福島テレビ Lばんテレポート・記録

2002年 4月10日 放送

 こんな家に住んでみたい アイデア満載 ユニーク住宅

 荒井律 さんの CONCRETE BOX13レポート  BOX13雑誌掲載情報

          アナウンサー早口である




角地 計画道路予定敷地を含む土地に建っている

浜中アナ: ・・ところでで律チャンが見られなくて、淋しいんでーす・・と言いたいんです。律ちゃんは土曜日の昼のサタデー福島から、名前が変わったサタ福のキャスターとして勤めてます。そしてもちろんLばんテレポートにもちょくちょく顔を出してリポートしてもらいます。今日の耳より情報のコーナーは荒井さんです

            


律:  どおうも今日はよろしくお願いします。

: このスタジオでは珍しいシーンですよね

: 珍しいですかねー

浜: 1年ぶりです

: 1年ぶりですよね・・一緒にやってましたから

さてさて今日の耳より情報は「お家」です・・はい・・お家というのはね・・建てようと思いましたら、皆さん気合いが入ると思うんです。
 なんせ一生に一度の高価ーな買い物ですよねー。そこで今日はですね、この家を大満足という方がいらっしゃいましたので、取材してきました

            ☆レポート開始

: kさん

k: はい

律: 非常にご自身のお宅満足されてるって本当ですか

            

k: 
えっ・・とっても満足してます・・あのー家を見ていただくのが一番分かると思いますので、私いま一寸仕事中ですので、どうぞ見てください。皆さんに見ていただきたいと思ってますので。

            

律: 早速訪ねました。kさんのお宅。・・こちらです。敷地面積は38坪ほどということで、そんなに広くはありません。そして設計したのがこの方、建築家の佐藤さんです。中を説明していただきました。
            












角地なので周囲の家屋
町の多種多様なL型家がぎゆーと詰まり重なっているように設計した

                 ☆内部に入る
律:やーなんんか思ったより以上に天井が高いですね

佐藤そうですね。これ85才のおばあさんが、生まれた家のことをなぞって作ってあるんです。梁川の養蚕農家で生まれているんで、天井高くて梁が出てるってのを再現してるわけですね。年寄りの方が急に新しい環境に入ってしまうとストレスが生じると思うんですけども、それを和らげるために、自分が育った、小さいとき育った空間を再現するっていうのは、結構有効なんじゃないかと思ったんですけど

           
             ☆バアチャン インタビュー

律:この家の中で何処が一番気に入ってますか
アチャン: ふっふっふ・・全部だ・ね

律:あー・・全部・・

        ☆台所シーン

律: このステンレスのキツチン、素敵ですよね

佐藤:これは業務用で、専門家・・板前さんが使うものですね。それを住宅に使ってる。
 これ業務用なんですか
佐藤: そうです
 
               ☆ガスをつける佐藤

佐藤:
 こういう風にね・・火力がバット強い・

:ホントだ・あっはは・・(感嘆 笑う)

佐藤: とろ火になるんですよね。台所に必要なのは強い火力と、大きな流し台ナガーイ台が有れば僕は充分だとおもうんですけどね、あとはコックの腕次第

律:うつふふ      

佐藤: セットで長さ3mぐらいあるんですけど、30万円ぐらいじゃないでしょうかね
律:そうなんですか

         ☆2階寝室へ 寝室から1階居間を見ている

:ハイお邪魔します。こんどはねーこっちらがkさんのお部屋になります。クローゼットもタップリとってあって、天井も高いし、あ、そしてこのガラス張りになってますから向こうにオバーチャンの様子が見えるように成っているんですね

佐藤:うですね。年取った方は夜中起きますので、それをここ(寝てる2階)からチック出来るっていうか、様子を見れるようにしてあるんですけど

       ☆ふり向いて ベットを指して

それでここから・・ばーんと月とか・・寝てて青空みえるじゃないですか・・寝ます・・(笑う)

律:kさんすみません   

      ☆律アナベットに ベットに寝ちゃう 思わずカメラマンも笑う

  あぁーあー・・ああっって起きたときに、今日は晴れねーって、青空が・・よる月が・・これホントですよ・・へー











左が計画道路ない木造 右が道路が出来ても残る敷地10坪ほどのRC建築

    ☆3階へ・・Lがたの和室・・

  さらに階段が有りましてここからは建築家の佐藤さんのおまけ・・おまけなんです。
その一は屋上庭園ベランダパーティーも出来る。眺めがいいんですよ。ここから信夫山の桜も見える。それからもい一つのおまけがさらにその上に有るんですけど。一寸した和室秘密の小部屋といった感じなんですけどね。とにかく見てください。

入り口のドアが「えるーっ Lー」   
 
: 「はぁは・・」
高橋アナ:  「あぁー」   L形に感嘆する

: 中に貼ってある壁紙も「L えるー

: 「えっ」と驚く


: エル・エル・L・L ・・はい・そしてこの畳2帖半の配置も「えるー」これ勝手にL字の間と・・

:ほんと・・

:理由があるんですか

佐藤: エイトね計画道路によって取り除かれる敷地の建物の・・敷地から与条件である車2台の部分を抜くと、建物のたてられるところがL型だったから、L型をモチーフにして全部(L型集合で)建物を作ってる。(単純な構成で複雑に見せる)

:あー

佐藤: だからこの障子もL型

:あぁホントだ
  いろんな所にLが残っているですLがテーマのお家なんですよ

     ☆律とSがL字和室でくつろぐシーン

佐藤: 狭い畳のL型和室。日本人は和室が好きですからね。それの素朴な板

☆k帰ってくる      

 ただいまー

律:どうもすみません、勝手に一寸いろいろ見させていただきました
佐藤: 戻られたようなんで、kさんにいろいろ聞いてください

: おまけの部屋はどうですか、気に入ってますか

: とっても気に入ってます。えー。おまけって言うかここも生活の一部ですね

:ここからも窓を開けますと、・・
 そしてこちらの寝室から空が見えて、展望台があってベランダからの眺めも最高です  満足度120パーセントというお宅を紹介しました

とにかく建築家に頼んだって言うことで、オダーメードの家を建てしまったんですよ。
大満足の様子でした。いかがでしたでしょうか。

: アイデア一杯・・楽しい

:これ新しい発想っていうかね・・ですよね

: そうですよね・いろんな所にLのマークがあって

 私一番いいの、ってベットから空が見えるっていうの、スゴーくいいような気がします。

:ホントに寝心地よかったですよ

: 私は逆に、一つ心配なのはコンクリートの打ち放しじゃないですか ・・だから結露とか大ジョブかなとか、あれだけ吹き抜けだと寒いんじゃなかなと、そっちの方を心配しちゃったんですが・

律:換気のことを充分に考えて設計する

:空気のことを


律:はい考えて作られている。結露の心配はほとんど無いそうです。1階に床暖房になっているんで、部屋全体が温まるようになっているんです。
 ところがですね、この家の設計には、なんとも厳しい条件があったんです。

     ☆ビデオに代わる  

: どうして佐藤さん、向こう側がコンクリートでこちら側が木なんですか

佐藤:えーとですね・・そのコンクリートの所から90センチの間に将来道路境界が出来るんです。だから木造の方は将来 道路になる予定なんです。

:  え・・


: あのですね画面の右側の部分は将来道路になるかもしれない。道路に成る予定なんです

浜: はい

佐藤:こちらは将来解体されチャウんです。予定です

律: へぇーデモ建てちゃう 

佐藤: そうですね・・だから木造とコンクリートがあわせっても一軒の家になり、こちらが木造が無くなっても、一軒の家としても自立するということを考えたわけです


                

: これがこの家の模型図なんですけれども、道路が出来ると・・取っ払って・・

男女アナ あへぇー   

: でも残った部分で生活出来るようになっている


浜: はぁー

律: ねー、ちゃんと玄関も作ってあるんですよ。考えれて作っられています。ま・・道路が何時拡張されるか、出来るかどうかっていうのは未定なんです。決まってはいるけど



































そこが難しいところなんですね・・でもまー将来 自分がもっているお家の半分が道路になてしまうとというと、そこの土地を売って、郊外に大きなおー家を建てようじゃないか、という話に普通はなりますけれども、なにせ、高齢のお母さんにとっては住み慣れた場所、お友達も沢山いますから、出来ればココで暮らしたいんだ。ということになったんですね。

浜: かなえるために、そういうことをやったと

高: これだけデザインにこっていると高いんじゃないですかね

 高いと思うでしょう。これね金額のほうは、細かいこと、いろいろあるんですが、佐藤さんの場合いは決められた「この予算でお願いします」というとやってくれるんです。おまけの部分は予算のなかで作ったということなんです。
 庭園とアノ和室ね

高: じゃこのデザイナーの方た、建築士のかたがある意味で、こう楽しんでやってる

律: 楽しんでやってますね。なんせいろいろ考えてらっしゃいましたけどね、こんなね建築文化という専門誌にもなんでか特集されている方で

: あっこれ、今紹介された   

: そうです、今紹介されたお宅なんです。

高: へーぇー

律: とにかく有名なかたで・・・・フランスの雑誌社やスペインにすんでる人が・・注文の話があって

:  えっ 
高: このかた福島に住んでらっしゃる

律: 福島市にお住まいのかたです

浜 えっいらっしゃったんですね・・・ほーつー

: 佐藤さんの場合建て主さんが建てたいっていう希望を全て聞き入れるんじゃなくて、必要なのはどうなのか、それから要求していない部分までくみ取って建ててしまうしまうとこらころがすごいなーとおもいました。

お洋服でもオダーメードが体にフィットして着心地がいいように、オダーメイドのお家というのも考えてみてはいかがでしょうか。一生に一度ですから

さて来週もですね、この建物のおかげで商売繁盛になったという、ユニークな事務所をご紹介すます。そして家族にも変化がありましたす

高: 同じ・・

律:  佐藤さんが、建築された、事務所です。
: 来週もどうぞお楽しみに・・