くいかなくて放送されないかもしれない、間を取り持ったものとしては、住み手の方とTV関係者の間でもめ事が発生しないことを祈るだけでだ

 千万家は一昨年の4月に完成したので、ほぼ2年が過ぎようとしている。その後の暮らしぶりや、真冬の暮らし方庭の作りかえなど家の成長話が聞けて面白かた。自分の設計した建築を時々誰が訪ねてきては、再訪するのはいいことだ。設計時に気づいてなかったことなど、発見があるし、なくてもその後の成長を見るのが楽しみでだから。

 BOX10ではお友達の方が大勢集まっていて、宴会模様であった。蕎麦の種まきから、粉ひき蕎麦打ち特製タレ全てご主人の手作りで、蕎麦打ち会の会長さんも兼務だ。だされた蕎麦はそんじょそのらのへなちょこ蕎麦屋は太刀打ちできない・・うまー蕎麦豆腐もいただきました、ゴマとくず粉で固めた蕎麦豆腐もうまーい・・美味いモノで取材のこ事は、勝手にして頂戴気分が溢れちゃう・・ま・・あとは勝手にそちらでやってちょうだい・・。


17日午後は前日処理できなかった仕事場の家賃引き下げ交渉にでかけた。大屋さんと私を知っているKさんのアドバイスで、kさんに仲立ちをお願い。アドバイスで今までの私が専門誌にのった雑誌を数冊持参した。
 kさんのアドバイスは正しかった。建築専門誌に大変興味を持たれ、雑誌を1週間ほど貸して欲しいと申し込まれ置いてきた。なんだか近いうちに家を建てる予定があるそうで大屋さんお奥様は大変積極的であった。私は第三者がいないと、口約束だけになり心配だってので、同伴していただきでかけたのだが、kさんのご指摘のように、大屋さんはとてもいい人だった。
 おかげさまで家賃交渉もほぼ巧くいきました。

ほんとうは仕事場を引き払い支出を抑える予定だったが・・半分はなにかで稼がないといけないようだ・・なにしようかなーと思う・・モミモミ・・モミモミ・・



3月15日 

 天空を8割ほど冬の鉛色の雲が覆っている、時々日射しが雲間から射しているが寒い一日
スパーでは今日は肉の日で3割引きから半額とお買い得である。BSEの検査合格のラベルが貼ってあるから「安全だよー」と売り子のオバサン叫ぶが、私はなんでもいい。食べて牛肉の産地を言い当てる程の舌の能力を持ち合わせてないし、肉に対する味覚が発達してないようだ。ほとんど半値・・シュージランド産の一枚200円ほどで買えるステーキがお気に入りだ。長い間喰ってるが、国産の高い銘柄となにが違うのか分からない。国産は安心安全、でもドンドンラベル貼り替えてたんじゃないか。

ラベル貼り替えに気づかぬほどでね・・でだまされるほど私達の舌は無能なんだね。高いお金払ってる人は畜産農家や流通業者を助けてるので、悪いことではないので、どんどん注意を払って高価でナイスな銘柄肉を買い求めたい人もいるだろうな。
 以前食肉関係者と仕事をしたことがあるが、裁断した悪い肉とii肉を重ねて置くと悪い肉がii肉に化けるんだと聞いてたから、最近の肉騒動には驚かなかった。

我が家の煙突にはツガイの鳩がやってきて巣作りを始めた。さすがに立春が過ぎて、春の予感がするのだろう、野生の動物たち季節を変化を感じる鋭敏な感覚をおもちのようだ、煙突上で巣作りをしてる鳩を眺める。

 私が設計した住宅をTV局が取り上げたいとのことで、何度も電話で話しました。設計者の手を放れて、発注者の所有物になってしまう住宅という建築物の扱いについてはなかなか難しくて、関わりたくないんだが、悩んでいる人は多いと思うので、そうも言ってられない。

TVや写真で撮影したところで、個人の何ものも写し込むことは出来ないのだが、写真や映像のついて詳細に接したことがない人は、全てが写し込まれると勘違いする。
 これは個人の受け取り方と社会的な常識というこのだから、馬鹿馬鹿しいと思うけど、一端受け入れざるを得ないことかもしれない・・映像や写真なんかほとんど撮影者の感覚や人格しか写らないんだと明言しておこう

住宅をモノとしてではなく情報としていかに共有する、方法と展開と伝達力や手法を模索するは・・長い間の課題であったし、現在も変わらない。



3月14日
 小雪がちらつき寒い一日です

当分仕事がなさそうなので銀行へ行き、元金返済を半分にして返済期間を長くしたいと申し込んだ。検討して・・たぶん大丈夫そうだ。昨日は家賃半額交渉と・・残すはmy仕事さがしを残すのみとなった。

20年ほど建築の発見や他者との共有ってことを思って、いろいろ行動してきたが、なに成果が上がってないような気分になったりした。住宅や建築は所有物になったトタン教育や共有出来る情報からドンドン遠ざかってしまうんだなーと、実感せざるを得ないことがあったからだ。

今後の課題として受けとめるが、相変わらぬ同様な行動と建築に対する方法を変えないと、効率が悪い・・と今頃になって気が付く。都会では専門誌以外で建築が大きく扱われる機会が増えていることを思うと、効率悪いけどもう少し持続しなければならないんだろう。


12日の日記の末尾に「建築を普及・・なんていったら良いんだ・・」と書いたら東京の渡邊さんから「 ・・・・学校で教えていることは「メディア・リテラシー」という側面を少なからず持っています。メディアのなかで生活するスベを学ぶ・・・と云えばいいのかしら。http://m.iwa.hokkyodai.ac.jp/education/ml/index_j.htmlと連絡があった。ありがとうゴザイマス。

田中浩也さんのフォトコラージュも世界中から作品が集まっているようです。中国からの作品はテーマ・素材・構成がいいので見応えがあります。一部に他事眼・というか多方向へ展開していくようなものを内包しているのでこれは、今まで私が見たフォトコラで一番いいフォトコラだとおもいました。
電話回線だと時間がかかると思います。ADSLの方は是非中国の方のフォトコらを見てください

●以下田中さんのメールより
昨日、中国の方から、多次元フォトコラージュを使った作品が送られて来ました。
http://www.csis.u-tokyo.ac.jp/~tanaka/fushimi/stamp_fushimi.html



2月13日
 曇り一時吹雪いていましたが雪は積もらず、地面が暖かくなっているようです

メールなどを整理して、ボンヤリすごす。そうそう家賃の値下げをお願いして、電話では受け入れられた、10数年使ってる仕事場なので大屋さんも理解を示し、半値はと言ったらOKが出た。調子に乗ってもう少し値下げ交渉に踏み切るか思案中。

中村正義の美術館から本を頂く。
篠原一男経由「東京発東京論」(鹿島出版会)は篠原さんの直々のお薦めで手にいて送ってくれたのだ。中村正義の美術館は篠原さんの「直方体の森」と言う建築で70年ゴロの住宅建築だったが、用途変更して使っているのです。95年に篠原さんが美術館で講演した全記録を文章にしたのですが、篠原さんの了解が得られずwebに公開出来ないのが残念です。
もう一冊は「法隆寺は移築された」神泉社でした。歴史もので面白そうです。

また「ときの忘れもの」から図録2冊とどきました。
銀座モダンと都市意匠」資生堂ギャラリー。藤森照信・植田実さん監修
エッフェル塔」エッフェル塔100年記念展実行委員会、エッフェル塔が立ち上がった当時の記録など、ナイスなエッフェル塔の資料集です。
編集に関わった、植田実さん・綿貫不二夫さん・吉川誠一さんのサインを書き入れてもらいました。

9日は早朝高速バスで福島駅前をたち、2時ぐらいに新宿新南口について、そこからトコトコ徒歩、南青山の「ときの忘れもの」へ行きました。
途中 東さんの現在も人気NO1都市住宅の塔状住宅を眺めたり、ボッタのワタリュウム美術館(フラー展)を見たりして、植田さんとの待ち合わせである「ときの忘れもの」へ到着・・その後大宴会となりました。館長さん曰く田舎から季節外れの台風がやって来たとの感想でした。おとなしくしていたつもりなのに・・。



2月12日

小雪がちらつく寒い一日でした

9日から11日深夜まで上京してアレコレやってました。なにゃらは徐々に暇を見つけてかきみます。
午前中寝込むでしまいました。昼起きてご飯だーなんてノンビリしました。

午後約束してた用事を済ませ。夜ようやくご無沙汰していたmyHPをあれこれ見る。メールもあり返事を書きました。

夕方東京のTV関係じゃから電話ありまして、boxをスペシャル番組の一部として取材したいのであれこれ話する。なんだか和んだ感じです。

myHPを見てるので、電話してても親近感が沸いちゃうね、これはHP効果って言うモンだ。双方向もいいけど、いきなり双方向はないだろうから、ジートHPを見て頂いて行動に移るっていうのもアリなんだなーと思う。

放映はスポンサーとの関係も在るだので、何段階もの関門を通過しないと実現しないだろうが、実現しなくてもいから現物を見に来て欲しいと話しました

建築を普及・・なんていったら良いんだ・・続きはまた書くことにする



2月6日 
夜明け前に小雨が降っていたが夕方は雲一つない快晴です

朝faxにて地域限定のプロポザールコンペの知らせがある。乗り気がしないんだが2〜3日考えよう。締め切り3月15日。

ADSL回線にしてから、webでおおくのHPに出会う機会を手に入れました。高速で画像などの受け取りが出来るので、普通電話回線を使用してる時には絶対開かないPを開いても苦にならないからだ。もちろんツナギッ放しで電話代も気にせず通信出来ることも、大きく影響してるわけだ・・。

そこで、道ばたで他者と会話するように、web上で会話に突然混じったり、建築あそびに誘ったらどのような反応が起きるが、昨年試してみた。

おおくの掲示板は身内でワイワイやっていて、身内ノミで盛り上がってる他者を会話やHPの世界に招き入れようとする努力が見られないようだ。内向きの話が多くて、会話に立ち入る切っ掛けがつかめないのがおおいかもしれない。webの世界は顔見知りの人と人の井戸端会議のような多いのだろう。2チャンネルのような匿名でがりがりと言って両極・・同じような極にもみえるかな・・

ちょいと違う人・・webの世界がなかったら出会うことが無いだろう・・と思われる人を・・現実の世界・建築あそびに招きたいと思うコトしきりで・・方々に書き込みやメールを出していた。

昨日ネパールの取材を終えて帰国された、写真家の白川由紀さんから、「建築あそび」に講演に来てもいいとのメールがあった。web上での偶然の出会いが実空間での出会いになるんだなー、これは面白いことになっ行くかもしれない。

うっかりしていたんだが、女性を建築あそびの講師として招く場合、招かれる方から言えば、何処のオッサンか分からない男のところへ無防備で来るなんて、危険極まりないんだよなー。なんて無謀なお願いなんだとおもった。誘われ女性の身になって考えれば、もう少し建築あそびの方法を考えなければならないなー。
 講師が男の場合は問題ないんだが、それでは偏るし、女性も講師に招きたいから・・

ちらの情報はmyHPでほとんど伝わってしまうので、道ばたでばったり会い建築遊びの講師にお誘いするよりは、白川さんのメールを読んでいると私の事はHPで察しがつくような書いてあり、自分を説明しななくて言い分HPを開いてるとそのことが大変楽だと分かった。情報革命ってこういいうことなんだと思ったりする。




2月5日

全天雲がかかり青空はいっさい見えずの曇り

4日は日経アーキテクチュアを取材先に配り歩いた。1月ほどで明るさが天地ほど違う。取材の時は時間に追われ、また雲の流を気にしながらの写真撮りだったので、気ぜわしくて、あたりを見回す余裕もなかった.。昨日は日射しも明るいし日も長くなってる、で時間もチョイト余裕があるったから、キョロキョロ出来た。

福島刑務所の玄関先にある池に日本の国鳥の丹頂鶴のツガイがいた。目を凝らしてみると模造なんだが、先日は気が付かなかった。刑務所の塀の傍では大型クレーンの腕が伸びたり縮んだりして、逆光の高い塀の上を荷物が行き来している。雑誌を受付に差し出すと「おいくらですか・・」と聞かれ戸惑った。アリもしないことを書いて押し売りに来る人もいるんだろうナーと感じる。

市の民家園を管理してる処を訪ねた。広瀬座は民家園に移築保存され、重要文化財になっている。私の知る広瀬座は1階の土間には映画館様の椅子席になっていのだが、移築後は建築当初の枡席になっているようだ。
 重文なのだが使ってこその広瀬座だと思う。県の公園内に移築されたことや、消防法や避難上に現在の法律の問題があるとのことで、なかなか広瀬座を使用出来ないらしい。
 取材しようかどうか迷ったんだが、やはり形だけが残っている死んだ建築だったかもしれないなー
 建っている土地の人々の日常生活の中に使用されない建築なんて、建築とは言わないよなー。がらくたがならんだモノだと思う。これは取材して大失敗だったかもしれない。用途変更してでも使用すべきなのだが・・。
 文化はいつも無呼吸でいないと・・ありがたがらない気風を生み出す、みなもとに触れたようにおもった。

 イタリアあたりの教会には観光で訪れる人人や、土地の人人の生活に中にもミケランゼロなどの芸術があるように思うのだか。
 我が町は重文とは・・トントントンと私達の生活とはかけ離れた地平にある・・有り難いもののようだ・・これを貧しい風土というのかもしれないと思った。こんな風に仕立てあげるのは一体誰なんだろうか・・調べる気にもならないよ。

日経アーキテクチユア2−4日号を見たか方・方から感想のメールが届きました。お忙しいなか読んでいただきまして、感想のメールや書き込みいただきありがとうございます・・感謝いたします。



2月3日

曇りで日射しがまったくな暗いね・・今日は・・これから寒くなるのだろうか。

昨夜はSチャンが久しぶりに帰郷したので、会い呑み会や映画をおごってモラウ金持ちの若い娘さんが友だちだと楽珍だ。なにしろオバハン達のように、この世を憂いたり、ハカナンダりしない、真面目に地球を背負って生きてる方々からみれば、呑気ななアホ連中に見えるだろうが、アホ連にも幸せに生きる権利はある。

 昨夜の映画は切り裂きジャックを下敷きにした、イギリス映画。期待してないなかったが、切り裂きジャックの想定が、なかなか面白かった。難を逃れた娼婦のその後の生活、よく描いていたね。
映画では、首を真一文字に切り裂かれ、陰部や内臓を取り出されちゃう、娼婦たちへの視線も良いんじゃないか・・。
 阿片吸って、事件の全貌を透視しちゃう、イカレ刑事・・最後は死んじゃうが、格好iiから暇な2月の夜を潰すにやいいよ

 何しろ若いオネイチャンのおごりの映画だから。恋いに落ちたりしないけんど映画観て、その後呑んてるオジサンハ幸せモンとも言える。貧乏になった近頃は、卑しさも全開てことであるが・・遊んでくれるオネイチャンや人がいるんだかから、敏棒人生も捨てたもんじゃない

 一昨日の日本映画「少女」のイカレタお巡りさんも、テロ騒ぎに明け暮れ補強してる日本じゃ絶対ありそうなないが、傍にいたら楽しくて、役に立ちそうなお巡りさんさんだった。

 夜中まで飲んだくれて、家に戻ると・・明日発売になる日経アーキテクチュア・200年2−4日号が届いていた。雑誌買えないので見たこと無かったが、5万部の発行部数をほこり、各週発行だそうだ・・極度な専門性にも陥らず見応えある内容と記事のバランスは良いと思った。んで・・安いよ、年26冊で18、000円。

私のレポート「地元の名建築」福島市編は第三回目だった始まったばかりなのかー・・気楽に書いてしまったと思う。写真は日照不足であるが、綺麗にまとめていただきましたよ。建築あそびのコメントも入れた頂きましてカンシャ感謝です。

明日手元に届く人は読んでいただければ嬉しいです。

五十嵐太郎さん著「新宗教と巨大建築」講談社現代新書は重版になったよ、12月8日記録共々よんでください。



2月2日 
   晴れてるが暖かくなってきたよで、もやがかかったように薄ボンヤリした空だ。

 昨夜は映画の日であり、1本900円でみることができる、パンフも買って当日料金より安いんだ。で「少女」を観た。R−15指定とかもったいないね。

 多様に映画を観ることができる映画だが、少女とオジサン警官の恋物語としてみるのが一番だらけた見方だろう。警官失格・学生失格ダメ達の惨めな恋い物語りとして観てしまう人は「日本はこんなじゃない」って怒り途中で席を立つことも出来る。入れ墨彫り師の物語として、絵柄が生みだした恋い物語として観ることもできる。末期的な地方の人間関係が放り出された今を描いている視点で観てもいい。

 日本における家族関係をエキセントリックに描いててii映画だったという見方だでの感想だ。隣の掲示板で「家族」について語ってるしね・・

葬儀屋を営む地方の家族の物語。

 おじいさんは彫り師。お父さんは理由はハッキリしないが風呂屋の煙突で首つり自殺。お母さんは男を作って少女を連れて家を出る。
 実家の家では知恵遅れの兄とオジサンが暮らしている。都会暮らしの少女は母の男におかされることに嫌気をさして実家に戻り暮らし始める。
 少女はダメ警官の話を新聞で読み、密かに恋心を抱き物語が展開し始める・・。少女が憧れるダメ警官は母のかっての恋人であつたこと。終盤で少女はその事実も知るが一緒に生活し始めるんだ・・で映画は終わる。

ラストの銃声はダサイが、ああいうことやりたいんだろうなーと許せなくもない、ない方が余韻が残っただろう。脇役みないいよ・・少女の演技は今しか出来ないこ演技で高い評価が与えられることでしょう。夏木マリの母、巧いんだねこれが・・。

こんな家族は日本中何処を捜してもアリはしないだろうが、在るかも知れないと思わせることろが、原作の良さという言うモノ。原作は連城三紀彦の「少女」。

ダメ警官友川 奥田瑛二 少女陽子 小沢まゆ 知障害者助政 小路 晃 母幸枝 夏木マリ 祖父昌三 室田日出男・・脚本 成島出 真辺克彦 撮影監督石井浩一 美術監督日比野克彦 音楽監督 梅林茂

今年の正月観たアメリも似た感想をもった。家族が解散して後に残ったダメもんどもが集まり、新たな家族を作り始めた、そこがなんともいいよ・・

人工授精のドナーに求める性能は頭がいい・背が高い・なんて条件なんだが、アメリ・少女に出てくる人々は、ドナー失格。ドナーに求めるような視点で観ると彼らは最悪なドナーになんるのだろうなー。

そんなことをボンヤリおもいながら・・父や母から疎外れちゃえば、子供達の空虚な心象を作り出さすのは親なんだなーだが親は気づいてないと・・。

 家族に求められる基本的で最も重要なことは「何でも許して互いに受けとめあい、生きる」ということだ。家族をエキセントリックに描き出すことによって、そのような人間の基本を少女やアメリは描いているのであった。

少女の色彩は緑を含んだグレーであった。アメリのように性的描写をコミカルに描けないところが、まだ鈍くさいと言えば鈍くさいが、これも日本の現在の味だろうと思う。



2月1日

晴れ

午前中に建築士会へ行く。5年に一度建築士会で開催する講習を受けなさいとの連絡がああったので、受講料11000円支払う。今日は映画の日で1本900円で観ることが出来る。12本もの映画を観ることが出来るお値段。なんと高い料金なのだろうと思う。

アレコレ雑事をしませて、写真館用のスライド整理をする。ボンヤリスキャン始めると,、300カットほどあるアンコール・ワットを全てスキャンしてしまうことになる。

 鑑賞する人が、どの当たりの写真なのか、位置を分かりやすくするように配列を考えてスキャンしているのだが・・・、貼り付けるて眺めると、気に入らなくて、再度スライドを見直すこおもおおい。
 その日の気分によっても配列が変わるので、前回の写真館の流など観ながら配列してる。このところの写真館であるアンコール・ワットは建物全体を詳しく説明できるような写真にしてるので、写真として綺麗なこものより説明的な写真になってしまいそうだが、なるべく旅行してキョロキョロ楽しく探検してる気分になってもらえれば嬉しいと思う。

何枚も写真スキャンしてると、簡単に読み込む方法が欲しくなる。スライドの色彩も魅力だが、デジカメの利便さも魅力的だ。当分は適材適所で使い分けて行くしかなさそうだ。

映画の日か・・