2023年8月30日山崎泰寛先生と語る「フクシマの現在」 作成:20230904 佐藤敏宏

2023年8月30日山崎泰寛先生と福島県浜通りの一部を北上し見て語ったweb記録

廃炉ってなに?・・知らない人は多いよ 事故後東京電福島第一、第二原子力発電所は特定原子力施設廃止処置の場で発電所ではない
2023年現在法律名での廃止措置を行っていますが、福島の台地が原発建設前の台地に戻ることはない・・・と考えるのが佐藤です
福1は廃止措置現場
であり5000人/日弱を要しますが廃炉現場じゃないのです! 圧力容器から熔け落ちたデブリ総量推定800トン??? 
処理水とはデブリに直に触れた冷却水のことで・・・処理後のIAE基準で安全認定された汚染水を8月24日放流しはじめました。
狂っていた日本!?は将来どうなるのか?多くの方が知り語り合うべき最先端都市フクシマを訪ねた山崎泰寛先生と佐藤が語り合った記録です

その01

山崎先生 フクシマに入る


佐藤:昨日は京都を発ち夕方我が家に着き、東北の地酒を呑みましたね(笑)今日は朝から夕刻まで福島県浜通地方の一部、中間貯蔵施設周囲を見学しました、暑い中ご苦労さまでした。
「フクシマを訪ねよう・・」と思った動機をおしえてもらえますか?「フクシマに行かねば・・・」と思った?単に俺に会いに来た(笑)

山崎:最大の理由は佐藤さんが7月に送ってくれたメッセージに「来たい人はいつでもどうぞ」と書いてあって「そういえばそういうことってあり得るな・・・」と思ったままになっていたんです。
「8月の終わりに・・・もしかしたらどこかへ行く時間があるかも・・・」と思って。ただ休んでもしょうがないなと。それで「佐藤さんが「前立腺癌になっちゃった」と言うから、程度が分からない。いつどうなるか分からないから会えるうちに会わなきゃいけない人だから、いろいろ(福島に行くのは)いいなと思って。

佐藤:我が家の暮らしぶりを観にきたんだと。
山崎:どんな生存を(笑)
佐藤:俺がこのような暮らしをしているとは思わなかったでしょう?想像つきましたか?

山崎:ある程度ついてたけど、想像以上に家が格好いいなと。

佐藤
:そういう事を言う人は皆無とだね。
山崎:そうですか?
佐藤:唯一、建築人で6月118日から2泊3日した辻琢磨さんが言ってた。山崎先生で2人目ですね。いろいろな建築人が来てワイワイしたけど、それを言われたこと無いし、my建築設計の話に発展したこと無いですよ。理由は不明ですけど悔しいとかかな・・分からないですね。
山崎:笑)みんな思っていると想うけどな。我が家もそうなんですけど、凄く静かなんでそれがとてもいいです。

20230829 2ショット自撮り


山崎先生の家と佐藤の家の違い

佐藤:山崎さんの家と俺の家の違いは寝床のある場所、位置の違いですね。山崎家では1階に寝台を並べて皆で寝る。
我が家の寝台は各自が離散・分散で思い思いの状況に合わせ場所を選んで寝台を置いて寝ていて、ここが寝床とは決まってないで40年過ぎますね。猫も自由自在に場所を選んで所かまわず寝てる。
山崎家は2階に台所食堂があり居間ともなり、そばには子供部屋・オープンだけど来客用寝台兼窓辺もあますね。外にベランダが設えてあり、廟のある裏山にも出ることも出来る。我が家は1,2階外部につながっているだけです。

我が家は2階は、面積は少しですね。2階からは離れの屋上に跨いで行けるんだけど。山崎家は1階と2階が同じ広さのようで、そういう構成の違いがあります。
俺の家に設えてあって山崎さんの家にないのは、子供でも大人を上から見下ろせる視線が確保してあり、音が床で遮断されない、その2点かな。

山崎:全然違う場所が一つに繋がるというのは無い。我が家は家っぽい。

佐藤:なるほど。フロアごとに機能がまとまり整然と配列されているんだけど、2階の床に穴をあければ我が家と似たような関係になりますね。

山崎:そう、だから我が家では大声になっちゃうんですよ。上から下にいる者を呼ぶときに。「ちょっと」みたいになるんですよ。大声で呼ぶのって本当は嫌で、佐藤さんの家だと普通の声の大きさで上から届くでしょう、それが凄くいいなと思った。
あとは赤が多いのはいいですね。

佐藤:色は朱色ね。

山崎:うちもカーテン朱色というか赤なんです。それもけっこう近いなと思って、家のアクセントが共通しているなと思って。
地酒、これ変わった味だね。冷やだとちょっと。


佐藤:常温でも呑んでみよう。・・・おちょこを出して常温酒を注ぐ・・・ついでに2ショットしておこう。
山崎:僕はいま赤い顔しているからあまりアップされたくないな。

佐藤:俺が撮るとちゃんと写らないよ、ほら!モニター画面を見せる。







2017年1月29日京都の自宅で2ショット
 山崎先生の家を体験した記録を読む

1984年11月17日朝日新聞福島版掲載記事の一部 竣工しばかりなので砂漠でもあるかのように植物がまったく生えていない、ストーブの薪が1,6mほど積んであるだけの庭

山崎
:僕は行ったことないけど、前川国男自邸みたいに庭側の開口部がばーんと立ちあがっていて、ここのようか感じで。
佐藤:そうなんだ。

山崎:で、ここにパブリップスペースみたいなのがあって居室が振り分けられているという。モダンな感じ。
佐藤:そうなんだ!?俺、勉強しないから前川国男自邸を知らないや。

山崎:僕も行ったことはないけどそれっぽい。

佐藤:我が家の空間構成は都市的よ。
山崎:(前川邸)都市的。パブリックスペースが真ん中に在って、プライベートが振り分けられている。

佐藤:我が家は血縁関係の無い人達が住んでいても、それぞれ別の家として居間を芯に機能は成り立つと思うよ。今は次男が暮らしている平面が変形の離れは一端外に出て居間に入り共用の洗面所行くなどする。家成りさんが改修している大阪の北加賀屋にある「千鳥文化」はこの構成に職場機能もある、事務所機能も持ち込み外部では畑とも繋がっているんで、千鳥文化に我が家は似ているけど畑が在るぶん多様化し都市が立体化されている。
俺の家は増築して数棟建てて福島大学に来ている留学生に住んでもらえれば都市化なったけど、90年代初めから数々の困難に見舞われて腹案は頓挫し、借りていた西側の空き地には土地所有者が物置を建てたので、そのまま買って現在に至る。都市化ししようとは思っていたんだけどね。都合良く人生は進展しないものだね(笑)
山崎:我が家と似ているのは座る場所が一杯ある
佐藤:我が家は方々に椅子が置いて有りすぎるね(笑)こんなに座る場所有っていいのか?と思う。物置に一部保管してる椅子もあるからたくさんあるね。

山崎:居間の椅子、夏だから皮のソファーがあれですけど。

佐藤:皮のソファーは夏でも布や合皮と比べ、見た目より湿気を吸うからだろうと思うけど気持ちいいよ。40年前の竣工時は黄色い布製だったんだけど、真冬に日が入り紫外線も当たり糸がぼろぼろになるんだよね。で皮のカバーに買い換えた。皮も35年ぐらい経ったのでひび割れ始めているね。
冬は居間の北壁は床から1.8mぐらいまで陽射しが差し込むんでどうしてもソファーの表面は痛むね。

山崎:南側になにもないからね。

佐藤:離れの陰が入ってこないように高調整し設計してるから真冬は落葉してるので晴れた日は陽射しが奥まで入っちゃうんだ。小春日和にはなる。
夏は東から日照時間が長いからね、朝日ビカビカと陽射しが差し込むのは嫌なので、東側が突き出て庭と居間にも影を作ように計画した。離れと居間の間に屋根をかければ外部道路から続く広場が居間までL字に繋がるんだが・・・。居間の1階の硝子戸とは不要なんだけど、冬は寒さ、夏は蚊におそわれちゃうから風土対応したけど。イメージは道路から居間までL字型外部で、そこは出入り自由で他者が入り込む初期構想だったが・・・。


1985年冬 居間は黄色い布製後に皮に買い換えた。左奥食堂にはモンローチェアーが整っていない頃

浜通見学について

佐藤:今日の午前中の東京電力廃炉資料館(以下資料館)で学芸員の方と東日本大震災・原子力災害伝承館(以下伝承館)も学芸員の方と長時間、語り合うという回路は伝承館しか体験してませんでした。資料館にも学芸員はいるなと気付いた。
山崎さんが事前に連絡して取材されていて両者素直な親しみ溢れる対話が可能になっていましたね。あの場の雰囲気が大切。資料館や伝承館を敵視する傾向が強いフクシマの方、興味をもって集うマスコミ人は、彼らを戦犯扱いで見たり記事を書くのでどうしても心優しき被災民は影響を受けるね。事前連絡をしない態度はフクシマ人としてもとても拙かったと反省しました。


山崎:学芸員のような人の現場の声ね。大切に。

佐藤:常温地酒を呑み、むせる佐藤・・・・むせるね、冷たい方が呑みやすいね。

山崎:僕は地酒は常温の方がいい。彼らに会って聞くと、現場の人の肉声みたいなのに触れられるじゃないですか。もちろん準備されていたもの、たくさん有ると思うんです、けど聞かなければ言わない事も一杯あるだろうし。ちゃんと聞くと話してくださいますよ。そういう肉声に触れられた感じ。いろいろ話していると特に伝承館学芸員は最初から本音の肉声でしたけど、東電の方も途中で個人的な話とかしてくれたりして。

佐藤:日々、マスメディアから流れ出る情報は現場の声を加工した二次情報だからね。現場の人々の肉声を直に聞く、聞ける、それは情報過多の社会にあっては非常に意味があり重要な機会、体験だよね。肉声で一次情報を聞くと現場にあって起きてる未解決の悩みも語ってもらえる。親密で個人的な肉声に触れて聞く機会をたくさん持つことは、フクシマ問題のように複雑に錯綜していく事態を、単純化せざるを得ない、その情報を得て生きている被災者にはいいよね。学芸員の親密な肉声を聞いてしまうと、資料館の人はあほ!伝承館の人はアホだ、間抜けだと、単純化して語れなくなるよね。

山崎:言えない。

佐藤:SNS全盛期にあって数次加工され尽くしたweb情報に触れ瞬間的に燃える意識高い系からの投稿には、学芸員の方々に対して強い批判発言も多く見受ける。伝承館ではクレーマー情報の対処法も教えていただきましたね。

山崎:フクシマに実際住まわれている人は、私のような外部の人間とは違うと思うんですけど、僕はフクシマに住んでいないから。最初から彼らを敵視することは出来ないですね。

佐藤:「坊主憎ければ袈裟まで憎し・・・」になりがちだ。フクシマの人々が東京電力とか環境省、経産省とか県庁を敵視して語る、そういう人が目立つと思いこむわけです。一人一人取材して現場の肉声に触れていない、加工された二次情報をもとにフクシマ人がもってしまう。それはマスコミの悪い影響だけど。
マスコミは正しい、公共放送はフクシマ人に寄り添ってニュースを流しているという誤解(プロパガンダされった)が作り出す敵視だよね。マスコミは仮想敵を作って単純な対立の物語に仕立て、自分(読者)たちは正しい位置に置いて、視聴率や購買を得る(稼げる)数値化して競う、今の流行で言えばコスパに酷く汚染されている考え方だ、マスコミや動画のネタだ。
被災民にとって必要不可欠な情報は案外に地味で小さく敵味方で語れない。それに単純化して情報を流し日々のフクシマ人の時間を消費させちゃう。だから被災民は東電と伝承館を敵視して語ると「マウント取れた」と勘違いさせてしまう。敵じゃない、福島の原発事故は福島県民の身から出た錆びなのにさ・・。

よそから来た建築系編集者の一部も似ていたね・・・東電と役所、県庁を敵にしてフクシマ人が語らないと納得しない(笑)

山崎:だから、本当は全員当事者ですよね。
佐藤:日本人、皆当事者だね。こころを痛めた世界中の人々も当事者です。

山崎:全員当事者で濃度はいろいろ有ると思うけど、当事者である意識がないから、そこは勘違いしない。
佐藤:仮想敵を作って情報を加工したうえで書き手は物語化し売ると売れる考えるんだよね。読み手、視聴者が多いと記者もマウント取れたと思いこみしやすいし。センセーショナルにアジって日々を消費させる。何しているんだと思うね、とても単純で危険すぎる手法だよ。
もうちょっと皆で集まって当事者がそれぞれの領域で困りながら日々改善しながら語り合う場が無い。被災者と加害者の違いについて、摺り合わせがうまくいかないで12年間すぎた。それがフクシマの日常だ。そのことに投光すべきで・・・お互いを敵化し批判してしまう。敵と味方に仕立て対立煽るのはマスコミ人には自制してほしいけどね。行政の愚民思想もすてて欲しい、そうすると当事者は無駄な敵視が消えて静かに語り合えるよ。





資料館で取材している山崎先生








伝承館で取材している山崎先生

見えにくい原発の台地

山崎
:今日はああいう施設としては3ヶ所。
佐藤:聞き取りして各処きちんと取材すると数はこなせないからしょうがない。
山崎:中間貯蔵工事情報センターはちょっと短かったけど、前後の東電資料館と伝承館は2時間以上いた。

佐藤:濃い聞き取りなどでしたね。各館体験はそうだけど、各所間の物理的な距離を体感出来たでしょう、伝承館と東電資料間は何キロ離れていると言っても東電福島第一原子力発電所(F1)との関係含めて地形はピンと来ないでしょう?

山崎:ぴんと来ない。

佐藤:地図で見ると富岡の資料館と伝承館は近いけど、車で走り回ると起伏も曲がりもあり複雑な地形体験を伴うので、遠いですよね。

山崎
:造る時も原子力発電所は見えない場所に造られているし、原発で何か起こっても当然見えないし、森の向こうに秘匿されている感じがあるじゃないですか。それを体験できた「こんなに見えないんだ」と思った。それはよかった。

佐藤:原発の歴史も含めてF1建設から稼働してからの問題も、事故後の各種問題も隠そうとし続けているじゃない。俺は隠すベクトルには反発していて、見えるようにしながら通称廃炉すべきと俺は思う。(法律名「特定原子力移設廃止措置」以下、F1廃炉)

山崎:見えないから余計に見たくなる・・・というか。

佐藤:「汚染水」変わって「処理水」も海の見えないところに放流して廃炉作業はちゃんと進んでいる、安全だと彼らは言い張るよ。見えないので被災者は確かめるすべない。見えない者に聞いても応えない、どこに居る相手に問うべきかのすべも無い。すべて取り上げられてしまっては、廃炉作業(廃止措置)は進んでいると宣伝されても納得しないですよ。
いつも見せないよう秘匿するかのような行為が積み重なってしまった。決め方も同じで要所、要所は見せない、政府と東電の間に県があり設置自治体があり現地がある、そうして問題なさそうなところだけ広報する。

処理水で淡水魚を飼わず、海の魚、ヒラメとアワビを飼い養殖して、そこでもレトリックを使うじゃない。なぜ、処理したばかりの水ならニジマスや鯉や鮒を飼うのが正道だと思う俺は。だから最初から海に流すという出来レースで広報し作業を進めちゃっている、ヒラメ飼う??俺には想像してしまう。海に流すことだけ考えていて、他の処理水の処置方法を考えないから彼らはそういう情報を流す、その心は何か?そこが気になる。
汚染水を希釈して海に流すことが大前提に成っていると推測してしまう、海に流すことを前提に研究しているだけ。原発事故発生からあらゆる事が被災民と議論せず、先にストーリーが作られていて、それを押しつられても納得させてしまえる!今だけ、ここだけ自分だけの政治状況だね。政府は大量の資金をマスコミ関係者に流して宣伝活動をして押し切って海に流す。被災者と議論し合い合意したう上で決めて廃炉措置工事を実施しない。海に流さないと廃炉が間に合わないと脅しぎみ語るだけだ。俺は逆読みしているので、関係各位は悪質だと思う。

2011年3月29日福島民友 「汚染水」報じられる
日本のマスメディアに東電の汚染水が初めて報道されたその紙面 その後4年間はダダ洩れのままだった。
あれから12年・・・政府と東電は汚染水に関しても無策だった、海に流せばなんとななると考え無策だった。海洋環境汚染など知らぬ存ぜぬだったことが分る記事。

2023年8月24日岸田総理
放流したよ会見

佐藤:「汚染水呑めると」とセンセーショナルに言うんだけど処理水を誰も呑む必要はない。広大なプールを造って淡水魚飼育して観察すれば、処理水が生き物に害があるかは判明する、俺はそう思う。海水で希釈することが前提になって討論を誘導している姿勢が間違っている。ヒラメとアワビ飼って見せつけるのは東電と経産省の共同いかさまだと俺には見えちゃう。
安全だという処理水をなぜ海の水で希釈して安全だと言い続けたのか?そこは誰も指摘しない。東電サイトの南と北に沢があり川が流れているのだからそこに安全な処理水を流せばいいじゃない、飲めるといい川に流さず漁業権補償で権利を得てしまった1キロメートル沖に海底トンネル300億円だったか掛けて造り海水と混ぜて流す。
そういう幾重にも分からなくするように見せる姿勢が可笑しい、不快だね。俺には何かごまかそうとしているようにうつる。

語っていると怒りが湧いてくるね。まずね。

最初からトリチューム以外の不純物入れて(多核種)流そうとしていたんだ・・と観察している、そういう受けを俺はしている。後に国会答弁で明らかにした・・・・希釈して流した処理水には他の核種が入ってると。7か9種だったかな。

世界中の原発からでる冷却水に含まれるトリチューム水は多核種は入っていない水だから流す。福島の廃炉から出る処理水は「熔け落ちたデブリ」に直接触れた冷却水など」で多核種が混じり合っているから違う性質の水で同一で語るのは誤り、ごまかしだと思う。そういう行為のベクトルを延長してみると 引き延ばして想像すると「今後30年掛けてタンクにある汚染水を希釈し捨てしまうつもりだな・・・」と想像してしまう。処理できない処理水が70%弱で、処理出来る水を流すと言っているけど今後もデブリを冷却し続けなければ廃炉作業は終わらない・・・で冷やし続けるから汚染水出続ける汚染水だ。1/3は流しても2/3は貯まる一方。

やがて汚染水は東電構内から溢れだし手に負えないくなる。彼らは作戦練って全部糞と味噌一緒に撹拌して海に流そうとしていた・・・としか思えない。または場当たり的にすすめているのか?な。汚染水問題が明らかになって以降は汚染水を保管しても、やがてタンクから溢れるのは時間の問題だった。今後も冷却を続けるしかないので、海に流す処理水は1/3だそうだから一時しのぎで、やがてタンクの生の汚染水を海の水で希釈しただえで流すと・・・俺にはうつるんだよね。

特定原子力施設の廃止措置に係わる主要な関係者は無礼者ども!と言いたくなる。でも彼らがどこに居るだれなのか分からいし、分っても彼らは俺を相手にないね。

汚染水 8月24日放流の記事を

養殖の絵を載せる




なぜ東電は問題だらけの汚染水の海洋放出に追い込まれたのか
発災後最初の環境省報告による放射能沈着地図

山崎
:本当のロードマップはあると言うことですね。

佐藤:官僚たちと東電が練っている公表できない「廃炉不可能のロードマップは有る」と推測は出来る。無ければ馬鹿か?な集団体制だ。日々流せない汚染水の2/3は貯まり続けるんだぞと。
淡水魚を飼い試す。溢れるんだから蒸発させる施設を造るのが先だろう・・・、それが出来なければ海へ流す選択しもあるかもしれないけど、環境と福島県の食文化を破壊する行為だ。
俺はコンクリートを練る水として使い、コンクリートの固まりで陸上に保管し監視すべきだと考える人間だ。
淡水魚だとデリケートだから飼育できないんだろうな・・・と邪推するしかない。か弱きメダカでも飼って見せてくれない?・・・あっという間に死ぬんじゃないか・・・。なぜそういう順序の議論にならないのか?いきなり海の水で希釈して流すってなによ?と思う。8月24日13時30分から放流してしまった姿勢には同意も納得も出来ない。彼らはIAEAが安全だと認めていると言い続けている。議論せずに押し切るごまかし。真のロードマップが出来ていて、IAEABIの印籠を掲げながら淡々と押し切りつづけて思い通りに実施している。

そのうちに経産大臣が養殖アワビやヒラメ喰って見せマスコミで流して物を言わせない、ほど政府は宣伝費をじゃんじゃん使うかもね。最終的には皆忘れちゃうと思ているのだろうか・・・反対運動、40年間続けられる人も組織もない。まして個人で反対続ける日本人も存在しないかような気がする。政府は40年間税金使って生き延びるから存在する。愚民からの声は聞き流し我らのロードマックにのっとり事を進める。40年後は何を流しても監視できない、忘れちゃうから。
電と規制庁で手を結ぶとやりたい放題できてしまう法体系になっている。

それだったら、コンクリート練り込み処理水を混ぜで新たな貯蔵施設に埋めて保管する。中間貯蔵施設から出る焼却灰は1mのキューブほどの箱をつくり積み重ね地上保管しているとパンフレットにも書いてある。その方法がよい。何処になにがあるか分かるから、後々監視対応しやすいよね。海に流したら、東電の処理水とこにあるから誰も見つけることはできないよ。それらをピラミット10基に仕立てる。巨大な慰霊湖を造りバランスよくF型に並べれば壮観だし世界の人々も注目し忘れることはない。

保管不可能な、毒性の強い放射性廃棄物は慰霊湖の一部地下に保管してく。放射線は水を通過しないのは圧力容器や格納容器と同じで、慰霊湖が放射線防護装置になる。。半減期の長いプルトニューは分離してまた別の場所に10万年保管することを考える。今は糞味噌一色に語られていて、気でも狂っているとしか見えないよね。

汚染濃度が高くて危険な汚染水は特別な池の水として蒸発させて、ヘドロにしてから集め乾燥させてる。残滓のヘドロはコンクリートで固形化し特別に管理保管する。そうすれば海に流し汚染を広げ古来ある福島県の魚食文化を破壊することも防止できる

安全だと言われる処理水を使ってコンクリートを練る水にして慰霊碑を2350本ほど作り安全な水は使ってしまうと1/3は使い切る事は可能だ。2/3は流せない何度も濾過するたびにフィルターも核廃棄物となり山のように出る。汚染フィルターも貯まり続ける。核汚染してしまったタンクはつぶして固まりにして保管しないと東電構内という福島県土は深く、ゴミと一緒に核廃棄物が繋がってへばり付いて汚染し続ければ、手に負えなくなる。

水が1m浸透するに1年とすると30年後の東電敷地は海抜35だから、廃炉したときは台地深度30mまで汚染されていると推測して対応すべきだと俺は思うんだ。現在の構内そのものにある土、汚染物質をどこに持ち出すか言わない、言えない東電と政府の面。フィルターで漉すから安全だって?モリタル吹き付けてフェーシングするから安心だとか、その場しのぎの猫だましを語るんだよね。


事故当初からの汚染水は流しっぱなしだったようだ。減ったことだけ強調する絵・
事故から3年間
汚染水の量は示してない
構内に降った雨も汚染され汚染物質を運ぶ淀むのだがそれらの量は対策していないので伝えられることはない。
絵:この頁より 
双葉町長のコメント

双葉町の伊澤史朗町長は、「みずからの自治体に処理水が置かれ続けたら同じように受け入れられるか考えて欲しい。陸上保管は問題の解決につながらない。国としてどう解決するか判断の時期に来ていると思う」と話しています
このサイトより

特定原子力施設の廃止処置中で廃炉工事はしていない!

山崎:燃やして減容化、あの施設とかは大事ですよね。何気なく言っていたけど。燃やした後に灰も出るし燃やした空気も出るでしょう。

佐藤:灰は保管するけど煙は出るので煙突にフィルター入れて放射能はまき散らしてはいけない。

山崎:そのフィルターが廃棄物になる、堂々巡りですよね。
佐藤:核廃棄物が出続けるから最初から巨大な廃炉計画にともなって放射能=核廃棄物保管施設を計画すべきだった、大きく想定してそこに保管管理しておく施設を計画すべきだったが・・・政府と東電は被害を小さく見せようと矮小化が働くのだろうね??場当たり対応している。隠す小さく言う、そのベクトルばかりが目立つんだよね。見た目にも汚い保管の仕方だと思う。綺麗で見やすく監視保管しやすい核廃棄物保管施設を造るべきだと俺は思う。少ない量を言い張り安全に保管出来ます処理水を流して解決しますと言い張って、後々敷地から溢れだして福島の台地は放射能汚染物質のゴミだらけ!・・・廃炉じゃなく汚染作業だろう(笑)そう成っちゃうので巨額の除線費用を投じた意味も蒸発する。〆を計画して始めないとフクシマ県土は放射能汚染、汚い散乱した形態に散らかしっぱなしになる。

山崎:話が違う・・・となってしまいますよね。

佐藤:正直に言わない、ずる賢いんけど時間の経過と共に馬脚が見えてしまう。

山崎:廃炉に定義が無いというのも東電は言ってますよね。

佐藤:あるよ、彼は言わないだけだ。法律用語では特定原子力施設の廃止処置なんだよ。資料館では廃炉とだけ言ってましたね(笑)。エネルギー庁の廃炉には絵図が描いてあって、事故が起きていない原子炉を解体する絵が示してある。事故が起きていない原発の廃炉だと数パーセントしか高レベルの放射能汚染物は残らないと表記している。俺もそう思う。
事故が起きてない原子炉の解体なら。危険区域と危険物は仕分け可能だからそう思うよ。原子炉建屋の暑さ1.6mあるというコンクリート全体が放射能まみれになっているわけじゃないからね。計画して廃炉すれば危険ではないと思うよ。廃炉作業に取りかかる場合は危険な場所と部位は測定し、そこを最初に除染してしまい、安全に作業できる環境に整える作業だよね。
たぶん放射能で汚染されている表面数p削り除線し集めてストックしてから1.6m厚さの原子炉建屋は解体する。そうすると廃棄物の量が固まりのままに比べれば3倍にふくらむだろうけど安全確保はできているね。

東電敷地内は事故後の特定原子力施設なので廃炉とは言わないんだよね。で済ませることできないと電卓で計算しても分かる。コンクリートで土手をフェーシングしまくっている。それもはがして、その下の汚染された土も削り取り保管管理するしかない。どこに保管しておくのよ、廃炉するんでしょう?と問いただしても廃炉じゃないから知らんと応答するよ。で敷地面積×厚さをいれてボリュームを単純計算してもそう多量に成るよ。で、東電敷地内から持ち出せない法律があるとか言い張ってその先は黙り決め込むんだよね。漁業補償すましている海には流してしまう。矛盾が重なってきているので、汚染水を海に流しても除染すれば東電敷地内パンクしちゃうよ。フクシマ県土は高濃度の放射能汚染物質が積まれたままになるよ。

絵: 廃炉ってどんなプロセスをたどるの? 注:事故に遭ってない原子炉作業の廃炉作業工程の順序 
  フクシマの事後現場はこの絵には該当しない、廃炉可能なのかさえ明確に示さない政府と関係者たち

民間企業・東電、資源エネルギー庁、原発規制委員会(元保安委員会)、環境省
     各位は使い分けあい演じ分けを巧妙しているように見えちゃう


佐藤:少し話変わって、難しいと思うのは、東電F1敷地って民間企業の所有物の点だ。だから誰からも文句へ言わせない台地になっている。民間の土地のままにしておくことで責任作業をのらりくらり曖昧にしつつ回避してしまえると想う。
「国立特定原子力施設の廃止措置」作業で考えてると想像できる責任の回避方法が隠されていると考えている(推測)。民間敷地に何を置くのか?監視できるのは廃止措置の作業を許可するエネルギー庁しか今は無い、県・建築指導課も、消防署も保健所も立ち入り監視できないような状態になっていると思う。通常なら確認申請や工作物申請は要るような物件でも届け出さえもなく、両者の間でだけ連携しちいて、その許可書の内容を見るのは難しい。漁業権補償契約の書面も見たいけど、民民の契約になるので見せろと言っても、見せてはくれない。いろいろ調べると陸から1.5kmまでは東電が勝手に振る舞える東電の海になってしまって数十年なんだね、だから陸海ともに民間領地だから、あったとしても違法行為を監視できない「違い法権の場・・・そのような台地と海だ」と言える。宙ぶらりんにしておくと都合がいいわけだよ。環境省では「東電構内は除染作業しない!」と言ってましたね(笑)環境省の除染基準に基づいて除染されたためしがない領域と言える・・・俺の邪推だけどね。

でも東電F1領地は実態は311以降は多額の国税金を投入しているのだから、国民みなの負の財産だと言っても過言ではないでしょう。

民間のままだとその点も曖昧にできるよね。「国で廃止措置地域としたんだ」と法を決めちゃえば、天下り組織がいろいろ出来て、それらを主権者は政治家は監視できるのか?その点が問われることになる。そういう位相に移動するよ。それをせず民間企業の敷地内で起きた事故だとしておくと、いろいろ政治権力の者どもには都合がいい。裏があるよ・・・確実に・・・そこから先は俺の想像でしかない世界になるけど言えないでおこう。

東電は廃炉作業屋ではく発電する民間業者だからね。廃炉作業しなくっていいはずなのに、廃炉措置すべてを東電に押しつけてしまっている・・・なぜでしょうか?民間窓口と政府窓口と数カ所あると、主権者、被災民と首長、各種種議会のみなさん、各漁協に農協に森林組合になどなどは、早速大混乱して分け分からなくなるので都合が良い人達がうごめきやすいよね。

山崎:逃げ口を作ると。

佐藤:原発事故直後から政府自身も主導し責任を負い廃止措置を全うする覚悟は無い。軽水炉発電は民間に発電屋に任せて50年やっきたんだからね。さんざん稼がせたんだからあんたたち原子炉廃止処置はしてよという話が、なんとなく、あるいは意図的に出来ているんだろうね。最初から国に誠意が無いのは明らかだった。ここだけ今だけ対応しておけば済む・・・反対したら共産党野郎と罵る・・という姿勢で福島県の歴史や地域の文化に、特に魚食文化に対して責任など負うつもりもない、適当が過ぎる態度。
そういうの見てき12年過ごしているから、いらいらするけど、体力の無駄な消費だけになるから静かしている。

廃止措置の全体ロードマップと廃炉措置は完成するのか、その日時を示せ!時の福島県のあの地域の全体の姿を示せと言っているだけだ。

汚染水の話、一つのイシューを一つにまとめガス抜きさせつつ疲弊させていく。いろは広域下水処理や焼却灰などの廃棄物の処理場を作るときの常套手段が、いつものように特定原子力施設の廃止措置でも使われてしまっているだけ。先送りと長期闘争に持ち込んで、地域民をすこしづつ疲弊させてからやりたい放題してしまう。猫だまし術ばっかり使って全体像が誰も分からず、猫だましの術が出るたびに無駄に騒ぐわ被災民は疲弊させられる一方です。本来ロードマップや全体像は影で静かに進めているならいいけどなにもしてない可能性もある。で、時間を掛けて観察し続けると分かることだジャーナリズムが運悪く昨日しなくなって、ファシズムのような政治体制に忖度ばかりし自主規制の嵐なので、何を信じていいのかさえ不明な被災民となる。

今日、原子炉以外は東電の方に質問して分かったことだけど、除染のように削りとり構内に保管すればいいだけだけど。たぶんすごい放射能廃棄物の汚染土の量になるのは確実。だから高度に汚染された構内の表面は吹き付けモルタルで固めて放射線を防いだだけで処置しているんだよ。東電の構内を除染しても削り取った土を保管する場所が無い(笑)繰り返すけど、東電敷地内は環境省で除染しないか?と質問したら「やらない」って応えたじゃない。

でも福1全体を廃止措置して、廃炉に近づけることは、すべての放射能廃棄物は保管することだから吹き付けたモルタルをはがし構内の高度に汚染された放射能土を削り取り、原発が出来る前の台地に戻すなら、多量な放射能廃棄物を保管せざるを得ない。それが何にも計画されていない。だけど誰も気付いてもいないのか、言わない・・・で俺は

300年ぐらいの時間にのばして見て想像してみた。すると俺には現在の諸施設はすべて朽ち果て廃棄物になるしかない。だから今の内に圧縮して台地に放射能汚染物が染みこんでしまい何メートルも掘り起こすのを防止するための作業が今すぐにでも要るんだよね。で東電構内も確実に除染し保管して置く場所が要る!責任ある大人ならそうすべきだすし、そう考えるでしょう・・・と、俺は思うんだよね。

絵:例えば乾式の使用済み燃料の保管の姿 ドライキャスクは50年ごとに新しいキャスクに入れ替えるという法律があるので、古いキャスクは放射能廃棄物として保管せざるを得ない。


 その02へ続く